2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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平尾丈氏(以下、平尾):みなさん、お疲れさまです。
参加者:お疲れさまです。
平尾:お疲れさまです!
参加者:お疲れさまです!
平尾:お疲れさまでーすっ!
参加者:お疲れさまでーすっ!
平尾:いいですねぇ。ちょっとまだモデレーターに慣れてない感が出てますけども。次元を超える事業家集団じげん「愛情・友情・平尾丈」です。
今日は最終セッションでございます。みなさんだいぶ飽きてきた頃かもしれませんし、疲れてきた頃かもしれません。ちょっと、前に! 前に! 前に! 後ろの方、前に来ていただいて……ちょっとアイスブレイク、よろしいですか? 後ろの方、一回前に詰めてください。すみません! せっかく最終セッションで親分たちが自由になっているので。
今日は、最終セッション恒例の「人生は挑戦だ!」。私も今、親分たちの前で、左脇のほうからものすごい滝が出てます。ややウケですね……はい。ややウケです。
今日は最終セッションなので、ちょっとね、肩コリのある方とか、いろんな方がいらっしゃるので、ちょっと立っていただいて。私秘伝の……ちょっと親分たち!
平尾:自由だなぁ......自由すぎるなぁ。自由! 大丈夫ですよ、あとで(自分も)入りますから。みなさん、一回立ちましょう。ご起立お願いいたします。
最後、「人生は挑戦だ!」ということで、こちらもう8年くらいやっておりますが、「ワクワク体操」をプレゼントして、始めたいなと思っておりますので。横の方とぶつからないようにしていただきながら。
私が「人生は挑戦だ!」と言ったら、みなさん大きな声で、せーの「ワクワク!」とやってください。よろしくお願いします。じゃあいきますよ。「人生は挑戦だ!」せーの!
参加者:ワクワク!
平尾:はい、一体感出ましたね! みなさん、ご着席ください。お願いいたします。
では、私も座らせていただきまして。ちょっと無理やりリセットしましたけれども、これは本当にIVSで伝説のセッションでございまして、今日はオールスターの起業家のみなさまにいらしていただいております。本来私も(会場のみなさんと)ご一緒して、お話を聞きたいというくらいの方たちでございます。
まずオールスターのみなさま、学生の方にとってお初の方もいらっしゃるかもしれませんので、自己紹介と、もう1つ。みなさん検索したら、いろんなインタビューに出ていらっしゃるので、私もちょっと考えました。インタビューで言ってない話、聞きたいか?「イエス!」
参加者:イエス!
平尾:まだ馴染んでいませんけれども(笑)。こんな感じですので、どんなことをやってらっしゃって、どういう会社にお勤めなのか、上場社長が多くいらっしゃるのでアレかもしれませんが最近の! 最新の! まだどこにも言っていない「挑戦」の話を熱く語っていただければと思います。
じゃあ佐藤さんから、よろしくお願いいたします。
佐藤光紀氏(以下、佐藤):みなさん、こんにちは!
参加者:こんにちは!
佐藤:セプテーニの佐藤といいます。今日、いよいよこのIVS SEEDS、締めのセッションということで、楽しみにやってまいりました。
僕は起業家、経営者として仕事をしているわけですが、何が一番仕事をしていて楽しいか。みなさんもこれから就職する人もいると思うんですけど、何か新しいことにチャレンジしているとき、新しいものを作っているとき、これが一番楽しい!
ということで、会社もインターネットの広告とかコンテンツとかいろいろ、インターネットの企業を25社ほど経営しているんですけど、それでもやっぱり何か新しく作りたいということで、最近は僕、漫画を作っていまして、マンガの編集者として、年間50本くらい連載を同時進行で作っています。ちょうど7〜9月からテレビアニメになるんですね。これも楽しみにしています。
最近書店の平積みのコーナーで、「うちの商品売れてるかなぁ」と見るのが楽しみな今日この頃です。今日はよろしくお願いしまーす。
(会場拍手)
平尾:では、真田さん、よろしくお願いします。
真田哲弥氏(以下、真田):平尾くんの「愛情・友情・平尾丈」に刺激されまして、僕も考えてみました。
平尾:あら! まじですか!
真田:「愛情や、友情や、真田哲弥!」
(会場笑)
平尾:……もっと笑って! ほら!(笑)すみません! 申し訳ございません!
(会場拍手)
真田:最新の「挑戦」でした!
平尾:ありがとうございます(笑)。この流れで、宇佐美さん、よろしくお願いします。
宇佐美進典氏(以下、宇佐美):みなさん、こんにちは!
参加者:こんにちは!
宇佐美:VOYAGE GROUPという事業開発、事業を作ることを会社の仕事にしています。代表の宇佐美です。たぶんこの中では、比較的真っ当な意見を言うポジションとして位置しているんじゃないかなと思います(笑)。今日はよろしくお願いします。
平尾:お願いします。拍手!
