2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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角谷浩一氏:皆さんこんばんは、ニコニコ動画コネクターの角谷浩一です。今夜の党首討論は、総選挙の論戦のスタートとなります。また、衆議院選挙では初めてのネット選挙解禁となります。
冒頭は総選挙の争点であります、安倍政治の2年間の評価について、それぞれお話を頂きたく存じます。そこから今日の討論会をはじめてまいろうと思いますけれども、まず一言申し上げます。告示前のご多忙のなか、各党首の皆さんはご足労いただきまして、ありがとうございました。
これから約半月間、選挙戦に突入するわけです。今日は思いの丈をいろいろ、ネットのユーザの皆さんにぜひ発信していただきたいと思います。同時に、この半月間、全国をまわって、国民の声を各党とも聞いてください。国民の声がどんなものか、是非聞いていただいて、皆さんの政治活動、また選挙活動に活かしていただきたいと思います。
でははじめていきたいと思います。さて安倍総裁におきましては、この2年間の実績についてお話いただきたいと思います。なお、お時間は大変申し訳無いんですけれども1人1分と、各党の皆さんにそれは同じようにさせていただきます。1分を過ぎますと合図の音がなります。たとえ途中でもお話は切らせていただくことになります。
では、まず自由民主党総裁、安倍晋三さんよりお願いします。
自民党・安倍晋三氏(以下、自民・安倍):2年前もここ、ニコファーレからスタートしました。日本を取り戻す、そうお約束をして、2年が経ちました。東京オリンピック、パラリンピックの誘致に成功し、2020年に大きな目標ができました。
雇用は改善し、賃金は上がっています。15年苦しんだデフレから、やっと脱却するチャンスを掴みました。しっかりとアベノミクスを進め、国民生活を豊かにしてまいります。
国民の生命を守り、そして幸せな生活を守るため、集団的自衛権の一部行使を容認する閣議決定を行いました。法整備を進め、日本人の生命と領土、美しい国をしっかりと守ってまいります。安全保障も外交も経済も、この道しかない、しっかりとこの道を進んでまいります。ありがとうございました。
民主党・海江田万里氏(以下、民主・海江田):こんばんは。民主党代表の海江田万里です。今度の総選挙には大義がない、これは私も全国をまわっていまして、多くの国民の方がそう感じていることと思います。
そしてもうひとつ、今回このタイミングで解散を行うことによって、安倍総理は国民に嘘をついたことになります。それは言うまでもありません。2年前の党首討論、当時の野田総理と安倍・自民党総裁の間で、消費税を上げる、しかし自らも痛みを伴う、ということで、議員定数の削減をやるということを約束しました。
国民の前で国民に約束をしたわけです。しかもその時は、次の通常国会でこれは実行する、ということを言ったわけですが、もちろんこの国会では行われなかった、そしてついに解散になってしまったということです。
そしてそれから、集団的自衛権の問題。国民の声を聞いておりません。それから特定機密保護法の問題もそうです。このままでは、安倍政権に任せておいたんでは、日本が危ない。私たちはそれとしっかり対峙をしてまいります。
公明党・山口那津男氏(以下、公明・山口):2年前に政権交代を果たし、自由民主党と公明党は、政権合意を作って出発をいたしました。最優先課題は経済の再生であり、東日本大震災の復興のスピードアップであります。同時に、政権をとる前から決まっていた、社会保障と税の一体改革もこの政権で判断をする運命にありました。
経済再生は3つの矢を放って、さまざまな効果を生み出してまいりました。そして消費税の8%への引き上げを行ったわけでありますが、その効果を見定めて、次の10%への引き上げを1年半延期し、そして再延期をしない。それに伴って、軽減税率の導入を目指す、という方針を決めました。そのことの信を問う、という今回の選挙であります。
安全保障については、憲法の論理的整合性を守り、規範性、つまり歯止めを維持して、これからもそれをずっと守っていくという、法的安定性を確保します。
次世代の党・平沼赳夫氏(以下、次世代・平沼):私はこの2年間の安倍政治というのは、及第点をあげることが出来ると思っております。確かに雇用も回復したし、給料も上がったし、株価も上がった。そういうことは及第点をあげることは出来ると思います。
しかし、地方はまだ疲弊しておりますし、第1の矢、第2の矢というものはうまく機能したと思いますけれども、第3の矢には具体性が無いんです。ですから、これから本当に親身になって成長戦略というものをやっていかなかったら、このまま改革というものを成し遂げることは出来ない。
この事を心配しておりまして、そういう意味では我々としても努力をして、応援をしていきたいと思っております。私からは以上であります。
日本共産党・志位和夫氏(以下、共産・志位):安倍政権の2年間というのは、あらゆる分野で国民の民意に背く、暴走の2年間だったと思います。私たちは安倍政権の暴走ストップ、日本の政治の5つの転換を訴えて、選挙戦を戦います。
第1は、消費税10%は中止し、富裕層や大企業への応分の負担を求めるなど、消費税に頼らない、別の道に切り替えることです。第2は、格差拡大のアベノミクスストップ。国民の暮らし第一で、経済を立て直すことです。
第3は、海外で戦争をする国づくりを止めさせ、憲法9条の精神にたった平和の外交戦略で、地域の平和と安定を築くことです。第4は原発再稼働ストップ。原発ゼロの日本への転換です。
そして第5は、沖縄の米軍新基地建設は中止し、基地のない平和で豊かな沖縄を作ることです。日本共産党が伸びれば、日本の政治は変わります。どうかよろしくお願い致します。
生活の党・小沢一郎氏(以下、生活・小沢):生活の党の小沢一郎でございます。我々生活の党は、国民の生活が第一という政治理念のもとで活動してまいりました。したがって、自由競争・市場原理を優先する安倍政権、アベノミクスの考え方とは相容れない。
例えば雇用につきましても、非正規雇用がすでに40%、これをさらに拡大していこうという考え方でおられます。それでは本当の国民の生活の安定は出来ません。
私どもと致しましては、正規雇用をきちんと歯止めをかけてやっていく。またいろいろな形で国民生活に必要な分野については、セーフティネットを充実させる。それによってはじめて景気は良くなる、そのように考えております。
社民党・吉田忠智氏(以下、社民・吉田):社会民主党党首の吉田忠智でございます。世界一企業が活動しやすい国として進められてきましたアベノミクスは、一部の大企業や富裕層、大都市を優遇する一方で、中間層、中小企業、農家、地方を切り捨ててきました。
消費税増税、そして急激な円安、年金や医療や介護などの改悪、そして労働法制の規制緩和など、また農業や地域社会を衰退させるTPPの推進、米価の下落など、国民生活が破壊されようとしています。
また戦争ができる国づくりとして、特定秘密保護法の強行、また集団的自衛権の行使容認の閣議決定、そして武器輸出の解禁など、平和憲法が骨抜きにされようとしています。東京電力福島第一原発発電所の事故の教訓をしっかり活かしていないと考えています。
角谷:はい、ありがとうございます。
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