2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
山本一太の直滑降ストリーム ゲスト:林芳正・農林水産大臣(全1記事)
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山本(以下、山):ニコ生ユーザーの皆様、こんばんは。金曜日の夜、直滑降ストリームの時間がやってまいりました。さて、今日も直滑降ストリームでは、IT政策担当大臣特別企画ということで、大臣VS大臣シリーズ第7弾をお送りしたいと思います。今日はですね、自民党次世代政策オールマイティーと呼ばれております、私の参議院の同期でもある、林芳正農林水産大臣に来ていただきました。大臣よろしく。大臣やめてもう林さん、ヨッシー、でいいかな?(笑)。
林:はい(笑)。よろしくお願いします。
山:林さんよろしくお願いします、すいません。みなさん、林芳正大臣といえばですね、なんと言っても政策通で知られているんですけども、実は、彼は非常に多才で、音楽もやると。バンド、Gi!nzが有名なんですけど、実はGi!nzというのは2人でつくったんです。この写真を今日は見せたいと思うんですけどね(笑)。
林:よく持ってましたね(笑)。
山:はい! 今から何年前になるんだろう?
林:いやー97年ですからねえ。
山:97年ですねえ。私が39歳で、林芳正大臣、ヨッシーが36歳だったっていうことで。
林:恥ずかしげもなくよくやってますね。
山:ほんと、このサングラスなんかかけちゃってね。当時まあ、自民党の偉い人たちから怒られた怒られた。
林:いやーガツンときました。
山:おまえら、何考えてるんだ、ということで、実はですね、本当にいろいろ報道されたんですよね。このフォーカスとかですね。
林:よく持ってますね(笑)。
山:はい、これ週間朝日とかね。
林:いやー一太先生ね、あのとき面白かったのはね、偉い人からね、「君たち、ロックは反体制の音楽なんだよ」。
山:そうだそうだ(笑)。
林:「君たち、与党なんだから」ってね(笑)。
山:そうだ! (笑)。
林:はあーと思いましたけどね。
山:あ、そういえば森田健作、今の千葉県知事が、我々の兄貴分で来て、「ああ、いっちゃんさあ、ロックがいけないんだよ」。
林:今の、森田氏のものまね? (笑)。
山:いや、ものまね違うんですけど(笑)。あのねー、演歌にしろとか言われたよね、でもね。
林:あー、そんなんで演歌とは、とか言ってましたよね。
山:そうだったですねえ。こんなね、スポーツニッポンのこんな記事が出たりしてですね。実はすごいインパクトだったんですね。だから今、林大臣のやってるGi!nzは、第2期Gi!nzということで。
林:そうですねー、2期でも3期でも4期でもね。
山:実は我々がオリジナルGi!nzなんですね。
林:だいぶ編成していますからね。
山:はい、そうなんですよ。ほんとに若気の至りということで。
林:いやいや、失礼いたしました。
山:その後、私はもう実力者にずっと逆らい続けて、ほとんどボヘミアン議員のような独自の道を行くと。
林:ボヘミアン(笑)。また注意したほうがいいんじゃないかな。
山:あ、そう。そうだ、気をつけます。今の大変失礼いたしました。なんとなくこう、自由人の道を行き、林ヨッシー、林大臣はですね、本当に本格派の政策通として、なにしろ同期で2回も大臣やってる、防衛大臣やって、経済財政特命大臣やって、これ3回目の大臣……。
林:そうですね。3度目の正直って言葉がありますけどね。
山:なんだかよくわかりませんけどね(笑)。ということでみなさん、まったく違う道を行った2人なんですが、世の中って不思議なもんで、第2次安倍内閣で、お互い閣僚として会ったということで、はい。
林:そうなんですね、毎週2回閣議でご一緒してますから。
山:そうなんですよ。でね、参議院からも初めて実は自民党の総裁選挙で候補者になって、ちょっと残念ながら応援はできなかったんですけども、同じ参議院としては実はとってもうれしくて、ちょっと誇りに思っているところもあるんですけど! そこらへんのところはともかくとしてですね、その林さんが、3回目の大臣ということで農水大臣になった。今、農水大臣ってすごく大変だと思うんですが、いかがでしょうか。大臣2回経験してるけど、農水大臣が一番長いんですよね、たぶんね。
林:そうですね、前回2回は大体2ヶ月ぐらいで、1回目は福田総理が突然お辞めになるということになりましたし、2回目は麻生総理のときでね。選挙になりましたんで。今回はもうすでに4ヶ月になりますよね。ですからこの時に比べると、長い感じですかね。
山:何しろみなさんですね、私特命担当大臣で、ほとんど自分の能力の150%を使ってクタクタになってるんですけども、この人はなんかもう余裕でまわしてる(笑)。
林:いやいや、私も150%で。
山:いや、あのねー(笑)。
林:へとへとでございます。
山:なにしろですね、まず答弁で追い詰められたこともないし、とにかくみんなから「あと3つぐらいできるんじゃないか」って言われてて、実は我々の間では、トラブルシューティング大臣っていうのになってほしいと(笑)。彼はどんな政策分野もできるので、追い詰められたら全部林大臣に答えてもらうっていう構想がですね、実際あったかなかったか、わからないんですけども(笑)。
林:いやー、初めて聞きましたけどね(笑)。野党時代にね、政調会長大臣っていうのを3年間やらせてもらいましたけど、なんかこうちょっと、こじれてくることがあるんですよ。いろんな意見がこう錯綜しましてね。そうするとなんとなく嫌な予感がしましてね、こじれてきた問題があると、なんかこっちへこう振られて。TPPのとりまとめとかですね。
山:あ、TPPの取りまとめはそうでしたよね。
林:郵政の民営化の取りまとめとかね。
山:郵政の民営化もそうでしたね。
