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「キーパーソンに聞く!ギョギョ!魚の魅力と環境問題についてさかなクンに聞く!」(全3記事)

さかなクン「本当に感激でギョざいます」絶滅危惧種の再発見で天皇陛下からいただいたお言葉とは

自民党のトーク番組CafeStaに東京海洋大学の名誉博士、教授、TVタレントとマルチに活躍する、さかなクンが登場。本パートでは、自己紹介をまじえて、魚に興味を持つきっかけになった子供時代の体験を紹介。また、絶滅種とされていたクニマスの生存確認に協力して、天皇陛下から感謝のお言葉をいただいた貴重なエピソードを語りました。

さかなクンがCafeStaに登場

小林史明氏(以下、小林):「CafeSta」をギョ覧の皆さまこんにちは、本日も始まりました。「キーパーソンに聞く!」ということで皆さんお待ちかねの、さかなクンさんです。どうぞ、よろしくお願いします。

さかなクン:ギョギョギョギョー! さかなクンです。ギョんにちはー! どうも、ギョばやし先生。よろしくお願いいたします。

小林:よろしくお願いします。僕、ギョばやし先生になっちゃいますね。

さかなクン:失礼しました。

小林:はい、ギョばやしです、よろしくお願いします。

さかなクン:ありがとうございます。

小林:ファン、多いですね。みんな大好きっていう。

さかなクン:本当ですか? ありがとうございます!

小林:多いんですよ。

さかなクン:うれしいでございます!

小林:このテンションで、私このあと谷垣(禎一)幹事長と、ここでやるんですよ。大変な状況になってますね(笑)。

さかなクン:前座を務めさせていただきます。

小林:いやいや、もう楽しくやりたいと思います。

さかなクン:ありがとうございます。

小林:うれしいです。

さかなクン:時間差があるんですね。

小林:若干の時間差が、この映像とはあるんですね。

さかなクン:なるほど。

小林:どんどんコメント拾ってあげてください。

さかなクン:はい。

小林:リアクションしていただけたほうがいいと思いますんで。

さかなクン:ありがとうギョざいます。

小林:さかなクンさんが正しいのか、さかなクンが正しいのかっていう問題がネットで一時期話題になりましたけど。

さかなクン:さんは結構です、さかなクンでお願いいたします。

小林:さかなクンでいいんですよね。

さかなクン:はい。

小林:はい。たぶんネットの方々は大好きなネタだと思いましたから、さかなクンで今日はいかせていただきます。

さかなクン:さかなクンで、お願いします。

小林:あとでクレームないように、よろしくお願いします。

さかなクン:はい。

小林:お願いしたいと思います。

さかなクン:ギョギョギョギョ。

東京海洋大学で名誉博士を務める、さかなクンのプロフィール

小林:皆さん、よくご存知のさかなクンなんですけど、改めて私から紹介しますけれども。

さかなクン:ギョろしくお願いいたします。

小林:東京都出身の館山在住。

さかなクン:はい。

小林:今、館山在住ですね。

さかなクン:館山、いいとこです!

小林:いいとこですね。

さかなクン:はい。

小林:あとで館山の話も、ちょっと教えていただきたいと思います。

さかなクン:もちろんでギョざいます!

小林:年齢は成魚。

さかなクン:はい、成魚でギョざいます。

小林:成魚(笑)。

さかなクン:はい。

小林:とりあえず大人だっていうことですね。

さかなクン:そういうことになります。

小林:幼魚ではない。

さかなクン:はい。このあとは老成魚になります(笑)。

小林:(笑)。

さかなクン:ちょっと、すいません、飛ばしすぎですね。

小林:いいです、いいです。そのままの調子でいってもらいたいと思います。これ(月曜カフェスタトーク・準レギュラーの)生田(よしかつ)さんを超えるキャラクターになっていただけるんじゃないか。

さかなクン:本当ですか!

