2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
卒業生とゲストによるプレゼンテーション1(全1記事)
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田中章雄氏(以下、田中):みなさん、改めましてLaunchPadにようこそ。この企画は、過去にLaunchPadで優勝した、あるいは上位(入賞)をおさめたプレゼンをされた企業のみなさん、あるいはLaunchPadには出ていないんですが、最近著しく成長しているとか、シードステージを超えたプロダクトサービスを提供しているベンチャー、あるいはプロジェクトチームのみなさんに参加していただく新しい企画です。
今回で2回目となるんですが、今日のフォーマットとしては、1社につき8分のプレゼンをみなさんにご覧いただければと思います。
今回のトップランナーは、リクルートライフスタイルの大宮さんとなります。大宮さん、準備のほうはいかがでしょうか? ご登壇ください。
ルールを少し説明しますと、僕らに「8分経った」という音楽はないので少し工夫しまして、8分経ってもプレゼンを終了しない場合、元アメフト・ラグビーをやっていたような方が我々のスタッフにいますので、彼がタックルしてきます(笑)。なので大宮さん、覚悟はできていますか? タックルがきたらどうします?
大宮英紀氏(以下、大宮):はい。逃げます(笑)。
田中:なので、プレゼンターのみなさん、自分の体が心配でしたら、ぜひ8分を超えないようによろしくお願いします。それでは大宮さん、準備はいかがでしょうか。LaunchPad、スタート。
大宮:こんにちは。リクルートライフスタイル、大宮です。本日は無料で簡単に使えるPOSレジアプリ、「Airレジ」についてお話させていただきます。
LaunchPadに出場してからちょうど1年。この間に、Airレジは利用者数も大きく飛躍しました。
こちらは、リリースから1年間のAirレジで行われた日々のお支払いを視覚化したものです。初めは東京周辺で利用され、現在では北は北海道から南は沖縄まで、本当にたくさんの方に日々Airレジをお使いいただいています。
アカウント数では、リリース後16ヵ月で16万を超えました。リクルートグループの持つ営業サービス試算も活用し、圧倒的なスピードでAirレジは成長しています。
Airレジがリリースする前年度のPOS出荷台数は約12万です。この数字と比較しても、Airレジがどれだけのスピードで成長して、今までPOSレジが入ってこなかった市場も開拓してきたかがわかります。
お店を取り巻く環境には、たくさんの不都合があります。その課題を解決して、お店のみなさんの「商う」という行為を自由にしたい。それがAirレジのミッションです。
Airレジは無料です。もう高い費用を払ってPOSレジを導入する必要はありません。また、お店のみなさんが頭を抱える集客も支援します。売上アップと集客を同時に支援する、それがAirレジです。
そして、旧来の重苦しいPOSレジとは違い、環境の変化に合わせてAirレジは進化し続けます。使い勝手、覚えやすさ、処理スピード、そしてサポート品質、どの観点からもこの1年で大きく進化しました。
1年前は注文入力と会計、簡単な売上管理だけでしたが、現在はバーコード入力、顧客管理、在庫管理、それ以外の機能も搭載されています。
サービス連携も、1年前はSquare、freeeを含む3社だけでしたが、現在はご覧いただいている多くのサービスと連携しています。
リリースしてから1年半、さまざまな業種にわたり、Airレジは本当に多くの方々に毎日使われるようになりました。
そして昨年秋、会計以外の業務で「商う」を自由にする、新たなサービスをリリースしています。
それは、行列に関する煩わしさを解決するサービスです。「Airウェイト」は、その「待つ」という課題、ストレスを解消し、お客様の顧客体験を向上させる順番待ち管理アプリです。
利用はとても簡単です。お店にAirウェイトを設置しておくだけ。お客様が来店されたら、人数、席を入力して、受付すると、番号券が出力されます。お客様は外で待つ必要はなく、外で自由に過ごしていただけます。どこからでも現在の待ち状況を確認できます。順番がきたら、メールや電話で知らせてくれます。
この混雑というストレスかを解消することによって、6割以上のお客様の再来店の意向が向上するという結果も生まれています。
また、Airウェイトの連携も日々拡大しています。量販店の導入も進んでおり、全国のビックカメラ、アップルの修理カウンターでもAirウェイトを導入いただいています。
提携するAPIを利用することによって、外部ディスプレイやサイトに現在の待ち状況を表示しています。加えて、お待ちいただいているお客様に対して、店内での買い物を促す取り組みも共同で実施しています。
そして同じタイミングで、別のサービスもリリースしています。それは、予約管理に関わる煩わしさ、手間を解消するサービスです。「Airリザーブ」は、電話予約、直接訪問、ネット予約を一元的に、リアルタイムに。そして簡単に管理する予約管理のシステムです。日々多くの方に使われています。
繰り返しになりますが、お店の取り巻く環境には、さまざまな不都合があります。集客、人材雇用、人材教育、売上分析、顧客管理など、多くの課題をお店のみなさんは抱えています。
そんなお店のみなさんを幅広く支援するため、先月お店に役立つサービス提案サイトAirマーケットをリリースしました。
Airマーケットは、厳選されたサービスのみを掲載しています。豊富な説明、導入事例を見ながら、課題にマッチしたサービスを簡単に探すことができます。そして、サービスによっては、Airレジ会員特典などもあり、お得に利用し始めることができます。
例えば鮮魚ECの八面六臂さんとのサービス連携では、Airレジで予約状況を確認し、先の仕入れを見立てた上で、同じ端末でそのまま八面六臂さんの商品、産地、そしてリアルタイムの入荷状況、価格を見ながら簡単に、そのまま注文することができます。導入いただいているお店の方々に大変喜ばれています。
12サービスでスタートしたAirマーケットは、今後さらに拡大していく予定です。1年半前、私たちはAirレジをリリースしました。そして現在多くの方々に利用いただくまでになっています。
日本の中小企業数は約540万。そのうちレジをお使いになるすべての産業を、私たちは支援できると考えています。
しかしながらAirレジはその一歩でしかありません。この1年で新たに登場した、Airウェイト、Airリザーブ、Airマーケット。これらそれぞれが便利なサービスであることはもちろん、これらが連携することによって、その力をより発揮するようになります。
またこの先、他社とのサービスの連携も推進していきます。そして、その他も新たなAirサービスを生み出し、積極的に展開していきます。
しかしながら、これは日本だけではありません。今年1月、海外展開の第一歩として、英語版Androidアプリをリリースしました。
これにより世界134の国と地域で、Airレジがご利用できるようになりました。現在は、US、中国、シンガポール、タイ、マレーシアなどで利用が始まっています。
アメリカの中小企業数は日本の4、5倍あります。そして、中国にはさらにそれ以上の事業所があります。
世界的にお店の環境が著しく変わっていく、ここ数年がチャンスだと私たちは考えています。だからこそ、日本はもちろん、海外での展開も積極的に進めていきます。
私たちが生んだ、このAirサービス。日本発のAirサービスでお店、世界中のお店のみなさんの「商う」を自由にしていきます。ぜひ一緒にチャレンジしたい方は、私たちと展開していきましょう。ありがとうございました。
(会場拍手)
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