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次世代プラットフォーム革命(全3記事)

LINE・ヤフーの2強が語る、次世代の"プラットフォーム革命"とは?

これまで17年間増収増益を続けるヤフーと、リリースからたったの3年で国内5000万人のユーザー数を抱えるLINE。ヤフー・小澤隆生氏と、LINE・舛田淳氏が、それぞれの過去・現在を振り返りつつ、プラットフォーム事業の未来を占った。(IVS 2014 Springより)

17年間増収増益のヤフー、3年で大躍進のLINE

小野裕史氏(以下、小野):私、インフィニティ・ベンチャーズの小野と申します。今日はですね、日本のインターネット業界では皆様が注目する2社のキーマンにお越しいただきました。もうご存知だと思いますが、ヤフーの小澤さん。LINEより、舛田さん。

テーマは「次世代プラットフォーム革命」という非常に広いテーマではあるんですけれども、まずは、小澤さんはいつも通りにスライドはご用意されてないということで、僕のほうでいくつかネタを持ってきたんですけれども。

ヤフージャパンのトップなんですけど、

思い起こせばですね、1996年、スタートの時って、ヤフーはもちろん皆さんご存知ですが、検索エンジンからスタートして、今ではあらゆるコンテンツ並びにサービスだったり、いろんなプラットフォームに君臨し続けていて。

しかも、改めてすごいなと感じるのは、ヤフーさんはサービス開始以来17年間増収増益ですよね。さっきちょっと楽屋でその話をしたら、僕は最近だからあんまり昔のことは知らないって、小澤さんは話されていましたが、改めてこれはすごいことだなと。ま、どうしてこうなったかという話は少し聞きつつ、今後プラットフォームはどうなるかという話なので、過去の事例をヒントにしながら、未来の話ということでLINEの話にも繋げていければと思うんですが。

一方で、日本のモバイルのインターネットを紐解くと、1999年に世界で初めてモバイルのインターネットというのが、docomoのiモードからスタートして、当然ご存知の通り、2007年にスマートフォンの流れが来て、LINEさんはまだたった3年、ですね。3年でもうすでにこれだけのユーザーを一気に増やしていて。

最初はもちろんメッセージングアプリというところからスタートしているんですが、今では無料電話ですとか、様々なコンテンツを持っていたり、最近はLINEモールといったECのプラットフォームを始められたりと、非常に幅広いコンテンツサービスプラットフォームに広がっているということで。

この2社に何故このような発展に至ったのかということ、今何を考えているのか、今後、どういうプラットフォームがインターネットを牛耳っていくのか、そんな話を紐解いて聞いていければと思います。

ヤフーはなぜ発展し続けてこれたのか?

小野:まず、コンテンツプラットフォームというところで、小澤さん、客観的にインターネット業界を古くから見てきて、何故ヤフーはここまでのコンテンツサービスプラットフォームとして発展をずっと続けてこれたのか、客観的にどういう風に見られてますか。

小澤隆生氏(以下、小澤):はい。皆様改めまして、ヤフーの小澤です。よろしくお願い申し上げます。今週大きなニュースがございましたが、この件に関しましては広報とIRからくれぐれもふざけるなと言われておりますので、その件に関しましては難しいと、冒頭に申し上げておきます(笑)。

小野:私も事前のスライド用意していたんですが抜きましたので、皆さんも質問等、触れないようにお願いします。

小澤:また、今回のテーマでございますプラットフォームということに関しましては、正直ブッキングミスじゃないかと思っているんですけども。ヤフーの社歴が浅く、かなり難しい展開になると思いますけども、ま、プラットフォームといえば私ですから、インターネット業界に長くからいる身として、プラットフォームの編成を見て参りましたので、その辺りの視点で話せればと思います。

