
2025.02.12
職員一人あたり52時間の残業削減に成功 kintone導入がもたらした富士吉田市の自治体DX“変革”ハウツー
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藤田功博氏(以下、藤田):はい。札幌で開催中のIVS Spring 2014インタビュールームにゲストをお招きしてお送りいたします。今回はLaunch Pad入賞者インタビューということで、第2位で準優勝されました株式会社スペースマーケットの重松さんにお越しいただきました。おめでとうございました。
(会場拍手)
重松大輔(以下、重松):ありがとうございます。
藤田:まずはプレゼンテーションされたサービスの内容について教えてください。
重松:はい。われわれはですね、スペースマーケットというサービスを展開しておりまして。
重松:遊休スペースのマッチングというか、一言でいうと、AirbnbのB to Bのようなサービスを展開しています。場所のユニークなところが特徴でして、例えば今まで借りられなかったようなお寺とか、古民家とか、映画館とか、そういったユニ-クな場所も入っているっていうところが売りですね。
藤田:そういうユニークなサービスを、パッと思い付かれるきっかけって何になるのですか?
重松:私は前職、フォトクリエイトという会社にいて。フォトクリエイトがある意味、日本の、一番写真を使ったイベントに関わった会社だったんですね。年間4万件というイベントを見ていて、場所が無くてイベントが無くなっちゃったりとか、ということが結構あったのが一つ。
あともう一つは結婚式のビジネスを立ち上げてですね、結婚式場に平日営業に行くわけなんですが、もちろん、土日に基本は結婚式やるものなので、ものすごくファシリティーがいい結婚式場が、平日はガラガラなわけですよ。なんかこれもったいないなと思って。会場の方に聞いたら、やっぱり法人営業しているというのを伺って、その遊休時間をほかに貸せたりしたら面白いなっていうのをひらめいて。アメリカのサービスを色々研究したら、似たようなことをやっていた人たちがいたので、これいけるんじゃないかと思って。
藤田:すでにサービスインされて、一定の手応えがあるということなんですが。
重松:そうですね。おかげさまで、結構いろんな引き合いをいただいてまして。ほとんど法人のユーザーの方ですね。
藤田:やっぱりネットで探しておられるんですね。そういう場所を。
重松:そうですね。意外とぽっかり空いていまして。不動産会社も実は、そこは手を付けていない領域だったりとか……。
藤田:実際にそういうサービスを開発されて、今回Launch Padに出ようと思われたきっかけは何になるんですか?
重松:きっかけに関しては、僕の友人でクラウドワークスの吉田君っているのですけど、彼が2年前のLaunch Padで優勝いたしまして。私は、当時フォトクリエイトで見ていたわけなのですが、彼のあの姿を見て、これ僕も立ってみたいなって、まだ当時サラリーマンだったのですけど思ったんです。
彼のその成長を見ていて、ますます思いが募って。サービス開始とか、いろんなリースをうつタイミングとかも含めて、この5月のIVSに一つ照準を合わせて全部設計をして来ています。
藤田:そうなんですか。それくらいやっぱりこのLaunch Padの舞台を重視されていたってことですね。
重松:私はそうですね。重視していました。ベンチャーか成り上がれる、脚光を浴びられる一つのすごい大舞台だなと思って準備してきました。
藤田:実際に今日、朝早くからリハーサルなどされていたと思うのですが、会場に入られた時は色んな気持ちなんでしょうか?
重松:一番早く来て、6時20分くらいに来たのかな? 誰もいない所で一人で練習とかしていて、「これが埋まるのか」って思ってワクワクして。割と大勢の前で話すのはやっていたのでそんな緊張しなかったんですけど、でもやっぱり何かちょっとグッとくるものがありましたね。
藤田:けっこう発表順が後半のほうだったと思うんですけど、待っている間っていうのはなんか逆に待ち時間が長いほうが緊張するのかなと。
重松:はい。でも結構練習して、もう色々自分の中ですごい詰め切ったので。正直1位で呼ばれることを待ち望んでいたので、悔しかったというのかな? (というのは)ありますけど、本当に嬉しかったですね。
藤田:実際その表彰式になって、5位、4位、3位……まだ呼ばれないと「これはもしかしたら」っていうのはありつつ、「あれ、逆にもしかしたら?」もあるじゃないですか。
重松:僕はいけると信じていました。
藤田:そこでパッと2位の時、呼ばれた時には、やはり悔しさというのが一番?
