【3行要約】
・生成AIプラットフォーム「Taskhub」は、2,000種類以上のアプリで契約書チェックなどの複雑な業務タスクを自動化します。
・独自開発のワークフローエディタにより、ほとんどの生成AI開発をノーコード化することが可能です。
・すでに2,000人以上のユーザーを獲得し、75%超のアクティブ率を誇る「Taskhub」 は、世界市場への展開を目指しています。
“アプリを作る仕組みそのもの”を開発
沖村昂志氏:私たちは本日、生成AI業界に革命をもたらします。みなさん、ふだんの仕事、ダルいですよね。私たちは、2つの画期的な生成AIエージェントを開発しました。1つ目はスライド、もう1つは情報検索。1つずつ見ていきましょう。
1つ目、スライド作成エージェントです。AIに「今日のニュースについてまとめて」と言ってみましょう。実行ボタンをクリック。そうするとAIが、私たちのテンプレートに合わせて画像、図式、全部を含めてスライドを自動生成してくれました。

このスライドエージェントはさまざまなデザイン、お題で自由にスライドを作ることができます。スライド作成って面倒くさいですよね。これでスライド作成は省けました。
2つ目、情報検索エージェント。「明日の商談企業はなんだっけ」。これをAIに入力してみましょう。そうするとAIが私の個人のGoogleカレンダーの予定を全自動で取得して、明日10時からIVS商事との打ち合わせがあった。これを勝手にGoogle検索をして回答を持ってきてくれました。

検索、ダルいですよね。今回はGoogleカレンダーとGoogleですが、実はさまざまな外部ツールと連携することが可能です。今回はこのスライド、情報検索、2つのエージェントを紹介しましたが、実は私たちはこの2つのエージェントを作っていなくて、アプリを作る仕組みそのものを作りました。私たちはそのツールを「Taskhub」と名づけました。
使いやすいUIで利用ハードルを下げる
「Taskhub」は、生成AIのアプリケーションプラットフォームです。みなさんはChatGPT、生成AI、ふだんどれだけ活用していますか。実は日本企業の7割以上が生成AIを導入してるんだけど、ぶっちゃけ活用が進んでいないといわれています。

私たちはすっごく悩みました。試行錯誤の結果、みんなが使ってくれるUIはアプリだと思いつきました。

実際に「Taskhub」のUIを見てみましょう。ログインすると、このようにライブラリと呼ばれるアプリの一覧が表示されます。こちらでは、「Taskhub」全体のアプリランキングが表示されます。それだけではなく、あなたの会社のアプリランキングを出すことができます。さまざまなアプリが並んでいます。

今回は弊社の1位である、契約書チェックのアプリを使ってみましょう。1ヶ月に1.8万回も使われているんですよ。これは気になりますよね。クリックしてみます。このようにフォームがあります。じゃあ今回は、先方から送られてきたNDAの雛形を入力してみましょう。コピーして、ただ実行するだけです。
“気がついたらAIが職場に浸透している”状態へ
実行すると、弊社の法務部門が作った12個のチェックのマル・バツを全部作ってくれます。そしてマル・バツだけじゃなくて、修正したあとの契約書の条文も全自動生成です。これをやることによって、法務チェックの作業が全部省けました。

「これ、使えるな」。そう思ったあなた。ここにある星マークをクリックしましょう。そうするとあなたがいつも使っているアプリ一覧、そちらに契約書チェックが追加されました。
そうです、私たちは新たな生成AIの活用、3ステップをご提案します。まずライブラリから人気アプリを見つける。そしてフォームを入力してアプリを試す。最後に気に入ったらアプリ登録。そうすることによって、気づいたらみなさんの仕事にAIが浸透している。こんな仕組みを作りました。
ノーコードでアプリ開発が可能
デフォルトで使えるアプリは2,000種類以上。ではこのアプリはどうやって作るんでしょうか。弊社が独自開発したワークフローエディタを使いましょう。これは業務フローをひもでつなげるだけで、簡単にノーコードでAIのアプリを作ることができます。

ここではTeamsと連携した議事録エージェントを作っています。実際に使ってみましょう。こちらは実行ボタンを押すだけで、前回の打ち合わせの文字起こし結果を全部出してくれました。さらに、会議のネクストアクションもすべてまとめてくれています。会議後、ダルいですよね。これで議事録作成も省けました。
そうです。弊社のこのワークフローエディタは、2,000種類以上の外部連携に対応していて、ほぼすべてを連携可能です。そしてGoogle、Anthropic、OpenAI。ほとんどのAIモデルにも対応しています。いかがですか。
すでに2,000人以上のユーザーを獲得
「Taskhub」が見せる未来の姿がこちらです。生成AI業界に2つの革命をもたらします。ほとんどの生成AI開発をノーコード化します。つまりAI開発は不要になります。現在はさまざまなツールが乱立していますが、「Taskhub」は1つに統合します。そして教育をしなくても、自律的にAI活用が広まる。つまりコンサルは要らなくなるんです。

みなさんが「Taskhub」の中でアプリを自動的に作って、統計情報が集まっていく。そうすることによって、「Taskhub」を解約する理由もなくなってしまいます。すでに「Taskhub」は2,000以上のユーザーを獲得し、アクティブユーザー率は75パーセントを超えています。ChatGPTは50パーセントと言われているので、その差は歴然です。

私たちは生成AIマーケットだけではなく、ノーコード開発市場という莫大な市場を狙っていきます。まずは日本市場の1.5パーセントを狙うだけで、なんと270億円の売上が出せるわけです。最終的に目指すのは世界シェアナンバーワンの生成AIツール。
Notionがデータベースやタスク管理を統合したように、Canvaが動画生成・スライド生成、それらを統合したように、「Taskhub」ではAIエージェントすべてを統合いたします。すべてのタスクを省く、「Taskhub」でした。ありがとうございます。
(会場拍手)