(会場拍手)
平尾:小澤さん、お願いします。
小澤隆生氏(以下、小澤):ヤフーの小澤といいます。唯一のサラリーマンですから、上場企業の社長とは関係なくテキトーにやらせていただきますので(笑)。
最近の挑戦としましては、この6月から上司がインド人に変わりまして、年俸が165億だったことが判明しましてですね。この方といかにうまくやっていくかということが目下の課題でございます。今日はよろしくお願いします。
(会場拍手)
平尾:さぁ! 始まりますよ。私はいつも愛情と友情を大切にして生きてきましたが、ここで宣言したいのは、今日、私はヒールに徹します。「ヒール平尾」。
……シーンとしましたね。心を鬼にしながら、みなさんの中にいろんな人生相談があると思いますが、本当に聞きたい有益な……今日、本当にオールスターですから。
私は今日、モデレーターとして何をやるかというと、バッサバッサ切っていきます。バッサバッサ切っていくし、できるだけ多くの人に聞いていただきたい、そんな最高のコンテンツをお送りしたいと思っております。
さあ、自己紹介も終わったところで、大丈夫ですか? 親分たち。私たちは本当にいろんな質問を受けると思います。そして、受け切らなきゃいけないと思っています。私もこのモデレーターでIT業界の生命がかかっております! それくらい緊張しております。
パッと手を挙げて、「こういうこと悩んでいるんだ。ナントカさんお願いします!」こんな感じでよろしくお願いいたします。
じゃあ、勇気ある第1号バッター! どうですか? はい! お、いいですね! 元気良く挙がったそこの彼。早いですね。
質問者1:はじめまして。普段はエンジニアをやっている慶応大学2年〇〇といいます。僕は今日、小澤さんに質問をしたくてここに来ました。
小澤さんのエピソードで、楽天を辞めて、劇団四季に挑戦したということを耳にしたことがあったんですけど、僕は音楽を本気でやりたいし、事業を起こすということも本気でやりたくて、好きなことが2つあって両方やりたいと思っています。
小澤さんはインターネットも演劇も好きなことを両方やられてきたと思うんですが、今後、僕はどうしたらうまくいくのか、ポイントとか気をつけたほうがいいことはありますか?
小澤:質問してくれてありがとうございました。ご存知ない方いらっしゃると思いますけど、私は楽天で長らく役員をやったあと、劇団四季に入りたくて楽天を辞めたんですね。そのことだね? あ ~なるほどね。結論から言うと、両方できてないわけですよ。
(会場笑)
小澤:なぜならいまだに劇団四季に入ってないし。なので、「天は二物を与えず」という言葉がありますけどね。私はたまたまインターネットではそこそこの立場におりますけど、劇団四季は常に書類落ちですから、今のところ両立できておりません。
ただ、好きなことというものは、お金をもらうか、お金を使ってでもやるかということがあります。だいたいの好きなこと、ミュージカルでもかまいません。私が将来、劇団四季を買収することができたらですよ?
(会場笑)
小澤:みなさま方を呼んで、お金を取らずに、お金を払ってやることができます。それは冗談じゃなくて、楽天のときに、僕プロ野球チームを作らせていただいたことがあるんですけど、プロ野球チームを買ったわけですよ。あの球場で、野球やりましたからね、一生懸命。プロ野球選手と。
だからそのようなことだったら夢物語でもなく……結局、才能がないならば、別のやり方、例えばそれは「買う」でもね。やればいいと。得意なほうでお金を稼いで、やりたいほうでお金を使えばいいと。心底思っています。
劇団四季に関しましては、未だにうまくいっていないというとこで、回答に変えさせていただきます。ありがとうございました。
(会場拍手)
平尾:いいですね。拍手出ました。続きまして、ガンガンいっちゃいましょう。ガンガン手挙げてください。どうですか? はい、横の彼。
質問者2:はじめまして。大阪学院大学の〇〇と申します。今、友だちとホームページの受託開発をしていて、そこそこ売り上げも上がってきています。
僕自身、今サービスが軌道に乗ってきたので、その次のサービスをするにあたって考えていることがありまして、今後の日本を支えるサービスを作りたいと思っているんですが、2択ありまして、盛り上げるサービスか、支えるサービスか、どっちか。
僕は、物流系でサービスをしたいと思っているんですけど、平尾さんで言えば、リクルートとかいろんなものをアルバイトEXでキュレーションされていますけれども、僕自身だったらいろんな物流会社をうまくまとめて、それを発信する……まあ、パクりっちゃパクりですけど(笑)。
平尾:パクってんの?
質問者2:いや! パクりじゃ……そういうのをやりたいとか……(笑)。
平尾:全然パクってください!
(会場笑)
平尾:では、質問をお願いします。
質問者2:はい。そうですね。地元に可能性は感じますか?
平尾:「地元に可能性は感じますか!?」
(会場笑)
質問者2:もちろん、みなさん感じている方もいらっしゃるとは思うんですけど。
真田:地元って何? どこのこと?
質問者2:地方です! ローカル。
真田:東京が地元の人は?
