2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
リンクをコピー
記事をブックマーク
河上純二氏(以下、河上):最近タイトル言ってないこと思い出した。
及川真一朗氏(以下、及川):タイトル言ってなかったですか?(笑)。
河上:何回も回数を重ねてる間に、タイトル、自分で言うの忘れてちゃってたよ。ちゃんと言おうと思ってね。「JJの部屋 by COLABO」ね。
及川:そうね、by COLABOでございます。
河上:もうだいぶ重なったよ、回数。
及川:何回やりましたかね~?
河上:けっこう呼んだね。
及川:けっこうやりましたね。
河上:さまざまな社長が来たよ、本当に。ちょっとオープニングトークなんだけど、最近純二、歴史物のドラマだったり映画を見ることが増えたの。歳を重ねてきたからかもしれないんだけど、彼らほら、歴史物とか偉人の話とか言葉ってすごく実は重みがあるじゃない。それを最近感じるようになってさ。そういうものを選んで見るようになったの、いろいろ。
及川:なるほど。はいはいはい。そうですか。
河上:伊達政宗見たり。この間はね、ウィンストン・チャーチルとヒトラーの映画をダブルで見たり。
及川:Amazonにもあるからね(笑)。
河上:その通り。それでお風呂で見てるから。偉人の言葉は大事だなって。それで『本能寺ホテル』を見たら、急にミーハーな映画なんだけど、オープニングで、ソクラテスの言葉が出てくるの。そこが、「愚者は経験に学ぶ、賢者は歴史に学ぶ」って書いてあったの。ソクラテスって書いてあったの。俺、歴史に学んでるなって思って。
(一同笑)
磯村尚美氏(以下、磯村):賢者だ~。
河上:俺、最近賢者になったのかなみたいな。思うようになったって、まあこれはあれなんだけど。でも、本当に経験に学ぶこと多いしね。歴史もおもしろいなって最近普通に思うようになって、それで歴史物を見るようになった。少し大人になったんです。まあ今日の社長もね、偉人になるんじゃない?
及川:そうですか。楽しみです。
河上:偉人になる可能性があるよ。パワフル。付き合い長い。苦労人、でも。いろいろ出てくると思うよ。聞いてみようか。呼ぶのやめる?
及川:(笑)。呼びましょう。
河上:じゃあ今日はクリエイターズマッチの呉社長です。はい、どうぞ。
(一同拍手)
呉京樹氏(以下、呉):よろしくお願いします。
河上:はい来ました。まず乾杯だね。呉さんの場合はね。じゃあ行きますか。はい、どうも。
全員:お願いしまーす。
(一同乾杯)
呉:美味いですね。
河上:年に1回くらい会うよね。
呉:年に1回じゃないじゃないですか。
河上:最近はよく会ってるよね。
呉:最近よく会ってる。
河上:最近はね、一緒にカレーを食べに行った。呉さん実はカレーマニアでもあるんだよ。
及川:ああそうですか。
河上:そうなの。
呉:ランチデートね。
河上:そうだね、ランチデートね。たまーに。その前はね、去年の春くらいかな、呉さんもいろいろ、もう会社が大きく成長していく流れの中で、いろんなお話をランチしながら聞かせてもらったのが1年前ぐらいだよね。
呉:そうですね。
河上:そうそうそう。呉さんとはプライベートの話とか夜一緒に飲むこともあったから、そういう話から入りたいんだけど、やっぱりちゃんとね。
呉:(笑)。
河上:ちゃんと。しっかりとね、最近のビジネスの話も聞かないといけないと思うから。まずね、見てる人の中でさ、クリエイターズマッチのことも知らない人もいるから、呉さんから、クリエイターズマッチってどんなものなのよっていうのを簡単に紹介してもらいたいなと思うんだけど、いい?
呉:大丈夫です。そうですね、クリエイターズマッチは2007年の8月に設立をして、僕が創業したんですけど、もともと僕はクリエイターで、クリエイターをやっていた時に日本におけるクリエイターの価値というのが、まあ価値って言うとおこがましいですけれども、やっぱり収入面とか労働環境とか非常に優遇されていないと。
その課題を解決するために会社を作って、基本的には企業理念は、クリエイターが働きやすい環境を創造すると、そういう理念のもとクリエイターの教育と、仕事の手配と、働きやすいプラットフォームの提供という、一応この3つの事業を大きくやっている会社という形ですね。
河上:なるほど。
呉:なので基本的に会社のコンセプトはまずクリエイターの発掘、育成。それで、収益っていうところ、収入面ですね。そのサポートをして、最終的にはその人たちが世の中で、いわゆるスポットライトを浴びられる場所っていうところでアワードの運営っていうところまでを一気通貫でやっている会社ですね。
河上:2007年っていうことは、今期で……。
呉:13期目なんです。
河上:13期目。どう? やっぱり呉さんにとって、この13年間は長かったの?
