2024.10.10
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山本一太の直滑降ストリーム ゲスト:古屋圭司拉致問題担当大臣(全1記事)
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山本一太(以下、山):ニコ生ユーザーの皆さん、こんばんは。今週も直滑降ストリームの時間がやって参りました。この番組のキャスターを務めます、内閣特命担当大臣の山本一太でございます。もう毎回毎回キャスターやってたら、だんだんなんかキャスターっぽくなってきちゃって、ユーザーの皆さんのコメントを見ていると司会者一太みたいになってきましたけども。
今日も「IT政策担当大臣特別企画第10回」ということで「大臣vs大臣」のシリーズをお送りしたいと思います。現職の大臣がキャスターになって、現職の大臣を呼ぶという極めて危険なこの企画。幹事長にも政調会長にも来て頂きましたが、いよいよ10回目を迎えました。
先週は菅義偉官房長官に来て頂きました。ネット上ではガースーと呼ばれているガースー長官、大変な反響があったわけですが、実は今週も引き続き素晴らしいゲストの方をお迎えしております。古屋圭司、国家公安委員長拉致問題対策担当大臣ですが、ちょっと映して下さい。まだいらっしゃっていません。
これが生の面白いところで、古屋大臣ですね、先ほど警察庁を出たという連絡がありましたので、おそらくこのスタジオに……スタジオと言っても私の議員会館の部屋なんですけども、このスタジオにあとそうですね、5分くらいで到着をされるんじゃないかと思います。それまでは私が……、皆さん今、古屋大臣が到着致しました。どうぞどうぞ、拍手でお迎え下さい。
古屋圭司(以下、古):遅れちゃってごめんね。あっ、ニコ動なんだ。
山:そうです。ニコ動の公式放送ということで。
古:そうなんだ。
山:今お話をしていた古屋圭司国家公安委員長拉致問題対策担当大臣に来て頂きました。
古:まだあと2つあるんですよ。防災と国土強靭化。初代国土強靭化担当なんです。
山:そうなんです。実は国土強靭化大臣もやっておられる。
古:それがすごく大きいんですよ。
山:もし時間があれば……。今日、中心は拉致問題のお話を聞きたいと思いますが、あとで時間があれば国土強靭化の話も非常に興味深いので、古屋大臣にお聞きをしていきたいというふうに思っております。今日色々と古屋大臣に語って頂きたいことがあるんですが、その前に大臣のパーソナルヒストリーに触れていきたいと思いましてですね。
噂によると、古屋大臣が政治家を志したのは中学か高校のあたりだったと。中学時代にアメリカに留学して、ホームステイをされたと。これが政治家になるきっかけになったという噂を聞きましたけども、これはいかがですか?
古:まさにその通りで、私のHPにもプロフィールの人となりのところに書いているんですけど、ちょうど中学生の時に行ったんです。そしたら学校で全て、あるいはお友達の家に遊びに行ったら、全部リビングルームには国旗が置いてあるんですよ。星条旗。それでクラスの前にも全部置いてあるの。それで朝誓いをするんですよ。左胸に手を当てて、私50年前だけど今でもそれ覚えてる。私日本人だったけどもみんなやるから……。
山:アメリカの中学生がみんなやるんですか?
古:そうそう。やっちゃおうか、今?
山:こういう感じで。
古:その中身。「I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.(私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います)」ってやるんです。
山:なるほど。皆さん、古屋拉致担当大臣やっぱり英語お上手です。これもかなり発見でしたよね。
古:これはかなりショックだったね。というのは、アメリカ……。
山:今でもちゃんと全部覚えてるんですね。
古:覚えてるの。毎日やってたから。やらされたっていうかね。私日本人だけど、周りみんなやってるから。
山:「R(アール)」の発音がすごく良かったので感動しました。どうぞ、すいません。
古:それでそのときに、この訳はね、「アメリカとアメリカの共和政とアメリカの国旗に対して、私たちは忠誠を尽くします」と。こういう祈りですよね。これを毎日やってるということなんです。だからやっぱり国家のために頑張る、あるいは自分の国を愛するっていうのは当たり前のことだよなと。そのときに思いましたね。だからそれこそが本当の真の保守なんですよ。
山:愛国心。
古:そう。愛国心っていうとすぐ日本はネガティブなイメージがありますけども、やっぱり自分達が生まれ育った国に対して誇りを持って、そしてその国を守るためには国民としての義務を果たしますよっていうことですよね。当たり前のことだなと思って。それがカルチャーショックだったのが、むしろ政治家を目指していった原点だな。
山:なるほどね。いやー、ニコ生ユーザーの皆さん、今日は初めて古屋大臣の英語の「R(アール)」の発音を聞いて感銘を受けましたが、古屋大臣本当に政策通なんですよ。実は拉致問題のスペシャリストって言いますが……。
古:これお茶もらっていいの?