質問者2:東京でもいいと……はい。多摩地区とかもあると思いますから、いろんな。
(会場笑)
平尾:そうですね。盛り上げてくれたんで、私のほうから(笑)。東京出身の平尾です。東京出身なので、地元は東京です。東京出身で東京生まれで、そんなに東京に対してアイデンティティはないですが。
これから地方創生みたいな話も出てきますが、東京にも訪日でいろんな人がいらっしゃるので、そこで何かできたらいいなと思っております。
質問者2:すみません、宇佐美さんとかどうですか?
平尾:宇佐美さんでは、お願いします。
宇佐美:地方がどうかってこと?
質問者2:可能性というか、宇佐美さんが感じていらっしゃることとか。
宇佐美:僕は今、渋谷で仕事をしているので(笑)、地方の可能性のことはよくわからないんだけど、渋谷というか東京で仕事をしているといいなと思うのは、例えばこういうイベントもそうだし、経営者同士だけではなくてエンジニア同士であったり、営業もすぐ近くに行けたり、いわゆる集約されていることのメリットってやっぱりあるなと思っています。
もちろんインターネットで、距離が離れていても仕事ができるということがありながらも、やっぱりフェイス・トゥ・フェイスでコミュニケーションができるメリットもあるので、東京に来たらいいんじゃない?(笑)
平尾:はい! 今回はいったん以上で終わりにします! ありがとうございます。
(会場拍手)
平尾:いいですね。自発的に拍手が出る。これ、すばらしい場だと思います。では、続きまして! いいですね、真ん中のアズキ色の彼。お願いします。
質問者3:桜美林大学の〇〇と申します。僕自身は教育や演劇ばかりをやっていたんですけど、どうしてもお金はもらえないなぁということをすごく実感していて……好きなことが人と接したり、人に何かを見せることなんですけど、やっぱり今インターネットだったりというところが……極端な話、儲かると。
(インターネットで)儲かったら、好きなことができるということも結構あるぞと。スキル的に身につけたほうがいいのかなと実感はしているんですけど、でもやっぱり興味持てないときってどうすればいいでしょうか?
平尾:最後の部分、もう一度お願いします!
質問者3:コードとかそういうものに対して、「やらなきゃな」という気持ちはあるんですけど、どうしても興味が持てないんですけど、そういう場合ってどうしたらいいんでしょうか? みなさんは、どういうふうにインターネットに興味を持たれて、今までどういうふうにスキルを身につけてきたのかなというところを含めて教えていただけたら幸いです。
平尾:ちょっとよくわかんなかったんですけど。今日、ヒールだから、ヒール平尾からすると、インターネットじゃなくてもいいかもしれないですよ? みなさんの世代は。
真田:モデレーター! お前それ、モデレーションになってねぇよ!(笑)。
佐藤:スピーカーに回そうよ。スピーカーに!
平尾:ちょっと僕のほうでさばいとこうかなと思いまして(笑)。今のご質問、インターネットに興味持てないんだけど、どうしたらよろしいですか?
小澤:佐藤さんが答えるよ。
平尾:先輩!
佐藤:好きなことをやればいいんじゃないですかね? 真面目に答えると、好むと好まざるに関わらず、インターネットはあらゆる産業と接続しちゃうので。
だから教育にコミットしたいんだったら、思いっきりとんがってそれをやってみて、結果それをインターネットを使ってうまくやるというパートナーがきっと現れます。あなたがおもしろい人だったら、おもしろい人が集まってくるんで、大丈夫。ということで。
平尾:はい、ありがとうございます。
真田:ちょっといいですか? 別に起業しないといけないこともなければ、インターネットじゃないといけないこともないけども。
社会に出て、自分がやっていることを一歩ずつ階段で登っていくと、社会がピラミッド構造になっていることに気がつくんですよ。一定以上のところまで行くと、コミュニティが狭くなっていって、経営者も、スポーツ選手も、音楽家も、芸能人も、政治家も、みんなつながっていくんですね。
どの道で行っても、最後たどり着くとみんな同じ場所に行くんです。20、30年やっていると、これが実感できるようになっていきます。みなさんくらいの頃は、全然バラバラ、別々のものだと思うじゃないですか。でもね、階段登っていくとたどり着くのは一緒のところなんです。
経営者ばかりでバンドをやったりすると、ものすごいプロ級にうまい人がいっぱいいるんです。なぜならば、経営者で成功する人って、集中力があって、何か1つのことをやったらそれなりに成功する。学生時代、経営とか全然関係ないことをやって、それなりに成功していた人というのがものすごくたくさんいるんです。
だから経営者ばかりで集まって何かをすると、みんなものすごく上手だったりするわけです。逆に、今、経営者で成功している人って、学生時代に経営のまねごとやってた人が多いかというと、決してそんなことはない。学生時代にやりたいことを思いっきりやったほうがいい。
その代わり、その世界の中で上位に食い込めるまでやること。そういう人は、社会人になって何をやっても、それなりに上手くいくんです。だから会社経営始めても、それなりに上手くいくことが多い。以上!
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