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【第3回】「盛り」サミット《MORI3.0》(全7記事)

“表現したい世界観”でつながる「MORI 3.0」時代の到来 静電場朔氏 × ギャル電・まお氏 × もーちぃ氏が語る、女の子の「盛り」文化

2019年6月7日、スパイラルにて「『盛り』の誕生 ー女の子のビジュアルとテクノロジーの平成史ー 【第3回】『盛り』サミット《MORI 3.0》」が開催されました。平成の時代に現れた女の子たちが表現してきた、大人には理解できない不可解なビジュアル。90年代以降に発達したデジタルテクノロジーの力を得て、今なお変化し続けるビジュアルコミュニケーション「盛り」の変遷から、消費行動のカギを握る女の子たちの意識を探ります。第3回となる今回は、2010年代後半から始まった、SNSを通じて国境を越え、表現したい世界観でつながる《MORI 3.0》の時代に焦点を当て、最前線で活躍するゲストたちがディスカッションを行いました。本記事では、ゲストの静電場朔氏、まお氏、もーちぃ氏による自己紹介の模様をお送りします。

北京出身のマルチクリエイター・静電場朔氏

久保友香氏(以下、久保):それでは、まず静電場朔さん……私は「電さん」とお呼びしているので、電さんからご紹介させていただきます。電さんは中国の北京ご出身で、大学まで中国にいらっしゃいました。

静電場朔氏(以下、静電場):北京の大学を卒業してから、東京で「大宇宙醸(XL-Universe)」というクリエイティブカンパニーを立ち上げました。

久保:本当にいろんな才能をお持ちなんですね。いろんな作品を作っていて、会社も作られて。会社はどういったことをしているんですか?

静電場:はい。大宇宙醸という会社です。「醸」は日本のお酒の醸造から取った漢字で、私たちが作っているコンテンツも、一品一品のお酒のように醸造したい、そんなクリエイティブを出していきたいと思っています。英語読みの「XL-Universe」は、今の宇宙より1個サイズが増えていることを意味しています。ということで“XL”-Universeにしました。

久保:そういう意味だったんですね。

静電場:会社はアートディレクションとデザインを中心にしています。

久保:WEBサイトを見せていただきましょう。電さんだけではなく、他にもクリエーターさんが所属しているということですか? ……モニタにうまく出せませんね。

静電場:(スライドを指して)このURLで、みなさんもし興味があれば、チェックをしてください。お願いします。

久保:お手元のスマートフォンでもぜひ見てください。すいません、私たちだけで見てしまいました(笑)。

(一同笑)

私がとくに興味を持ったのがWeiboで、すごくたくさんの方が見ているページを書いていらして。そこで日本の女の子のことを書いている記事があるのですが、それがまたすごくアクセスが多いように見受けられたんですよね。

日本語でブログを全部訳したものもあるんですが、これは「日本の女の子から何を学ぶか」というタイトルになっていますね。いくつかの項目で書かれているもので、これは日本にいらしてから書いたものですか?

静電場:そうですね。これは2016年のときは、中国のメディアから「『日本の女の子に何を学ぶか』という文章を作ってください」と頼まれて、ファッションや文化に関して、いろいろと日本の女の子のことを書いています。単純に外見や外観を学ぶだけではなくて、自分たちのアイデンティティを失わずに自分のファッションカルチャーを作るべきだということもあって、このように書きました。

東京で行っている音楽とアートの活動とは

静電場:今は音楽・アート活動を中心に、東京で活動をしています。これは音楽ユニットQUESTION CHILDRENの『イエロー・マジック・カーニバル』という曲です。

この曲は、大好きなYMOの細野さんの、ティン・パン・アレー時代の『イエロー・マジック・カーニバル』をリアレンジして作った曲です。

久保:もともとお好きだったわけなんですよね。

静電場:はい、好きです。

久保:そうなんですか。オリジナルの曲もありましたよね。

静電場:8月に発表してるファーストアルバムで、5曲のオリジナル曲が入っています。

久保:あとでWebサイトをゆっくり見てみてください。ミュージックビデオも全部見ることができるので。そういえば展覧会などもされたんですよね。

静電場:はい。中国と日本で個展などをやりました。(スライドを指して)これは上海の個展です。

久保:これはどういったものですか。

静電場:墨絵と、ほかの材料でLEDも使っています。

久保:この次がまたおもしろいんです。

静電場:これは「可能性の神社」。いわゆる「勿体無い神社」という作品で、「勿体無」という3つの漢字が大好きなので。信じているのは可能性の神様。「ラッキーをください」という意味で、こういう作品作りました。