山:どうぞどうぞ、紅茶ですけど。この余裕がまたニクいですけどね。拉致問題もずっとやっておられるんですけど、実はITもすごく詳しいし、教育問題もずっとやっておられるんですが。ちょっとね、ここまでユーザーの皆さんに古屋大臣を見て頂いて、どんな印象か。これもう、そのままいきなりアンケートできるので勝手にアンケートやらして頂きたいと思いますが、古屋大臣の印象4択でいきたいと思います。「1.保守派の論客」かっこいいですね。「2.拉致問題のスペシャリスト」「3.おしゃれなジェントルマン」いつもすごいおしゃれなんですね。
英語も話せる。「4.クラリネット奏者」なんのこっちゃ。クラリネットお上手なんです。いいですか、「1.保守派の論客」「2.拉致問題のスペシャリスト」「3.おしゃれなジェントルマン」それとも「4.クラリネット奏者」なのか。ちょっと時間かかりますから、アンケートすぐ出ると思うんですけど、ちょっと話を続けたいと思いますが、それで中学時代にアメリカに行って非常にショックを受けたと。
古:カルチャーショックね。
山:カルチャーショックですね、一種の。それで保守の原点っていうものを見つめ直したわけですけど、元々、古屋大臣はおじい様が戦前の衆議院議員だったってことも伺ってますけども。
古:そうです。戦前の衆議院議員やってましてね。昭和20年3月10日東京大空襲のときに、焼夷弾の直撃を受けて亡くなりました。
山:東京大空襲で亡くなられたんですか。
古:そのときまで衆議院議員だったんです。だから私は知りませんけどね。でも国会議員って身内がよく色んな代理出席するじゃないですか。一太さんも親父さんが元気だった頃はたぶん、代理出席しろって言われて行きましたよね?
山:ありましたね。
古:私もよく敬老会とかね、行くと出たんですよ。そのとき何を話すって、大学卒業して私企業に就職しましたんでね、23か4の頃ですよ。お前申し訳ないけど行ってきてくれって言われて、何を話したらいいのと言うと、何でも好きなこと話して来いと言われまして、何を話そうかなと思ったときに、ふと私は祖父のことを思い出して。
山:亡くなられたおじい様のことを。
古:ええ。私、古屋慶隆の孫なんですよって挨拶しましたらね、半分眠ってたおじいちゃんおばあちゃんが眼鏡かけ直してね。
山:おじい様の名前を聞いたとたんに。
古:そうそう。当時あの頃昭和50年代の半ばくらいだったから、もう亡くなって35年くらい経ってるわけですよね。眼鏡かけ直して。ちょっと新鮮な驚きでしたよ。それで挨拶終わった後、ステージから降りてそのおじいちゃんおばあちゃんに「さっき私の顔見てくれましたね、ありがとう」って言ったら、「いやー、古屋慶隆先生」って、慶隆って言うんですけどね、「りっぱな先生だったな」なんてね。こう言われるわけですよ。これはすごいなと、政治家って35年経ってもちゃんと責任を果たしていれば、ああそう言われるなと。要するに未来に対する責任を果たしてんだなと思って、それはやっぱり政治家を目指そうと思った決定打かな。
山:なるほど。大学を卒業された後、いったん就職されましたよね?
古:就職しましたね。
山:どちらに行かれたんですか?
古:僕はね、今の三井住友海上。当時は大正海上って言ってたんですけどね、名前が変わって。
山:何年ぐらいサラリーマンだったんですか?
古:8年やりましたね。
山:じゃあ本格的にちゃんとサラリーマン生活もやって……。
古:ちゃんとやりました。労働組合の役員もやったことあるんですよ。もちろん戦時中じゃないですけど。あの頃は御用組合ですけどね。
山:そうだったんですか。その後ね、確か安倍晋太郎先生の秘書か何かになられますよね?
古:そうなんですよ。晋太郎先生の秘書。
山:これはどういうきっかけだったんですか?
古:これは安倍総理が、私高校大学同窓ですから……。
山:あ、そうですか。じゃあもう高校時代から安倍晋三総理のことを知っていたと。
古:クラスは1年私が先輩でしたけど、安倍さんはご兄弟が成蹊(大学)だったんですごく有名だったですよ。ぜひ選挙に出たいなと思った時に、安倍晋三さんに相談して、「ちょっと親父さんの秘書をやらしてくれる?」と言ったら、「いいですよ」っていうことで。
山:そうだったんですか。じゃあ本当に高校時代から、やはり総理を知ってるんですね。
古:まあ学年も違いましたんでね。存在はもちろん知ってましたね。
山:どんな感じの方だったんですか? 安倍総理は。
古:私が……いいですか、これ? こういう話の方が面白いよね。彼はね、倫理社会か何かの授業でね、ちょっと私立の学校にしては珍しい、ちょっと左巻の先生がいましてね。日本がこれだけ発展したのは、昭和46、7年ぐらいだと思いますけど、日米安全保障条約があったからじゃなくて憲法9条があったからだ、っていう授業をしたんですね。それに果敢に異論を挟んだのが、当時17歳の安倍晋三さんなんですよ。それで、終わった後、ちょうど僕らは終わると、昼ご飯はわりと食堂でカフェテリアがあって、学年全部1年生から3年生まで一緒に食べる風習があって。「おい今日、晋三すごい、何言ってるか良くわかんなかったけど、40分間ぐらい2人でやり合って、完全に論破してたよ」って言うんで。
山:ああ、その先生をね。
古:そうそう、論破してたと。だから、彼は「日米安全保障条約の5条とか6条とか、そんなん俺たちわかるわけないよな」とか「何かすごかったぞ」っていう噂が立ちましたよね。
山:なるほど。私も予算委員会等々で総理の答弁を拝見してると、やっぱり思い入れのあることについては、つい言葉が強くなるっていうか、熱がこもるっていうとこがあって、この話が一番面白いんで、もうちょっとしてもいいですかね? 古屋大臣のパーソナルヒストリーものすごく興味があるんですけども、古屋大臣は、例えば中学高校大学ってどういうクラブに入ってたんですか?
