2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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司会:アマゾンデータサービスジャパン株式会社 技術統括本部長 玉川憲様にお越しいただきました。まず、簡単に自己紹介していただいてもよろしいでしょうか。
玉川:皆さん本とか買っていただいているあのアマゾンには3つビジネスがありまして、ああいうeコマースのビジネスと、eコマースであったり物流センターをセラー様向けに貸し出すビジネスと、もう1つはですね、インターネット越しにコンピューターリソースを提供するクラウドのビジネスですね。そのクラウドのビジネスをやっているのが、アマゾンウェブサービスで、その日本の市場を担当しております。
司:本日Launch Padでも多数、賞品をお出し頂いてましたけれども、まず、IVS Launch Padをスポンサードされた経緯であったり、されてる意図みたいなものをお話いただけますか?
玉:そうですね。ちょっと私の個人的なバックグラウンドからお話させていただきますと、もともとですね、2010年、約3年前ぐらいにですね、このアマゾンのクラウドのビジネスの立ち上げメンバーとして、日本で入ったんですね。その事業を立ち上げて行くきっかけになったのが2008年ぐらいの時に、このクラウドを初めて触ってですね、その時にびっくりしたんですね、テクノロジーのすごさに。
昔は10年前ぐらいだと、サーバーを立てる時とかでも、自分で秋葉原に行って買って来て、ラックに差したりとかしてむちゃくちゃ大変だったのが、今やボタンクリックすればポンと立っていて、すぐ使える。まさに背筋がゾクゾクっとしてですね、「こりゃ凄いな」と思ってたんですよ。それを日本市場で立ち上げるっていう風になった時に、こういうのを色んな日本の技術者であったり、スタートアップの人が使ってくれたら物すごく彼らの成功率が上がるだろうなと。そういう事で、徹底的に日本の中でそれを広めたいという風に思ったんですね。
そう思っていた時に、元々前の会社でプロフェッショナル・コネクターの勝屋さんと一緒にお仕事をさせていただいた事があったので、勝屋さんにIVPの小林さんを紹介いただいて。実は小林さんとは大学の同級生で同じ学科なんですけれども。そんな繋がりもあって、私今回5回目なので、ちょうど2年前の札幌から参加させていただいて、その時にLaunch Padで上位入賞した会社様には、そのクラウドの利用権という形で提供させていただいてます。
司:かなり大盤振る舞いをされているという。
玉:そうですね。今回もちょっとびっくりしたんですけれど、今回5位まで出すつもりが5位が2つあってですね、大慌てでもう1つ出すみたいな、そんな感じになってますけれども。結局はスタートアップの方に、クラウドのようなテクノロジーを使っていただいて、成功していただければ、将来的には我々とWin-Winになるという事で、そういう意味だと非常に使っていただけるだけでも嬉しいという風に思っていますので。
司:IVSはやはり、将来的に大きくなるベンチャー企業が多く集まってると。
玉:多いですね。やはりLaunch Padで優勝された会社さんとか、上位入賞された会社さんっていうのは……なんか昔は「あそこで優勝すると全然ダメだよ」って言ってる人もいたんですけど、スマートエデュケーションさんもそうですし、クラウドワークスさんも、AWS使っていただいて、今すごいハジけてますので、そういう意味だと非常に質の高いコンペティションだなと思っております。
司:今後ベンチャー企業にどのように支援していきたいとか、今後新しくサービスを立ち上げて行く方々に、こんなサービス面白い、支援したいなというのは何かありますか?
