お知らせ
お知らせ
CLOSE

企業のお買い物係「調達部門」の意思決定を加速 京都発スタートアップ「ZORI」が挑む世界市場

【3行要約】
・企業の調達部門では1つの部品に30〜50もの作業が発生し、ミスが巨額損失につながるリスクを抱えています。
・京都生まれのスタートアップ「ZORI」は、既存ツールと連携するだけで調達データを整理し、最適な意思決定と交渉力強化を実現します。
・製造業の家庭に生まれた創業者の小寺氏は、日本企業の海外展開を支援するため、調達データから世界のニーズを可視化する取り組みを進めています。

企業のお買い物係、調達部門の課題を解決

小寺美里氏:調達業務の混沌を終わらせる、ZORIです。ZORIは、(創業メンバーが京都に滞在しながら開発したことで知られる)「Notion」と同じく京都生まれ。そしてアメリカを先行にサービスをリリース中です。

私たちが挑戦するのは、企業のお買い物係、調達部門の課題解決です。とてもニッチに聞こえますが、2025年だけでも世界で6,760億円、年28.1パーセントものスピードで成長を続ける大きな市場です。

さて、この調達部門。企業の利益に直結する重要な機能なんです。1つのミスだけで数千万円の損失につながることもある。そんなプレッシャーの中、調達業務は大きく分けると10ステップ、細かい作業を数えると部品1つでも30から50個もの作業が発生します。しかも単純なタスクではありません。

どこからどんな条件でどう買うか。数百件と積もったメールやシステムの中の大量の情報を何度も往復した挙げ句、「えっ? もっと安くできたんじゃないの?」と会社から詰められることも。調達業務は非常に複雑で大量の情報を往復しながら正確に素早く、最適な判断をするのが難しいところです。

メールや見積書の情報をAIが分析

そこで私たちが開発したのが「ZORI」です。調達データを即座に活用できるかたちに整え、隙のない交渉力と意思決定の向上をサポートします。

使い方はシンプルです。日常的に使っているツールをワンクリックで連携。例えばこのようなツールの連携が簡単に行えます。もしくは、フォルダーをアップロードするだけです。これにより調達に関するメールのやり取りや添付された見積書を読み込み、そしてサプライヤーごとの取引状況やパフォーマンスを記憶します。

連携ができれば、あとはZORIを活用するだけです。例えばサプライヤー選定。取引先の中で一番早くステンレスねじを納品してくれるところはどこか? ZORIに聞いてみましょう。

ZORIに聞いてみると、自動でサプライヤーを洗い出します。3社あるようですね。中でも(架空の企業の)Apex Componentsが一番早そうです。さらに、この3社の中で一番最適な選択肢はどこか分析させてみましょう。

ZORIに分析するように伝えると、過去の取引状況やパフォーマンスをもとに自動で分析を始めます。するとやはりApex( Components)が最適そうな選択肢だということが大量のリストから即時にわかりました。

交渉に必要な情報も自動生成

続いては、サプライヤーとの交渉準備です。ZORIを活用してみましょう。今から交渉するサプライヤーをリストの中から選択し、そして決定ボタンを押すだけ。たったこれだけで、交渉に役立つ情報をZORIが自動でまとめてくれます。

この資料はもちろんメールでの共有が可能です。さっきの資料項目はこのようなかたちです。交渉戦略や市場リスクといった項目を自動でまとめてくれます。

もうそろそろおわかりですよね。面倒な社内の報告書、ZORIで自動作成が可能です。ZORIは使えば使うほど調達業務が加速し、簡単になります。

ZORIは先月、米国先行リリースしたばかりで、すでに7社が継続利用しています。ZORIの料金プランはこちら。今だけ無料でお使いいただけるスターター(プラン)、そしてチームのサイズに合わせたプランを各種ご用意しております。

さらにこのピッチをご覧いただいた方限定に特別割引コードを発行します。今がお得です。ぜひ、「zori.io」からご登録ください。

日本のものづくりを世界に届けたい

それでは最後に、私がなぜこのビジネスをしているのかをお話しさせてください。私は製造業を営む家族に生まれ、そして、どれだけすばらしい技術を持っていても、海外展開がいかに難しいのかを目の当たりにしてきました。

世界に誇れるMade in Japanブランドは、まだまだ国内に隠れてしまっていることを身近に感じていた私は、秘めている思いがあります。

日本企業を世界へ橋渡ししたい。でも、どうやって? 答えは、調達部門に眠る大量のデータの中を見れば、世界が今どんな技術や製品を求めているのかを事前に知ることができ、そして日本企業がこのニーズに対してピンポイントにアプローチできるはずです。

この構想に賛同してくださる未来のパートナーさま。ZORIは資金調達中です。ほな、おおきに!

(会場拍手)

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
スピーカーフォローや記事のブックマークなど、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

すでに会員の方はこちらからログイン

または

名刺アプリ「Eightをご利用中の方は
こちらを読み込むだけで、すぐに記事が読めます!

スマホで読み込んで
ログインまたは登録作業をスキップ

名刺アプリ「Eight」をご利用中の方は

デジタル名刺で
ログインまたは会員登録

ボタンをタップするだけで

すぐに記事が読めます!

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

この記事をブックマークすると、同じログの新着記事をマイページでお知らせします

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

人気の記事

    新着イベント

      ログミーBusinessに
      記事掲載しませんか?

      イベント・インタビュー・対談 etc.

      “編集しない編集”で、
      スピーカーの「意図をそのまま」お届け!