2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
立憲民主党 枝野氏(全1記事)
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枝野幸男氏:立憲民主党の枝野幸男です。そして、ご当地、東北大学出身、仙台は私の青春の故郷! 枝野幸男でございます。この仙台で、立憲民主党としての、党としてのこの選挙の第一声、みなさんにお訴えをさせていただけること、大変うれしく思っております。どうもありがとうございます!
まっとうな暮らしを取り戻したい。そのためには、まっとうな政治を取り戻したい。そんな思いで「選挙に間に合うかな?」と不安でした。でも、今立ち上がらないといけない。そんな思いで、2週間前です。新しい党の結成を呼びかけさせていただきました。今日こうして、岡本あき子さんをはじめとして、たくさんの仲間とこの選挙戦に挑めること、本当にうれしく思います。
どうなるかわからない厳しい道を一緒に選んでくれて戦ってくれる仲間を、それを支え後押しをしていただいているたくさんのみなさまに、まずは心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます!
私が東北大学に通っていた頃、30年以上前になります。たしかに生活が厳しくて、奨学金を貰って学校に通っている仲間もいました。でも本当に一部でした。ほとんどの人は、うちの両親もそうだったと思いますが、親御さんはいろいろ苦労しても、ローンを組まなくても学校に行けました。
学校を卒業して就職をするというのは、正社員になるというのが当たり前でした。あれから30年。希望すれば、意欲があればちゃんと学べる。仕事をする、就職をするというのは正社員として働く。こんな当たり前のことがいつ変わってしまったんでしょうか? こんな社会でみなさん、本当にいいんでしょうか?
景気が良くなるはずないじゃないですか。ただでさえ若者が減っているんです。年収100万、150万。いつクビになるかわからない非正規雇用。ローンを組んで自動車買えますか? ましてやローンを組んで家を買えますか?
恋愛をして、希望すれば家族を持って、子どもを産み育てる。そんな希望を持てますか? そんな希望なき、そんな夢のない、持てない若者を作ってしまったのは誰なのか? 何なのか? 政治ではないのか? 格差を拡大させ、強いものをより強くしたけれども、どんどんどんどん分厚い中間層と言われているものが崩れていった、壊れていった。労働法制を無闇やたらに緩和をした。強いものをより強くする、そちらに偏った経済政策を進めていった。
自己責任、自由競争。確かに社会のベースはそうですよ! でも、自己責任だけではどうにもならないことが、どなたの人生にもかならずある。自由競争だけでは社会は回っていかない。だから政治があるんじゃないですか。政治が自己責任を煽る。自由競争を煽る。それは政治の責任放棄じゃないでしょうか?
こんな政治で壊されてきた私たちの社会を、暮らしを取り戻さなければならない。もう残された時間はそんなに多くないんじゃないか? 少子高齢化が進む、格差が拡大をして、社会が分断をされていっている。もう限界じゃないのか? まっとうな暮らしを取り戻したい! そんな思いで党を立ち上げました。
そしてまっとうな暮らしを取り戻すには、政治がまっとうにならなければならない。おかしいじゃないですか。政治は一握りの人たちが上から自分のために権力をもてあそぶ。自分の都合で国民に自分の価値観を押し付ける。それが民主主義なんでしょうか? それが政治なんでしょうか?
森友問題、加計問題、権力の私物化。情報を隠しごまかし、開き直る。安保法制、特定秘密保護法、そして共謀罪。国民の大きな反対の声があっても、ろくな説明もしようとせずに、説明して納得してもらおうという努力もなしに、今数を持ってるからなにをしてもいいんだ。これが本当のみなさん民主主義でしょうか?
永田町の都合で、政治の内向きの発想で、国民から離れたところで物事が進んでいる。だから多くの国民のみなさんも、政治を諦めつつあった。これでは国民の暮らしを立ち直らせることもできない。まっとうな政治を取り戻し、まっとうな暮らしを取り戻すために、新しい受け皿が必要だ。そんな思いで立憲民主党を立ち上げさせていただきました。
右とか左とか、そういう時代じゃありません。上から目線で国民に言うことを聞かせるんだ。こういう上からの政治を、草の根からの国民の声に基づいた政治へと変えていこうじゃありませんか! 強いもの、豊かなものをより強く豊かにすれば、そのうちみんな引っ張り上げられるでしょうという、上からの政策を、暮らしをしっかりと下支えして、下から押し上げてゆく。新しい下からの、暮らしからの政策へ、変えていこうではありませんか!
右か左かではない。上からの政治を草の根からの政治と政策へと変えていく。そのための第一歩、大きな第一歩をこの衆議院選挙で踏み出させていただきたいと思うんです。
岡本あき子さん、歳がバレちゃうんですけど、同級生なんです、大学の。学部違いなんですけど。市議会に出られたときから、「いずれ国会で一緒に仕事をしたいなあ」と思っていましたし、時々声をかけていました。
でもこんな一番厳しい時に、立ち上がってくれるとは思ってくれませんでした。でも、厳しい時に決断をして立ち上がってくれた。何よりもの、本物の証拠じゃないですか? みなさん!
なんとしてでも、岡本あき子さんを、これまでこの宮城県は、仙台は昨年の桜井充さんの参議院選挙、そして過日の郡和子さんの市長選挙。ほんとうに幅広いみなさんが党派を超えて、市民のみなさんの声を受け止めて勝利を掴んでくれました。
時間は足りない、短時間の戦いですが、そうして積み重ねていただいたみなさんの力と、そして岡本あき子さんがこれまで市議会市政の中で示してきた実績と、それがしっかりと合わさればかならず勝てると私は確信していますが、みなさんいかがでしょうか!
立ち上がったばかりの党で、それでもギリギリこの1週間で78人。我々の仲間が全国から立候補してくれました。1人でも欠けると、私がいま訴えたことを国会の中で前に進めていくパワーが足りません。東北の3人、かならず3人とも、みなさんの力で国会に送ってください!
私はそうした仲間とともに、そして誰よりも、今回の一連の動きのなかで「枝野立て」と背中を押していただいた。そして立ち上がったばかりの立憲民主党に大きな期待をしていただいている。その国民のみなさんとともに、前へ進んでいきたいと思っています。
厳しい戦いですが、みなさんの力があれば、かならず岡本あき子もそして立憲民主党も、勝ち抜いていけると確信をしています。みなさんとともに、この選挙戦を戦い抜きます。私には、あなたの力が必要です! どうぞよろしくお願いいたします! ありがとうございます!
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