真ん中の猫は「シュレーディンガーの猫」です。これは、原宿のウルトラスーパーニューで行っている大宇宙祭りという音楽とアートのパーティーです。

久保:こちらも日本の展覧会ですよね。

静電場:これは神保町で「妖怪吐息」という墨絵の展示会です。

久保:墨を使われるんですね。

静電場:子どものときから中国の「国画」は墨絵という表現のかたちになっていて、絵を描く内容は風景画が多い。でも、墨絵はもともとすごくかっこいいクールなものだと思います。顔料はいろんなものから作っているので、もっとポップなものを表現したいから、現代の妖怪を描いてという画展をやりました。

久保:そういった手で描くものだけではないのですよね。あ、でもこれも手描きですか。

静電場:はい。これは墨絵の曼荼羅です。

久保:かわいい。

静電場:実は果物の内部です。

久保:そうなんですか! こちらは?

静電場:これは、周辺グッズです。

久保:グッズなんですね。(スライドを変えて)また違う感じのキャラクターをたくさん作っていらっしゃいますよね。

静電場:これから中国で、おもちゃやフィギュアになるキャラクターです。

久保:立体になるんですか?

静電場:はい。

久保:そうなんですね。

静電場:これは、最近1週間前、「上海来福士广场」という百貨店で、POLAのORBISというブランドの新商品のpopup shopです。新しいお店のオープンパーティで描いたものです。

久保:そうなんですね。

静電場:ライブペインティングです。

久保:ライブペイティングですね。これの全体は大きいんですか? 

静電場:かなり大きいです。これは、携帯ゲームとコラボレーションしたものです。本来このゲームはオタク向けみたいなもので、コラボレーションの企画で私のスタイルでキャラクターを描いています。もっとファッション的な表現が欲しいですので、服は全部新しく考えました。

久保:下駄を履いている。これが興味深いのが(スライド変わる)、これは出版をされたんですか?

静電場:そうです。これから中国で『東京旮旯(Tokyo Galaxy)』という本を出版します。

久保:そうなんですよね。

静電場:『東京旮旯(Tokyo Galaxy)』は、実は旮旯(ギャラ)という中国の方言から生まれる言葉で、いわゆる、路地裏という意味ですね。

久保:ストリートですか。

静電場:はい、裏ストリート。

久保:裏ストリートなんですね。

静電場:自分の体験をイラストとエッセイで書いています。

久保:かなり日本の女の子のことを書かれているんですよね。

静電場:そうですね。

久保:プリクラの話などもありました。ちらりと見てしまって、すごくおもしろかった。

静電場:原宿のファッションなどもいっぱい。

久保:そうなんですよね。日本では見ることができない本なんですよね。中国でだけ売るんですよね?

静電場:そう。日本語もこれから出版したい。

(会場笑)

久保:そうですよね。

静電場:まずは中国で出します。

久保:そうなんですよ。相当おもしろそうです。私が書いている本と被るなとも思いました。

(一同笑)

雰囲気がぜんぜん違いますが、扱っている内容が被っているなと……とても興味深くて全部かわいい。絵がぎっしりでしたよね。

静電場:ありがとうございます。

久保:絵も全部描いてあるので、すごく時間がかかっているんじゃないかと。こうした感じで、もう一度、今日のテーマであるメイクやファッションのことは、このあとまたお話をします。

ギャルによるギャルのためのテクノロジーを提案していくユニット・ギャル電

久保:次は、ギャル電のまおさんにいろいろとご紹介をいただきたいと思います。先ほどお話しをしましたが、タイの中のプーケット……でいいんですよね? 静岡県のご出身ですよね。

ギャル電・まお氏(以下、まお):はい。静岡出身で、9歳からタイのプーケットに住んでいて、大学からまた日本に戻ってきました。

久保:そうなんですね。いつものスタイルでお願いしてもよろしいでしょうか?