玉:そうですね。我々やはりスタートアップの皆さんとパートナーになりたいなっていう風に思ってまして、これまでのクラウドが出てくる前っていうのは、スタートアップの皆さんが何か新しいインターネットのサービスを作ろうと思うと、何らかの投資をしなければいけないじゃないですか。10年前とかだと、それこそ数千万ぐらいの投資をして、サーバーを確保して、その上で戦うと。
「負けたらどうなるんだろう」というようなそういう心配があったと思うんですけど、今やクラウドを使えば、スモールスタートして、大きく飛び上がれると。大きくなった時には、その一部分だけがインフラコストになるので、非常にスムーズに成長できるっていうところがあると思うんですね。
ですので、ある意味我々からしてみると、スタートアップさんが成功しないと我々も成功しないので、非常に気持ちよくパートナーとして動けるという風に思ってます。それから、やはり今までずっとスタートアップの皆さんとお付き合いさせて頂いた時に思うのが、やっぱり今ってFacebookとかTwitterとか色々なソーシャルネットワークがあるので、人気が出ると恐ろしいぐらい急激に伸びるんですね。それを今までのやり方で、インフラであったりとかアプリケーションの設計をしていると、ある一定の段階に来た時に、もうそこから羽ばたけなくなるというか。
よくあるのが「WBS砲」。WBSで紹介されたら一気にサイトにアクセスが来てしまって、稼ぎ時なのに稼げないみたいな事があると。そういう時でも非常に柔軟なクラウドを使っていただいて、さらにスケーラブルな設計といいますか、急に伸びた時でも十分に柔軟に対応できるような作り方をしていれば、安心してWBS砲を受けられると思うんですね。ですので、技術的にそういった設計のところまで踏み込んでお手伝いしたいと思ってますし、これまでもそういう形でやってきました。
司:パートナーシップというお話がありましたが、ハンズオン支援もかなりされているという事で。
玉:そうですね。無料のハンズオンという事で、そういった技術に興味のある人たちが、無料で受けられるような形で。例えばEC2という仮想サーバーのハンズオンをやっていたりとか、「3ティア」3層ウェブアプリケーションの構築ハンズオンみたいなのもやってますね。
実際スタートアップの方って、最初に取りかかったサービスが成功する事もあるし、失敗する事もあるし、次々と色んな事をされていくじゃないですか。そうであったとしても、こういうクラウドを扱うような技術、クラウドのいるサービスを作る技術っていうのは、非常に廃れないものというか永続性のあるものだと思いますので、そういったデベロッパーの人達の底上げにも繋がるなという風に思ってます。
司:最後ですが、視聴者は主に起業家が多いかとは思うんですが、AWSさんからメッセージ頂ければと思います。
玉:そうですね。昔と比べると今って非常に恵まれた環境にあるのかなという風に思ってます。私も昔は自分で特許をとって会社を作りたいという風に思ってたんですけど、まぁ実際挫折はしたんですが、今はAWSの日本事業の立ち上げという事で、ある程度皆様のおかげで順調に成長してきているところもあります。
そういう意味だと、現代ってそういったクラウドで初期費用なしでサービスを作る事ができたり、スマホがあって世界中の人にアクセスできる環境があって、さらにはFacebookであったりTwitterのようなソーシャルネットワークでそれを広く人に届けられるという事で、ものすごくおっきなチャンスだと思いますね。
なので、一緒に成功していきたいと思ってますんで、是非今後ともAWSもよろしくお願いします。それからIVSも非常に素晴らしいイベントだと思います。Launch Padに出るという事は1つの成功への登竜門になると思うんですよね。今日も優勝された方だったりのコメントがあったと思いますけど、人・物・金の3つとも手に入るという事で、是非目指していただければと思います。
司:ありがとうございました。
三木谷浩史
楽天株式会社 代表取締役会長兼社長
伊佐山元
DCM共同経営者
佐藤光紀
株式会社セプテーニ・ホールディングス 代表取締役社長
古川健介
株式会社nanapi 代表取締役
吉田浩一郎
株式会社クラウドワークス 代表取締役社長
小林賢治
株式会社ディー・エヌ・エー 取締役 Chief Game Strategy Officer
岩瀬大輔
ライフネット生命保険株式会社 代表取締役副社長
川崎裕一
株式会社ミクシィ 執行役員 クロスファンクション室長
川邊健太郎
ヤフー株式会社 副社長
日高裕介
株式会社サイバーエージェント 取締役副社長
朝倉祐介
株式会社ミクシィ 執行役員 経営企画室長
松本龍祐
株式会社コミュニティファクトリー 代表取締役
林信行
ITジャーナリスト
森川亮
LINE株式会社 代表取締役社長
熊谷正寿
GMOインターネット株式会社 代表取締役会長兼社長
玉川憲
アマゾンデータサービスジャパン株式会社 技術統括本部本部長
舛田淳
LINE株式会社 執行役員
荻野泰弘
株式会社ミクシィ 取締役執行役員 経営推進本部長
藤田晋
株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長
赤川隼一
株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 Chief Platform Strategy Officer
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