林:原子力規制庁の取りまとめとか……(笑)、トラブルシューティング、といっていいかどうかわかりませんけどね、まあそういう仕事は、ちょっと野党のときは多かったですけどね。
山:あの、私、結構付き合い長いんですけどね、プレッシャーがかかっている姿とか見たことないんですね。
林:いや、常に結構かかってますからね、24時間ね。寝ているときもかかっているから(笑)。
山:いやいや、全部うそですからね、みなさん(笑)、全部うそですよ。だけどね、Gi!nzを作ったのは実は真面目なコンセプトで、あのときまだ小泉総理も誕生してない。
林:そうなんです。
山:若者がぜんぜん、我々も地元で講演会やっても来ない。だから若者に対して、どうやったら政治に興味を持ってもらえるかっていうことで、2人とも同じ、実は感覚を持っていた。
林:そうなんですね、若手のね。やっぱり、若手の方にちょっと振り向いてもらいたい、聞いてもらいたいと。やっぱり政治のパンフレット渡してもなかなか読んでいただけないっていう感じがあった頃ですから、やはり音楽の説明とか歌詞に載せてね、メッセージを送れないかなあ、という若気の至りでした。
山:本当に若気の至りでした。
林:しかし純粋にそういうこと考えて、スタートしたんですけどね。
山:でもライブは本当に真面目にやって、政治の話をして、この歌はこういうメッセージなんですってみんなに語りかけて。人もね、群馬県にも来てもらったけど、いっぱい来て。あれはあれで、本当にみなさんすみません、我田引水って言うんですけど、ひとつの試みだったと思いますよね。
林:そうですね。はい。
山:それでちょっと、今日歌の話で来たんじゃないんでですね、まず農水大臣4ヶ月やって、どうですか、感想は。過去2回、防衛大臣とそれから経済財政担当大臣を経験されてますが。
林:はい、やっぱり今、過渡期なんですね。防衛大臣のときもそうでしたが、防衛省を大きく改革していかなくちゃいけない。今度農林水産業もですね、今TPPの話題が結構大きいんですが、これTPPがあってもなくてもですね、非常に岐路に立っているんですね。
山:日本の農業が。
林:ええ、日本の農業、林業、水産業。従事している人もだんだん減ってきていますしね、実は生産額も減ってきているんです。さらに言うとですね、耕作放棄地というのもだんだん増えてきていますので、このまんま何もしないで手をこまねいているとだんだん縮小、縮み思考に入ってくるので、やはりここら辺でポテンシャル非常に大きいと思うので、潜在力を引き出してですね、いろんなところに打って出ると。こういうことをしていきたいなあ、と思っているんですね。
山:なるほど。今日はぜひ……、実は林大臣から攻めの農業、日本の農業の攻める戦略についてちょっといろいろお聞きしたいんですけど、その前に、今第2次安倍内閣。今2人とも阿部内閣の一員なんですけども、ここにもう7人の大臣が来たんですけど、みんなが共通して言うのは、「雰囲気がいい」と。あと総理が非常に落ち着いているという感じなんですけど、どうですか林大臣から見て。
林:そうですね、やっぱり予算委員会ね、ずっと一緒に座ってますけれども、答弁にも非常に安定感がありますし、なんていうんですかね、個人プレーとかね、自分だけが目立つとかそういうところが非常になくて、チームとして非常に引き締まっているな、という感じがしますね。
山:総理自身も、やっぱり最初の頃から人間的な魅力があったと思いますが、ひと回りもふた回りも大きくなった感じがしませんか?
林:そうですね、1次安倍内閣のときはですね、6年前ですけど、私内閣府の副大臣で、わりと近くでお仕えしてたものですから。やっぱり比較するとこう、いい意味で非常に余裕が出てきたというか、それからやりたいこともいろいろあるなかで、1つ1つ丁寧にやっていくとかですね、そういう感じが非常に安定感を生んでいるんじゃないかなあと思いますね。やっぱりいろんなことがあって、総理ご自身もおっしゃっているように、ノートにいろいろつけた、とおっしゃってましたけども。
山:安倍ノート。
林:そうですね、そういうことがあるなかで、やっぱりワインで言うと熟成してきたかな、という感じがしますね。
山:なるほど。今、林大臣のほうから、安倍総理、ワインで言うと熟成してきたっていう話があったんですけど、みなさん、この安倍総理と林農水大臣がいい感じなんですよ。たとえば予算委員会かなんかが始まる前に座っているとね、しょっちゅう総理が後ろを向いて話しかけて、やっぱり同郷だって言うこともあると思うんですけど、共通の話題があるだと思うんですよね。
林:そうですね、あそこの席はちょうど総理がおられて、麻生副総理がおられて、その真後ろに私がいるもんですから、なんか知らないけどこう、少し始まる前にね、緊張を解きほぐすみたいな会話が起きやすい雰囲気はありますね。
山:今、一瞬麻生財務大臣のまねをしようとした自分がいて、非常に気をつけないといけないと思って(笑)。
林:ちょっと、どうですか。
山:いや、それはちょっとね、今日はいろいろ話をしなくてはいけないこともあったので気をつけたいと思いますが、まあ、そんな安倍内閣の。
林:山本大臣は100人くらいモノマネをできますんでね。
山:まあ、50人くらい(笑)、それは今日はいいんですけど、ハードボイルドでいきたいと思いますけど。そんな林大臣なんですけど、攻めの農業。これもね、安倍総理が林大臣に話しかけるのは、やっぱり安倍内閣の成長戦略の1つに農業を位置づけているから。
林:そうですね。
山:で、それを担っているのが林芳正大臣なので、そういうことから2人のコミュニケーションも多くなるんですけど、攻めの農業についてちょっと語ってほしいですね。
林:そうですね、先ほどちょっと冒頭申し上げたように今、岐路にね。
山:だって、現状厳しいじゃないですか。高齢化があり、耕作放棄地があり。
林:ええ、そうなんです。非常に厳しい現状と、それからさっきポテンシャルとか潜在力とかいいましたけども、世界の食市場、これ大体340兆円と言われているんですよ。
山:340兆円!?
