2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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河上純二氏(以下、河上):それぞれ他のご家族のみなさんはどんなことをされてるんですか? やっぱりみなさんもIT系のことなんですか?
和田幸子氏(以下、和田):そうですね、私と妹はIT系ですね。そうだ、私の夫は金融系ですけど、それ以外はIT系ですかね。
河上:金融とIT。絵に描いたような幸せな一家ですね。
和田:そんなことは(笑)。
河上:幸せを分けてほしいなぁと本当に思う。すごく思うことがある。まぁそれはいいとして。
磯村尚美氏(以下、磯村):でも、いいお父さんですよね。いつも会うと、先に娘の話を半分ぐらいする。
河上:そう、すごくするよね。
磯村:「うちの幸子がね」「うちの幸子がね」「うちの幸子がね」っていつも言う。本当にことあるごとに、「これに出てるんだよ」とかね。すごくいいお父さんですよね。
河上:本当にすごく言うよね。自分よりも娘。
和田:そうやって応援してもらえるのは、本当にありがたいなと思いますね。
河上:だから、これだけ順調に成功されている娘を見て、たぶんお父さんは本当に誇らしいんだと思う。鼻がピノキオのようになってると思うよ。
和田:本当にがんばらないとですねぇ。
河上:でも、大変だったでしょう? スタートアップの5年って、本当に時間軸としては長い。5年って、もうけっこう中堅どころじゃないですか。
和田:そうなんですよ〜。
河上:申し訳ないんだけど。スタートアップって、1年とか1年半ぐらいの時がまぁあれで、5年というともうちょっとベテランに入りつつあるから。ここから、社会貢献度、それから利益率、会社の成長と規模というような話が多くなってくると思うんだけど。
和田さんが、(タスカジを)最初に立ち上げた時、特にあまり大きな感じはイメージしていなくて、とにかく怒りの中から出たというような話だったんだけど、将来のタスカジの規模感や会社観も含めて、どんな感じの大きさになっていて、どんなものを理想としてイメージされているんですか?
和田:理想的には、やっぱり世の中の公共の器になるべきだなぁというふうに。
河上:デファクトみたいな?
和田:そうですね。家事の問題って、誰もが一生の中では直面することがあると思うんですよね。その時に、「ちょっと助けて」と思うことがたくさんあると思うので、その時に家事代行が気軽に利用できるような、身近なサービスになっていたいというのはありますね。
だから、社会のインフラになっていきたいという感覚はすごく強いです。
河上:さっき全国(展開)の話がありましたけど、仮に全国をカバーするとなると、今15人なんだから、おそらく当然100人とか150人のような会社にならざるを得ないだろうし、まぁ地方に拠点・支社・支店のような発想のものも出てきますよね。それはイメージの中にあって、そういうふうに少し作っていくというのは……。
和田:はい、地方はちょっと組織を置くかどうかわからないですけども、やっぱり全国に展開していって。インターネットのサービスなので、地域ごとの拠点はもしかしたら、テストセンターのように、今いろいろとご協力をいただいているような仕組みで全国に展開していけるかなと思っているんですけれど。そういうかたちで展開できたらなぁとか、いろいろ構想はしています。
河上:なるほどね。
和田:でも、まだまだ模索中ですね。組織を大きくするというよりは、少人数で仕組みというかインフラを作っていくようなイメージでいます。
河上:なんか僕の希望は、(タスカジさんに依頼できる)エリアなども拡大されて、全国を網羅する方向感と、もう1つは、もう少し幅というのかなぁ。今は想像できる家事の手伝いのエリアをやられていらっしゃる。
これだけで大変だし、たくさんやることがあるのもよく理解している上で、5年後とか、10年後に(家事代行が)デファクトになっていく中で、家庭や家族や家庭の環境のようなものはまさに複雑に、もっと多様化していって。
もっと「悩み相談、聞いてください」だったり。なんだろうなぁ、もっと他のサービスが必要になってきちゃうので、総合的に、家事を飛び越えてくる感じで「あなたの家族の悩みごとを解決できる集団」というふうになってくれたらすごくいいなぁ、というふうに、個人的には思っていて。
和田:そうなんです。家の中の困ってることって、別に家事だけじゃないんですよね。もうちょっと周辺の生活周りで、困っていることをサポートできるサービスにしていきたいなぁとは思っています。
河上:ですよねぇ。少子高齢化になっていって、おじいちゃん・おばあちゃんがいて、たぶん寂しがりやのおじいちゃん・おばあちゃんが溢れちゃうと思うんですよ。