重松:嬉しかったですけれど、もちろん。
藤田:やっぱり1位はじゃあ何かなという気持ちにもなるものですか。
重松:そうですね。
藤田:他のプレゼンテーションもある程度、聞いておられたのですか。
重松:もちろん聞いていましたし、準備をしてきたんで。クラウドワークスの吉田君に、ものすごく実は見ていただいて、先週の土曜日にものすごいダメ出しをされて、それから作り直して火曜日に見てもらって。実は昨日もみっちりで見てもらって……。
藤田:そうなんですか。
重松:そこまでやったので「勝つしかないかな」と思っていたんですけどね。
藤田:なるほど。実際、結構今回は厳しい予選があったそうなのですが、そこでも結構色々IVSの皆さんからも、フィードバックはありましたか?
重松:そうですね。IVSの皆さんからですね、まず私そもそもパワポでやっていて、変な矢印とか古い人間なので付けていたら、ものすごくダサいと言われてですね、「マック買ったらいいよ」と言われて。
藤田:「マック買ったらいいよ」、そこからですか(笑)。
重松:マックを使いなさいと言われて、買ったんですよ。買って、覚えて、作って。そうしたらマックってすごい使いやすいんですね。いい塩梅に(笑)。あとは色んな人に見てもらって直して。
藤田:その順位うんぬん抜きにして、やっぱりLaunch Padに出られたその収穫というのは、あるものですか?
重松:はい、ありましたね。今までの自分のビジネスを見つめ直す機会にもなりましたし、あとは本当にIT業界の重鎮の方がたくさんいらっしゃいますので、そういった方々に。私としてはもろ営業ターゲットなので、そこに一気にリーチできたっていうのは本当にかけがえのない経験をしたかなと思っています。
藤田:なるほど。今回のこのLaunch Padをきっかけに、こうやっていきたいという目標であるとか、そういうものってどういうイメージなんですか?
重松:まず日本からもちろんやっていくのですが、日本中に、大企業とか自治体とか、余っているスペースだらけなんです。その中に本当に面白いスペースとかも結構あって、そういったところにどんどん光を当てるというか。あと、割とスピード勝負なところもありますので、一気にこうグッと成長・ドライブをかけて、こういうメディアとかにもどんどん出て認知を取っていって。
あとは、ワクワク感ですよね。今までと違う場所、「こんな場所で何かこんなこと出来たら楽しいよね」っていうのが実現して、色んなイベントがどんどんどんどん出来るようになると、何か世の中が楽しくなるなと思って。それを一気に加速させていきたいと思っています。
藤田:そういう計画というのを、どういうふうにして作っていかれるんですか。会社で考え事しながら?
重松:私どっちかというと、思い付き型なので、突然夜中に思い付いたりとか。あと実は私の妻がベンチャーキャピタリストで。
藤田:そうなんですか。
重松:サイバーエージェント・ベンチャーズなんです。で、うちの奥さんと家に帰っても仕事してみたいな。
藤田:いいですね。逆に言うと休まらないのかもしれない(笑)。
重松:休まらない(笑)。2時ぐらいまでやってたりもしますね。眠れなかったり、すぐやらなきゃと言って。
藤田:会社名もシンプルですごく潔いというか。サービス名と同じようにして。
重松:ありがとうございます。実はこれも話があって、全然、違う会社名にしようとしたんですよ。それを吉田に言ったら、吉田にすごく怒られて。彼も昔それで失敗して。怒られて僕その日に変えたんですよ。だから結構ね……こう言うと吉田のことばっか持ち上げて(笑)。本当に彼には感謝しています。
藤田:影響力が大きいですね(笑)。
重松:影響力大きいです。
藤田:何かあったら吉田さんに相談しようというのは結構ベンチャー業界ではなんか定番になっているみたいで。
重松:吉田に相談してください。
藤田:わかりました、ありがとうございました。
重松:ありがとうござました。
藤田:最後にですね、この番組を観られている方へ、主に採用関係でも結構ですし、サービスのアピールでも結構ですので、一言いただければと思います。あちらのカメラに向かってお願いいたします。
重松:スペースマーケットは、事業といいますか、志に共感していただいているエンジニアさん、営業の方を本当に募集しておりますので。まだサイト上は、3人でやっておりますのでボロボロな感じなんですけど、ぜひアプローチしてきていただければと思います。よろしくお願いいたします。
藤田:ありがとうございました。札幌で開催中のIVS Spring 2014インタビュールームに、ゲストをお招きしてお送り致しました。今回はLaunch Pad入賞者インタビューということで株式会社スペースマーケットの重松様にお越しいただきました。ありがとうございました。
(会場拍手)
重松:ありがとうございました。
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