林:これがあと10年で、倍になると言われているんですよ。人口は増えますよね。そして、特にアジア中心に豊かになりますから、だんだんだんだん、お金持ちになっていきますと。ただ、おなかいっぱいになればいい、という時代から「もうちょっとおいしいもの食べたい」「穀物よりもお肉を食べたい」「おしゃれなところで食べたい」、だんだんこうなってきますので、アジアを中心にこの2倍の680兆円になるなかで、この3分の2以上がアジアだといわれているんです。そこでアンケートをとりますとね、日本食、今ほとんどトップに来ているんです。
山:アジアでトップ。
林:ええ。外国料理のなかで、何が一番好きですか、旅行したときに何を食べたいですか、といわれますとね、もうほとんど日本食が今1位になって、イタリア、フランス、中華を抜いているんですね。
山:日本食がじゃあクールジャパンですね。
林:ええ、まさにそうなってきていまして、面白いのはですね、これが例えば御三家、っていうのがあってですね。お寿司、てんぷら、焼き鳥、ちょっと我々今おなかがすいているんで、あんまりこういう話をしたらあれですけども。これに加えて、たぶんヨーロッパの国ではカレーライスっていうのがあるんです。
山:カレーライスって。
林:人気あるんです。
山:日本の料理じゃない。
林:インドだと思ってるけれど、カレーライスが日本のアニメ、山本大臣さっきおっしゃったように、これはクールジャパンなんですよ。アニメを見て、カレー食べるシーンがあるんで、日本のカレーが人気になってるとかですね。それから中国・東南アジアではラーメン。これも中国の中華そばっていうことじゃなくて日本のラーメンなんですね。
山:違うんですね。違いますもんね。
林:はい、違う。これが今、ある意味非常に流行っていまして、こういうところを展開してやっていけば、ものすごいポテンシャルがあるんです。だけども、その2位3位のフランス料理、イタリア料理の国と比べますとね、1桁輸出が少ないんですね。だからそれくらいのポテンシャルがあるし、それからこの間仙台に視察に行ったときに、1箱じゃなくて、1粒1000円、っていうイチゴを作ってるんですね。
山:1粒1000円?!
林:つくってるんです。高島屋で売ってるそうですが。食べてみたんですけど、ものすごく甘くておいしかったんですが、そういういいものを丁寧に丹念に丹精こめてつくるっていう、日本人が得意なところですが。こういうところもありますので、国内の市場もまだ伸びる余地があると思いますし、340兆が680兆と大きくなる中で、ここをどう掴んでいくかというところを見ますと、潜在的な成長力はものすごい大きいということなんですね。
山:いやー、いかがでしょうか、みなさん非常に面白い話だと思うんですけど、私も大臣になってから最近毎日自分でご飯をつくっているんですが。
林:ああ! そうですか。
山:食後に、はるか遠いところで仕事をしている妻からの命令で、必ずフルーツ食べて。スーパーマーケットでイチゴ買ってくるんで、1粒1000円のイチゴだったら、私破産します(笑)。でもまあ、それくらいの価値でみんなが見てるんですよね。売れるんでしょうね。
林:そうですね、一番いいやつはね。贈答品みたいな使い方もあるでしょうし、それはちょっと極端な例かもしれないですけどね。やっぱりそういう丹精こめていいものを作っていくということに加えて、我々当たり前のように思っていますが、安心安全。清潔。ほかの国の例えば魚市場なんかへ行きますとね、ちょっとぷーんとにおいがするところがあるんです。だけど築地行ったり、うちの地元の下関もそうですが、魚のいいにおい、海のいいにおいがね、すると。そのまんま流通を通って、お寿司屋のカウンターまで鮮度を保ってお魚が行って、生の魚を食べているわけですね、あれだけ。このこと自体が本当は国際的にみると驚きというところであって、こういう食文化自体をですね、どんどん出していくことによって、やっぱり本物のお寿司食べるんだったら日本のお米と日本の魚だと。こういうふうにつなげていきたいと思うんですね。
山:いや、非常に説得力がありますね。みなさん、彼はね、林大臣はね、言うことに無駄がない。久しぶりにこの林節を聞きましたが、ニコ動、ニコ生っていうことですぐアンケートとれるんで、だいたい私が思いついたままアンケートをとるんですけど。今日改めて林大臣の話を聞いていただいて、ニコ生ユーザーのみなさんにアンケートをとりたいと思います。林大臣のイメージは4択でいきたいと思います。
林:4択(笑)。
山:1、やっぱり自民党きっての政策通だ。やっぱり政策通だ。2、優しいパパだ。優しいパパみたいに見える、2。3、未来の総理候補。3番、未来の総理候補。4、Gi!nzですから、2人で作ったわけですから、なんといっても歌う政治家だろう、ということで、この4択で林大臣の印象をですね、ちょっとアンケートとりたいと思います。
林:なるほどー。本当に今アドリブでやってたんですね。何の用意もなかったですね。
山:はい、何の用意もない。「永遠のミュージシャン」だって。「2人で歌って」って……これはみなさん、できません。すぐ、実はすぐできるんですけど、大臣になって以来そういうことはやってませんからね。はい、自粛したいと思いますが。はい、もう出たかな。もうちょっと時間かかるんでぜひ話を進めていただきたいと思うんですが、今日ちょっと小麦の話をしていただけるっていうことで。
林:はい、今日は小麦といろいろ持ってきまして。
山:これぜひ見せてほしかったんですけど。
林:まずこれ北海道でね、国産の小麦、っていう品種で。
山:日本の国産の小麦?
