2024.12.03
セキュリティ製品を入れても検出されず…被害事例から見る最新の攻撃トレンド 不正侵入・悪用を回避するポイント
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平尾丈氏(以下、平尾):ありがとうございます(笑)。もうお後がよろしくなってきましたので、そろそろ締めたいと思いますが、ありますか?
質問者18:私は非常に寂しがり屋ですが、登壇している方のような経営者になりたいと思っております。孤独感の乗り越え方を教えていただきたいです。
平尾:孤独感の乗り越え方。はい、じゃあ2人目。
質問者19:みなさんの考え方がすごくはっきりされているなと思うんですけど、考え方だったり、自分なりの哲学だったりをどういう環境が形成したのかとか、それとも自分で気をつけて哲学をはっきりさせるようなことをしてきたのかなというのが、気になっています。
平尾:哲学の作り方ですね。もう1つあったかな? 女性の方。もうこれで締めますよ! これ、最終質問ですね。
質問者20:物事を成功させるために、継続することってすごく大事だと思うんですけど、その継続をするためには何が一番大事で、大事なものを成長させるためにはどうすればいいか、ということです。
平尾:はい、ありがとうございます。継続についてのコツがあれば、ということですね。最後、綺麗な質問3つでいけましたね。孤独と戦う、これ経営者必須のテーマ。孤独とどう向き合うのか、佐藤さんからお願いします。
佐藤光紀氏(以下、佐藤):よく経営者は孤独だと、一般的に言われるんですけど、僕は人間というのは全員孤独だと、ここにいる我々もそうだし、みなさん自身も全員孤独だということなので、そもそも自分だけ孤独で周りは違うとか、孤独じゃない人がいると思ったことがないですね。
全員孤独なので、それが当たり前で、それと向き合うのが人生だと。むしろ、当たり前なので、誰かが孤独じゃない人生を歩んでいて、自分だけ孤独だと相対で劣位に感じること自体がもったいないなと思います。
平尾:はい、じゃんじゃんいっちゃいましょうか。親分、お願いします。
真田哲弥氏(以下、真田):孤独は今ので決着が着いたから以上! あとなんだっけ?
平尾:継続するコツと、哲学をどう作るのか。
真田:じゃあ、それ答えます。哲学。僕は、哲学は司馬遼太郎の本にかなり影響を受けました。僕は大学生時代、19歳のときに株式会社リョーマという会社を作りましたけれども、司馬遼太郎の本が僕のベースの1つになっています。
あと、僕は真田哲弥という名前ですけど、真田幸村の生き方というのが、自分の先祖として子供の頃からいろいろ……。
小澤:先祖!?
真田:そうなんです。これも哲学を形成しました。
小澤:真田広之のほうじゃなくて、幸村のほうですか?
真田:広之は、彼は芸名ですから。血繋がってないです。
小澤:すごい! 直系なんですか?
真田:直系? 一応、幸村から見ると、ほぼ直系。
小澤:すごい! 知らなかった!
真田:それはいいんですけど(笑)。もう1つは、大学生時代にいろんな社長に会いに行きました。僕は、起業家、事業家になりたいと思い始めてから、自分が好きな社長になんとか会ってくれって言って、会いに行ったり。
先に本をさんざん読んで、その中で興味を持った社長に手紙を書いたりして、なかなか会ってくれないんですけど、ビジネスプランコンテストがあったら、そこの審査員に自分が好きな、憧れていた社長がいるから応募してみたりとか、いろいろ話を聞きに行きました。その社長の方々にもかなり影響を受けました。たぶんその3つくらいですね。
平尾:ありがとうございます。あとは、継続するモチベーション。モチベーションをコントロールする。継続についてコツがあれば。
宇佐美進典氏(以下、宇佐美):僕自身はあまり過度に感情の起伏をさせずに、ある程度ポジティブなマインドをどう保っていくのかというのを、意識するようにしています。
なんでそうしているかというと、期待しすぎてうまくいかないと、気分がドーンと落ちて、そこでモチベーションが続かなくなってしまったりとか。
ある一定レベルで高い水準が続いていると、いろんなことを継続して楽しめるようになってくるんですよね。そうしていくと、成果に対して楽しむんじゃなくて、プロセスそのものに楽しみやおもしろみを感じるようになっていくので。
成果が出たか出ないかというところではなくて、プロセスのところに楽しみを感じられるようになっていくと、自然と継続的にモチベーションを保てるんじゃないかなと思います。
平尾:佐藤さん、何かモチベーションのコツがあれば。
佐藤:まずは最初の3ヵ月くらい、集中して思いっきりやるってことですね。例えばジムに行って体を鍛えたいとします。僕は今まで12年間くらい継続して行ってるんですけど、最初は必ずサボりたくなるんですよ。行きたくなくなっちゃうんですよ。最初の3ヵ月だけ、友達と一緒に行くのでも、トレーナーつけるでもなんでもいいですけど。