呉:いや~もう一瞬ですね。
河上:一瞬なの?
(一同笑)
河上:本当。
呉:思い返すと長いですけど、気付けばあっという間。
河上:ああそう。紆余曲折あっただろうな。
呉:そりゃあもういっぱいありますけどね(笑)。
河上:そのクリエイターズマッチなんだけど、今さまざまな取り組みを絶えずやってきていると思うんだけど、最近のトピックスをウェブサイトを見せながら話を聞きたいなと思うんだけど。今、取り組みとしてやっていることがあるんだよね?
呉:そうですね、まあ今は……。
河上:1つはRethink?
呉:Rethinkですね。我々の会社の一番大事な部分というのは、まずクリエイターを育てるというところからスタートしています。もともと実は我々って創業当時デジタルハリウッドさんの資本を出資いただいてスタートしたのもあって、もともとやっぱり教育っていうのを大事にしていく、と。
というところで、昨年ですね、我々がずっと13年間やってきた教育事業の取り組みに、みなさんがよくご存じのJTさんに協賛をいただいて、全国のクリエイター育成を支援していただけるという取り組みがスタートしたのが、この「Rethink Creator Project」。
河上:へ~。今ウェブサイト出してるけどさ、「クリエイティブの地産地消を」っていうことが、またいいよね。すごくいい。
呉:まあこのプロジェクトとしては、去年スタートして今年2期目に入って、去年1年間だけで参加したクリエイターが2,400人くらい。
河上:すごいね。
呉:はい、そうなんですよね。今年は15,000人くらいまで増やせればなって。それで、2期目に入っています、と。去年はまだまだスタートしたばっかりだったので、去年は自治体さんの協賛が4件かな。それくらいの自治体さんの協賛があったんですけど、今年は今すでに10件決まっていて、今年は1年かけて24地域に無料でクリエイター教育をお届けするというコンセプトで、「Rethink Creator Project」というものをやっています。
一応このサイトにエントリーすると、我々が作った5時間分のコンテンツ動画を無料で見られるというものも含めて特典でやっています。
河上:へ~。そして、もう1個今取り組んでるのがあるんだよね。鳥取。今ウェブサイト出させてもらったけどね、「隼lab.」。これはどういうやつなの?
呉:これはですね、我々がもともと鳥取県でクリエイター教育っていうのを6年前からやっていて、それは我々の事業としてやってたんですけど、それをやっていく中で鳥取市の方から、実は鳥取で廃校になる小学校がある、と。
河上:これだね。
呉:「1回見に来てもらえませんか?」という話で見に行ったのがもともときっかけなんですけど。見に行ったら一瞬で惚れちゃって。すごい素敵な学校で。「これが廃校になるのか?」と思って、これは何とかしないといけないだろうっていうので、たまたまそのタイミングで集まってた会社が数社あって、その中の1社が僕がもともといた古巣で、ソフトバンクの子会社で、そこの役員と意気投合して再生一緒にやろうと。
そこに参加したのが葵プロモーションの中江さんとかも参加していて、この再生プロジェクトみんなで一緒にやろうっていうので、鳥取にその「隼lab.」を運営するための会社をみんなで協賛して作って、今再生プロジェクトやってちょうど1年。
なので、学校という施設を使って何ができるか?っていう、いわゆる地産地消だったりとか、産業を作るとかっていうテーマに取り組んでちょうど1年経って。おかげさまで去年1年間だけで3万人くらいの方がその学校に訪れるぐらいの取り組みになって。
河上:なるほどね。
呉:去年、テレ東さんかな、番組で特集も組んでいただいたりとか。今けっこう小学校が廃校になるっていうのは、日本の中でも一つテーマになっているので。その再生プロジェクトの成功事例っていうのを鳥取で、いわゆる鳥取って日本で一番人口の少ない県って言われて、いわゆる日本最下層地域で、廃校プロジェクトを成功させて産業を作るっていうことができれば、日本全国で実現できるんじゃないかっていう可能性をここで作りたいってことで、今取り組んでやっています。
河上:なるほどね。呉さんがさ、さっき13年かかってここまで来てるわけじゃない? 俺も少しクリエイターっぽいことやってた時期もあったから。本当に労働環境が過酷で、僕、さまざまな3Kのデジタル版みたいな状況だった思い出があるんですよ。だから、クリエイターをやめちゃったっていう思い出もあるのね。
それに対して正面から向き合って13年経って、多分、呉さんクリエイターズマッチのおかげでだいぶ環境とか変わってきたことあると思うんだけど、みんなクリエイターズマッチで登録してるクリエイターの方々はどんな風に言ってる?
