【3行要約】
・食事制限のある人も普通に楽しめる世界を目指す「CHaT VEGAN AND GLUTENFREE」は、アレルギーや宗教上の理由で食べられないものがある人の「疎外感」を解消します。
・代表の柴田愛里沙氏は自身のアレルギー体験と異文化背景から、日本の 「みんな同じものを食べる」文化に違和感を持ち、多様な選択肢の必要性を実感。
・乳製品・卵・小麦・白砂糖を使わないスイーツで人気を集め、資金調達も成功した同社の挑戦は、食の多様性を認め合う社会づくりへの第一歩となっています。
番組紹介とゲスト登場
稲荷田和也氏(以下、稲荷田):声で届ける起業家の物語『Startup Now』。MCのおいなりです。本日のゲストは、株式会社TREASURE IN STOMACH代表取締役、柴田愛里沙さんです。
TREASURE IN STOMACHさんは、ヴィーガン&グルテンフリースイーツブランド「CHaT VEGAN AND GLUTENFREE」を展開されているスタートアップで、2025年6月、OASIS FUNDおよび株式会社ギフティを引受先とした資金調達を発表されました。
本拠地は北海道札幌市で、今回、出張に合わせてスタジオにお越しいただきました。柴田さん、ありがとうございます。よろしくお願いします。
柴田愛里沙氏(以下、柴田):はい、よろしくお願いします。
稲荷田:はい、お願いいたします。ご出演いただいた経緯ですが、『Startup Now』ではもうおなじみ、OASIS FUNDの橋田さんが今回投資をされたということで、ご紹介いただきました。
後編でご出演されるのも橋田さんです。後でお願いします。
橋田一秀氏(以下、橋田):よろしくお願いします。
「実はお客でした」札幌での出会い
稲荷田:お願いします。そして、今から橋田さんへちょっとしたマウントを取るんですけれども。
橋田:おっ?
(一同笑)
稲荷田:(柴田さん)をご紹介いただいたものの、実は2年ぐらい前に「CHaT VEGAN AND GLUTENFREE」の札幌三越店、そして本店に1ユーザーとして伺ったことがあります。その時、たぶん三越で、柴田さんに直接接客もいただいたという記憶もあります。
橋田:そうだったんだ。
稲荷田:はい……その節はありがとうございました。
柴田:いえいえ。すごい、2店舗も来ていただいて(笑)。
稲荷田:そうです。
柴田:ありがとうございます。
稲荷田:三越でお土産を買い切って、「もうこれでいいかな」って思ったんですけど、「あっ、1つ買うの忘れた」「せっかくだったら、また三越に行くよりもちょっとがんばって本店に行ってみよう」と思って。円山公園のほうでしたか?
柴田:はい、ありがとうございます。あそこ、めっちゃわかりにくいですよね。
稲荷田:(笑)。そうですね。完全に雪が降りしきる、白銀の世界でした。
柴田:はい。埋まっていますよね(笑)。
稲荷田:店舗がポンと建っていて、めちゃめちゃかわいかったです。
柴田:ありがとうございます。
事業の全体像は「食べられない」をなくす
稲荷田:前編では柴田さんの人生の物語をひもといていきたいと思います。まずは事業について、簡単に教えていただけますか?
柴田:はい。事業内容は、お菓子屋さんです。でも、普通のお菓子屋じゃなくて、プラントベース・グルテンフリーでお菓子を作っています。
つまり乳製品や卵、小麦、白砂糖とかを使っていないので、健康上にちょっと不安がある方、アレルギーがある方、あとはイスラム教徒みたいな方で食事制限がある方、グルテンを断っている方など、いろんな方に食べていただけるというところが、私たちのコンセプトです。
「食べられないものがある人も、普通に暮らせる世の中にする」をビジョンに、お菓子を作って、ブランドを展開して、というようなことをやっている会社です。
稲荷田:めちゃめちゃ素敵ですね。
柴田:ありがとうございます(笑)。
推し商品とヒットの理由
稲荷田:めちゃめちゃ多い種類を販売されていると思いますが、一番よく売れるもの、ないしは、柴田さんご自身の「これ、ちょっと今、推しスイーツです」みたいなものがあったら、どんなものがあるか、ちょっと教えてもらえますか?
柴田:一番売れるのは、スコーンなんですよね。
稲荷田:おぉ、そうなんですね。
柴田:はい。今日持ってきているんですけど、イチジクとクルミのスコーンはめちゃくちゃリピーターが多い。
稲荷田:おいしそう。へぇ、リピーター。
柴田:この商品があるから、うちのLTVがめちゃくちゃ上がっていくみたいな感じになっています(笑)。スコーンに関しては、何でも食べられる方も「うちのほうがおいしい」って言って買ってくださるので。
スコーンは何種類かあるんですけど、その中でもイチジクとクルミのスコーンは、すごくお客さんが付いている商品だなと思います。
ケーキもいろいろあって、モンブランという栗のケーキは、「えっ、これ、プラントベース? ヴィーガン?」みたいな感じ。何も言わないで出すとわからないので、とても多くのファンが付いています。
稲荷田:いわゆる生クリームホイップとかは、非常に難しそうだなと思うんですけど、それもクリアされている?
柴田:はい、クリアしていますね。
稲荷田:めちゃめちゃすごい。そのあたりもまた深く聞かせていただきたいです。
社名の由来「お腹の宝物」
稲荷田:その前にもう1個だけ聞きたいのは、社名もすごくおもしろいなと思って。このあたりに懸ける思いも教えてもらえますか?
柴田:はい。まずTREASURE IN STOMACHは長いので、1回で聞き取れる方がなかなかいなかったり(笑)、電話で何回も「えっと? えっと?」みたいな感じなんですけど、「お腹の宝物」という意味ですね。お腹の中に素敵なものをいっぱい入れて、健康に楽しく暮らせたらいいよねという。
TREASURE IN STOMACHの単語を知ったきっかけは父で、私の父が太った猫のお腹を揉みながら、「あぁ、宝物が詰まっているね」って言っていたんですね(笑)。
稲荷田:めちゃめちゃかわいいお父さんですね。
柴田:「お腹の宝物がいっぱいあってタプタプで幸せだね」って言っていて、かわいいなと思って、それを英訳しました(笑)。
稲荷田:めっちゃ素敵です。お父さん、いいですね。
柴田:言葉のセンスがちょっとおもしろい人でしたね。
稲荷田:引き継いでいるものがとてもある気がします(笑)。
柴田:ありますかね(笑)?
稲荷田:いや、雰囲気しかり、あります。
柴田:そうですかね、はい(笑)。
稲荷田:素敵です。ありがとうございます。