古:私はね、実は、中学生はアメリカで高校生は戻ってきて、そのときはクラブは入ってないんですけど。
山:優等生だったんですか? どっちかっていうと。
古:いや、あのー、どうだったんですかね? それは想像にお任せしますけど、結構ワルでした。
山:あ、ワルだったわけですか?
古:ワルでした。で、大学入ったときにね、実は私、モータースポーツ。
山:へぇ、じゃあバイクか何か乗って。
古:いや、4輪ですけどね。4輪のモータースポーツ、ラリーをやりまして、結構頑張って。だから今、モータースポーツ議員連盟の幹事長っていうのやって。
山:え? そのモータースポーツは高校時代じゃないですよね? 大学時代ですよね? もちろん高校時代なわけないですよね、すいません。ちょっと待ってくださいね。今ちょっと大学時代の話を聞く前にですね、さっきのイメージ詳細出ました。古屋大臣の印象はどんなか? 「1.保守派の論客 29.0% 2.拉致問題のスペシャリスト 34.9%」やっぱり皆さん見てますね。もう一貫してやっておられますからね。「3.おしゃれなジェントルマン 24.3%」私で調査したら2%もないかもしれない。
古:いや、もう親父って言われてますけどね。嬉しいな。
山:「4.クラリネット奏者 11.8%」
古:すごい。知ってる人もいるんだ。
山:でも大学でモータースポーツをやってたと。すごく女性にも人気があったと思うんですけど。
古:全然ですよ。男の社会ですから。車モータースポーツって今は女性がいっぱいですけど、昔は男社会ですから。
山:そうですか。
古:夜なんか道路で平気で寝るんですよ。疲れると。
山:それは大学のクラブでですか?
古:いや、学外のクラブに入っていた。
山:学外のクラブに入ってたんですか。このままずっと行きたいんですけど、やっぱり聞きたいことがあるので、ちょっと政策のほうに戻したいと思うのですが。さっき安倍総理が安保の話で高校時代、先生に食ってかかったって話がありますけども、総理は拉致問題の話になると色々思い入れがあって、この間もかなり熱のこもった答弁をやっていたと思うんですけども。
今回、古屋大臣にぜひ出て頂きたかったのは、古屋大臣、もともと保守の方々に人気あるんですけども、特にニコ生ユーザーの皆さんは拉致問題に関心が高いんですよね。もう、一貫してやっておられるんです。自民党でも拉致の特命委員長もやられたし、本当にこの拉致問題は初期の段階から古屋大臣が一生懸命取り組んでこられてて。やっぱり第二次安倍内閣ができたときに、拉致問題担当は古屋大臣しかいないと私思ってたんで、すごく良かったと思っているんですが、今の拉致問題の現状をどう捉えているか。あまり突っ込んでいくことは気を付けたいと思うんですが、いつも慎重にキャスターをやっているもんですから。
古:最近、一太大臣すごいですよね、慎重で。答弁聞いてても超安全運転で。40キロの制限速度で40キロで走ってますからね。
山:35キロくらいです。
古:流石です。
山:私の話は後回しにしてですね。拉致問題に関して言うと、飯島さんが訪朝されたとか色んな動きありましたけども、どうでしょうか、古屋さんから見て、拉致問題の現状。
古:やっぱり総理が安倍さんになったって、これ大きいんですよ。国会議員の中でおそらく拉致問題に対する思いは一番強いんじゃないですか。というのはこの問題、最初に相談があったのは安倍晋三先生が外務大臣やってるとき、当時秘書官を務めていて、有本さんですよ。恵子さんのお父様が相談に来られて、その時にこれは国家によるテロだと。そういう発想をスッと持つ、っていうこと自体が素晴らしいですよ。普通は誘拐かなとか。そんなようなことでしょ。当時拉致なんていうのは全く世の中で言われてなかった時代ですから。そのときからやってますんで。一番思い入れが強い。その思い入れが強い安倍さんが総理大臣になられて、自分の任期の間に必ず拉致問題を解決する。
そして「家族の皆さんが抱き合う姿を見届けるまでは、この問題は終わらない」とはっきり言い放ったんですね。これは私拉致担当大臣として武者震いしましたよ。これは絶対2人で組んでやろうと。私も会見で思わずそれに呼応する形で、私が最後の拉致問題担当大臣になるんだというくらいの覚悟と決意でやります、と言っちゃったんですね。
山:大変心強い古屋大臣のお言葉なんですけども、今の話で思い出したんですけど、私18年前に参議院議員に当選した……もう気が付いたら18年もやってるんですよ。私若手でも中堅でもなくて、ベテランですから。それはいいんですけど。18年前に初めて国会議員になった。そのときに初めて安倍総理に会ったのは外交部会かなんかだったんですよね。
当時安倍総理はですね、拉致問題のことを一生懸命熱っぽく語ってて、なんか当時の自民党でなかなか拉致問題やるのを難しい状況だったんですよね。あんまり細かい話はしません、支障があるので。なんでこんな北朝鮮問題をあんたはやるんだってことで一部の偉い方々から結構……圧力っていう言い方をすると、私ミスター安全運転ですから、色んなクレームが付いたりしてなかなか難しい状況だったところ、安倍総理が本当にひとりで奮闘されて。おそらく古屋大臣もそうだったと思うんですけど。
古:はい。仲間いました。お亡くなりになった中川昭一さんとか衛藤晟一さんとかね。安倍総理とか私とか。大体そういう保守のコアのグループっていうのは当時は決まってたんですね。
山:ないって言われてましたよね、当時。拉致問題なんてないと。やっぱりその時は大変だったでしょうね、初期の頃は。
古:大変でしたよ。かなりいじめられるというか、虐げられましたから。
山:だから相当頑張ってやって。そういう歴史があって小泉政権時代の訪朝に繋がっていくわけなんですけども、安倍総理がこの間予算委員会の中で……内閣委員会だったでしょうか、参議院の。この問題について聞かれたときに、もちろんアメリカとも韓国とも関係をしっかりしていかなければいけない。これは当然だと思うんです。拉致、核、ミサイル。だけど拉致問題については待っていても駄目だと。日本が自らイニシアティブを取る部分がなければならない、ということをおっしゃったんですけど。このへんのことは古屋大臣どうお考えですか?