小林:大変、楽しみにしてます。ちなみに偉いんです。東京海洋大学、今、名誉博士として、客員教授、准教授としても、教師として教えることもあるんですね、講演も。

さかなクン:特別授業的にお話しさせていただいております。

小林:なので、お魚を通じて漁業や魚食の普及、環境問題を提言して全国各地で積極的に講演を行っていますという。

さかなクン:各地、巡らせていただきまして、ありがとうございます。

天皇陛下からいただいた感謝のお言葉

小林:またすごいのが2010年、絶滅したと思われていたクニマスの生息確認というか、ここに住んでるっていう確認に大変な協力をされて。

さかなクン:ありがとうございます。

小林:なんと天皇陛下からも、名指しで挙げていただいたという。

さかなクン:本当に感激でギョざいます。

小林:すごいんですよね。「同じ漁業研究者として、さかなクンなど、各研究者のご協力に感謝する」という、お言葉をいただいて。

さかなクン:ありがとうギョざいます。もったいない、大変貴重なお言葉をいただきまして。

小林:すごいんです。そういう功績を認められて、海洋立国推進功労者として内閣総理大臣賞も受賞してますし、そのほかにも農水省の「お魚大使」も務めるなど、まさに海洋のキーパーソンとして活躍中ですんで。

さかなクン:ありがとうございます。

小林:ぜひ皆さんと一緒に、いろいろお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。

さかなクン:お願いいたします。ギョギョギョギョっと、参加させていただきます。

頭にかぶっているハコフグはギョ(5)パターン

小林:この(頭にかぶっている)ハコフグは、今日は何バージョンなんですか? 何かギョパターンあるって聞きました。

さかなクン:そうなんです、先生よくギョ存知で。

小林:はい。

さかなクン:ハコフグちゃんは、今、白衣に合わせて東京海洋大学の研究者として学帽になってるんです。ここに東京海洋大学の。

小林:校章が入ってるって聞いて。マークちゃんと入ってますね。

さかなクン:こちら学章がついてます。

小林:学章がついてますね。

さかなクン:そうなんです。

小林:すごいですね、今アップにしますね。

さかなクン:こちらですね!

小林:これですね。

さかなクン:ありがとうございます!

小林:(笑)。あんまり動かないでください。あまり動かないで……見えました見えました、大丈夫大丈夫。

さかなクン:片方が魚のヒレの格好になって、片方が波になってんですね。

小林:海洋大学の。

さかなクン:ありがとうギョざいます。

小林:校章ですから。よろしくお願いします。

さかなクン:よろしくお願いいたします。

小林:残りの4パターンはどんなパターンですか?

さかなクン:あとは水中用、海に潜るときはウェットスーツと同じ皮膚になってるんです。

小林:へえ。

さかなクン:あとは夏は暑いですので、メッシュタイプがギョざいます。

小林:なるほど、クールビズ用があるんですね。

さかなクン:そうなんです。あとはカジュアルバージョンがギョざいます。

小林:へえ。

さかなクン:こんな角ばってないんですね。あともう1つは、テレビの撮影とかでブルーバックですと。

小林:クロマキーってやつですね。

さかなクン:そうなんです!

小林:消えるやつ。

さかなクン:そうです! クロマキーちゃんのとき、クロマキー撮影のときには青い色が飛んでしまいますので、黒いんですね。ですんで「クロちゃんです!」と呼んでます。

小林:というギョ種類の……。

さかなクン:安田大サーカスさん、すみません。

小林:すごいですね(笑)。そこも、パクることまでやるんですね。

さかなクン:いやいやいや、声がよく似てるといわれるんです(笑)。

小林:(モノマネ)何でもやるんですね。

さかなクン:クロちゃんさんとか、ふなっしーさんとかですね。

小林:そうですね。

さかなクン:はい。

小林:ふなっしーもできるんじゃないですか?

さかなクン:ギョギョっしーーーー!!!!

小林:(笑)。

さかなクン:こんなこと言っちゃっていいんですかね(笑)。

小林:何でもあり。社長大丈夫ですか?

さかなクン:渋いお顔されてます。

小林:やばい、社長がすごい渋い顔しちゃってる(笑)。

さかなクン:あとで呼び出しされちゃいます。

小林:擬態ということで許していただいて。

さかなクン:擬態ですね。

小林:擬態ですよね。そういうことで許していただく……。

さかなクン:はい、さすが先生! 臨機応変でギョざいます。

タコからスタートした魚への興味

小林:ということで、もうこれ以上する必要ないのかもしれませんけど、せっかくなんで自己紹介していただいてもいいですか?

