2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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司会:株式会社コミュニティファクトリー代表取締役 松本さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
松本:よろしくお願いします。
司会:では早速ですが、自己紹介を簡単にして頂けますでしょうか?
松本:株式会社コミュニティファクトリーの松本です。我々は2006年に創業しまして、今はスマートフォンのアプリを中心に開発をしています。一昨年、女性向けのカメラアプリ「DECOPIC」をリリースして、IVSに出ました。昨年、株式会社コミュニティファクトリーはYahoo株式会社さんに買収していただいて、今子会社として運営をしているというような状態です。
司会:ありがとうございます。今お話にもあったんですけど、Launch Padに2011年秋に出場されているということで、その後実際に会社として、何かそのメリットがあったとか、こんな効果あったとかあれば、お話し頂けますか?
松本:そうですね。それまでも、ソーシャルアプリを出していたんですが、実際このビジネスカンファレンスに出られる方とか見られる方と、一般のコンシューマさんは違うよなと思っていたので、あんまりそこでプロモーションするってことに対して、メリットを見出してなかったですよね。ただDECOPICを出した後っていうのは、結構PRっていうのを意識しはじめた時期で、意図的にこのリリースをしっかり出してやれとか、データを出してやれとかっていうことをやっていたら、メディアに取り上げられる回数がじわじわ増えていきました。
その時の大きい次のチャレンジとして、Launch Padというものがあって、実際Lanuch Padに出て賞をとらせて頂いて、その後web系のメディアにたくさん出た後、雑誌とかテレビとかそういう所から取材依頼というのが、どこまで直接的か分からないんですけれど、たくさんきた取材の最初の呼び水になったんじゃないかなっていう風に思ってます。
司会:私も仕事柄よくピッチイベントとかみるんですけど、IVSのLaunch Padは特に事前の準備、起業家側の事前の準備をすごくしっかりやっている印象があって、そういうこともあるので見られた後にそういういい効果があるのかなと思うのですが、実際に準備、応募した段階でどのようなプロセス踏まれたかみたいなお話をして頂けますか?
松本:そうですね。Launch Padに出る何年か前からIVSには参加させて頂いていたので、Launch Padがすごく皆さん、本当に真剣な場で、且つシビアだとずっと拝見させて頂いていたので、出させて頂くって決まって嬉しかった反面、「やばい、どうしよう」っていう気持ちもあってですね、最初のプレゼンから本番までは、たぶん構成ガラッと変わっていて、且つ本当に直前までずっと準備をしていました。Launch Pad自体はIVS二日目の早朝にあるんですけど、前日からほとんど寝ずにずっとホテルの部屋で練習して、音声とか映像で取ったやつを聞きなおして、その後また資料修正してっていうのをずっと繰り返して、当日を迎えました。徹夜でプレゼンまでやりました。
司会:資料がガラッと変わったというお話があったんですが、エントリーされた際に使っていた資料というのは、他のピッチイベントでも使われた資料で、IVSの時にガラッと変わったとか?
松本:最初に作った資料が比較的ビジネスとしてのプレゼンの資料だったんですね。これだけ自分のプレゼンっていうのを聞いたり見たりしてレビューするって初めての経験だったので、見て気になった点を修正していったら違うものになったと。
司会:なるほど。コンシューマ向けのサービスをされてるじゃないですか。で、コンシューマ向けのサービスをされているから、ビジネスサイドのプロモーションって、ピッチイベントってあんまり効果ないよねみたいなイメージが最初あったかと思うんですけど、結果的にビジネス用のプレゼンテーションを持っていても、ビジネスサイドにピッチする時には、形を変えた方がすごく伝わりやすかったって、そういう?
松本:普段ピッチをするよりも、サービスの説明とか講義説明のためのパワーポイント資料を作ることが多いので、、どうしても構成の仕方とかが染み付いちゃってるんですよね。で、自分でピッチしてみて、喋って違和感があったとか、資料の内容でインパクトが弱いなとかっていうのをずっとこう見直していくと、だんだんだんだんピッチに最適な資料になっていくと。そういう非常にいい経験でした。
司会:そこのプロセスを踏まれたことで、実際の製品、プロモーションや何かにいい影響はありましたか?
松本:そうですね。最終的には僕の話したピッチをDECOPICのユーザは99.9%は見てないと思うんですよ。女子高生とか女子大生とかなので。なので大きかったのは、それでネットメディアに出た結果、他のメディアの方がたぶん見て頂いて、掲載のお申し込みをいただいたとか、ご依頼いただいたとかっていうのがすごく大っきい効果でしたね。
司会:その同時期にLaunch Pad以外のそういうピッチイベントみたいなものに出られたことはありましたか?