古:全くその通りです。私も今度の連休、5月の2、3日とニューヨークとワシントンで、政府主催の拉致問題シンポジウムを初めて主催したんですよ。
山:古屋大臣が英語で喋られてるところ、ちらっとテレビで見ました。「R」がやっぱりお上手でした。
古:そうですか(笑)。そのとき事前に総理とも相談して日本は核、拉致、ミサイルを包括的に解決するっていう政府の方針だけど、残念ながら日本は拉致問題が解決してないと。これは、よその国にお願いして解決できる話じゃないので、日本が主体的に解決をしていくためには、やはり交渉の入り口において拉致問題を北朝鮮と交渉する選択肢もあるんだっていう趣旨のことを、私はシンポジウムで言明すると。
それは大いに結構だということでピタッと総理と摺合せをして言ってるんですね。ただし、その前提条件がある。それは日米同盟の信頼関係が回復をしているということが大前提なんですよ。正直言って前の政権の時になかなかそういう状況じゃなかった。でも今安倍政権になってそういう信頼がしっかり回復してきているということで、私はあえてそれを申し上げた。その後総理も予算委員会あるいは現場の委員会で、拉致問題を主体的に解決していく必要があるんだということをはっきりおっしゃって頂いているんですね。
山:これはなかなか外交に関わることなので、古屋大臣の立場で言えるところまでで結構なんですが、どうやっていったらいいのか。この間、安倍総理は基本的には対話と圧力だと。圧力もなければいけないということで、実は私も例の経済制裁法案をつくった張本人の1人なので。あのとき頑張ったんですよ、私も。
古:そうですよ。一太さん一生懸命法制局と相当綿密にすり合わせて、素晴らしい法案つくって頂きました。
山:ユーザーの皆さん、あの時、亡くなられた中川先生と古屋大臣がすごく励ましてくれて。「これなんとかやれ」と。実は相当反対が強くて、どこに行っても叱られて、なかなか進まなかったんですけど、安倍官房長官になって一気に後押しをしてもらって。特に古屋大臣は私とかみんなの党に行ってしまった水野さんとか、河野太郎とか。
古:水野賢一君ね。彼一生懸命やってくれたね。
山:今政治家じゃないですけど、小林温さんとか。そんなグループで一生懸命やってたときに本当に応援して頂いた。まさに拉致問題をここまで進めてきた原動力になっていたのが古屋大臣なんですけど。どうしたらいいでしょうか? やはり日米同盟を基軸にして圧力をかけていかなければいけないということなんでしょうが、そこらへんのバランスはいかがでしょうか。
古:もちろんそれは前提なんですけど、それから私らはありとあらゆる手段を駆使して拉致問題を解決します、とはっきり政府の方針に書いたんですよ。ということは、例えば日本は国境ないけど、国境がある国ありますよね、たくさん。そういう国、総理もASEANずっと訪問していますね。そういう時には必ずこの拉致問題についても……中身は言いませんよ。
そういうときに必ず首脳会談でも拉致問題には言及しています。私もフォローしています。そういう国々と連携して拉致の解決、それからなんと言っても金正恩は自分は拉致問題に関与していないんだ、親父さんが関与したんであって本人自身は関与していないんだから、この拉致の被害者を全員戻さないと、もう日本は何らの支援もしないと圧力はかけ続ける。
そうすると今は中国がどういう関係になっているか微妙ですけど、アメリカは厳しい態度で接してきている。それで今実は、北朝鮮っていうのはもう食糧なくて困ってるんですよ。北朝鮮が国境がある国、ヨーロッパの国々に対して何を言っているかというと、食糧を運んでこいと。そういう指示ばっかり出してるわけですよ。現実には。それだけ大変なんだから。日本から何か支援があるっていうのは、喉から手が出るほど欲しいはずなんですよ。だからチャンスなんです。
山:圧力っていうものは使いながら対話に持っていくと。これ以上いくと、どんどん古屋大臣がお話し頂いて……大丈夫でしょうか?