呉:そうですね、やっぱり我々は基本的には地方っていうところをテーマにしていて、会社としては地方創生を実現したいと。やっぱり地方のクリエイターさんたちを救いたいっていうのがあって。東京はやっぱり仕事が溢れてますし。
地方のクリエイターもやっぱり東京目指して来るんですけど、それだけじゃなくて、日本ってやっぱりこれから地方が元気にならないと国が強くならない、と。なので地方のクリエイターは支援していきたい、となったときに地方には仕事がすごく少ない。
なのでデザイナーとしてスポットライトを浴びるにもなかなか機会がないとか。そういうところに東京のいわゆる大手企業さんの仕事を提供できることで、クリエイターとして大手の仕事に関わっているということの喜びは非常に言葉としてダイレクトにいただけると。
もう1つは、我々のパートナーさん。今、我々のプラットフォームでプロで働いている方が約300人いるんですけど、300名のうち主婦の方が非常に多くて。日本って女性ってやっぱり結婚して子どもを産むと家庭に行かないといけないとか。
特に地方に行くと、そういうことでキャリアを続けられないという方も多くて。そういう方たちがセカンドキャリアとして新たに活躍できる場は非常に提供できてるんじゃないかなということは、実際にみなさんの言葉をいただいて感じる部分であると。
河上:なかなかね、地方に目を向けるって、これがね、前回、前々回かな、タスカジの和田さんに出てもらったんだけど、彼女のテーマもやっぱり地方創生、地方活性化だったよね。地方のママたちのリクエストをね。志が素敵だよね。そんな心がきれいな人だったっけ?
一同:(笑)。
呉:いやいやいや、何をおっしゃるんですか。(僕の心は)めちゃめちゃきれいじゃないですか。
一同:(笑)。
河上:夜は盛り上がるタイプで(笑)。本当に呉さんは熱い社長でね、もうちょっと後でいろいろ過去の話もするけどさ、紆余曲折来てこの13年だったと思うんだよね。本当に、ここまでみんなが知っているサービスになって、俺は個人的にすごく嬉しいのよ。
いろんな社長に会うけどさ、けっこう苦労人のほうだと俺は思って。だけど、いつもはこの元気なトーンで、声のトーンがさ、デシベル高めじゃん。けっこう、新宿の交差点に立ってて、向こうから確実に声が聞こえませんか。
呉:僕の声って、2キロ先まで届きます。
一同:(笑)。
河上:そうだよね。本当にそう思うんだよ。そうなんだよ。
呉:いや、これは本当なんですよ。僕、中央市場で働いていたんで。
磯村:あ~そういうこと。
河上:そうなんですか、なるほど。
呉:神戸中央市場で2年くらい働いていたんです。
河上:その話はまだデザートだから。このあと話したい話があるんですよ。
一同:(笑)。
関連タグ:
2024.10.29
5〜10万円の低単価案件の受注をやめたら労働生産性が劇的に向上 相見積もり案件には提案書を出さないことで見えた“意外な効果”
2024.10.24
パワポ資料の「手戻り」が多すぎる問題の解消法 資料作成のプロが語る、修正の無限ループから抜け出す4つのコツ
2024.10.28
スキル重視の採用を続けた結果、早期離職が増え社員が1人に… 下半期の退職者ゼロを達成した「関係の質」向上の取り組み
2024.10.22
気づかぬうちに評価を下げる「ダメな口癖」3選 デキる人はやっている、上司の指摘に対する上手な返し方
2024.10.24
リスクを取らない人が多い日本は、むしろ稼ぐチャンス? 日本のGDP4位転落の今、個人に必要なマインドとは
2024.10.23
「初任給40万円時代」が、比較的早いうちにやってくる? これから淘汰される会社・生き残る会社の分かれ目
2024.10.23
「どうしてもあなたから買いたい」と言われる営業になるには 『無敗営業』著者が教える、納得感を高める商談の進め方
2024.10.28
“力を抜くこと”がリーダーにとって重要な理由 「人間の達人」タモリさんから学んだ自然体の大切さ
2024.10.29
「テスラの何がすごいのか」がわからない学生たち 起業率2年連続日本一の大学で「Appleのフレームワーク」を教えるわけ
2024.10.30
職場にいる「困った部下」への対処法 上司・部下間で生まれる“常識のズレ”を解消するには