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猛暑のエアコンコストを削減 日本発“世界に1つだけの素材”で、新進気鋭のベンチャーが挑む45兆円市場

【3行要約】
・世界的な環境規制強化により空調業界が消費電力増加の課題に直面する中、日本発の革新技術が注目を集めています。
・アドバンスコンポジット社は10年の開発期間を経て溶湯鍛造法を確立し、従来不可能だった軽量高性能素材の量産化を実現。
・同技術は自動車からAI、宇宙まで多分野に応用可能で、投資家は数兆円規模の市場成長を見据えた戦略的判断が求められます。

夏の電力危機、犯人は「空調部品」

AKIYOSHI氏:夏になると、ニュースで「電力会社がヤバいからエアコンの設定温度を上げて」って、よく言っているじゃないですか。

あれ、日本の夏の消費電力の30〜40パーセントがエアコンだからです。オフィスだと50パーセントいきます。エアコンの影響ってけっこうでかいんですよ。電気代もかかる。



で、そのエアコンの消費電力の約8割がこいつのせいです。これ、エアコンよりもっと大きなデータセンターとかの空調の部品なんですけど、こういう重いものが中でめっちゃ動いているので、電気をすげぇ食うんです。


鉄からの革命、重さ1.6キロの新素材

これ、けっこう重くて、4.6キロあります。鉄なんですけど、この部品に必要な条件を満たしているのが鉄しかなかった。だから、これまではどんなに重くても鉄を使うしかなかった。

次、これがうちの! この部品に必要な条件、全部満たしています。で、重さがなんと……はい、1.6キロ! どっちが省エネかわかりますよね。この素材、世界でうちしか作れません!

世界的環境規制にも勝つ、日本発の技術

さらに、空調業界で数年後から一気に厳しくなる世界的な環境規制。これ、エアコンの中のガスが環境にいいガスになる代わりにエアコンの消費電力は増えちゃう! だからメーカーは超困ってる! 電気代が増えるからみんな困る!

だから、うちは世界中のメーカーや研究機関、プロジェクトと一緒に取り組んでいます。その上で言いますよ。この規制後も消費電力を上げない方法は、世界でこれしか見つかっていません!


日本の年間消費電力の8割以上を削減

さらに、うちは消費電力をさらに下げます。減らせるのは世界の年間消費電力の3パーセント。これは日本の年間消費電力の8割以上に相当します。日本が年間300日電気を使わないのと同じ節電効果があります。市場規模は3,200億円。これからもっと伸びます。これをうちは全部取ります!



アドバンスコンポジット社を応援して社会貢献 or 電気なし生活で社会貢献

では、ここまでちゃんと話を聞いてくれた社会貢献意識の高い方にぴったりのご提案です。A、うちを応援する。すごい社会貢献になります。これから伸びる世界的なグローバル企業になる、それを応援する。もうすごい社会貢献です!

もしこれが嫌なら、これと同じだけの社会貢献をすればいいんですよ。(スライドに「年間300日電気なし生活」という文字が出る)はい(笑)。



(会場笑)

AKIYOSHI:やってみろや、おらぁ!

(会場笑)

AKIYOSHI:Bがいい人……いねぇな! じゃあ、みんなAだ!

不可能を可能にする“溶湯鍛造法”とは

じゃあ、次! なんでうちがこんな素材を作れるのか。これが「溶湯鍛造法」。めっちゃ細かい穴を開けた素材Aに、溶けた素材Bを高圧で押し込む。これでいろんな素材を高精度かつ、他ではできない割合で組み合わせて、未知なる新素材が次々できる。



素材設計、温度、圧力、金型……細かい技術がたくさん詰まっています。そもそも設備をそろえるだけで数十億円です。ここまで来るのに10年かかりました。




100件超の特許予定、技術の壁を突破する

特許もこれ以外に今後数年で100件以上取得予定です。そうそう真似できません。素材はたくさん、対応ジャンルも超多いです。先ほどのエアコンはほんの一例です。技術的な壁にぶつかったあらゆる業界からオファーが来ます。


このあたりは量産も始まっていて、日本のほぼすべての自動車メーカーとやり取りしています。そしてほかにも、AIプロセッサ、データセンター、こう聞いて思い浮かぶ海外のでっかい企業があると思うんですけど、先ほどから社名を出していないのはやっていないからじゃないです。もうやっているから言えないんです! うちは世界の複数のメガトレンドにドはまりしています!



工場4棟、売上5億から見据える数兆円市場

とはいえ、工場はまだ4棟。量産は始まったばかり。売上も5億円です。ただ既存のジャンルはこれからもっと伸びて、試作も数十件同時進行中。これから生産力をどんどん上げて、エアコン規制の2029年、その後の数千億円、数兆円の世界に備えます。



市場規模は少なく見積もって45兆円。そしてこちらがうちのヤバさにいち早く気づいた株主です。


放射線遮蔽素材の開発で日本の逆襲が始まる

では最後に、別の素材の話をします。ほとんど公開していない素材で資料も出せません。

ある電力会社から相談が来ました。「鉛より軽くて放射線を遮蔽する素材を作れないか」。

かつて日本は原発で散々なバッシングを受けました。そんな日本から重くて有害な鉛に代わる軽くて無害な素材ができれば、原発の隔壁、放射性廃棄物の運搬、シェルター。それだけじゃない、宇宙、医療。設計が、構造が、常識が変わるんです。風評を覆すパワーにもなります。

それを僕らは作りました! 試験に出したら言われました。「こんな素材、見たことない」「こんな結果、見たことない」。かつて散々言われた日本からこれが出たんです! 他にはない、誰も見たことのない素材を作れる、これが溶湯鍛造です!

ユニコーン、デカコーン、うちはそのうちなります。だからもうどうでもいいです! うちなら世界に勝てます! 以上、アドバンスコンポジットでした!

(会場拍手)

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