古:大丈夫です。寸止めします。
山:わかりました。今の寸止めですから。私も今日絶対に迷惑をかけないように、慎重に「ミスター安全運転」とこれから呼んで頂きたいというふうに思いますが。安倍総理の訪朝のお話とか、古屋大臣ご自身が訪朝されるんじゃないかとか、色んなことを言われていますが、このへんで、ここは止めておきたいと思います。最後にこの拉致問題に取り組む決意を一言、聞かせて頂きたいと思います。
古:これは国家によるテロなんですよ。絶対許せない。それから私横田さんご夫妻とか拉致被害者のご家族と頻繁に会いますよ。本当に気の毒です。私たち30数年間この問題解決できなかったことってシェイム(恥)ですよ。だからこそ、この内閣の下で絶対取り返す。それで政府の基本方針にも「拉致政府認定の有無に関わらず、全員の被害者を取り戻す」ってはっきり書いたんです。
だからこれは、特定失踪捜査であろうが、全員返しなさい。要するにボールはもう北朝鮮なんですよ。「お前ら、返さなきゃ何の支援もないよ」ということを金正恩にわからせるための、ありとあらゆる対策を講じていきたいと思います。そして総理が専用機に乗って横田めぐみさん始め、拉致被害者を全員政府専用機に乗せて、日本に取り戻してくる。そのシーンを実現するために、私たちは全力で頑張りたいと思います。
山:ありがとうございます。ニコ生ユーザーの皆さん、古屋大臣の言葉は本当に説得力があるんですね。なぜなら拉致問題はないという方がすごく多かった時代、18年前私が当選したときから安倍総理と古屋大臣はこの問題をやっている。しかも細かいことは言いませんけども、こんな問題を取り上げるなという偉い方々も大勢おられたなかで、ずっと言い続けてきた。しかも、拉致の問題に一貫して取り組んできた家族会の方々ともずっとコミュニケーションを取ってこられた古屋大臣だから言える言葉っていうのもあったなと思ってるんですが。
さて実は、今日は国土強靭化とか防災とか、科学技術、特に防災の関係なんかやりたかったんですが、あまり時間なくなっちゃったんですが、ぜひお聞きしたいことがあってですね。安倍総理、安倍内閣に対する評価、やっぱり安倍総理変わったっていう方多いですよね。非常にいい感じだって皆、この大臣vs大臣のシリーズに来て頂く方に言って頂くんですけど、大学時代、いや違うな、中学・高校時代から安倍総理を見てるわけですけども、今の総理をどういう風にご覧になってますか?
古:やっぱり一度失敗してますからね。その失敗の経験を思いっきり活かしてますよ。それからやはり、かなり抑制的に色々仕事してます。そしてもうひとつ、スピード。はっきりとした目標を掲げて、スピード感を持って仕事していますね。私達閣僚はみんな不規則発言もしないし、脇締めてますよ。総理のあの覚悟っていうかオーラっていうかね。いつも週2回閣議出てると感じますでしょ。
山:余裕がありますよね。
古:余裕があるし、そういうものはしっかり我々も受け止めてそれぞれの立場で。今日、昨日か、あのITの会議、見事でしたよね。
山:今朝ですね。
古:今朝7時半からでしたね。ああいう会議でも山本一太さんも全部調整して連休返上でやって、今までのようなお題目三唱じゃなくて、本当に実践をしていこうというプログラムが全部出たじゃないですか。それでムライ先生とか委員をされている方が、何か山が動くような気がしますよ、って終わった後、雑談のなかで言ってましたね。こう言った一つ一つ実績を上げていくと。だからこそ今支持率が下がらないで、皆安倍さんを信用しようじゃないかという雰囲気になってるんだと私は思いますよ。
山:今、古屋大臣のおっしゃったとおりだと思うんですけども、内閣すごく雰囲気いいんですよね。閣議でも皆明るい。でもやっぱり緊張感がある。これで失敗したら、安倍内閣が失敗したら日本は二度と立ちあがれない。強い経済を取り戻すチャンスを失ってしまう。強い経済がなければ、外交安全保障の問題もきちっと展開できない。そういう危機感に全員が溢れている内閣と言っていいでしょうか?
古:もちろんです。
山:ありがとうございます。
古:最後一言……時間ある?
山:まだあります。
古:国土強靭化は私、初代担当大臣なのよ。
山:わかりました。国土強靭化の話は時間オーバーしても大丈夫です。
古:いいかな。国土強靭化というと、このへんにいらっしゃるマスコミの方々が、いつかきた公共事業ばらまきの道だなって今年の春先くらいまではそういう批判をしてましたよね。今そういう批判なくなってきたでしょ。私は国土強靭化の在り方を180度変えたんです。切り口も。一言で言うと。一言じゃ言えないな。どんなことがあっても致命傷を負わせない。それから速やかに回復する。
それから被害を最小限に抑える。この対策を事前に講じることによって、平時の競争力がつく。それが結果としてアベノミクス、成長戦略に繋がる。世界からの投資に繋がる。だから国も地域も企業体もその強靭性を兼ね備えた体質を持つ。そのためにはまず全てのリスクをしっかり判断しましょう。それは自然災害だけじゃないんです。経済リスクもあるんです。パンデミックだってあるんです。
そういうリスクを判断して、そのリスクに対する脆弱性は何かということを評価をして、そのためにはどういった対策を講じていかなければいけないか、プログラムをつくる。その上で優先順位をつけてやる。優先順位は役人ではつけられません。だから今度法律ができたら、本部長が内閣総理大臣、私が担当大臣。その中で客観的なルールをつくっています。
それで優先順位をつける、松・竹・梅。そして松を最優先でやるんです。これこそ本当の政治主導なんですよ。こういう取り組みを。それからもう一つは国家によるリスクマネージメントなんです。この国土強靭化っていうのは。それからもう一点は、平時に活用できなければ、有事のときだけ使うんだったら、これは費用倒れになると。すごく身近な例で申し上げると、公衆電話最近使ったことあります?
