2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
リンクをコピー
記事をブックマーク
勝屋久氏(以下、勝屋):勝屋でございます。みなさん、よろしくお願いします! なんかちょっとシーンとしちゃってるね。疲れちゃってるのかな?
今日はみなさん、本当にラッキーですよ、本当に。こういうすばらしい登壇者の方。まず、郭さん。
郭翔愛氏(以下、郭):よろしくお願いします。
勝屋:郭さんはトレンダーズで、どんなお仕事をされていらっしゃいますか?
郭:トレンダーズはマーケティングをしている会社です。大きなクライアントとしては、日本のメーカーさん各社さんに、彼らが自分たちでは気付かないもの、マーケティングの分析であったりPRでの発信をもって、新しい価値を提案するということをやってます。
僕はそのなかでいろいろなポジションをやってましたが、今は訪日外国人向けのインバウンドの事業を責任者としてやってます。日々ゴリゴリの営業から、メディア作りまで、いろいろやってます。よろしくお願いします。
勝屋:今、37歳?
郭:37歳です。
勝屋:独身?
郭:結婚してます。
勝屋:子供もいるの?
郭:はい。
勝屋:わかりました。もともとは三井物産?
郭:はい。
勝屋:それで、(ベンチャーに)変わったわけですね。
郭:はい。
勝屋:わかりました。ありがとうございます。 次は奥田さん。うん、イケメンだね。結婚してるの?
奥田健太氏(以下、奥田):はい。
勝屋:あ、してるんだ。なるほどね。
郭:勝屋さん、僕のときにそういうのなかった(笑)。
勝屋:いや、みんなカッコいいんだけど、ちょっと僕のタイプじゃなかった(笑)。奥田さんはもともとは三菱商事?
奥田:そうですね。三菱商事に新卒で入って。
勝屋:今はRettyですよね。
奥田:そうですね。
勝屋:食べログかRettyかという感じですよね、今ね。
奥田:そうですね(笑)。
勝屋:どんなお仕事されてるんですか?
奥田:Rettyはいわゆるランキングではなくて新しい、人を軸としたおすすめからお店探しができる、グルメサービスというかたちでやらせていただいています。
僕の仕事内容、一応タイトルとしてCFOとなってるので、投資家から資金を調達したりとか、そういったところをメインにやってます。
実は今年から、一気に営業の仕事に振り切ってみようと思って。CFOの仕事に加えて、飲食店を1日3件回ったりしています。
やっぱりスタートアップの楽しいところって、本当にいろんな仕事が本当にいろんなレイヤーでできるというところだなと思っていて。
CFOとして入ったのに、3年後、現場で営業をするとはまったく思ってなかったんですけど。本当に楽しく毎日やってるというような感じです。
勝屋:またいろいろ聞きますけれども。三菱商事では経営企画みたいな、けっこうお堅い、ロジカルな……。
奥田:そうですね。営業の人が「やりたい」って言ってきたことを、いろんな理由つけて「ダメだよ」という仕事だったので。今逆の立場になって、いろいろわかるな、みたいな(笑)。
勝屋:わかりました。ありがとうございます。
最後は福田さんです。福田さんは伊藤忠商事。伊藤忠商事って会社知ってます?
(会場挙手)
やっぱり知ってるね。それはそうだよね。商社に行きたいという、興味を持ってる人が(セッションに)来てるからね。業界で何位でしたっけ?
福田升二氏(以下、福田):今年は1位ですね。
勝屋:1位!? おめでとうございます。関係ないけどね(笑)。もともと伊藤忠では、ITやられてたり、事業やられたりで。多岐に渡って。
福田:はい。
勝屋:今はエス・エム・エスでどんなお仕事してます?