さかなクン:自己紹介ですね、ありがとうございます。私、お魚大好きな成魚、さかなクンでギョざいます。もともとは絵を描くことが大好きでした。ハイハイしてるぐらいのときから、夢中で何かを見て絵を描いてきました。

さかなクン:小学2年生のときにクラスメイトの子がタコの絵を描いて、そのタコの絵を見たときに、「うお!本当にこんな生き物っているのかな?」って思って、それでもう本当にタコに夢中になりまして、ここから「タコを極めたい、タコを一生懸命勉強して、タコの先生になりたい!」と思って。

小林:絵、めっちゃうまいですね、本当に。

さかなクン:ありがとうございます。来る日も来る日も魚屋さんに通って、また水族館に通って、そしてタコのいる海にヒレを運んで、いや足を運んで、そうしてるうちにだんだん海そのものが、そしてタコや魚もどんどん好きになってっ今に至るんですが。

さかなクン:ちょうどこのときに描いてたタコの絵っていうのは、こんな感じで。

小林:当時の。

さかなクン:当時の小学2年生ぐらいのときに描いたタコの絵ですね。

小林:もう上手ですね。

さかなクン:ありがとうございます。

小林:しかも特徴、相当捉えてますよね。

さかなクン:ありがとうございます。あるとき、やたらと顔の長いお魚を見つけて「何だ、このお魚は!」って。

調べたら顔の長い馬面ということで、ウマヅラハギだったんですね。「これは、かわいいお魚だ!」と思って、正面から見たこの顔がまた何とも言えず。

以来、お魚っていうのは横の姿もすてきだけど、正面から見たときのこのギャップ! これがまたすてきだなと思って、お魚をこうやって正面から見たり、描くようになってきました。

小林:なるほど。じゃあタコからスタートだったんですね。

さかなクン:すみません、今、私トラブルで!

小林:ちょっと、あんまりカメラ撮影に向かないっていう……さかなクンの動きが激しすぎるんですね。

さかなクン:ギョめんなさい。マイクが取れてしまいました。ギョめんなさいね。

小林:それでもギョめんなさいって言えばいいですね。

さかなクン:ギョめんなさい(笑)。

小林:何でも使えますね、これね。

さかなクン:ギョのギョ段活用、ギャギィギュギェギョ、ギョギョ(笑)。

小林:ギョ段活用ですね(笑)。使わせていただきます、LINEで使ってみますね。

さかなクンが語る、定置網漁の魅力

さかなクン:ギョばやし先生のギョ実家は漁師さんの網をつくってらっしゃると、先ほどうかがってギョギョっとびっくりいたしました!

小林:漁網メーカーなんですよ。

さかなクン:全国の漁師さんにお船乗せていただくなかでも、特に定置網漁に乗せていただくことが多いので、本当にうれしいでギョざいます。

小林:たくさん定置網つくってますんで、よろしくお願いします。

さかなクン:漁師さん、お世話になっております! 定置網漁は網を上げてみないと、どんなお魚が入ってるのかわかんないところが、もうワクワクするんですね!

小林:どんなのが入ってるときがあるんですか?

さかなクン:ときには2メートル、3メートルのクロマグロとか、3メートルを超すようなマカジキやバショウカジキ。またときにはジンベエザメとか、ギョギョっとするような大きなお魚も入りますし。

かと思うとリュウグウノツカイやチョウチンアンコウのような深海のお魚も入るときもありますし、南ギョクからやってきたような、きれいなチョウチョウウオとか、ベラの仲間もきたり。

私の地元、千葉の館山では秋口になると北からの親潮に乗ってきてサケやホッケまで入るんです。「おおっ、ホッケが捕れるなんてこりゃびっくり!」、ホッケイドウかとばかり思ったらと……。ホッケと言えば。