林:食パン、そのまんまで作ってるんですよ。珍しいんです。実はみなさんご存じないかもしれないんですが、輸入の小麦を使わないと、なかなかこういう食パンができないということだったんですけども。
山:小麦ってなんか輸入ってイメージありますよね。
林:はい、これはね、北海道生まれの小麦ゆめちからを60%まで使ってるんですね。これぜひ、自炊されておられるということですので、まず。それから、もう一個ありまして。
山:ほんと。おいしそう。
林:福岡なんです。これ北海道ですよ。ラーメン用の麦を福岡で開発したんです。
山:ラーメン用の麦。ラー麦。へえ。
林:そのまんまですけど(笑)。これはね、もうラーメンをやってらっしゃる方と最初からコラボをして、やっぱ「こういう麦がいるんだ」っていうことを品種開発のときから一緒にやってですね。これ面白いでしょ、ラー麦、ってこれが商標みたいになってるんですけど、福岡県産ラー麦っていうブランドに何年もかけてやってきて。これはちょっと、これトンコツ味ですけどね。
こういうものができているということで、これやっぱり6次産業で、ただ小麦をもう昔ながらに作るというところからですね、2次産業、3次産業、ラーメンを作ってラーメン屋で売る、っていうところまでですね、もう農業の方がそこまで出て行って、そこから戻ってきてこれ作るっていう取り組みをやっているんですね。
山:これは売ってるんですか、市販されているんではないんですか。
林:これはもう、栗木商店さんというところがね。
山:これ、言っちゃっていいのかわかんないけど。
林:ええ、個人名で申し訳ございませんが。問い合わせいただければ。
山:みなさん、これどうですか。トンコツ味、麦、ラー麦、ラーメン用小麦ですけれどね。ちょっとコメント出たみたいですね。じゃあ、アンケート。自民党きっての政策通38.6%。やっぱり一番多い。
林:はー。
山:2番、やさしいパパが12.7%。
林:これ、あんまり知らないでしょうからね(笑)。
山:ぜんぜん私も何も考えずに言いましたから。優しいパパなんですよ。3番、未来の総理候補21.0%。歌う国会議員が、未来の総理候補とやさしいパパ上回ってますね、やっぱりね(笑)。27.7%。
林:あー! 1番上回って、1番にならなくてよかったですね。4番がね。
山:まあ、歌う自民党きっての政策通と。こういうことでまとめさせていただきたいと思いますが。
林:ありがとうございます。
山:「4だと思ったのに」とかね、「おれ1番選んだ」とかね。「一太だからこれでまとめた」とか、「全部だね」とかね。いろいろありますけど。またちょっと順次ちょっとコメントも読んでいきたいと思いますが。それとね、あ、なんかまたさらに、こんなにいろいろ持ってきてもらって。
林:これは、アシタノカラダといいましてね、ミカンに入っているベータクリプトキサンチン。いろんな成人病予防とかに効くと言われている成分なんですが、そこをぎゅっとたくさん入るようにしたやつでございましてね、普通のみかんジュースよりも体にいい。
山:これ、飲んでいい?
林:はい、ぜひ今日は飲みながら。
山:飲みながらね。すみません、みなさん。飲みながらやらせていただきます。
林:こういう商品になって、ミカンありますとか、小麦つくりましたっていうところからこういうところまで持ってきて、みんなでこれ買ってくださいとマーケティングのところまでね。これがまさに攻めの農業、6次産業。
山:すごくおいしい。
林:おいしいでしょ。
山:濃いですよ、これ。
林:けっこう濃厚なやつですね。
山:ミカン約3個分ですから、これで。
林:これ朝、ぜひまた飲んで。力つけて。
山:はい、これから私、朝いつもアシタノカラダで大臣職がんばりたいと思います。いろいろ持ってきていただいたんですが、実はね、攻めの農業、今の輸出を増やしていく。
林:そうですね。
山:その日本の農業の魅力を海外に伝えていく。そのマーケティングの材料なんだと思うんですけど、もう1つね、すごく面白い側面を競争力会議、産業競争力会議でも林大臣がプレゼンしておられましたけども、農業とIT、科学技術を組み合わせる。私の担当、実は科学技術なので、林大臣といろいろコラボできるとこあると思うんですけども、すごく面白いと思ったのは、経験のある農家の人たちの、何ていうのかな、ノウハウを取り入れるロボット技術みたいな。それをぜひ今日聞きたい。
林:例えば温度とか湿度を測っていって、例えば日が照ってきたらですね、カーテンを自動的にやるとか、こういうのはね、わりとすぐ思い浮かぶんですが、今大臣がおっしゃっていただいたベテランの農家の人にね、メガネかけてもらいます。その人がハウスとか田んぼとか行ったときにですね、どこ見てるかと。そういうベテランの人がどこを見て、どのポイントをチェックして農作業を実際に(やっているか)、いろんな判断があるわけですね。目の動きを追ってそれをデータ化して、昔の柔道一直線とか星飛馬の時代なら、「そんなラクしないで、10年丁稚(奉公)やれ」ってこういう世界でしょうけど、今そういう時代でもないですから。
山:本当は職人もそうですけど。師匠から盗むわけですから。
林:だから時間をかけて盗むところを、ITでいわゆる暗黙値をちゃんとデータ化して、それを若い人たちに伝承していこうと。こういうのをITでできるようになったということですね。実証が進んでいるんですね。
山:いや、すごく面白い。ベテランの農家の方は、どこを見るのか。まずハウスに入って。時々天才的な人がいて、スズメとかそんなものばっかり見ているとぜんぜん参考にならないとか(笑)。すみません! バカなこと言って。
林:それからね、これもう1つね、すごいと思って。大きくしないと見えない。
山:え、お蚕といえば群馬県ですよ。
林:群馬県でしょ。でね、お蚕、普通何作ります?