松本:ピッチっていうのは、実は僕はLaunch Padが唯一。会社自体は、Launch Padの時点ではもう6年目とかだったので、講演させて頂くとか人前でお話させて頂くとかいう機会はたくさんありました。
司会:唯一、その出てみたいと思われた理由みたいなのがあれば。
松本:そうですね。まずは、これは一般的じゃないかも知れないんですが、多くのピッチイベントがスタートアップの企業向け、そういう間もない会社さん達が集まっている部分に対して、IVSの場合は大手の会社さんも新規事業であればOKっていうところは、まず他のピッチイベントとちょっと違うところだと思うんですよね。そういう点でっていうのがまず一つ。もう一つ、やはり過去何度も見ていた場だったので、そこで優勝してみて「ブライトニングの時計欲しいな」っていうのが、毎年思ってたので(苦笑い)あまり迷いはなかったですね。
司会:ちょっと質問の指向を変えまして、インフィニティベンジャーズの方々とは、今回のIVS、Launch Pad以外でも一緒にお仕事をされてたりするかと思うんですが、このIVSの運営チームというのは、どのような人たちが集まっている場でしょう?
松本:そうですね。まぁよくお話させて頂くんですが、非常にこう広く深く洞察をされてらっしゃるなという風に感じますね。世の中のトレンドがこう変わっていって、中国では今これが起こっている、北米ではこれが起こっている、アプリの世界ではこれが起こっている、webではこれが起こっているっていうところを多角的に捉えられていて、だから次のコミットはこうなんだよねっていうお話っていうのが、いつもお話を伺うと迷い無く出てこられるなっていう風に感じますね。
司会:IVSに参加されていて、集められている方の種類も多いじゃないですか?集めている方々の意図みたいな、どういう人を意図して集めているかっていうのも、そういう所から感じられますか?
松本:どうですかね。全体の方とお会いできている訳じゃないので難しいですけれど、やっぱり登壇されている方を拝見すると、あっ次はこういうトレンドっていうのを捉えられているんだなというのは感じますね。先程あったクリエイティブのセッションなんか、まさしくその一例じゃないかなと思います。
司会:ありがとうございます。最後になりますが、Ustream中継をご覧の方々、またLaunch Padを目指されている方々に一つ、アドバイス、メッセージを頂ければと思うんですが。
松本:そうですね。私自体、出てみてとってもいい経験でした。出て真剣にピッチをするっていうのは、とても短い時間で自分達のサービスの良さとか可能性とかっていうのを最大限伝えなければいけないので、それっていうのは、自分達の製品とかサービスを今一度何が一番強みか見つめ直すことだと思うんですよね。なので、出てみて本当にとってもよかったですし、あとはその後とっても評判が良かったので、PRの場としてもスタートアップにとっては最適なんじゃないかなという風に思っています。
司会:はい。では、ただいまをもちまして、コミュニティファクトリー松本さんのインタビューを終わらせて頂きます。ありがとうございました。
松本:ありがとうございます。
三木谷浩史
楽天株式会社 代表取締役会長兼社長
伊佐山元
DCM共同経営者
佐藤光紀
株式会社セプテーニ・ホールディングス 代表取締役社長
古川健介
株式会社nanapi 代表取締役
吉田浩一郎
株式会社クラウドワークス 代表取締役社長
小林賢治
株式会社ディー・エヌ・エー 取締役 Chief Game Strategy Officer
岩瀬大輔
ライフネット生命保険株式会社 代表取締役副社長
川崎裕一
株式会社ミクシィ 執行役員 クロスファンクション室長
川邊健太郎
ヤフー株式会社 副社長
日高裕介
株式会社サイバーエージェント 取締役副社長
朝倉祐介
株式会社ミクシィ 執行役員 経営企画室長
松本龍祐
株式会社コミュニティファクトリー 代表取締役
林信行
ITジャーナリスト
森川亮
LINE株式会社 代表取締役社長
熊谷正寿
GMOインターネット株式会社 代表取締役会長兼社長
玉川憲
アマゾンデータサービスジャパン株式会社 技術統括本部本部長
舛田淳
LINE株式会社 執行役員
荻野泰弘
株式会社ミクシィ 取締役執行役員 経営推進本部長
藤田晋
株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長
赤川隼一
株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 Chief Platform Strategy Officer
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