小林:(笑)。

さかなクン:なんで、またおもしろいんですね、楽しいですね。この海にどんなお魚が暮らしてんのかっていうことを一番学ぶには、やっぱり定置網がすっギョく勉強なります。

小林:でもそういうところで捕れたお魚っていうのは、逃がすこともできますし。

さかなクン:そうですね。

小林:上げたときには、水族館にも提供されたりしますよね。

さかなクン:そうなんです。定置網は漁師さんが網を丁寧にゆっくりと上げていきますので、さいギョのさいギョまで、網がゆっくりゆっくり小さくなってくんですが、もうさいギョまでお魚ちゃんが泳いでますので、活魚出荷、生きたまんま運ぶタイやヒラメは、そこから丁寧に網ですくって、それで活魚水槽のついたトラックで運んでいくんですね。

また、水族館で泳ぐような大きなマンボウとか、ジンベエザメやマンタと呼ばれるナンヨウマンタなどが入ったときには、そのまま丁寧に水族館のトラックに運んで、水族館に運ばせていくわけですね。

ですのでお魚が非常に状態良く、傷もほとんどなく漁獲できるという。それがゆえに、お魚の商品価値も非常に高くて。

小林:ということで、優しいこの定置網、よろしくお願いします。

さかなクン:お魚も捕りすぎないと言われてます。網のなかに入ったお魚の半分以上は「あれえ、何か迷ったギョー」と、また網の外に出ていくということなんですね。

小林:何か(網のなかが)迷路みたいになってるんですよね。

さかなクン:そうなんです。私も時々、ダイビングで潜って(網の)なかの様子見るんですけど、「あれえ!いったいここはどこだ!」と思って、本当にお魚の心境になった感じで、そのまんま箱網まで入っていっちゃうんですね。

小林:(笑)。

さかなクン:「いかん!次の朝、漁獲されちまうギョー」とですね。

小林:上げられちゃうんですね。

さかなクン:そうなんです(笑)。

小林:ぜひ、上げられてるとこ見てみたいですね。

さかなクン:漁師さんに「おはようギョざいます!」ってですね(笑)。

小林:地元の館山にいらっしゃるときは朝、定置網上げに行くんですね?

さかなクン:そうなんです。親方、船頭、皆さま大変お世話になってます。

小林:親方、見ていただいてますかね、これ。

さかなクン:本当によくしていただいて、「最近来ねえじゃねえか。乗れ、さあ!」って感じで。

小林:朝、何時頃から行くの?

さかなクン:3時半〜4時あたりですね。

小林:早いですね。

さかなクン:「親方、明日何時に出ますか?」って言ったら、「4時だってよ」って言って港に着くんですけど、もう船が出てるという。「ギョギョッ!4時っておっしゃったのに!」って。

小林:(笑)。

さかなクン:それで、もうちょっと時間の遅い港に行って乗せていただくんですが(笑)。

ギョ(5)月はイカパラダイス

小林:最近だと、何が捕れるんですか?

さかなクン:最近はイカ類が多いです。コウイカ、カミナリイカ、ケンサキイカ、ヤリイカ、スルメイカ、あと時々ホタルイカ、ミミイカ、ミミイカダマシ、だいたいこの8種ぐらいですね。

小林:ギョ(5)月。

さかなクン:ギョ月。

小林:ギョ月だからイカなんです。

さかなクン:ギョ月。

小林:全然使えない。

さかなクン:ギョギョギョ!

小林:全然使えないですね。

さかなクン:ギョめんなさいね。

小林:ごめんなさい。

さかなクン:ギョをこんなに(笑)。

小林:ギョ段活用が、ちょっとまだ身についてません。

さかなクン:すいません、推薦してしまいまして。通常、ギョ月ですと、もうヤリイカがだんだん終わりに近い季節にはなるんですけど、まだ捕れてるんですね。

冬から早春にかけてのヤリイカが、まだ捕れていて、これから夏を迎えるアオリイカも捕れてきて、かつケンサキイカなども捕れてますので、ちょうど冬から早春、そして初夏を迎えるイカちゃんが両方捕れてるという、まさにイカパラダイスという。

小林:そうですね。

さかなクン:これは、イーカんじ! ですね(笑)。

小林:ギャグ出てくるの待ってなきゃいけないみたいな感じ……だんだんペースがわかってきました。

さかなクン:どうもありがとうございます。

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