だいぶ家族に溶け込んでいるタスカジさんがいっぱいいらっしゃるから、そういう時に、そういう人たちがそばにいてくれたり、本当に話し相手になってくれるだけでもサービスって成立すると思っていて。
それ以外にも、見たい(もの)とか、行ってみたかった近所の池の話だったりとか、「近所にできた料理屋、1人で行くのはつらいので、一緒についてきてほしい」というようなものはあると思うので、そういうところまでサービスを広げていただいて、本当に心の隙間や闇、つらくなっていくところをすくい上げてほしいなと。純二をすくい上げてほしいなと。
和田:ははは(笑)。
河上:60代、70代になっていく純二を、ぜひタスカジにすくい上げてほしいなと。
和田:そうなんです。でも、やっぱり自分もこれからどんどんその年齢になっていくときに、どういうものがほしいのかというのを、今から準備しておかないと。保険だってどれぐらい手元に残るのかわからないので。
河上:そう(笑)。そのつもりで、俺もいっぱい友人・知人を作ってきたタイプだとは思うけど、そうは言ってもやっぱりそれぞれに家庭とか、子ども、家庭、まぁいろいろとね。病気やいろんなことが起こってくる流れの中で、いつもね、雑談していく仲間……。
この間も公園を歩いていたら、週末におじさんおばさんが、ゴザを敷いて12人ぐらいで集まって盛り上がってたのよ。「いいなぁ、その歳で仲間がいて」というふうに思ったのよね。でも本当に、それってもうたくさん出てきて、必要なのよ。俺、最近寂しい会が多い。
及川真一朗氏(以下、及川):多いですよね(笑)。
河上:早い? 48なのにこの感覚、早すぎる?
及川:絶対早いですよ(笑)。
磯村:寂しい……(笑)。ちょっと女性の視点でおうかがいしたいんですけど、お子さんは今おいくつなんですか?
和田:今、10歳ですね。
磯村:お1人なんですか?
和田:はい。
磯村:気になりません? 気になるけど、やっぱり経営脳が働くと、仕事のほうにずーっと意識していると、なかなかこう、家庭に帰って子どもと接すると、自分は疲れているし、なかなか上手く接することができないこともあるじゃないですか。
和田:あります、ありますね。切り替えが難しいですよね。
磯村:ですよね。なんだかもう、男勝りで働いて帰っていく感じだから……。なんか、パパをやっているような感覚とかって、逆にないですか?
和田:あるかもしれないですね。
磯村:お子さんとはじゃあ、週末とかにうまく一緒に遊んだりとか?
和田:そうですね、平日も週の3日、2日か3日は定時というか、6時半ぐらいに家に着くようにしていて、そこから息子と一緒に過ごしてますね。
磯村:男の子なんですね。甘えたいでしょう。
和田:そうなんですよね。
磯村:パパじゃダメですよね(笑)。
和田:でも、うちはパパもけっこう好きで。どっちでもいいんで、とりあえず甘えたいみたいな感じですけど(笑)。
磯村:そうなんですか。じゃあ、そこで切り替えられてうまく接していらっしゃるんですか?
和田:週の2日か3日は夫が早く帰ってきてくれて。今日も夫が帰っているんですけども。それで彼と2人で過ごして、週末は家族で過ごすっていう感じでやっていて。でもやっぱり、寂しそうな感じの時とか、それを乗り越えてまた元気になる時とか、成長の度合いに応じて、なにかありますよね? なにか気持ちの上がり下がりが。
河上:(磯村さんのお子さんは)今おいくつだっけ?
磯村:うちは今、下が小6なので、11歳。女の子です。
河上:下が? 上は?
磯村:上?(笑)。上は18。
河上:でかいなぁ!
和田:あっ、そうなんですか? その波みたいなものは、どうやって乗り越えるんですか?
磯村:いやぁ〜。やっぱり、なかなか切り替えが難しいですね。うちはシングルなので、やっぱりパパ並みに働いて帰ると……。疲れているけど家事はある、ということがある。だけど、やっぱり私しかやる人いないから、みたいな感じです。
和田:そういう意味で言うと、私は家事はタスカジさんに100パーセントぐらいサポートしてもらっているので。
磯村:じゃあ子どもの時間は捻出できるんですよね。
和田:だから、そのほうがかなり時間はありますね。
磯村:なるほどですね〜。
河上:タスカジを使えば、サービスもわかるもんね。
和田:そうなんです、そうなんです。
河上:今日でほら、こうやってまぁ、アミーゴ関係になっていったから……。
和田:アミーゴ関係なんですか(笑)。
河上:そう。マイミクになるじゃないですか。
和田:マイミク(笑)。
一同:(笑)。
河上:マイミクになると、彼女のハードワークな一面も見つつも、ときどき挟んでくる、ハードワーク、ハードワーク、ときどき来る子ども、家族、ハードワーク、ハードワーク、ときどき来る子ども、家族のつぶやきが見られるので。乞うご期待。
一同:(笑)。
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