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IVP小林雅氏が語る、自分を追い込む哲学とは? 「ダイエットも起業も同じ」

若き一流起業家たちが一堂に会し、学生向けに公演するイベント、IVSワークショップ。質疑応答のパートで飛び出した、とある学生からIVP・小林雅氏への質問は「ダイエット成功の秘訣は?」というもの。一見ビジネスに関係なさそうなテーマですが、実はそこには万事に共有する「成功の哲学」が隠されていました。(IVS2014 SummerWorkshopより)

ダイエットのやる気を出させる方法

質問者2:小林(雅)さんにもお聞きしたいんですけど、小林さん最近ダイエットされてますよね? ちっちゃいことかもしれないですけど、ダイエットとかも継続できない人結構いますよね。小林さんなりにダイエットを継続させてる秘けつみたいなのって……?

小林:僕ね、先ほどのセッションにFiNC の溝口(勇児)さんって出てたと思うんですけど、あれを今やってまして。

食生活を変えたんですけど、変えるだけで特に運動を特にしてるわけじゃないんですけど、3週間目で今一応4㎏ぐらい、痩せてまして。去年と比べてスリムになってますっていうのが一応自慢なんですけども、これね、マラソンとかと基本的に一緒で、意志の強さですね。

僕ね、溝口さんに言われたんですよ。「小林さんだったら絶対うまくいきますよ。頭いいし、意志も強いし。今までなんでやってなかったんですか」みたいな感じで。そう思い込んだら、意外に自分でも出来るようになったんですよ。

ちなみに、妻から「痩せろ痩せろ」って言われてて、まったく痩せてなかったんだけど、やる気になったら出来ちゃったんですね。

それ、何なのかって話になるんですけど、科学的なアプローチをとれば、目標は見えてくるんですよ。5㎏痩せるって、今まで筋トレしても痩せないし、やってみても全然痩せないんですよ。それが、こうやってやったら痩せるんだ、って話(の通り)したら痩せるから、それを継続してるだけですよね。

自分にとって難しそうな、5kg痩せるっていうはものすごいハードルが高かったことなんだけども、知識がなかったから出来なかっただけであって、それを知れば出来るということを分かった瞬間に、僕みたいな人間は燃えてきまして、ひたすらそれをやり続けるっていう。

今優等生って言われてるんですけど、ひたすらやり続けることを覚えますね。ほぼ僕の仕事人生そんなことばっかりで、とにかくやり続ける、分かったらやってみる、みたいなことをひたすらやっていくと、いろんなことが出来るようになって、こういうイベントも出来るようになるってくるのかなって思ってます。答えになってますかね?

学べば必ず出来る

質問者2:もうちょっと深く聞きたいこととしましては、ダイエットしようと思っても、分かってても出来ないってあるじゃないですか。

例えば、夕飯抜けば痩せられるとか、炭水化物やめれば痩せられるっていうのもあるけど、やっぱり食べちゃうみたいな。意志の弱さが出る人がいると思うんですけど、その意志の強さをどのように設定しているのか、どうやって追い込んでるのか。

小林:ちょっと各論に入っちゃって分かりにくいかもしれないですけど、どういう食事をしてるかっていうと、123って言われて、炭水化物1:タンパク質2:野菜3、みたいな感じなんですよ。サラダが多いんです。

僕ね、意外に人間、ご飯食べなくても生きていけるんですよ、っていうことが分かったっていうか。今まで、吉野家の牛丼とかうまいうまいって食べてたんだけど、ご飯をあの5分の1にしても、ぜんぜんお腹空かないんですよ。っていうことが分かっただけ。

だから今まで先入観で、世の中の一般に目につく店っていうのは、牛丼とか、人を不健康にする食事しかないんです。実はそうなんですよ。不健康になる食事しかなんだけど、人間は甘いからそっちに流れてしまって、資本主義の社会は、健康に皆さんをしないで不健康にすることによってお金を稼いでるんです。

ってことによく気づくんですけども、自分自身がそれが分かったら出来るようになるんです。

それは知識の問題なんですよね。起業もそうなんだけど、なんとなく起業って難しそうに思ったりもするんだけど、会社登記する方法こうだよねとか、つくれたら登記するし、銀行の口座つくるよって言ったら、銀行に行きゃいいんですか? っていう話になる。行ったら追い返されちゃいましたって人もいると思うんですけど。

こうやれば出来るんですよとか、学べば出来るんですよ。学べば出来る、必ず。

僕自身のダイエットっていうのは、実はそこに学びがありまして、いろんな意味での学び。食事の炭水化物とは何ぞやとか、そういうことは知ってるようで知らなかったんですけども、それを知ったら自然と痩せるようになって、ひたすらやるってことですね。深くなってますかね、こんな話でいいんですか?

必勝法は「正しい知識」と「正しいアプローチ」

質問者2:分かったから出来たってことですか?

小林:そうそう、分かろうとすることが非常に重要かなと思ってですね。で、おそらくこれ、英語の問題もそうなんですよ。皆、英語できる人? できないでしょ。僕、30歳になって英語やったんですよ。東大出て、一応それなりに英語勉強できたんだけど、喋れない。

30歳でマンツーマン英会話に行きまして、これ前に同じ話したことあるんですけども、1年間に300万円くらいつぎ込んで、マンツーマン英会話したら話せるようになって、今海外の投資家からお金を集めるようになったんですよ。

僕は留学経験一切ないですけど、「お前、海外のどこに生活してるのか」って言われるぐらいに一応なりました。これってほぼ危機意識と目標意識で、あとメソドロジーの問題で、こうやったら話せるようになるんだって分かった瞬間に、出来るようになるんですよね。

それを見つけるまでが結構難しいので、ダイエットもいろんな方法があったりするし、バナナダイエットってあると思うけど、いろんな怪しいダイエットがあるんですよ。英語もそうですよね、聞いてればずっと出来るようになるとかさ。

大体そうなんですよ、起業もそう。これさえ読んだら何とかなる、みたいな。ならないから! ちゃんと知識を得て、正しいアプローチをすれば必ず出来るようになる、ということでいいですか? 僕こんなに話してていいんですか?

質問者2:ありがとうございます。

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