山:お蚕、繭!
林:繭っていうか、蚕の糸から。いろんな繊維を作るんですが。
山:繭って失礼しました(笑)。ほんとに。
林:お蚕、繭も作るんですが(笑)、血管を作るんですね。これで。
山:えー、生糸で?
林:本物もってきました。
山:え、絹糸で?
林:これ、絹の糸で作ったね、血管。触ってみていただければと思いますが。
山:これ、不思議な……。
林:ええ、やっぱりなんていうんですか、プラスチックなんかで作るのと違ってね、やっぱり自然のお蚕さんのものなので、ちょっと肌触り、手触りも違うと思いますが。
山:全然プラスチックと違います、みなさん。
林:移植してからですね、2週間4週間12週間、だんだん赤くなってるでしょ。再生されて本当の血管の組織に同化して赤くなっていくっていうね。それが非常に早いですね。ですからこういうもともと生物由来のものを使って血管を作っていくと。これも技術なんですね。ですから山本大臣のところとちょっと連携してこういうのできたらなあと思いますね。
山:いや、こういうのはね、すごく群馬県もお蚕盛んだったんですけど、やっぱりなかなか後継者がいなくて。
林:そうでしょ。
山:私がちょうど林大臣とGi!nzでまじめに歌ってた頃、地元でお蚕農家の青年部の方々と会議やったら、全員60代以上だったという話があって。ほかの人はみんな70代以上だよ、なんてね。だんだんお蚕をする人も減ってきちゃっているんですけど、こういうニーズが出てくればね。
林:だからこういう技術を新しく作っていきますと、これも技術によって新しい需要を作っていくということだと思うんですよ。だから本当にこれが実用化されていけば、ものすごい付加価値だと思うんですね。
山:いやー、これね、ニコ生ユーザーのみなさんに触ってもらえないのが残念ですね。独特ですよね。
林:これね、手触りがね。やっぱり自然のものですから、やっぱりこの中に入って同化しやすいというデータが出てきているということですから。
山:いやー、すごく面白い。今日ぜひ聞きたかったのは、もちろん山口県にも群馬県にもいっぱいの農家の方がいて、農村、農業産業っていうのは、農業というのが主要な産業ですよね。やっぱり私も農家の人たちを歩いてみると、大変ですよね。
林:大変ですね。
山:正直言うと、国際競争力、日本の農業は国際競争力があると前からよく言われていてもっと攻めの農業をやれ、といいつつ、アメリカやオーストラリアと比べると圧倒的に土地の広さが違う。あるいは、例えば何か生産しようと思っても人件費が違うと。こういう中で、農水大臣としてこの攻める農業にかかわってみて、日本の農業は十分戦えるというふうな確信あります?
林:そうですね、これはやっぱりさっき言ったように、ものすごい潜在的な市場があるのと、やっぱり現場行きますと、非常にみなさん器用ですよ。例えば和牛にしてもね、世界中で今和牛っていうことになっているんですが、何年もかけてああいうさしの入ったものに作っていく。これやっぱりものづくりと近いところがあるんですね。逆に言えば、小松(製作所)の坂根さんは「日本のものづくりのDNAは農業から来ているんだ」とおっしゃっていたわけなんですが。
山:なるほど。
林:やはりものを、いいものを作っていく。それからもうひとつやっぱり日本はですね、この自然のなかで自然と調和しながらやっていくと。こういうところがあります。したがって、例えばアメリカとかオーストラリアとかと比べて、確かに土地がね、あんなにだだーっとあって、うわーっと作るっていうのは確かにハンディキャップあるかもしれませんけど、いいものを丹念こめて作っていって付加価値をつけていく。ですから、マーケットの三角で行くと、この上のほうを狙っていくと。
みんなだんだん、さっき言ったようにアジアは所得が上がってきますから、日本のブランドをですね、日本食のブランドとして早く確立しておけば、この上のところを取りに行けるということですね。そういうことをやっていくことによって、例えば私のところ、山口県でね、総理もいつもおっしゃっているように、美しい棚田の風景とおっしゃるんですが、そういう産業として強いものを持っているからこそ、全体としてああいう棚田みたいなところを守っていけると。これ両輪でやっていかなければいけないですね。
山:いやー、すごく面白い。今日ね、やっぱりみなさん、どうですか、日本の農業にちょっと希望、改めて……。
林:いや、ぜひ持っていただけるように今からがんばっていきます。
山:持てたような気がしますけどね。ちょっともう時間があっという間に過ぎちゃったんですが、ニコ動ユーザーの感想を読みたいと思いますけどね。「がんばれ、農業改革期待している」と。「スズメのお宿はよかった」とか、「庶民の手が届くようにアジアに売り込んでほしい」、「二極化に走っている」というのもありますね。「興味がわきました」、「ブランド化はなー、俺らは何を食えばいいのか」っていうのもありますけどね。「和牛、中国のえさを使うんですか」、みたいのもありましたけど。「群馬最高、ありがとうございます」、群馬県の人かな。「桑の葉の若葉はてんぷらで」とかね、いろいろありますけどね。もうあっという間に時間過ぎちゃったんですけど。
林:いやーほんとですね。
山:最後にもうひとつ聞きたいことがあってですね、この間総裁選挙で林農水大臣が総裁選挙に出馬したと。やっぱり一番若い候補者だったし、すごく自民党にとってもよかったと思うんですね。私当時の安倍候補にくっついて、ほとんどすべての会場にボランティアで行って、論戦っていうか、街頭演説聴いたんだけど。
林:街頭演説ね。たくさんみなさん来ていただいてましたね。