いろいろと今回は制約がある中での話になると思います。たいして笑えないと思いますけども、許してくださいというのが最初のエクスキューズでございまして。

仕組みが変わったときに、いち早く動いた

ご質問の「ヤフーは何で強かったんですか」ということでございますけども、私もよくわかりません。この手の物はPC、LINEさんの場合はスマートフォン、その前にガラケーって、デバイスの変化によってプラットフォームってのがすごく大きく変わって、その時にファーストムーバーであったり、バーンとトラフィックを集めて勝ち抜けて行くという、その典型のPC上での勝ち方だったんじゃないかなと思っているわけですね。

しかも、ヤフーというUSでうまく行っているサービスをいち早く日本に持ってくるという、孫さんお得意のタイムマシン経営というやつが、まさにうまくはまったということであると思ってます。やはり、アメリカで成功しているインターネット、PCにおけるインターネットのサービスにおいてうまくいってるものをですね、バシッと見抜いて日本に持ってきましたと。正直、その仕組みが良かったというところだと思います。

あとは当然、人が集まってきた後、何をコンテンツとしてぶち込んでいくかという中で、例えばオークションだったり、知恵袋といった、かなり日本独自のものが発展していったと。そもそも人が多いところに、多くの人が欲しがっているニュースだとか天気予報といった、当たり前のコンテンツをぶち込んで行く。

この辺りは当たり前の発展なんですけど、デバイスとかルールが大きく変わったときに、いち早くズドーンといった。ヤフーの場合はディレクトリサービスとか検索という主軸となるサービスを持って来て、そこに対してコンテンツをくっつけて行ったと。そういうことが成功の要因だと思って。

その辺りは、プラットフォームの発展のあり方って、一応僕もちょっとだけ考えたことがあるので、このセッションの中でおいおいお話できればなと思っている所存でございます。ただ、これはPCの世界の話ですね。もう、スマートフォンになったらLINEさんの天下ですから。

検索とディレクトリは最強のコンテンツだった

小野:基本的にはPCっていう世界の中で、まずは検索、ディレクトリサービスという軸があって、そのトラフィックの中で伸びてくるコンテンツを徐々に増やしていったという。

小澤:おっしゃる通りだと思っていて。パソコン、インターネットという世界観において最も当たるコンテンツは何だったんですか、って言ったら「検索」であり「ディレクトリサービス」だったと思うんですよ。

それに対してドーンと王者になって、そこからコンテンツを増やしていったわけですね。LINEさんはどういう発展になるかわからないですけど、メッセージング、コミュニケーションという主軸がドーンってあって、それにドーンとゲームとか増えてますから、こういう発展なんじゃないかなって思ってますね。

小野:という流れでですね、そろそろ何かLINEさんのほうに振れという、プレッシャーを感じつつですね、舛田さんのほうに、マイクを変えてみたいと思うんですが。

一方、これはもうある程度お話をされているかも知れませんが、そもそも何故、LINEというものを立ち上げようと思って、その後様々なコンテンツをどの様な基準で、何を持ってこようと思ったのか。結構難しい議論だと思うんですけど、このあたりの経緯、もしかしたらヤフーさんを参考にしたりとかがあるのであれば、その辺も含めてお話をいただければと。

検索ではなく、コミュニケーション - LINEが勝てたワケ

舛田淳氏(以下、舛田):そうですね、震災がきっかけだとかいろいろ、いつもお話しているところとは別に、個人的な思いも、会社的な思いもありました。もともとは私は「検索」の人間でございまして、NAVERとして検索でヤフーさんに勝ちたかったんですよね。Googleさんにも。

で、いろんなことをやって、勝ちたい勝ちたいと、ずっと思ってやってきたんですがらやっぱり勝てなかった。強大過ぎて。そこで、全部やめるのかっていったらやめられませんので、じゃあどうしたらいいんだと考えた中の1つとして、さきほど小澤さんがおっしゃっていたデバイスのチェンジであるとか、OSのチェンジみたいな波が来たと。波が来たので、これに乗るしかないという考えでした。

「LINE」という名前自体は、人と人を繋げるっていう意味もあるんですが、もともと私たちはプラットフォームがやりたかったんです。我々の会社の志向性っていうか、考え方っていうのは基本的にプラットフォームなんです。

