「顧客を育成する」ではなく「信頼を育む」　コミューンが挑む信頼起点経営の未来図 [2/2]

コンフォートゾーンを抜け、より大きな社会的役割を果たしに行く

稲荷田：もう終わりのお時間にもなってきいまして。今もう未来への宣誓と言いますか、熱い部分をうかがったと思うんですけど。（そういうような内容は）まだある気もしていますが、追加でお話ししたいメッセージとかありましたら、ぜひ最後にお願いできますか？

高田：ありがとうございます。今回我々は資金調達をするにあたって、社内では「第二創業です」っていう話をしています。それはある種、自分たちがこれまで積み上げてきた日本のコミュニティ屋さんっていうアイデンティティというか、実績もそれなりに作ってきているので、それの否定はせずとも、そこのコンフォートゾーンから抜けて、より大きな社会的役割を果たしに行くのであると。

具体的には、コミュニティだけではなくて、信頼起点経営全体を実現できる、支援できるパートナーになるっていう変化。それから、日本だけではなくて、日本国外での信頼起点経営の実現も支援できるパートナーになるというところ。この2つのすごく大きな変化をしにいく。「これはもはや新しい会社を作るのと一緒だよね」というふうに社内では話しています。

これまで我々が積み上げてきたものは、もちろん誇らしく思うところもあります。活かせるところはたくさんあると思いながらも、新しく目指していくことに対しては、もしかしたらちょっとフィットしないところとか、アンラーンしなきゃいけないところとか、自分たちの持っている強みが、必ずしもそのまま活きるわけではないこともあると思っています。

新たに我々が掲げているビジョンや目指す姿に向けて共感してくださる方とか、力を貸していただける方に、ぜひ仲間になっていただきたいなと思っております。お気軽に、カジュアル面談からお声がけいただければと思います。

岩澤：採用のPR（笑）。

高田：採用のPRです（笑）。

ダウントレンドの影響でキーワードを変えたわけではない

稲荷田：最後にぜひ岩澤さんからも、高田さんおよびコミューンさんへのエール、ないしは聞いてくださっている方へのメッセージとか、そのあたりをいただけますでしょうか？

岩澤：そうですね。私はちょっと否定したいことがありまして。

稲荷田：ほう！　なんでしょう？

岩澤：「SaaSっていうキーワードがちょっと今ダウントレンドになっているので、SaaSじゃなくて信頼起点経営に変えたんじゃないか？」って思わないでいただきたいと思っていまして（笑）。

稲荷田：それはあるかもしれませんね（笑）。

岩澤：あるじゃないですか。

稲荷田：はい。

岩澤：安易にキーワードを下げたということじゃなくて。今回、ある意味で市場の大きな変化が確実にあって、実際に前回のラウンドから今回にかけて、コミューン自体がもうイチSaaS企業ではなくなってきているんですよね。なので、それを後づけで言語化していっているっていう位置づけなので、そこはリスナーのみなさんにも今回のPodcastでご理解いただけるといいかなと思っています。

信頼起点経営の意義や価値を広めていく

岩澤：今回、コミューンがARR100億円を目指していく分岐点であることは間違いないので。前半にもありましたとおり、高田さんは絶対に有言実行で達成いただいていますので。コミューンの従業員のみなさんも、ステークホルダーのみなさんも、期待していいですよね？

高田：そうですね。はい。

岩澤：あれ？　なんかちょっと弱い。

稲荷田：（笑）。

高田：従業員については一緒にやる立場ですから「一緒にがんばっていきましょう」っていう話ですけど。わかりやすいマイルストーンとしてのARR売上100億円っていうのはあるとは思うんですけど、やはり我々自身としては、結果として自分たちが価値があると思っているものが価値があると証明されれば、自ずとその価値に対しての感謝として売上を頂戴できると思っていて。

自分たちが今広げていっているような価値提供の幅が証明されれば、そのマイルストーンも、あるいはその先も着いてくるものかなと思っていますので。信頼起点経営の意義や価値を広めていきたいなと思っています。

稲荷田：ありがとうございます。概要欄に各種リンクを記載していますので、ぜひご確認ください。この配信を気に入っていただいた方は、ぜひ番組のフォローや評価、SNSの拡散をよろしくお願いいたします。高田さん、岩澤さん、そしてお聞きいただいたあなたも、ありがとうございました。

岩澤：ありがとうございました。

高田：ありがとうございました。