山:林大臣もそうだし、5人がみんな違う個性だったのがよかったですよね。でまあ、今自民党非常に地合いがいい。安倍内閣が失敗したら本当に日本再生はない、っていうみんなそういう危機感でやってますよね。でもまあ、今地合いがいいんですけど、やっぱり自民党が本当に国民の信頼を取り戻すためにはまだ時間がかかるっていう人もいるし、これは安倍総理も石破幹事長も言ってるんですけど、完全に信頼が戻ったわけではないと。小選挙区の選挙の結果を見ても、得票率と議席数が幅があるということなんですけれども。次世代っていうか、自民党総裁候補っていうか、総理候補の一人だから、同期の林さんに聞くんですけども、自民党には何が必要なのか。自民党はこれからどういう道を歩んでいったらいいのか。そこらへんいかがでしょうか。
林:そうですねえ、ありきたりですけど、やっぱり政治ですから、結果をだすってことだと思います。今いい雰囲気になっているのも、実はアベノミクスで少なくとも株式市場、為替市場ね、動いてきてますよね。ですからこういう目に見えるところで結果を出していく。議論してペーパー作っていろんな提案があってって、ずっとやってきてますから。どっかで決断をしてそれを実行して結果につなげていくということをですね、地道な作業ですけども、一つ一つやっていくと。そうすると実感してもらえると思うんですね。ですから今からまあ、数か月、1年、3年のタームでいかに多くの結果を出していくか。ここにかかっているんじゃないかと思いますね。
山:なるほど。ちょっともう時間がほとんどないんですけども、これもぜひ林農水大臣に聞きたかったんです。農水大臣っていうことは離れて、自民党きっての、特に経済・金融、政策通なんでね、ぜひちょっとお聞きしたかったんですけど。アベノミクス、これある意味でいうと壮大な実験、初めてですよね。もともと先進国でこんなに長い間デフレに悩まされている国はないんで。
林:そうですね。
山:デフレ脱却をしようっていうこと自体が初めて。三本の矢というのも初めてじゃないですか。これについてはどう評価してますか。
林:そうですね、これは日本はですね、ある意味では一時「ジャパナイゼーション」って言われてね、こういうふうになっちゃいけないんだみたいなことを欧米から言われたことあったんです。だけど実はそうではなくて、他の国よりも早くいろんな問題、例えば高齢化ですとか少子化っていうところに到達したので、人より早くこのフェイズが来てると。だからこのフェイズに対する答えは、今我々のアベノミクスなわけですね。これをやることによって、もしこれが今の勢いでうまく二本目の矢、三本目の矢とつないでいってですね、全部結実していくことになると、ほかの国もなるほど、日本がこういう形でこの新しい高齢化社会、成熟した社会を乗り越えていった、というひとつの大きな教科書になると思うんですね。ですから我々は自信を持ってこの政策を運営をしていって、そして二本目の矢、三本目の矢をきちっといい中身のものを作っていくと。これがやはり大事だと思いますね。
山:ありがとうございました。一本目の矢と二本目の矢は一応射こんで、これから三番目の矢? 民間投資を誘発するような。
林:成長戦略。
山:成長戦略ですね。これがものすごい大事で、その中核として科学技術イノベーションというものを安倍総理が位置づけて。
林:山本大臣の責任は大きいですよね。
山:ええ、そこらへんでね、その成長戦略のコアの1つが農業、攻める農業だから。
林:農業もね、大きな一つの分野だと思いますからね。しっかりと今、6月に向けて最終的な検討を詰めているところです。
山:みなさん、あっという間に時間がきちゃいました。これもうパート2やりたいくらい、すごく面白かったんですが、次回はもしかすると出ていただいたときは、でもやっぱりちょっと歌はやめときましょうかね。
林:また、別のお土産を持ってきますから。
山:そうですね、まあ、また別の、若かりし頃、我々が若気のいたりだった頃のね、ちょっとボーカルを聞かせたかったですけどね(笑)。
林:(笑)。
山:我々は今、政治に全力を尽くしてますから。音楽じゃありませんので。これからも林大臣と力を合わせて安倍内閣を支え、日本再生のためにがんばりたいと思います。なんかもう1回大臣として再会できてうれしいです。ありがとうございました。
林:ありがとうございました。いい番組。ありがとうございました。
山:じゃあ、もう席へ。ぎりぎりまでいてもらいましたから。みなさん、拍手で。ありがとうございました。あ、いっぱい拍手をいただいてありがとうございます。今日の大臣VS大臣、いかがだったでしょうか。同期なんですねえ。ふたりとも本当に違う道を行って、違うタイプの政治家なんですけども、久しぶりにこんなにゆっくり話ができました。やはり自民党を支えるっていうか、日本の政治をこれから担っていく若手リーダーの1人なんで、ぜひ、林大臣にもがんばっていただきたいというふうに思ってます。
山:大臣今、数分オーバーしていていただいたんですが、これからあと少しまだ時間がありますから、恒例のニコ生ユーザーのみなさんからのご質問、これはキャスターの私が受けたいと思います。伝説の七尾記者が今日も来てますので、七尾さんのほうからまとめていくつかご質問いただければと思います。
七尾(以下、七):はい、大臣ありがとうございます。すみません……二井さんですかね。国会議員でも二井ってる議員がなんか最近出てるような感じがないでもないんですけど、なんか最新情報ありますでしょうか。
山:二井さんですね。実は、六本目の矢を射こんでありましてですね、まったく連絡がないと。相変わらず、二井宏さんは二井ってるんですね。最近永田町でも「二井ったな」って本当に使う人が出てきて。
七:ほんとですか?