山:いや、最近使わないですね。みんな携帯使ってますよね。
古:そうですよね。あれお荷物だと思ってますよね。でもあれは実際法律で500メートル四方に都会は1台、地方でも1キロメートル四方も1台、置かなきゃいけないんですよ。
山:今も必ずありますよね。
古:全国で200万台以上あるんですよ。これ使わない手ないじゃないですか。電話かけるのなんて最後の手段で、普段は街角情報ステーション。観光客が来た時とかそういうのを全部その情報ステーションに、民間に開放して、ちょっとルールを緩和してですね、そういうことができるようにする。いざ災害や何か起きた時には情報発信のツールにしてやる。例えば津波がもし来るっていうんだったら、ちっちゃなマイク付けて津波が来る逃げろ逃げろってやれば、ある1か所壊れてても500メートル、1キロに一か所あるんですから。
山:例えばそこで津波が来たってことを発信もできるわけですね。公衆電話から。
古:そう、発信もできる。そんなの簡単ですよ。ICT、大臣の担当のICTを使えば。
山:最近、ネット上ではICT一太って呼ばれてるんです。まぁ、どうでもいいです。
古:そういうことをやる。安いんですよ。それから津波が来たときに、今まで考えていたのは30メートルの津波が来たら35メートルの堤防作ろうと。これは古い。だったら津波が来たときいち早く逃げるか、津波と一緒に身を任せればいいわけでしょ? だから仮に津波が来たときには、いち早く逃げられるような棟とか道を作る。
それ以外にもちょっと面白いアイディア、全く発想の転換。例えばFRPのコンテナでベンチャー企業なんかがそういうの作ってるんですよ、すごく丈夫な。そのなかに例えば避難をする。シートベルトを付けておく。それで小型の発電機を付けておく。そこに非常食料を入れておく。そうすると津波がきても津波ってそう速度速くないですから。流れに身を任せながら必ず命は守れます。普段はカラオケBOXでもいいじゃないですか。
山:そうか、カラオケBOXが例えば津波が起こった時の避難所っていうか。
古:ええ、もうそこに入っちゃう。
山:その機能を果たすようにつくられているんですか?
古:5分とか10分で津波が来るっていう地域もあるわけですよね。だからそういうものをつくっておいて、置いておく。安いんです。1台300万とかくらいなので。
山:しかし相当強化しないといけないですね。
古:その強化は日本のベンチャー企業、例えばレーシングカーなんかつくってるベンチャー企業。レーシングカーってめっちゃくちゃボディ強いんです。
山:なるほど。さすがモータースポーツカー。
古:そういう技術を連用すればいいんです。
山:今聞いて思ったんですけど、ニコ生ユーザーの皆さんが「国土強靭化」って聞いてパッと連想することよりも、ものすごく広いコンセプトですよね。
古:そうなんですよ。これは例ですけど、国土強靭化っていうのは、野球で言うと三振かホームランかのバッターじゃなくて、全盛期のイチローのように、どんな球がきても見事に打ち返すしなやかさ、インナーマッスルを鍛えた国や地域をつくっていきましょうということです。
山:まさに、レジリエント? 柔軟さ、みたいな。
古:レジリエンスジャパン。
山:レジリエンスジャパンということで。もうちょっとお時間があるようなので、最後にせっかくですから、古屋大臣は保守派の論客としてニコ生ユーザーの皆さんにも結構人気があるんですが、ニックネームが付いてないんです。大体……。
古:西やんとかね。
山:西やんは銀狼、銀の髪って呼ばれてるんですけど。ニコ生ユーザーの間で人気のある政治家にはみんなニックネームが付いてて、例えば麻生大臣は閣下、石橋幹事長はゲル、稲田大臣は稲田姫、谷垣法務大臣はガッキーとかですね。今日はずっと古屋大臣のニックネームをどうしようかっていう感じで、さっきからユーザーの方々が提案し合ってるんで、みなさん、ふるやんとかふるるんとか。ふるやんとふるるんが一番多いですね。
古:放送禁止用語と似ちゃってるじゃない。ふるふるっていう。
山:考えすぎだと思うんですけど。皆さん、これ特に失言でもなんでもありません。ボスか、あるいはふるるんか、ふるやんか、その3つが多いんですけど、どこらへんがいいでしょうか? ふるふる、ふるやん、ボス……。
古:ふるやん。
山:ふるやんですか。
古:子供の頃からけいちゃんって呼ばれてたんだけど、それはなんか迫力ないね、やめよう。
山:けいちゃんっていっぱい増えてきましたけど、ふるやんでいいですか? じゃあ、今日をもちまして、ネット上のサイバースペースの古屋大臣のニックネームはふるやんということで決めさせて頂きました。
古:ふるやんです。よろしくお願いします。
山:ふるやんです。本当に今日お忙しいところ駆けつけて頂きました。安倍総理としっかりスクラムを組んで、拉致問題をぜひ解決して頂きたいと思います。古屋大臣と一緒に、私も敬愛する安倍総理を支えられることを大変幸せだということを申し上げて、随分時間オーバーしちゃいましたけども、古屋大臣ありがとうございました。
古:どうも、ありがとう。
山:皆さん、拍手を。
古:お茶飲めなかったの、これもらってくね。美味しかったよ、これ。
山:ふるやん、また待ってますので。これはうちの特製で。
古:美味しかったよ。
山:一応、紅茶ドリンカーなんで。
古:これも入ってるんだ。
山:全部入ってます。すごい反響で。ありがとうございました。
古:どうも。
山:ということで古屋大臣と共に押し寄せていた古屋大臣の番記者の皆さんも一緒に退出をされたということですけども、今晩の直滑降ストリームいかがだったでしょうか。古屋大臣の人となり、皆さんなかなかテレビとか新聞ではわからない人柄、スタイル、そういうものが少しでも伝わったら、今日来て頂いた意味があったのかなと思います。
