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ミクシィ取締役 川崎裕一氏(全1記事)

ミクシィ取締役の川崎さんに、最近やってる新規事業のこととか聞いてきた

近日公開予定の「ミクシィ川崎氏・nanapi古川氏が語る、スマホ時代のコミュニケーションとは?」。その収録当日、古川氏が遅刻してきたので、待ち時間(10分くらい)の間に川崎さんが最近やってることについて聞いてみたものを公開します。

――川崎さんこんにちは。最近ミクシィではどういったお仕事されてるんですか?

川崎裕一(以下、川崎):そうですね。新規事業の部分を、今回自分が見るようになって。あとは、システムの裏方の部門があるんですよ。そこと、あとCS(カスタマーサポート)ですね。その3部門を担当しています。

――新規事業というと、「muuk」だったり、あとは大ヒットしてる「モンスターストライク」とか?

川崎:うちの中の新規事業でいうと、「DeployGateっていうAndroidとiOSのアプリ配信を簡単にするプラットフォームと、「minimo」っていう、カットモデルと美容師をマッチングするアプリ。次に自分が手掛けた「muuk」っていう、写真コミュニケーションサービスと。あとは今、笠原(ミクシィ会長)がやっている、ちょっとまだ言えないやつがあって。だいたい5案件ぐらいまわってたんですよ。それが社内で各々バラバラに散らばってたので、いま全部、イノベーションセンターっていう組織の下にまとめて、席も近くにしました。昨日その決起会をやってましたね。

――その部署を作った理由って、どういうところなんですか?

川崎:お互いの事業のKPIとその進捗を横で見つつ、「こんなんじゃ俺たちの事業ぜんぜん駄目だ」とか、「もっと速度感持ってやっていかなければ」とか、切磋琢磨させるためですね。あと、やっぱり新規事業ってしんどいので、そこらへんを仲間意識持ってやりましょうっていうのもあります。

――モンストとか、muukもそうですけど、mixiのIDとか使ってらっしゃらないじゃないですか。mixiの今までのユーザーを使うっていう考えというのは、基本的に切り捨てる感じなんですか?

川崎:そんなことはないんですけど。こういう人にこのサービス使ってもらいたい、ていうときに、そのユーザーさんがmixiのIDを使ってなければ、僕らのお仕着せになっちゃいますよね。だから、それはアプローチが違うと。なので、mixiユーザーさんが使いたくなるようなサービスを僕らが作れば、それはmixi IDをお勧めできる。まずはmixiユーザーさんなんで。

muukの場合は、ターゲットが若い層を狙っていこうと考えていて。実際ヒアリングをして、テスト配信をした結果、彼ら彼女らの自然のIDがmixi IDではなかったんです。で、TwitterであったりとかLINEだったりしたんですが、その中で一番自然だったのが、独自IDだったんですよ。自分でID取るのにぜんぜん躊躇がないんです。

――へええ、意外ですね。

川崎:だから、最初おじさんの頭で考えちゃうと、Facebookログインがいいんじゃないかとか、Twitterログインがいいんじゃないかってなりますよね?

――はい。

川崎:それやったら勝手に友達ともつながるし、いいよね、と。だけどそれは逆で、エゴなんですよ。けっきょく、Facebookのログインしたくないし、Twitterログインしたくない。けど、そのログインの手段しかないから、それを使わざるをえないっていう。だから、順番逆なんですよね。あ、けんすうが受付に来たみたいなんで迎えに行ってきますね。

――はい、ありがとうございます。

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