ですので、LINEを作った時にも、これはプラットフォーム化するのを前提にしてました。今はスマートフォンの時代になったので、プラットフォームにいく入り口として何がいいんだろう、それは検索ではなく、コミュニケーションですね、って話なんですね。

そこから、コミュニケーションを入り口として、接触時間も長いので、そこをベースとして様々なコンテンツをのせていくと。当然参考にしたのは、iモードであり、ヤフーさんをはじめとしたポータルですね。我々自身もライブドアというポータルやってますし、そういったノウハウを使ってコンテンツを入れていってると。

ですので、我々のコンテンツ展開を見ていただくと、基本的には今までPCのポータルサイトの中にあったコンテンツ、ないしは、インターネットの中にある大きい領域のものが、どんどん加わってきている。そこにスマートフォンらしさとか、スマートフォンだから出来ることとか、あとはLINEだから出来ることみたいなのを足して、今展開をしているという状況です。

情報のプラットフォームから、人やモノへとシフト

小野:確かに、改めてLINEさんが持ってるコンテンツを見ると、非常に、いわゆるiモード時代の公式サイトのビジネスとして大きかったものっていうのを、着実におさえてるかなって。漫画もそうですし、最近だと動画もそうですし、そんな印象はあります。

その中でも特に、小澤さん、今ヤフーでEC革命を起こしている最中ですので、このLINEモールという、ECプラットフォームの視点で話を繋げていければと思うんですけども。小澤さん、来ました、「買い物革命」。どうですか、「買い物革命」。

いろんなものを立ち上げていますけども、最初はeコマースの手数料無料化から始まり、今度ヤフオクの手数料無料化ですとか。今では「予約革命」という名前で、これも広義の意味でのECですね。オンライン上で何かしらサービスの予約をするという。この辺り、ガリガリと進めていますけれども。

小澤:ヤフー自体はやはり、プラットフォームになりたいなと。我々がレストランを営むわけがありませんから、そのレストランの運営者の方々が私どもの提供するプラットフォーム上で商売をドーンと跳ねさせていただけるような、そういうサービスが作れればいいと思ってますから。

あらゆる業種、業態におけるプラットフォームとは何かっていうのを考えているわけですね。どちらかというと、情報に閉じてたんですけども、今のヤフーの展開というのは、実際に物を動かしたり人を動かしたりという、そういうプラットフォームにだんだんシフトチェンジしてきていると思ってください。

もちろん、ヤフオクというeコマースにおける大成功したプラットフォームはありますが。知恵袋、Q&Aなど、どちらかというと情報で閉じてたので、ヤフーは伝統的にそんなに得意ではない領域なんですね、eコマースだったり、トラベルだったり。この辺をチャレンジしてるっていうのが今ですね。

ただ、先ほどから申し上げてますけど、業種、業態において、その業を自らが成すということがございませんので、その業種、業態に対してエンパワー出来るようなもの、それがプラットフォームとしての重要な使命だと思ってます。予約が取れるようにするとか、物がより売れるようにするとか

そもそも検索っていうのは、人がここに来て、ここを経由してたくさん人が外に行くプラットフォームと言うこともできますので。それが本業であると考えると、プラットフォームの業態を水平に伸ばしていると思ってください。

楽天、リクルートの領域にも挑戦していく

小野:つまりは今までの検索という軸であれば、情報の流れを見た上で、行き着く先のコンテンツを増やしていたのが、今度は人がリアルにどこに動くかという流れを見た上で、そこに大きなトランザクションを見出していくということですか?