今日は古屋大臣今退出されましたので、恒例のユーザーからの質問コーナーということで大臣に迷惑をかけないように、いつものように私がユーザーの皆さんの質問を受け止めたいと思います。今日も伝説の記者七尾さんがこの議員会館に足を運んでおられるんで、七尾さんのほうからユーザーの方々のご意見、まとめて頂いてふって頂ければと思います。七尾さんよろしくお願いします。
七尾(以下、七):はい、ありがとうございます。ニコニコ動画の七尾です。よろしくお願いします。大臣、ユーザーからたくさん質問が来ていてすいませんがお答え頂ければと。7つの顔を持つ大臣なんですが、IT担当相としての大臣にお伺いしますということで、本日国民一人一人に番号を割り振り、年金等を一元的に管理するマイナンバー法が可決され、成立致しました。それと関連して、大臣所管のIT大臣としての政府CIO法案も成立しました。この政府CIO法成立の意義について、改めてちょっとお願いします。
山:政府CIO、日本語で言うと内閣情報通信政策監っていうんですけども、元々政府CIOっていうそういうポストがあったんですが、全く法的な権限がなかったんですね。今度の法案で、もう成立しましたけど、今度の法律ではこの政府CIOに非常に強い権限を与えて各省の事務次官よりも上、政治家でいうと政務官と同じレベルにしてですね。
つまりIT戦略の横串を刺さなければいけない。色んな各省の縦割りを排して、戦略的な予算をつくったり、あるいは最も効率的なIT投資をやったり、そういうことをやるCIOをつくるという法案ですね。
しかしどんなにいい建て付けをつくったとしても政治的なバックアップがないといけないんで、今度CIOに選ばれる、おそらくITの知識があってしかも業務改革の経験があるおそらく経済人になると思いますが、この新しいCIOが決まったら、担当大臣の私と安倍総理としっかりバックアップして、その人が本当に政府のIT政策をしっかり司令塔としてまとめていけるようにしなきゃいけないと思っています。今日法案通って、挨拶しました。
七:あれ、どういう気持ちなんですか? いつもお伺いしたいと思っていたんですが。
山:はい。私いつも本会議場の議員席からひな壇を見て、いつもみんなが挨拶するのを普通に見てたんですけど、やっぱり頭を下げる気持ちがわかりますよ。ひとつの法案通すのってすごい大変なんです。
七:でしょうね。
山:特にマイナンバー関連3法ということで、マイナンバー法案って大法案ですよね? 大変な法案ですよね。
七:はい。ずっと長かった。
山:その影に隠れていたんですけど、このCIOもすごく大事なんです。でも一緒の法案で出たんで、常に甘利大臣と一緒にずっと長い委員会を凌がなくてはいけなくて、やっと通ったという感じで、もう心から感謝をしたい気持ちになるんですよね。
七:そういう気持ちなんですか。
山:一つの法案通すってのはこんなに大変なんだってことを大臣になって初めてわかりました。
七:ありがとうございます。夕方のニュースで私も会社から大臣のあの一礼の姿、拝見させて頂きました。
山:そうなんですね、今日テレビ中継されてましたから。
七:そうですね。あとですね、領土問題担当相としての大臣にお伺いしたいと思います。本日の大臣会見でも大臣コメントされておりましたが、竹島は韓国のものと主張する、これ多分初めてなんでしょうか、日本人学者3人が23日に韓国の民族団体と共に竹島に上陸し、ここは韓国の地だと主張したと。このことについて改めて、大臣お願いします。
山:これは釜山の領事館だと思いますが、竹島に行かれた皆さんに事情を説明して、行かないでくれという風に説得をしたんですけども、結局うまくいかなかったということで、一言で言うと、大臣ですから、私なにしろミスター安全運転って最近呼ばれてますんで、気をつけて言うと極めて遺憾ですね。
ちょっと良くこの行動の背景は理解できないんですが、この報道に接して思ったのはですね、今領土担当大臣やってると。特に一番大事なのはやっぱり国内啓発ですよね。もちろん内外発信っていうのも大事な仕事なんですが、だからやっぱり竹島問題についての正しい理解を一人でも多くの国民の方々にしてもらうと。
やっぱりこの竹島問題の国内啓発っていうものを大臣として本気でやんなきゃいけないな、と。こういうことが二度と起こらないように、そういう環境って言いますか、やっぱり整備をしていかなきゃいけないなっていうことを改めて思いました。相当大臣として今抑えて発言は致しました。
七:そうでしょうね。察します。あとごめんなさい。あと2問、お願いします。今度はですね、宇宙担当相としての大臣にお伺いしたいと思います。JAXAがですね、5月21日になりますが、新型ロケットのイプシロンロケットを8月22日に打ち上げると発表しました。これは日本の個体ロケット技術を継承したロケットで、今回あれですかね、惑星分光観測衛星を乗せて打ち上げられるとのことですが、ちょっとこれについて教えてください。
山:まあイプシロンロケットは、日本の独自のロケットなんで、これには非常に期待してます。ロケットの分野っていうのはですね、なかなか民間だけではうまくいかない。そこはやっぱりある程度国のサポートも必要だと思ってまして、今イプシロンだけじゃなくて、H-IIAでしょうか。
機関ロケット後継の話もありますけども、ここら辺もしっかり民間の事業者の方々にも頑張ってもらわなければいけないんですが、これはやはり一種の国家戦略として、きちっとどう前に進めたらいいのかっていうことはですね、検討していかなきゃいけないと思ってます。ちなみに、8月22日でしたっけ?