まお:そうですね。いつものギャル電スタイルで、自己紹介をして行きたいと思います。……(席を立って)ギャル電です。イエーイ!

(会場拍手)

久保:今日はお1人で来られたんですね。

まお:今日は相方が来ていないんですが、ふだんは2人でギャル電というユニットをやっていて、今日はギャル電・まおとして参加しました。

久保:そうですね(笑)。座ったままでいいですか?

まお:このままですか。

久保:いつも立っている感じですよね。いいですか?

まお:立った方がいいです。

久保:(笑)。ごめんなさい。どちらでも。

まお:このほうが映りやすいかな。……ギャル電とは、「今のギャルは電子工作をする時代。ギャルによるギャルのためのテクノロジーを提案していくユニット。そのうちドンキ(ドン・キホーテ)でアルドゥィーノが買えるような未来を夢見ている」というのが、ギャル電の活動の内容なんです。

簡単に私の物語として紹介していきたいと思います。私はギャル歴12年。タイにいたときからずっとギャルを目指してやってきました。好きなものはファッション、メイク、ご飯。そして、嫌いなものはチャラ男ということで。

(会場笑)

“盛れてる”ギャル電子工作ってなに?

まお:5歳のとき、日本に住んでいたのですが、写真を見てもらうと肌が黒いんですよね。黒いから肌がコンプレックスで、だけど、テレビに映っているギャルやヤマンバがめちゃくちゃ黒いんです。

そこから「私はギャルになるんだ。うちはギャル」というような感じで、そのころから思っていたのですが「目指せ、ガングロギャル」ということで、中学2年生のときにギャルでデビューしました。in タイランド。

中学のときからずっと日本のギャルメイクを雑誌やインターネットを通じて見てきたのですが、そんな感じでずっとギャルを(笑)、やってきました。

タイにいるよりは、日本に行って手に職を、プラス、本場のギャルになりたいんだったら日本に渡らなくちゃと、そこから電気電子工学科に入学します。

(会場笑)

出会ったのがこれ、電子工作。楽しいんですが、ちょっとバイブス上がらないなぁというような。ロボットは違うわというような感じになって、自分で家に帰って電子工作をしました。

結果、こんな光るヤツを作っちゃったということで、そこからずっと光るものや「盛れてる電子工作」というものを作って現在に至るって感じでやっています。このギャル電子工作が、ちょっとずつですが、世間にじわじわと行き渡ってきたところで、相方と一緒にギャル電をやっているんですが、私たちはさきほどのような「イエーイ!」というような「意識の低いプレゼン」を始めました。

(会場笑)

コールアンドレスポンスを求めるような(笑)。

あとはプレゼンテーションを各地でやったり、電子工作ワークショップしたりですね。(スライドを指して)これはYahoo!ハッカソンでやったワークショップで、「電子工作も壁にグラフティのようなものつければカッコイイんじゃね?」という感じでやりました。

ストリートなどでステッカーを貼っている人たちと交流があったので、その人たちにちょっとステッカーを提供してもらって、参加者に電子工作で光るLEDを作ってもらって、ステッカーと一緒に壁に貼ってもらうというワークショップをやりました。

それにフェスやクラブですね。クラブで踊ったり、スライドの真ん中は「エレクトリックローラーディスコ」というイベントで、ローラースケートを光りながらやるという。

スケートガールの子たちに光りもののプロデュースをしたり、あとは「りんご音楽祭」という音楽フェスですね。トークショーをしたりするような感じでやっています。

「光るルーズソックスシンセサイザー」と「Wi-Fi盛れみざわサンバイザー」

まお:あとは、作り方記事などをいろんなWebで公開したり。これは「Wi-Fi盛れみざわサンバイザー」というものなんですが。

(会場笑)

これ、Wi-Fiの“盛れみ”を感知するんですよね。光っていないとこれはあまり盛れていないというのがわかるんですが、すごくWi-Fiが盛れているところだと、すごくビカビカ光るような色になっています。

あとは、企業コラボをさせていただいたりもしていて。タイのバンコクで開催された「Maker Faire」というメーカーのお祭りで出店したり、「ギャル電できるかな」という、luteというインスタメディアがあるんですが、動画などを配信しているYoutubeなどでも動画配信をしていて、そこでの番組があったり。