小澤:おっしゃる通りです。たとえ話で言うと、駅にあるプラットフォームに人がいて、電車に乗っけてバーッと連れていくっていう。いわゆる情報だけ、手紙だけ運んでた時期が検索エンジンの時期だと思っていただいて結構です。

探したい人がいて、ヤフーがあって、人が流れてって、というのが情報だけだったのが、今はリアルに予約をしたい人がいて、O To O(Online to Offline)と言われる領域ですけど、人自体が動くようになっていくと。そちらへドンドン転換していると。

小野:現状だと、飲食と宿泊、トラベルというところですけれども、基本的にはこのトランザクションをいかに伸ばしていくかってところが、命題になってくるわけですよね。

小澤:もちろん情報自体もそうですし、人自体もそうですし、プラットフォームというのは経由地というのが正しいのかどうかわかりませんが、先ほどの駅で言うならば、とりあえず人が一回そこに集まって分散していくものですと。ここに人が集まるから、ビジネスになりますよねと。人が集まってくるのに関しては、全部やりたいよね、と思ってます。

小野:ここって、率直に今までの、例えばリクルートさんの領域にかなり踏み込んで行くことになるのかななんて思ったりするんですけども。

小澤:そうなんじゃないですかね。結果的にやっちゃってるんで。もちろんリクルートさんとか、楽天さんとかっていう、リアルに強いプラットフォームビジネス、あるいはエリアと言っていいかもしれませんけど。もしくはトランザクションビジネスなのかもわからないですけども。そういった領域っていうのは、ヤフーはすごく不得意でございました。

逆に楽天さんにしても、リクルートさんにしても、大変広告を買っていただいている状況下で、我々がどういう展開をするか、非常に微妙なバランスの中でやることになるとは思います。

やっぱり、インターネットの中で多分LINEさんもそうですし、我々もそうですし、ビジネス展開が大き過ぎちゃって、ぶつからないってことは正直無いんですね。でもそこを、切磋琢磨、正々堂々と。我々はもう、とんだチャレンジャーで足元にも及ばない状況ですから、ま、どこまで頑張れるかなという程度で見て頂ければと。

スマートフォンならではのコマースとは?

小野:一方でLINEさんのほうは、少し前になりますけども、LINEモールをリリースされまして、こちらのほうはそもそもどういう発想でサービスを始めたのか、現状お話できる範囲で是非お聞かせいただければ。

舛田:これもNAVER時代にですね、実はコマースをやろうと思っていたんですよね。検索をベースとした。ただ、検索自体のユーザーがベースでいないので、モールをやってもコマースやってもダメですねという話で、何回か検討しては消えていました。

それで、ようやくLINEというプラットフォームが出来たのでチャレンジすることに決めました。LINE自体は、「プラットフォーム オン プラットフォーム」なので、その上にどんどんいろんなものを作っていきましょうと。その中のひとつがコマースですね。

考え方としては、例えば今から楽天さんと同じようなものであるとか、ヤフーさんと同じようなものであるとか、そういったモデルをそのまま持って来たとしても誰も使わないだろうなと思ったので。じゃあ、スマートフォンだったら、LINEだったら、どういうコマースがいいんだ、どんな体験を提供するべきなのかという、壮大な実験中ですね。

現状我々がLINE MALLでお見せしている部分はC to C(Consumer to Consumer)なんですが、もともとLINEモールはBも売れるというようなコンセプトで作ってます。一旦、今はC to Cで皆さんに使っていただいて、その中でいろんなことがわかってきてますので、それをベースとして階段を一個ずつ上がりながら、後ろ側ではいろんな取り組みを準備しているところです。

コマースの市場を皆で広げていきたい

小野:この動きは、小澤さんある程度想定されてたと思いますけども、率直にどんな風に見てらっしゃいますか。

小澤:いやもう、もちろん、僕がLINEにいたらやりますよね、っていう話です。最後選ぶのは消費者の方なんで、その消費者の方に選ばれるようにサービスをお互い作って、お互い選ばれれば嬉しいなって思いますけど。ま、ヤフーが選ばれたらもっと嬉しいですけど。

舛田:一番はEC市場が広がるといいんですよね。C to Cでもなんでもそうですけど。広がっていかないと、このままのボリュームで推移するのは本当つまんない。もっともっと展開出来ればいいなってところなので、各社もう、フルパワーで行くしかないですよね。

