
2025.03.19
ドバイ不動産投資の最前線 専門家が語る、3つの投資モデルと市場の展望
テーマ「給食費未払いの対応やり過ぎか?」について(全1記事)
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堀潤氏(以下、堀):さぁ、それではフィフィさん、テーマの発表をお願いします。
(テーマ「給食費未払いの対応やり過ぎか?」について)
榎本麗美氏(以下、榎本):埼玉県北本市の公立中学校4校は、給食費を3カ月以上未納する家庭の生徒に学校給食の提供を停止する方針を決めました。この方針に対し、賛否の声が挙がっています。
堀:さて、未納額がどれくらいかということなんですが、4月から6月まで3カ月で未納額は計58万500円。累計額は約180万円に上っています。このまま未納が続くと7月分の食材費の購入に影響が出る恐れがあるということです。
さて、フィフィさん。
フィフィ氏(以下、フィフィ):滞納とか未納とかっていうのは、いろんな理由があると思うんですけど。まず、保護者として責任感がない。あとは、もともと払う気がない人もいる。
堀:なるほど。
フィフィ:お金がない、経済的な問題っていうのも出てくるとは思うんですけど、実はそれって、申請を行えば、ちゃんと役所が免除してくれたりするんです。
堀:生活保護受給をしている家庭の皆さんなどは、支援策が各自治体によって設けられていると。
フィフィ:本当は、経済的な問題っていうのは、実は、少なかったりして。払う気がなかったりとかする人たちも結構いると。
フィフィ:日本の一番良さっていうか、学校教育の中で、私は給食だと思っていたんですね。それは、社会階級問わずにすべての子どもたちが同じものを食べる。日本って、そういう教育多いじゃないですか。街歩いていても、誰がお金持ちなのかっていうのを、あまり主張もしないし、みんな同じように生活するっていう、それの基本だと思ってる。
ただし、確かに、今ちょっと問題もあって、時代が変わって、人々が多様化しているし、いろんな国籍だったり、いろんな宗教の人がいたり。そうするとやっぱり、アレルギーとか宗教食に対応していないっていうのもあって。
堀:なるほど。
フィフィ:今、時代として給食がどうなのかっていうのを見直す時期でも……。
堀:そうか……。多様性を受け入れる社会であるということは、制度的にも多様である必要があるんですよね。
フィフィ:それは、昔から日本の人たちがだいたい同じ中流階級がいたりとか、だいたい同じような宗教だったりとか、そこまで多様化していなかったというのもあるんでしょうけど。
もともと、「貧困の児童を救う」ということで行われた学校給食制度。これ、昭和7年だったらしいんですよ。それで、かなりの子供たちが健康を維持したりとか。
堀:そうですよねぇ。
フィフィ:あと、もう1つの目的は、給食を提供することによって、就学するという義務を果たせるんですよ。実は、今も、子供たちの中には、親がだらしなかったりして。さっき言った「保護者の責任感がない」っていうのは、家の中でもそうだから、朝食を食べずに給食を当てにして学校に行くっていう子たちもいるらしんですよ。
堀:お菓子ばっかり食べてる。仕方なくお菓子ばっかり食べてるとかね……。
フィフィ:バランスが取れてないとか。
フィフィ:今回、滞納の子供に提供を中止するっていう、弁当持って来させるっていうのは、結構前から自治体として一応言っている、っていうところはあったらしいんですよ。結構前からです。本当にそういうふうに言って、今、どうしようっていうふうになっているけども。
親の責任を子供に転嫁するっていうのは、一番の問題だと思っていて。これ、よく考えてみたら、「子どもの権利条約」ってあるんですよね。
堀:そうですね。
フィフィ:そういうのに反していると。ということで、私はこういうやり方は不適切だと思ってて。
「じゃあ、どうしたらいいの?」って言ったら、いろいろ考えてみて、国が対策を取るべきだなと思いました。
堀:なるほど。
フィフィ:要するに何かと言うと、児童手当って、今出ています。だいたい8,000円。最初、子ども手当13,000円だったのが、また変わって、児童手当になって8,000円かな。
これを、親に出したって、いろんな親がいます。さっきも言ったように、子供のほうに行き届かない、自分たちで使っちゃう。ギャンブルに使ったりっていう親も聞いたことあるし。そういうお金を教育のほうとかに回すという。強制的に。
堀:学校に渡しちゃう?
フィフィ:学校のほうです。だから、「給食っていうのは、基本日本では無料なんです」っていうふうに変えましょうよ!
堀:そうね、確かに、そうですね!
フィフィ:これのほうがいいと思います。
堀:個々人じゃなくてね。
フィフィ:私、いつも言っているけど。
堀:それはいい考えですね!
フィフィ:児童手当を親に出すっていうのは、一番やり方がまずい。これは、はっきり言って「票が欲しい」っていうような。
堀:景気対策の一環みたいになっちゃいますからね。
フィフィ:制度のほうに回すっていうほうにしないと。実際、子供たちが救われてないんですよ。
堀:これどうですか、三橋さん?
三橋貴明氏(以下、三橋):賛成。
堀:賛成。
三橋:子ども手当も同じですよ。あれ、何に使われているかわかったもんじゃない。
もう1つのパターンは「預金」ってパターンもある。それも困るんですよ。それだったら制度で、政府が給食費全部払ったほうがいいと思います。必ず使われるから。
堀:Twitter見てるとね、「親の責任を子供に転嫁しちゃダメだよね」っていう意見も来てますし。
「担任に『学校へ給食食べに来てるだけでしょ』と言われたことある。」
フィフィ:それでもいいんですよ。
堀:それでもいいよね、今の時代。
あとは「引き落としにすればいいじゃん。」って話もあります。
フィフィ:給食の問題じゃないけど、養育費を払わない夫。日本って、逃げてしまったらそのままなんだけど。要するに、銀行側が強制的に取れるというのができるんですけど。銀行にそれをやらせるっていうことも……。
堀:そこ、ロスですよね。手数料かかるから。
フィフィ:「できるんじゃないか?」って言ってる。
堀:学校にそのまま入れちゃうとかね。
フィフィ:児童手当なんてのを親に払うのが間違いと思っているから。そっちの制度に当ててほしいです。
堀:ありがとうございました。
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