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山本一太の直滑降ストリーム@Cafesta ゲスト:小野田紀美参議院議員(2017.5.31)(全5記事)

手続きなしで資金調達が可能に クールジャパンが発表した新たなガイドラインとは?

自民党のトーク番組「CafeSta」内のコーナー、「山本一太の直滑降ストリーム」。今回は、小野田紀美参議院議員がゲストとして登場。本パートでは前回に引き続き北朝鮮問題への言及と、クールジャパンが発表した新たなガイドラインが紹介されました。

「融和路線をとる前提として、戦略的にしっかりやるべき」

山本一太氏(以下、山本):英語が得意なんですが、まだ人事聴聞会を経てませんが、この人はものすごく新規だっていうこともないんですね。

ただ注意しなければいけないのは、統一外交安保特別補佐官です。韓国のNSC、安全保障会議に参加するのですが、文正仁(ムン・ジョンイン)という延世大学の教授がいるんです。文在寅大統領じゃなくて、文正仁教授ですね。

この人は2000年と2007年の南北首脳会談に同行していました。これは、私が野党時代に実は盧武鉉政権……野党じゃなかったな、与党でしたね。小泉政権時代にですね、かなり日韓関係について盧武鉉大統領を批判したんですね。

盧武鉉大統領がある日急に北東アジアのバランサーという言葉を使い始めて、はっきり言って韓国は日米にも中国にも付かないとうコンセプトだったのです。しかし、実はこのバランサー論を作ったのが、この文正仁延世大学教授。この人が外交と安保の特別補佐官になりました。

もう1人はみなさんもご存知だと思うのですけども、国務総理は李洛淵(イ・ナギョン)さん。元東亜日報の東京特派員で、日本語の上手なんですけれども。この人は本当に日本のことをよく知ってるんで、いいなと思ったんです。

でも、実は聴聞会をけっこう苦労していて、29日か30日にまたあるかもしれませんけども、住民票を偽造して写したとかいう、奥様の就職のために。そういう疑惑が持ち上がっていて、ちょっと怪しくなってきているので心配してます。

もっとも注意しなければいけないのは、国家情報委員長候補の朴ソグンさんという、最近日本のメディアでもインタビューに応じている梨花女子大の教授ですね。朴ソグン教授は28年間、国家情報委員として勤務していました。2000年と2007年の韓国大統領の北朝鮮訪問を影でアレンジした人物ということで。

金大中、盧武鉉政権下でいうと、金正日委員長にもっとも数多く会った人と言われているんですね。この朴ソグンさんが既に国家情報委員になったら、国家情報委員は人事の聴聞会が必要ですけども、条件が整えば平壌に行くと言っている。

もう1人は、精華大の秘書室長任鐘哲(イム・ジョンソク)という、元のソウル副首相だった人です。この人は平壌の学生大会に行って、大変なことになったんですけども。それをアレンジした人物と言われていますね。

国家保安法違反で5年懲役を受けていると言う方で、文在寅政権、周りはかなり親北路線で固めているということなんですが。もう1回言います。やはり融和路線をとる前提として、戦略的にしっかりやっていかないといけないと思うんですね。

自民党の政策審議会を元に朝鮮半島問題戦略研究会が誕生

今、北朝鮮問題が日本の外交安全保障問題最大の懸念点だということは、みなさんはまったく異論がないと思うんですよね。

自民党は、例えば国防部会に小野寺前防衛大臣とか中谷元防衛大臣とか能力もあり人柄もよく、本当に政策の知識もあり尊敬する人たち、私とほとんど年が変わりませんが、この人たちが例えばミサイル貿易強化のチームを作ったりして頑張っているんです。

今日のゲストは小野田紀美参議院議員ですが。こういう時こそ、やはり長期で物事を考えられる参議院が、ちゃんと前面に出て北朝鮮戦略を考えないといけない。

参議院の自民党の政策審議会を元に朝鮮半島問題戦略研究会ができたんです。私が予算委員長ではありますが、参議院自民党の組織ということで問題ないだろうということで、私が座長になりました。若い愛知治郎政審会長を支えて、少し彼を励ましながらやろうと思っているんですが。

実は「新報道2001」に出た時に「参議院政策審議会朝鮮半島問題戦略研究会座長を使ってくれ」と言ったら、プロデューサーから「長くて入りません」と言われて。アブリビエーションを求めているんですね。こうやって言えばいいじゃないかっていうのがあったら、お知恵を拝借したいと思います。

正式名称は「参議院政策審議会朝鮮半島問題戦略研究会座長」です。これをいかに短くするか。ユーザーのみなさんのアイデアをいただきたいと思います。

(スライドを見て)メンバーがいいでしょう。中曽根元外務大臣。尾辻さんは元功労大臣だったんですけど、海上自衛隊にいた国防の専門家、林芳正。オールマイティ。すべての仕事は左手しか使ってないっていうね。本気を出したら変身するんじゃないかって言われてますね。

武見敬三先生。この番組には出てもらいました、国際政治の専門家・山谷えり子さん。この方は元大臣ですけども、拉致問題の本部長です。そして猪口邦子さん。猪口先生は国際政治学者ですからね。森まさこさんは特命担当大臣になったんですけど、実は国内テロの自民党の特別委員長なんですよね。そして愛知治郎政審会長。

事務局長は三宅さんという元日経新聞の記者なんですが、本当は外務省の松川るいさんにやってもらおうと思っていました。いろいろな政審のこともあって、松川るいさんは外務省のキャリアも長いのでいろんなお手伝いしてもらうことにしたのです。

