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ニッポン放送 ポッドキャスト番組「宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン」公開収録(全4記事)

経営者の合宿から始まりスタートアップの祭典に 宇垣美里氏が深掘る「IVS 」のルーツ

【3行要約】
・IVS 2025の会場で、ポッドキャスト番組「宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン」の公開収録が実施されました。
・IVSは2024年にオープン化し来場者は1万人超へ拡大。賞金1,000万円の「LAUNCHPAD」など多彩な施策で起業家の挑戦を後押ししています。
・ゲストとして今井遵氏、逢澤奈菜氏、好岡利香子氏が登壇。京都ゆかりのエピソードとともに、逢澤氏が子育てマップアプリ「iiba」について紹介します。

IVS 2025の会場で公開収録

宇垣美里氏(以下、宇垣):みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、宇垣美里です。ようこそ、ありがとうございます。

(会場拍手)

宇垣:毎週火曜日の朝に、ニッポン放送から配信しておりますポッドキャスト番組『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』。今日はスタジオを飛び出しまして、京都で行われております日本最大規模のスタートアップカンファレンス「IVS2025」の会場から公開収録でお送りしております。

今日はお外がかなり暑かったですけれども、中の熱気も相当ですね。

今井遵氏(以下、今井):いっぱいいらっしゃいますね、ありがとうございます。

宇垣:みなさん、ありがとうございます。もっとアピールしてくださってもいいんですよ(笑)。

今井:いえーい!

宇垣:ありがとうございます(笑)! 私、大学時代は京都で過ごしておりましたので、ずっと懐かしい気持ちでいっぱいで、今日も朝早起きして、周辺を散策していました。

スタートアップに関わる人たちのストーリーを紹介

宇垣:そして、この『宇垣美里のスタートアップニッポン』では、未来を作るスタートアップ企業にフォーカスしているんですけれども、今日は、「共感する力 この時代だからこそ伝えたいスタートアップの物語」と題しまして、起業をした方、そしてそれを支える側の人をゲストに迎えまして、スタートアップの挑戦や、熱い思いをうかがっていきたいと思います。

ゲストの方をご紹介いたしましょう。株式会社iiba代表取締役CEO、逢澤奈菜さん、よろしくお願いします。

逢澤奈菜氏(以下、逢澤):iibaの逢澤です。よろしくお願いします。

(会場拍手)

宇垣:そして、株式会社KOMPEITO取締役COO、好岡利香子さん、よろしくお願いします。

好岡利香子氏(以下、好岡):こんにちは。KOMPEITOの好岡です。よろしくお願いします。

(会場拍手)

宇垣:お二人にお話を聞く前に、IVSがどんなイベントで、どんな企画が行われているのか、イベントを運営する株式会社Headline Japanの執行役員、今井遵さんにおうかがいしたいと思います。よろしくお願いします。

今井:お願いします。みなさんご来場ありがとうございます。

(会場拍手)

IVSの歴史を振り返る

今井:じゃあ、ここからIVSについてということなんですけど、みなさん、いろいろなイベントでお会いしている方もいらっしゃるかもしれません。今日は「いまじゅん」と呼んでください。

IVSはスタートアップカンファレンスという名前になっていますが、もともとは300人とか400人ぐらいの経営者の合宿みたいなものから始まっていて、今回で19年目を迎えるイベントになっております。

2023年から京都府のお世話になって、みなさんにいろんな学びであったりとか、出会い、実利にフォーカスをして、いろんな事業会社の方やスタートアップの方に出会える場所。

僕らとしては、とにかく起業家のためにこのイベントをやっておりますということを一番お伝えできればと思っています。

宇垣:最初は300人、400人ということでしたが、今日はかなりいらっしゃっているんじゃないですか?

今井:2024年が1万2,000人だったんですけれども、おかげさまで、今回はそれを超える着地になりそうです。午後もこれからお越しいただけるかなという感じで、楽しみです。みなさんありがとうございます。

宇垣:2022年までは招待制だったのが、2024年からオープン(イベント)になりまして、誰でも来られるようになったんですよね?

今井:そうですね。これから起業家になりたい学生さんや、今は社会人として仕事をしているけど、独立してみたい方にもスタートアップを知っていただきたいという思いでオープン化したことで、これだけ多くの人にお越しいただけているのかなと思っています。

お祭りであり、出会いの場

宇垣:起業家の方のためにというお話がありましたけれども、起業のコンテストがあり、優勝者の方には1,000万円の賞金があるとおうかがいしました。

今井:ちょうど昨日、行いました「IVS LAUNCHPAD」というピッチイベントです。ご覧いただいた方、いらっしゃいますか?

(会場挙手)

ありがとうございます。みなさん大注目でして、ロケットの発射台の意味のピッチイベントになります。「スタートアップ京都国際賞」として1,000万円の賞金が出るもので、ここから多くのスタートアップに飛び立っていただきたいという思いでやっています。

宇垣:それ自体が背中を押される1つの大きなきっかけになると思いますし、これだけの方がいらっしゃると、やはり出会いという意味でもかなり大きな場所になるのかなと思いました。

今井:ありがとうございます。どうですか、みなさん。「会いたい人に会えたよ」っていう人、どのぐらいいらっしゃいますか?