それで、成果が出る一番短い期間の目標を達成する。すごく長い先を考えて、続けるのってすごく大変なので、身近な目標設定で、自分がコツコツやって、明日とか、1週間後とか、2週間後とかに成果が感じられる目標をセットする。そうすると続ける気持ちよさが生まれるので、わりと続きやすいかなと。
平尾:なるほど、ありがとうございます。いったん、質問はこれで終わりにしようかなと思ってまして。最後、ちょうど小澤さんに、毎回レギュラーで出ていただいていると思うんですが、「挑戦ってなんですか?」みたいなとこから、最後みなさんに一言だけいただいて、締めたいなと思っております。
小澤隆生氏(以下、小澤):「挑戦」ね。みなさん大学生で、僕は今43歳ですから、20数年前はこういう立場でしたねぇ。我々能書きこいてますけど、こういうところに参加してるだけで、我々より優秀ですからね。みなさん俗に言う、「意識高い系」ってやつですか? 「意識高い系」? 僕知らないけど(笑)。とにかく頑張ろうという気持ちがある。これだけでまず素晴らしいということですね。
僕は元来、20何年間社会人やってきて、社会人というか、世の中に出て、お金を稼いだりビジネスをやってきて思うのは、目標があって、それに対する手段があって、現状があって、足りないところを埋めていく、お手本の人が誰で……というような、だいたい決められたプロセスをずっと踏んで、今までやってきたんだけど、常に「ああなりたい!」というのがあった。金額で言ったら「いくら欲しい!」というのがあった。
なるべく、「あれを実現するためにはいくら必要だ」と。僕にとっては、目標を具体化し、その手段を具体化し、自分で足りないところを埋めていくという作業をずっとやっている。
挑戦というのは、例えば東大に入りたいとか言ったら、よくわからないけども、東大に入るには一次、二次って受けて、それぞれ科目がこれだけあって、それぞれ何点取って、赤本を見ると、過去10年間のやつがあって、傾向と対策が打てるというように、漠然とした目標に対して、それをいかに具体化して、プロセスをふむことによって、明日何するか、今日何するか、というのがわかる。これがとても重要だ。
挑戦というのは、でかい夢に対して、今日何するか、明日何するかということと、必ず階段で紐付いているということだと思うんです。だから、みなさんが何に挑戦したいか、今日でも明日でも、今まで考えてきたものがあったらいい。
ただ、それを実現するには、そもそもその挑戦をするための夢というのは、具体的に何が必要だと。何をしなきゃいけないんだと。ずっとブレイクダウンすると、今日何をするんだと。ひょっとしたら仲間が必要だったら、隣の人に話しかけなきゃならない。これから行く懇親会でできるだけ多くの人に自分の夢を語らなきゃならない。というように、漠然と思ってるだけじゃダメなんだ。挑戦するためには。
いかに目の前のアクションに落とすか、それを自分でうまく管理してコントロールできるか。そういったことを自分で思い描けるようになると、その挑戦が非常に確実性の高い成功につながると思う。
極めて現実的な話をしますが、それはなぜなら、私が1人目に話すからです。これからだんだん夢になってくると思う(笑)。ぜひ、具体的なアクション、自分の夢に対する挑戦は具体的にやれるようになるといいですね。頑張ってください! ありがとうございました。
平尾:大きな拍手をお願いします!
(会場拍手)
平尾:このままいきますよ。宇佐美さん、挑戦とはなんぞや。
宇佐美:僕自身にとって、学生時代においての一番大きな挑戦は、学生結婚をして、19歳のときに結婚をして、すぐ子どもが生まれてですね。その時点で、普通の、他の人とは違う人生だと思ったことが、一番大きな挑戦だったんですね。
そのときに、僕が何を感じたかというと、いろんな人がいろんなアドバイスをくれるんですよ。「やめたほうがいい、絶対うまくいかない」と。いろんな人が、僕のためにいろんなアドバイスをくれてはいたんだけど、結局アドバイスをくれる人って、やったことのない人ばかりなんですよね。
学生結婚してうまくいかなかった人が、アドバイスしてくれるわけではなくて、みんな想像で、「その選択を選んだら、こんなデメリットがあるよ」とか、「こんな怖いことがあるよ」ということを、ネガティブな想像をどんどんいろんなかたちでアドバイスくれた部分があって、でもやってみたら何とかなった。
これはたぶんいろんなことにおいて、あるんじゃないかなと思って、そこからいろんなことに挑戦するようになったんですね。人って、やったことのないことに対して、非常にネガティブなイメージであったりとか、リスクを感じやすい部分があるんですけど、でも実は、やってみたら、そのリスクってたいしたリスクではなくて、むしろそこから得られること、学べることのほうがたくさんあるなと。
特に、20代とか若いときであればあるほど、実は自分たちが思っているほどリスクというのは大きくなくて、そこから学べることのほうがたくさんあるんですよね。
なので、僕が思うのは、20代というのは挑戦できる、挑戦しやすい年代です。一方で40代50代になってからの失敗って大変なわけです。つらいわけですよ。