小澤:はい、基本的にはeコマースはね、ここにいらっしゃる方も全員思っていると思いますけど、凄まじい勢いでマーケットサイズが大きくなってますからね。同じお客さんを取り合うというよりは、とにかくeコマースに触れる場を出来るだけ多くいろんな局面で増やして。インターネットサービス事業社ってのはeコマース市場の拡大をいち早く頑張るっていうことでは、多分、根底では一緒ですよね。

舛田:なので多分、お互いに無料化であったりとか、あとは簡単、シンプルに出品できるようにしたりとか、ヤフーさんで言えばオフラインの面での連携の強化だったりするのかなって。これはこれから各社さらにどんどん進んで行くでしょうし、進めていかなきゃいけないんじゃないかなと思いますね。

小野:もともと前回、半年前のコマースのセッションの時に、小澤さんがEC革命を起こそうと話をされたときの根幹がこの話ですよね。日本のコマースがまだせいぜい5%、10%未満、これをいかに伸ばしていくかと。

小澤:そうです。インターネットで物が売り買いされてる率はもう、今は7%って書いてありますけど、測り方によって3%って方もいますし、でも、10%っていう人は全然いないですと。

ここにいらっしゃる皆様は馬鹿みたいに使ってると思うんですよ。ひょっとしたら20%、30%かもしれませんけど、全然スタンダードじゃないですからね皆さん。特殊な人種です。それが、日本全体にバーッと広がっていくには、あと5年くらいかかるんじゃないかなと思うんですね。

ただ、スマートフォンとかっていうのは広げて行くに際して、強烈なデバイスですから。やっぱりパソコン開いてインターネット繋げて、さあ買うぞ! っていうんじゃないですからね。こんな大変なことがスピード感を持って起きるっていう。そういう中で、ビジネスのパイを奪い合うっていうよりは、みんなで伸ばして行くということだと思いますけどね。

一般層へ「初めて」を届けるLINEの試み

小野:実際LINEモールさんも含めて質問したいんですけれど、例えば無料化されたりだとか、C to Cでスマートフォンという、今までから見るとリテラシーがそんなに高くない人たちに向けてのサービス。実際に層が掘り起こされたこの93%のところが伸びてきている。そこの実感値ってどうなんでしょうか。

小澤:私どもで言うと、「ロハコ」っていう、アスクルさんと一緒にやらせて頂いてる生活雑貨を販売しているサービスがあるんですね。これはまさに主婦の方に使っていただいて、水とかトイレットペーパーとか。これ、1年半前に始めて1年目が半期しかやってないですけど、多分20数億。

2年目がこの5月で締まるんですけど、もう3桁の億……って、俺ここで言っていいのかなあ(笑)。他で言ってると思うんで大丈夫だと思いますけど、すごく売れてますと。それを見てる限りは特に主婦の方の活用、リピート率がものすごい高いんですね。注文している場所も都心から始まって、郊外に広がってるのが見えますので。間違いなく広がっていきます。

小野:LINEさんのほうではいかがですか。

舛田:もともとLINE自体がここにいらっしゃる方よりはもっと、一般的な方にお使いいただいてますので、基本的に今までも、LINEゲームもそうですし、LINEマンガとかもそうなんですが、今までゲームをやってこなかった人とか、今までマンガとか電子書籍買ったことがない人とか、そういった人がユーザーに多いんですよね。

我々の役目は、せっかく国内でいうと5000万人にリーチさせて頂いているので、この5000万人の方々にいろいろな「初めて」を提供出来るといいなと思ってます。それとLINEモールの状況を見ても、例えばユーザーからの問合せも含めてですね、初めて出品したとか、初めて買ったとか、そういう人が多いですね。

LINEニュースもそうなんですけど、ニュースを見るようになったとかいうようなのが多い。これは結果的にそうなっている部分もありますし、我々が意図的に、そういった方々でもお使いいただけるようなサービスを設計してるというのもあります。

小野:まさに意図としての、90何%か分からないですけども、その人たちに使えるようなプラットフォームが生まれつつあるわけですね。

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