(会場挙手)

今井:あっ、まだ半分ぐらい。みなさん、サボっちゃダメ。絶対に会えるから。宇垣さん、あらためてなんですけど、先ほど(会場を)回っていただいて、やはりお祭りっていうイメージがあるかもしれません。

(ですが、)あくまでもイベントのかたちでスタートアップを親しみやすく感じてほしいという思いでやっているので、僕らとしては「会いたい」とか「会える」とか、資金調達もできるとか、そういったところにフォーカスしているつもりなので、みなさんぜひ、ここから会いたい人にどんどん会っていただきたいなと思います。

宇垣:ある種、能動的に参加することがポイントなんですね?

今井:はい、そのとおりでございます。ぜひ受け身にならず、ここからでも遅くないので、あらためて目的をしっかりとインストールして楽しんでいただきたいなと思います。

IVSでの出会いがビジネスのきっかけになることも

宇垣:逢澤さん、好岡さんは過去にも訪れていらっしゃったんでしょうか? 

逢澤:はい。私は3回目で、3年連続で来ています。

宇垣:いかがですか? 変化とかって感じられますか?

逢澤:知り合いもどんどん増えているのと、2024年に名刺交換した企業さんが先月、1年越しにクライアントになってもらえました。めちゃめちゃIVSには感謝しています。

今井:ありがとうございます。

宇垣:好岡さんはいかがでしょう?

好岡:そうですね。私も3回目になるんですけど、シンプルに友だちがめっちゃ増えました(笑)。

今井:やったー!

好岡:来るたびに友だちが増えて、京都で会っているんですけど、東京でもどんどん仲間が増え、そこからお客さんを紹介してもらったりとか、事業連携のお話をさせてもらったりすることも多いですね。

宇垣:やはり出会いの場として非常にきっかけになっているんですね。そして株式会社iiba代表取締役CEOの逢澤奈菜さんは、1994年生まれで京都のご出身。しかも大学も京都だったということで。

逢澤:はい。宇垣さんと年齢が近くて。私、周囲から宇垣さんの伝説を聞いていて……。

宇垣:伝説、ないです(笑)。絶対、尾ひれはひれな気がしますけど、ありがとうございます(笑)。

(一同笑)

開催地の京都に感じる“らしさ”

宇垣:そして株式会社KOMPEITO取締役COOの好岡利香子さんも大阪出身で大学は京都にあったということなんですね。

好岡:そうですね。私も京都(の大学の出身)で宇垣さんと同世代で、同じ時代の同じ場所にいたので、たぶん共通の友人も何人かいて、私も伝説を(笑)。

宇垣:ないです、ないです(笑)。

(一同笑)

私の中では京都って、大学時代を過ごした大切な場所で、戻ってくるたびに、「うわー、帰ってきた!」みたいな気持ちになるんですけど、やはりありますよね。いかがですか?

逢澤:ありますね。京都の土地を踏んだ瞬間に関西弁になっちゃうみたいな。

宇垣:わかります。

今井:ぜんぜん出ていない感じがしますけど、大丈夫ですか?

逢澤:敬語の時はあんまり出ないんですけど、タクシーのおじさんと話す時とか、京都弁が出ちゃう。

宇垣:独特ですよね。やはり関西のタクシー運転手さんと、関東の方ってぜんぜん違う。

逢澤:そうそう。

宇垣:距離感が違うから、なんか「うわー、帰ってきた!」って、乗った瞬間から思います。そこを共有できる方々とお話しできるのは、私、すごくうれしいなと思っていますけれども。

子育て支援情報アプリ「iiba」を運営

宇垣:スタートアップで活躍するお二人ですが、逢澤さんはご自身で起業されて、そして好岡さんはスタッフとして参加されているということで、それぞれの立場やストーリーをうかがっていきたいと思います。

まずは逢澤さん。株式会社iibaはどんな会社なんでしょうか?

逢澤:はい、ありがとうございます。私たちは子育てに良い場所がわかるマップアプリを運営している会社です。子どもが生まれると、今まで知っていた町、慣れ親しんだ町ですらも知らない町に変わるよねっていう感覚がありまして。

私も子どもが2人いるんですけど、授乳室とか遊び場とか、保育園、幼稚園、習い事、病院とか、「全部わからないよ」みたいなところから子育てって始まるんです。それがすぐにわかるマップアプリがあればいいのになということで、もう本当に自分が欲しくて作ったサービスです。

宇垣:私も実際、友だちが使っているのを見たことがあって。

逢澤:あっ、本当ですか。うれしい。

宇垣:「2人でファミレスに行こう」って話をした時に、「ちょっと待って」ってパッと開いて、「あっ、ここはおむつ台があるから大丈夫」って。やはり、それがないとちょっと不安というかね。

逢澤:そうですね。

宇垣:ついつい知っているところばっかり行っちゃうのが、調べて、「あっ、ここなら大丈夫。じゃあ、行こう」ってなる。こんな便利なものがあるんだって、すごくびっくりしたことを覚えています。

逢澤:うれしいです。ありがとうございます。

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