七:そうです。8月22日です。
山:今度はですね、担当大臣として打ち上げを見に行きたいな、と。
七:この間行けなかったんですね?
山:どうしても行けなかったんで、その為にもこの夏の選挙は勝たなきゃいけないかな、とそう思ってます。
七:はい、わかりました。ありがとうございます。これ大臣本当は7つの顔、今回ですね、3つ質問……。
山:本当は10あるんですけどね。
七:あ、そっか。10ですね。
山:でも7つの顔。
七:10分の3の質問、本日させていただきまして、あともう1つ。例の二井さんですね。
山:あ、また。またいつもの二井シリーズですね。
七:これはまたちょっと違う顔なんで。でもこれは大臣のお仕事に深く関係する、これ重要なことだと思うんですけど、改めてまたコメントお願いします。
山:まあ依然として二井宏さんは、「フタイってる」んですね。ちなみに申し上げると、最近永田町では、人の悪口を言って逃げ回る人間のことをですね、「フタイ人間」って言ってまして。「フタイ人」って言われてて。人の悪口を言って批判して、反撃されると逃げる人のことを「フタイ人」って言われてるんですよ。
とにかくすぐ相手に何か言われて逃亡する人のことを、責任取らずに「フタイる」って言うんですけど。ずっとフタイ続けてるんですね、この方は。で、もうおそらく私が二井さんだったら、直滑降ストリームを目を皿のようにして見てると思うんです。だから今日も二井さんは必ず見てます。二井宏がペンネームでも、あの記事を書いた人はいますから。
今日も二井さんに呼びかけたいと思うんですが、ぜひ名乗り出て頂いて、直滑降ストリームでオープンに私と議論をして頂きたいと思います。大臣ですから批判されるのはいいです。でも事実と違うことを書かれたり、あるいはその人の名誉に関わるようなことをね、発信するんだったらば、反論のチャンスがなければ、これは民主主義としておかしいと思うんですね。
二井さんに出てきてもらいたいんであって、二井さんの記事を載せた出版元に対してね、どうのこうのって言うつもりは無いんですけども、全然もう返ってこない。弁護士を通じて、6本の矢を放ったのに返ってこない。ここまで来ると、段々次の次元に行かなければいけないかなと思って、少し覚悟を固め始めましたので、これ以上細かいことは言いませんけども、いよいよ、99%大臣の仕事をしながら、日曜日の夜0.1%の力を使って、作戦を練っているということです。二井さん、出てきてくださいよここに。やろうじゃありませんか。
七:ありがとうございました。
山:ということで、伝説の七尾記者からの今日も厳しいじゃないですけど、ニコ生ユーザーの皆さんからの大変興味深いご質問を頂いて、答弁をさせて頂きました。いつものように、エンディングは山本一太のオリジナルソングで締めさせていただきたいと思います。前回が確か『素顔のエンジェル』だったでしょうか。だったと思います。今日はですね、一巡して『かいかくの詩』。山本一太のラップ、政治への熱い思いを一言一言に込めました。この『かいかくの詩』で、今日の……、はい?
七:あと、大臣。予告もちょっとお願いします。
山:そうですね。『かいかくの詩』をこれから流したいと思いますが、次回の直滑降ストリームはですね、ちょっと金曜日じゃないんですけど、変則的なんですが、月曜日の夜、何時でしたっけ? 27日月曜日の、7時ですか。今私の、大臣秘書官の進藤さんっていう方が来てまして、今日はシンドウさんとスギタさんっていう方が私を一生懸命支えてくれる若い秘書官で、とっても感謝してるんですが、シンチャンとスギボウと呼ばれてましてですね、今日はシンチャンが来てるんですが、シンチャンによれば次の直滑降ストリームは、来週月曜日27日の、19時、夜7時から7時半までということで、岸田外務大臣が登場します。
ぜひ皆さん、ニコ動のこのチャンネルにアクセスして頂ければと思います。これから、6月に入っていくわけですが、さあ、ここからのゲストも次々、有力な大臣が登場することになりますので、乞うご期待。ぜひ直滑降ストリームをですね、皆さんフォローして頂きたいと思います。大体今日のテーマはしゃべり尽くしたんじゃないでしょうか。それでは、お届けしたいと思います。山本一太の『気分はいつも直滑降』はブログの名前でした。山本一太の『改革の詩』、聴いてください。
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