
2025.03.19
急成長するドバイ不動産市場の今 投資のチャンスと注意点を専門家が解説
加藤直人(全1記事)
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木下慶彦氏(以下、木下):続いてVR分野にチャレンジするFictbox加藤さん、自己紹介をしてもらってよろしいでしょうか。
加藤直人氏(以下、加藤):Fictboxの代表の加藤です。何をやっているかというと、オンラインゲームの技術とVRの技術を組み合わせたコミュニケーションサービスを作ったら、これは引きこもれるんじゃないかと、そういうプロダクトを作っている最中です。現在は京都大学大学院を中退して26歳になります。
木下:今日はありがとうございます。よろしくお願いします。今の話だと、自分自身引きこもりみたいな話だと思うんですけど、昔から続いてることとか、何かありますか? ゲームですか?
加藤:ゲームはずっと続いてますね。プログラムを一番最初にやったのが中2にのときで、きっかけは大したことなくて、ガンダムSEEDを見て、キラ・ヤマトが片手でプログラミングをしているのを見て、「かっこいい!」と思ったところからです
そのときに、当時Javaアプレットとか、携帯のアプリが一番流行ってた時期なんですけど、中学生の頃は何も考えていないので、作るものといったらゲームになってしまうんで、それでゲームを作り始めたのが一番最初でした。
当時どんな風に興味の変化があるかというと、僕が京大に入ったときには、情報工学に行かなかったんですね。物理数学系の専攻を取りました。物理数学系をやったのは本当に中学生のときで、さっき石亀さんが特殊相対性理論の本が云々という話をしてましたけど、僕も中学校の頃にそれにハマったんですよね(笑)。
木下:ハマったっていうのは、興味を持ったっていうこと?
加藤:興味を持ったというか、親に家を放り出されたというか、「外で遊べ」と言われて。でも外で遊ぶのは苦手なので、図書館に行って、図書館で引きこもっていたんですよ。友達も少ないので。
それで何をしてたかというと、大学の数学の本とか大学の物理の本にすごい興味を持って、それを読み始めて、それをずっとやってたんですね。その頃同時にパソコンも与えられてたので、1人でカタカタとゲームを作っていた。
それでその後は大学に入って、大学院で中退して引きこもって、友達とコミュニケーションを取らない時期が長かったんですけど。そのときにあったのが、別にコミュニケーションと取りたくないわけじゃなくて、コミュニケーションは求めてるんですよね。ただ、コミュニケーションの取り方が下手くそというか、外に出るのが苦手、人と会うのが苦手。でもしゃべるのは好きなんです。それで、コミュニケーションについてはずっと考えていて。
木下:引きこもりがコミュニケーションについて考えたんだ?
加藤:そうなんですよ。引きこもりながらコミュニケーションについて考えてたんです。
木下:コミュニケーションをするべきなのか、しないべきなのか?
加藤:いや、したいんですよ。コミュニケーションのあり方についてずっと考えていて。当時ハマっていたのはなにかっていうと、オンラインゲームとかですよ。Ultima OnlineとかFF14とかもやりましたけど、オンラインゲームですごいのは、会ったことのない人とオンラインゲーム上で結婚したりするんですよね(笑)。結婚って、コミュニケーションの最上級じゃないですか。これは驚きました。
木下:バーチャルで、一緒に戦った仲間みたいな感じの人と結婚するってことですよね? そんな人って多いんですか?
加藤:戦うためにオンラインゲームをやる人もいますけど、半分以上はダラダラするためにやるんですよ。ダラダラしてて、戦いには行かない、みたいな。それって何かおかしいですよね。こうやって喋ってるんじゃないんですよ。
でも、それってTwitterやFacebookだと生まれない感覚だと思っていて。別にTwitter上で知り合った友達と結婚しないじゃないですか。
木下:それはそれであるんじゃない?
加藤:まあ、あんまり聞いたことないですよね。それって何なのかなって思った時に、距離感だと思っていて。多分、人間の脳ってバカだから、この距離感を何らかのかたちで再現したら、それで騙されるんですよ。オンラインゲームは距離感の詰め方が進んでいると思います。
僕も騙されたいんですけど。その距離感みたいなものをどうやったら作れるかなってなったときに、一番あるのがオンラインゲームかなというふうなことを考えて引きこもっていた時期に、VRに出会ったんですよね。
VRって単にディスプレイのすごい版のビュアーみたいな感じですけど、そのときに、ここに人がいる。その向こう側にも誰かがいる。それってすごいことなんですよね。その距離感を脳が「誤認」するのが。
これ、多分コミュニケーションがリビルドできるんじゃないかと。つまり、再構築。会って喋っているっていう感覚の重要な部分だけどバーチャル上に抽出して、距離感と、相手がアイデンティティのある人だっていう感覚を作り上げてあげたら、コミュニケーションが抽出できるんじゃないかと。
木下:最初にオンラインゲームをやったときっていうのはオンラインのユーザーがすぐに仲間になってっていう感じだったんですか?
加藤:いろいろですよね。初心者には優しくなっていて、どこかのギルド(グループ)に入ってやって、みたいな感じなんですけど、そこでやっているうちに仲良くなって、みたいな感じです。
そこだと、なぜか知らないですけど、コミュ症が治る(笑)。肉体がないからなんですかね。
木下:今も毎日なんらかのゲームはやってるんですか?
加藤:最近はオンラインゲームはあんまりですけど、やってますよ。スマホゲームに移ってきましたけどね。
木下:それは興味があるからずっと続くなっていう感じですか?
加藤:そうですね。ゲームはいくらでも続きますね。
木下:わかりました。最後、最終的に、今作っているものの先に作りたい世界観とか、これができたら1つのゴールになるっていうのはありますか?
加藤:一番あるのは、人が会うっていうのが、今ネットでかなり置き換わってきてると思うんです。Facebookメッセンジャーとか、LINEとか。でもやっぱり、商談がまとまるみたいなのって、会わないとなんですよね。
だから最終的な目標は、こうやって会ってしゃべるっていうのより、過半数の人が、バーチャル上でしゃべり話が済む。そういう未来が来たら勝ちなんじゃないかと。勝ちというか、そういう未来は来ると思っていて。
だって、物理的制約とか時間的制約とかあるじゃないですか。やっぱりBEATS(#HiveShibuyaにて行われるショートミーティング)やるにしたって、朝じゃないとダメとか、来てもらったりが必要だけど、多くの人は来れなくて。
それはいつかは何かに置き換わると思っていて。でも、Skypeでこれはやらないじゃないですか。それは、多分僕らが作ろうとしているものによって置き換わるんじゃないかと思っていて。
これが、もしかしたら僕らのプロダクトによって置き換わる。そこまで来たら、と。
木下:わかりました。インタビューありがとうございました。
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