あとは最近、Youtubeをはじめました。ですから、Youtubeもみなさんチェックをしていただけるとめちゃくちゃうれしいです。そのような感じで、作っている物の紹介としては、ルーズソックスシンセサイザーですね。

(会場笑)

動画がないので申し訳ないんですが、ルーズソックスを上げ下げすることによって、音が鳴るという(笑)。YouTubeにアップしているので、よかったら見てください。

先ほど紹介した「盛れているWi-Fiをセンシングする光るサンバイザー」であったり、こちらは最近、明和電機さんのプロデュースをしているラジオスーパーで販売しているんですが、今、久保さんにもつけていただきました。光っています。光っています。そのような、キーホルダーの電子工作キットも売っているので、よかったらチェックしてください。

久保:私も作りました。はんだ付けしました。

まお:ありがとうございます。はんだ付けをしていただいて。そんな感じですね。

久保:裏側が電子工作をやっているところ。

まお:やっているところであったり、ストリートではんだ付けをするんで。

(会場笑)

スタイルでやっていますかね。

久保:ストリートとはギャルですね(笑)。次は、作品はもう一度になるけれどもきれいなお写真で、今、付けていらっしゃるんですよね。

まお:これは、「ギャルテクノニット帽」といって、音に反応するニット帽なんです。クラブなどでドゥンドゥンドゥンとやっていると、光がビートに合わせて光ったりします。作り方も記事に載っているので、ぜひよかったら作ってみてください。

久保:これが先ほどの。

まお:「ルーズソックスシンセサイザー」。これは光るルーズソックス。

久保:あ、そうそう、音じゃなくて。

まお:履いて。家で(笑)。

久保:それ以外にもワークショップも盛んにやっていますよね。

まお:はい。そうですね。

久保:ここもまおさんにとって大事なところだという。

まお:そうですね。これはアシックスさんとコラボをさせていただいたときのワークショップなんですが、ランニングをアップデートしようというときに、ランナーが光って走ったらマジバイブス上がるよねという会だったんで、みなさんに光りものを作ってもらって、それからランニングに行くという。ふだんまったくランニングをしないんですが。

(会場笑)

そういったワークショップでした。これは先ほど。

久保:先ほどのですね。

まお:無人島ですね。イベントは「りんご音楽祭」であったり、これは「光る大五郎」という、これを振り回してライブでダンスする、というような。

久保:絶対に使い回さないんですよね。これね。

まお:クラブで意識の低いプレゼンをしたり。

久保:なるほど。あとでまた詳しいお話などをお聞きしていきますので。今度はもーちぃさんの自己紹介をいただきます。

38個のツイッターアカウントを駆使するもーちぃ氏は、小2から美容ブロガーだった

もーちぃ氏(以下、もーちぃ):はい、よろしくお願いします。もーちぃです。

(スライドを指して)東京の新大久保と書いてありますが、もともとは東京都の町田市というところで過ごしていたんですが、小学校1年生のときに自分のお姉ちゃんが誘拐されまして……。家なども全部ばれてしまって、「もう住めないな」という話になりました。

それで急いで引っ越さなければいけないという感じになったんですが、お父さんのもともとの実家だった新大久保に急いで引っ越そうという話になり、それで新大久保に引っ越したんですね。

「韓国好きだから新大久保に引っ越したの?」「一人暮らしなの?」と聞かれることが多いんですが、ただお父さんがもともと新大久保に住んでいたというだけで。たまたま新大久保に引っ越したというので、小学校2年生から新大久保に今もずっと育っています。そんな感じです。

久保:本当に小さい頃から情報発信をしているんですよね。

もーちぃ:はい、そうですね。まず、私たちの世代は情報発信を自分からしていく世代であるというお話があったと思いますが、現在私もTwitterのアカウントを38個くらい持っています。

(会場笑)

だいたい全部、自分の人格が違うんですよね。50代の映画好きのおじさんのアカウントを持っていたりします。

(会場笑)

なりきって遊んだりしていて、40代の映画評論家のおじさんからフォローされたりもしました。小学校2年生位のときからずっとブログをやっていて、美容のことを発信していたんですが、いい情報を流していても小学校2年生がやっているブログなんて誰も読まないんですよね。