福田:エス・エム・エスという会社自身は、本当にここで説明するとキリがないんですけど、いわゆる日本、世界もそうなんですけど、高齢化が非常に大きな問題になっていて。そこから生まれる社会課題を、情報という力を使って解決しようということを目指している会社です。
会社のなかに、約40のサービスと事業があるので、1個1個説明するのは難しいんですけど。そのなかでもとくに重要な介護というテーマのなかで、介護事業そのものを生業にするのではなくて、介護という領域に対して、これをよりよくしていくにはどうしたらいいかという観点で事業を推進している部署の責任者をやっています。
勝屋:なるほど。人も集めてるんですよね。
福田:はい。
勝屋:介護に興味がある人は。ぜひ福田さんにコンタクトを。まず、こういう質問からにしたいんですよ。僕は今54歳なんですけど、僕もみなさんと同じ時代に商社が大変人気で。
なんでかというと、なんとなく「グローバルでカッコイイな」とか、なんか給料高そうで、なんとなく女の子にモテそうだなという感じで人気がある。実際にみなさん商社に入って、数年体験されたじゃないですか。商社の魅力を聞きたいと思ってるんですけど。 じゃあ郭さん、お願いします。
郭:どこの部署の所属かでまた見方も変わってくると思うんですけど。僕は物流の、いわゆる昔からの商売の部分、投資ではない部門にいたので。ひと言でいうと、カッコいい商売人のおっさんたちが多いんですよね。
もちろん上場会社なので、さっき言った管理部門からの管理とか、いろいろルールでがんじがらめで厳しいんですよ。
そういうのを全部無視して、1ヶ月間プラっと出張の旅に出かけて、どこ回ってるかも報告せず帰ってきたら、部長宛に締結した契約書5個出して、「商売作ってきました。また行ってきます」みたいな、そういうおっさんが投資領域ではなく、個人の裁量でできる領域にはたくさんいて。
当時、新人は全員管理部門配属で、その人を管理する立場の経理になるんですけど。本当に大変だったんですけど、なんかこういう仕事って荒唐無稽だけど、めちゃくちゃ楽しそうだなと。「こういうおっさんになりたいな」というのが早くに思えたのはポイントでしたね。
勝屋:なるほど。ありがとうございます。奥田さん、お願いします。
奥田:僕がいた会社が三菱商事という、商社のなかでも堅くておもしろくないと言われることも多いような会社だったので。その特色もあって、というところはあるかもしれないんですけど。
結局、中にいて、ビジネスをやってる人も管理をやってる人もわりとこう……。もちろんどうやって稼いでいくとか、「株主からROEの要求があるので、こうやって稼いでいかないといけないよね」という議論はするんですけど。
その根底にあるのが、「じゃあこの国をよくしていくためには、この事業って本当にやるべきなのか・やらないべきなのか?」みたいなところ、こうやって聞くとすごい青臭いような話なんですけど。わりといいおっさんたち、いいおばさんたちがそういうことについてけっこう真剣に議論して。
ものすごく儲かって、おもしろそうなビジネスなんだけど。ただ、本当に「社会のために」とか「国のためにちょっとどうなのかな」というところがあると、そこはけっこう慎重に判断したりする。
ある種、そういう崇高な理念を持って仕事にあたれるというところに、本当に大学卒業してすぐ入って、それが当たり前というところに触れられたのは、個人的に幸せだったなと思いますね。
勝屋:なるほど。ありがとうございます。福田さん、どうですか?
福田:僕のほうは三菱さんと違って、伊藤忠って一番ぶっ飛んでる会社にいったんですけど。たしかに社会人になったときに合コンはめっちゃやりましたね(笑)。なので、会社の看板と知らずに遊びまくってる日もあったんですけど。
ただ、やっぱりそれを含めて、バイタリティが非常に高い人たちが多くて。商社に行ってなにが身についたかというと、やっぱり生命力というか、ビジネスにおけるお作法であったりとか、稼ぎ方とか、人との付き合い方とか。
いわゆる商売するにあたっての基本というところが。それは管理だろうが、事業側だろうと身につくところが、商社のすごい大きな特徴じゃないかというところは、振り返ったときに思います。
郭:バイタリティ高いおっさんたちは本当にいましたけど。カッチャマン以上のおっさんは会ったことない。
福田:そうですね。
郭:今日は僕、圧倒されてます。
関連タグ:
2024.10.29
5〜10万円の低単価案件の受注をやめたら労働生産性が劇的に向上 相見積もり案件には提案書を出さないことで見えた“意外な効果”
2024.10.24
パワポ資料の「手戻り」が多すぎる問題の解消法 資料作成のプロが語る、修正の無限ループから抜け出す4つのコツ
2024.10.28
スキル重視の採用を続けた結果、早期離職が増え社員が1人に… 下半期の退職者ゼロを達成した「関係の質」向上の取り組み
2024.10.22
気づかぬうちに評価を下げる「ダメな口癖」3選 デキる人はやっている、上司の指摘に対する上手な返し方
2024.10.24
リスクを取らない人が多い日本は、むしろ稼ぐチャンス? 日本のGDP4位転落の今、個人に必要なマインドとは
2024.10.23
「初任給40万円時代」が、比較的早いうちにやってくる? これから淘汰される会社・生き残る会社の分かれ目
2024.10.23
「どうしてもあなたから買いたい」と言われる営業になるには 『無敗営業』著者が教える、納得感を高める商談の進め方
2024.10.28
“力を抜くこと”がリーダーにとって重要な理由 「人間の達人」タモリさんから学んだ自然体の大切さ
2024.10.29
「テスラの何がすごいのか」がわからない学生たち 起業率2年連続日本一の大学で「Appleのフレームワーク」を教えるわけ
2024.10.30
職場にいる「困った部下」への対処法 上司・部下間で生まれる“常識のズレ”を解消するには