髭の隊長「悪い佐藤ですか? いい佐藤ですか? 悪い佐藤に決っているじゃないか(笑)」っていつも私が言っていた佐藤正久隊長。

塚田さん。この人も拉致対策本部長の事務局長ですね。宇都隆史さんは自衛官。大沼みずほさん、北村経夫さん、吉川ゆうみさん、外交部会長阿達さん、青山繁晴さんにも入ってもらいました。こやり隆史さん、元榮太一郎さん。気鋭のベンチャ企業家、山下雄平さん。最年少です。

こういうグループでやっていきたいと思いますので、みなさんにも注目していただきたいと思います。

クールジャパンの新たな動き

はい。ということで、「どんどん巻け」とスタッフの宇佐美くんから厳しい指示が飛んでいるんですけども。今日実はお昼からクールジャパン特命委員会の記者会見をやりました。さっき言った小野田紀美がですね、本当に忙しいのにしょっちゅう出てきて発言をしてくれる、クールジャパン特命委員会。

なんと2年もやっている。でも、ミスタークールジャパンと誰も呼んでくれない。「山本委員長じゃないか」っていうのはちょっとずつ広まってきました。なにしろYOSHIKIさんも呼びましたしね。約束した古坂大魔王だけはぜんぜん忙しくて来てくれないんですけども。

いろんな人も呼んでるし、とにかく1週間に1回。各PT座長が精力的に議論していろいろ提言をまとめてきたんですね。今日記者会見やりました。特に大きなストレートニュースがないのに、けっこうな数の記者に来てもらいました。

ほとんど私が友情で呼んだっていう感じですけども。とにかく友情でも、ちゃんと記者が来てくれたということで、それぞれPT座長からお話をしていただきました。

2つだけ、みなさんに報告したいと思いますね。

1つはクールジャパン特命委員会で議員立法をしっかりやっていこうと思っているんですね。クールジャパン戦略推進基本法案(仮称)で名前が決まってませんけど、これをやってしまおうということですね。

今、国会は無理でも来国会の提出を目指していこうとなってます。目的、国・地方公共団体の役割、官民・異分野・関連施設間の連携、クールジャパン推進会議の設置ということで、この法案をやっていくときは小野田さんにも協力をしていただこうかなと思ってます。

「コンテンツ振興法とどこが違う?」という人がいるかもしれませんけど、官民連携した分野横断の戦略を組んでいくためには、やっぱりこういう法律が必要であり、クールジャパンがやらないといけないと思ってます。

もう1つ、これがみなさんけっこういいことをやってしまったんですよね。今日はエンターテイメント産業では非常に有名な桶田大介さんという弁護士の方に来ていただいているんです。

桶田先生。アニメにもくわしいし、漫画にもくわしい。そして、とにかく自民党と超党派の議員連盟をしっかりと支えてくれている方で、今日はちょっと特集できないんですけど、「国立漫画ナショナル・センター」の設立のために頑張ってきたんですね。

今ちょっとなかなか難しい状況になっていて。馳浩さんがPT座長になったということで、馳さんも応援しているんですけどね、桶田さんがしっかりみんなを支えてくれてています。

映画をつくるためのガイドラインを金融庁と交渉

とにかく私の役目は、馳浩があまり言わないでといったのですが、国立国会図書館に圧力をかけることなんですね。

国立国会図書館はいい方々だと思いますが、けしからんと思っているんですね。申し訳ないけど、そろそろブログとTwitterで国立国会図書館の方々に優しくプレッシャーをかけ始めたいと思ってます。その時はTwitterの「直滑降」の視聴者のみなさんにもちょっと力を貸していただいて。「漫画ナショナルセンターをつくらなくてどうするんだ」と。

国立国会図書館がなにやってるのということですね。高めさせていただきたいと思ってます。はい。そして今日は山下たかしさん。ここにいますよね。記者会見の模様ちょっと動画を見せます。

(動画が流れる)

ここでみなさんのほうから声が出てた、山下たかしさんも小野田さんと同じ岡山県だったと思います。山下さんがPT座長になってる。実はエンターテイメント振興のところで、いいことやったんですよ。日本の映画を応援するためのいいことなんですよ。

なにをやったかというと、日本での大きな映画は、だいたい製作委員会ってつくるじゃない。だけど、製作委員会ってやるときは、実は金融商品取引法がわからないとなかなか踏み込めない。こういうルールどうだった、ああだったというのがあるの。それをわかりやすくするために、金融庁にしっかり交渉してガイドラインをつくることになったんですね。

つまり、ここであまりいろいろ細かく言う時間がないんですけど、面倒な手続きなしでいろんな資金調達が可能になる。前々回ぐらいにですね、なぜアコギ(アコースティックギター)で『前前前世』を唄ったかと思うんですけど。今アニメ映画がけっこう流行っていたからですね。

その前は「胸に響く空の輝き〜」って歌ったんです。これは『この世界の片隅に』というアニメなんですね。これはクラウドファンディングで成功したんです。

なんでこのアニメを観に行ったかと言うと、桶田先生が行けといったから行ったんです。素晴らしかった。このプロデューサーが実はファンディングをやってて、こういうことをやるといいですねということだった。

クールジャパン特命委員会でやってますので、みなさんよろしくお願いします。他にも言いたいことはあるのですが、そろそろ小野田紀美にも登場していただきたいと思うのでこのぐらいにしたいと思います。

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