小学校2年生が美容のことを発信していても、誰もブログ読まなくないですか? 「小2が何言ってんだよ」と普通は思いますよね。ですから、私は高校生とかOLだと嘘をついて、小学校2年生のときからブログを書いていて、アメーバブログの美容ランキングでトップ5位まで入ったことがあるブロガーでした。

母親に中学校2年生ぐらいのときにばれて、アカウントを消されて終わっちゃったんですが、それからもずっと情報を自分から発信したりすることが大好きでした。

やり続けた自己発信が糧となり、女子高生ライターとしてデビュー

久保:高校生からは「女子高生ライター」になったんですよね。

もーちぃ:はい。そうですね。私は小学校のときからブログをやっていたという話だったのですが、ちょうど新大久保に引っ越してきたときに通い始めた小学校が自分の肌にぜんぜん合わなくて、すごくイジメなどを受けるようになってしまって、学校に行けなくなってしまったんですね。

不登校の日々が続いて、小学校6年生くらいで「もうすぐ卒業」というときに学校を転校したりもして、ぜんぜん思い出のないような学校の卒業アルバムに載っていたりするような人間なんですが。

それでやっぱり学校が苦手という気持ちが出てしまって、中学校も高校もあまり行かないというような日常が続いてしまっていました。

そんな中でも「自分のことを発信する」ということはずっと続けていて、何かできることはないかとずっと考えていたときに、高校2年生のときに自分で高校生向けのWEBマガジン「SORENA」というのを立ち上げることになりました。

それから女子高生ライターというかたちで記事の執筆などを始めて、今もライター業などをしており、最近は10代のトレンドなどに関する記事や講演会などを行っています。

久保:最近は講演会なども、かなり多くされていますよね。

もーちぃ:そうですね。

久保:何度か見に行きました。

もーちぃ:ありがとうございます。

久保:それから、今日持ってきていただいているこれは、かなり最近の情報が載った雑誌で、これも作られていると。

もーちぃ:はい。私が育った新大久保ですね。新大久保のことをもっと発信していきたいというので、ずっと「新大久保のガイドブックを作りたい、ガイドブックを作りたい」「いや落ち着けよ」と言われるくらいずっと言い続けていて、それがやっと叶いました。

『韓流ぴあ』といういつもK-POPの情報を流している雑誌社さんなんですが、そちらから新大久保の雑誌、ムックを出すことができました。実はこれ、表紙が私なんですよ。中のほうでもかなり登場していて、いろんな新大久保の情報を紹介しています。

久保:そうですね。

もーちぃ:はい。そうですね。新大久保の中でも本当に美味しいグルメもいっぱいあるんですが、写真を撮ってかわいいグルメだったり、今の若い女の子たちが喜ぶような新大久保という情報をたくさん発信しました。

ブームになる寸前の韓国制服レンタルビジネス

久保:テレビにも出ていましたね。

もーちぃ:はい、そうですね。(スライドを指して)これはタレントの横澤夏子さんなんですが、私は今「新大久保に日本一詳しい女子大生」として活動していまして。今着ているこの制服はソウルスクールユニフォーム(S.S.U)といって、韓国の女の子たちが着ている制服で、これを日本でレンタルできる事業というものをやっています。

これを全国どこでも借りられるように通販をやっていまして、その制服を先ほどの横澤夏子さんが一緒にテレビで着てくださいました。こんな感じで、韓国の女の子たちの制服を着て街に遊びに行ったり、ディズニーランドに行ってくれる女の子たちが本当に増えていて、ブームになりかけています。令和のトレンドにしようと必死にがんばっています。

久保:いろんな種類があるんですね。

もーちぃ:「IZ*ONE」っていうアイドルをご存じですか? 『PRODUCE 48』という番組があったんですが、そこでアイドルが着ていた制服をイメージしています。日本の女の子の制服に比べるとタイトで、「こんなの着ていいの?というくらいセクシーな感じなんですが、これが韓国の制服なんですよね。

久保:誰でも借りられるビジネスをやっているんですよね。

もーちぃ:はい、そうですね。『ポップティーン』の表紙でも、韓国制服を着てもらえるくらい広がりを見せてもらっていますね。

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