山:おそらくこれはニコ生ユーザーのみなさんの力だと思うんですけども。相変わらず二井ってるんですよね。でも前から言っているように、私は、大臣として批判されることはもう構わないと思っているんですが、やっぱり「事実と違う」というふうに思ったことについてはちゃんとクレームさせていただいて、反論できるっていうのが民主主義だと思っているんで、二井ったままの二井宏さんなんですけど、ぜひ出てきていただきたいなあと。
もう一つ、二井さんにプレッシャーかけているわけじゃないんですけど、たぶんもう毎回この直滑降ストリームを、必ず二井宏さん見てると思うんで、私ね、申し訳ないんですけどね、二井宏さん、どこかで発表できると思います。
七:え?!
山:なぜなら、二井さんを知っている人って必ずいるんです。二井宏っていう名前の人はいなくても二井宏という名前であの記事を書いた人はいるんです。
七:はい。
山:そうすると、あの記事を書いたことを知っている人がいるんです。同僚がいるかもしれない。秘書を使って連絡をしたかもしれない。例えば、かん口令を引けば、そこからもしかしておかしいと思う人がいるかもしれない。あるいはその二井さんと近くの職場で働いて辞めた人が、ある日、直滑降ブログに、いろんな情報をくれるかもしれない。今までの経験からいくと、実はですね、二井さんに到達できるような気がしているんですね。
七:あれ、今、大臣ヒントをおっしゃいませんでした?
山:いや、ヒントは言ってないんですが、私が何年かかっても到達しようと思ってますから。それだったらば、二井ってないで堂々とこの直滑降ストリームにでてもらって、どうやってあの記事を書いて、どう取材したのかと、いうことをですね、やはり議論をさせていただきたいと思ってますので、二井宏さん、必ずこの番組見ていらっしゃると思うので、私が突き止める前に、大変申し訳ないんですけど、何年かかってもあなたに到達しますから。二井る前に直滑降ストリーム、お願いします。
七:大臣、ユーザーも気づいてるんですけど、なんかヒントをおっしゃったような気がします。まあ、いいです。
山:はい。
七:わかりました。ありがとうございます。あとですね、23日なんですけれども、山本大臣のもとに設置されました領土・主権に関する有識者会議、これが開催されたと思います。改めてこの目的とですね、一説には7月上旬にも提言がまとめられるということなんですけど、これについて教えてください。
山:安倍内閣で、初めて領土担当大臣というポストを設けました。私が初代の領土担当大臣。
七:これ初めてなんですよね。
山:初めてなんです。安倍総理の「日本の領土と主権は断固として守る」と、その方針に基づいて作られて、私を初代の領土担当大臣に任命をしたっていうことなんですね。その心はですね、どういうことかというと、領土担当大臣ですから、領土についていろいろ発信をするんですが、内外発信をちゃんとやりたいと。つまり、領土の問題、竹島とかね、尖閣。
尖閣には領土問題はありません。ただ、尖閣のことについて中国が事実と違う発信をしているという問題がありますから、これにちゃんと対応していかなきゃいけない。つまり、国際世論に働きかける力が、必ずしも強くなかったんですよね。やっぱりこう押されている部分があったんですよ、正直言うと。発信力も、発信量も。だから、外務大臣をしっかり助けながら、安倍総理の外交戦略ときちっと表側をあわせながら、やっぱり領土担当大臣としてほかの国がどういう発信をしているのかっていうことを十分分析したうえで、どうすれば効果的に第三国に、あるいは国際社会に日本の正しい主張をアピールできるかということをきちっと研究したいんです。
そのために有識者の懇談会をつくって、7月のはじめぐらいに報告書をまとめてもらうと。どうやったら効果的に日本の正しい主張を内外に伝えていけるか。もちろん、竹島問題なんかについては国内の啓発もやりますけれども、海外へ発信していくと。ここがですね、やっぱりなかなか今までできていなかったところだと思います。
七:これ簡単なようでいて、なかなか高度な作業になるような気がします。
山:そうですね。でもこれものすごい大事だと思うんですね。
七:尖閣、竹島、北方領土。
山:この懇談会で扱う2つの大きなテーマは、竹島とそれから尖閣になるんですけど。もちろん領土担当大臣ですから、しかも有識者の方々には自由に議論してもらいますから、北方領土の話も出てくるとは思います。メインはやはり尖閣をめぐる問題と竹島の問題、ということになると思います。
七:わかりました。あとですね、僕ユーザーからもうね、けしかけられてるんですよ。弾幕が出ているんですが、徳永エリさんがですね、国会でさまざまな答弁をして、これがやっぱりユーザーの間でかなり話題になってるんですね。大臣というお立場があるので、なかなかどこまでおっしゃられるかちょっとわかりませんが、このユーザーの関心のある徳永エリさんのご発言については、あのとき大臣は同席されていたんですか。
山:いや、同席していませんでした。私は個人の方のことをあんまり言うつもりはないんですけども、やっぱり二井宏、じゃないんですけど、やっぱりジャーナリストでも政治家でも自分の発言には責任を持たなきゃいけない。
七:そうですね。
山:だから、やっぱり、根拠っていうものはきちっと説明するべきだな、と思います。あとは個人的なことは一切言いません。
七:わかりました。ユーザーのみなさんよろしいでしょうか。ちなみに、あの徳永議員のご発言のあと、拉致被害者の会の方々が声明発表しましたよね。「自分たちはそういうことは一切言っていない」ということがありましたので、それはユーザーのみなさんもご存知かと思いますが、補足させていただきます。はい、あともうちょっと時間大丈夫ですかね。