そうであれば、失敗してもある意味許されやすい、しかもそこからの学びがすごく大きい年代のときに、できるだけ大きな失敗をして、それをどう次につなげていくのかということを、意識してやっていったらいいんじゃないかなと思います。
平尾:どうも、ありがとうございます。大きな拍手をお願いします。
(会場拍手)
平尾:宇佐美さんありがとうございました。真田さん、お願いいたします。
真田:はい、たぶんみんな似たことを言うので、違うことを言います(笑)。「挑戦しないススメ」。
挑戦して必ず成功するためには、何に挑戦するかを選ぶ必要がある。挑戦したいと思うものが100個あっても、100個とも挑戦しても成功しない。先に100個1000個思いついて、その中から数を絞って、「これだけは必ず」というものを決める。挑戦してみたいことがあっても、全部一番になろうとか、全部成功させようとか、全部継続しようとか、目標を先に決めようとか思わないこと。
それより、先にとにかくいろいろやってみることのほうが僕は大事だと思ってます。やりたいことが見つかってない人というのもたくさんいるわけじゃないですか。僕は、それは「好奇心」と「行動」の欠如だと思っていて、まず目標とか挑戦とか考えずにとりあえず試してみるという姿勢がすごく大事かなと思っています。
今日控え室で、コロプラの千葉ちゃんが、ドローンを飛ばしてたんですよ。おもしろそうだなと思って、僕、その場でAmazonで発注してしまいました。実は、僕の家にはガラクタが山のようにあります(笑)。
3日で飽きるかもわかんないけど、とりあえず触ってみる。そういうのをたくさんやってる中で、「これめっちゃ好きだ!」というものが見つかればいい。それに関しては「絶対にこれをやり遂げる」と思うのが大事かな。まずとりあえずやってみるくらいから、やってみましょう!
平尾:どうもありがとうございます。大きな拍手をお願いします。
(会場拍手)
平尾:では、佐藤さんお願いいたします。
佐藤:挑戦したい気持ちって、意外となくならないんですよね。何かを達成して、満たされても、また何かしたくなっちゃう。こういう動機ってやっぱりあって、それはなんでかなって考えると、自分の一生、自分にとってもそうですし、ここにいるみなさんにとっても、人生有限なんですよね。いつか終わりを迎えるわけですね。
いつか終わりを迎える有限の人生の中で、自分がどこまでいけるかな、どれだけおもしろい人生を歩めるかなって終わりを想像すると、「自分が何者か」とか「何者になれるか」という想像力をたくさんふくらませたくなるんですよね。人生の終わりから逆算すると、あれもこれもそれもどれも全部手をつけて、経験して、人生を振り返りたいな、と思うわけです。
そうすると、挑戦する意欲というのがムクムクと湧いてきて、あれもこれもそれもどれも全部経験した人生でありたいなと、行動がちょっと変わる。終わりを想像しながら、自分の人生の最大面積を一番大きくするにはどうすればいいかな、何者かに自分がなるにはどうすればいいかなと、想像力をふくらませる。そんなようなことを普段考えます。
一方で、小さな一歩の積み重ねというのもすごく大切で、挑戦ってやっぱり「麻薬的」なんですよね。いわゆる挑戦ジャンキーみたいな。一歩踏み出す勇気みたいなのがやっぱりあるんですよ。
実際に踏み出して、やってみると意外とこんなもんかと。みなさんの話にも出てましたけど、する前に想像した恐怖よりも、行動してみると実際そこまでの恐怖はないんですよね。それを小さくても繰り返していると、自然と「挑戦ジャンキー」になるだろうと。
こういう業界の人たちとか、業界が全然違ってもある分野の一線で活躍している人たちと接すると、みんな多かれ少なかれそういう小さな一歩を踏み出して、「意外とこれいけるかも」みたいな経験を多少なりともしていると。その積み重ねがどんどん雪だるま式に加速して、いつの間にか挑戦するのが当たり前の人生になっているという状態なんだと思います。
だから、やっぱり最初の一歩を踏み出して、恐怖を克服するみたいな。難しく言うとそういうことなんですけど。踏み出してみると、意外とたいしたことないみたいな経験をたくさんすると、気持ち良く挑戦をする毎日、スモールステップができるんじゃないかなと。
大きなイメージを持って、小さなステップを踏むみたいなことを、私もみなさんと一緒にしていけたらいいなと思います。今日はありがとうございました。
平尾:どうもありがとうございます。大きな拍手をお願いします。
(会場拍手)
平尾:さあ、最後でございます。私も一言だけ締めさせていただきますので(笑)。今日は本当に憧れの先輩方の横でこうやってモデレーターという、本当に大役をいただいたなと思っております。やっぱり先輩方、挑戦されててかっこいいなと思った方、「はい!」
(会場挙手)
平尾:多いですね! 全員挙がりましたね。
本気で挑戦されている大人、かっこよかった。最終セッション本当によかったと思っておりますので、みなさん、スタンディングオベーションで最後終わりたいと思います! どうもありがとうございます! 大きな拍手をお願いします!
(会場拍手)
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