山:はい、大丈夫です。
七:あと、海洋基本計画、これにつきましてかなり話題になっているんですが、これについてはどうなんでしょうか。
山:海洋基本計画は、今日の、今日だっけ? あ、すいません、今私の秘書官が教えてくれたんですけど、今日の朝、実は総合海洋政策本部の会合を開いて、総理が本部長で、私が副本部長で司会を務めたんですが。
七:すごいですね。
山:はい、そこで了承され、そのあとの閣議で閣議決定されました。実は今日ちょっといい機会だからみなさんに申しあげようと思っているんですが、この閣議決定した後、委員会にいって、そのあといつものように閣議後の記者会見やったんですが、そのなかでですね、不注意な発言をしてしまいまして。
実はいつも大臣記者会見の時に一つトピックを見つけて、科学技術とか、海洋とか、それでその動画なんかを使いながらプレゼンするんです。今日もやったんですけど、いつもほとんど資料見ないでやるもんですから、実はこの海洋基本計画にも関係があるんですけども、海洋資源開発産業、日本はもっともっと食い込んでいかなくてはいけない、というところの数字があいまいだったんで、そのときに「どうも自分は頭の構造がラテン系なので、細かい数字があんまり覚えられない」みたいなこと言っちゃってですね。そこにいた新聞記者の一ひとりから、「いや大臣ね、そんなラテン系みたいな民族的なことをいうのは不適切じゃないか」と言われて、はっとして、その場で、「いや、そんな意図じゃなかったんだけど、訂正します」と、「申し訳ありませんでした」とお詫びしたんです、その場で。
ラテン系の人たちって、おおらかで、あんまり細かいことを気にしないっていうイメージがあって、私のなかですごくポジティブなんですけど、それをもっていくら冗談であったとはいえ、ラテン系だから細かいことをあんまり覚えたくないと言ってしまったことは、やっぱりちょっと反省をしています。
七:いや、それはあれですよね、僕もその記事読みましたけれども、ラテン系=数字が弱い、っていうのは僕は大臣のご発言からは読み取っていなくて、ちょっと報道のほうが逆にラテン系=数字が弱い、っていうのは僕はミスリードだと思うんですけど。大臣はたぶんそういう口癖でもいらっしゃいますし。そんなことは。
山:なんかね、みんながラテン系、ラテン系っていうから。ラテン系でとにかくあんまり細かいこと気にしないといわれていることがありますので。
七:ポジティブに、っていうことですよね。
山:はい、ただやっぱり発言をよく精査してみれば、ちょっと不適切なところもあったなと。
七:誤解を受けやすい言い方をしたのかなと。
山:それはもう、ちょうどいいので、ニコ生ユーザーのみなさまの前でお詫びをしたいと思います。気を付けたいと思います。これからは。
七:ありがとうございます。あと最後にですね、実は、明日からニコニ超会議っていうんですかね、その超会議のパート2が。実は大臣にぜひお出でいただきたかったんですが!
山:そうなんです、声をかけてもらってて。残念! 本当にすいません。今回はどうしても日程があっていけないということで。無念。残念、無念。林大臣行くんですよね。
七:林大臣は今、登壇されます。
山:いやー行きたかったですね。
七:僕は大臣とやりたかったですね。直滑降ストリーム出張版で、なんか、ロボットかなんか。大臣がモビルスーツ来て大暴れするみたいな(笑)。ぜひ。
山:えー、それを聞いただけでわくわくするんですけど、残念なんですけど、今回だけは、アメリカの出張なんかもありそうなので。
七:え、それはどなたと?
山:それは前回の大臣VS大臣でも、もちろん国会の日程が許せばですけど、下村文科大臣とワシントンD.C.に行って、科学技術分野での閣僚級の会議をやるもんですから。その準備なんかもあったり、いろいろ日程があったりですね……残念です、ニコニコ超会議。次回はぜひ呼んでください!
七:わかりました。はい。本日はありがとうございました。
山:ありがとうございました。それで今回も番組のエンディングに山本一太のオリジナル曲流したいと思うんですが、実はいっぱいあるんです。さっきなんで林大臣とあんな話をしたかというと、2人で作った曲もあれば、とにかくいっぱいあるんです。ただPVがある曲が大変少ないということで、改革の歌、マルガリータ、そして素顔のエンジェルと来たんですけども。今週はもう一度改革の歌PVを流させていただきたいなあ、というふうに思います。
みなさん懲りずにもう一回、山本一太の改革の歌、熱いメッセージ聞いていただきたいと思います。エンディングテーマは改革の歌ということで、今週も本当に直滑降ストリーム、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。5月に入っても、続々と大臣が登場します。稲田朋美行革担当大臣、そして菅義偉官房長官、そして、古屋拉致担当大臣。
七:いや、これ反応すごいですよ。
山:はい、さらにおそらく5月中かどうかわかりませんが、岸田外務大臣も登場いたします。大臣VS大臣、空前絶後のこの大臣VS大臣、ようやく定着してきましたけれど、どうぞ来週からも大臣VS大臣、アクセスをしてください。あなたのアクセスをお待ちしています。ありがとうございました。それでは改革の歌、いってみよう!
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