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『買ってはいけない』の? 渡辺雄二×北村肇×ひろゆき(全7記事)

うがい薬は風邪を"ひきやすく"させる! ひろゆき氏らが、人気・定番商品のカラクリを解説

体に良いと思って使っていたのに、癌(がん)になる可能性を高めてしまっている食べ物や薬があることを知っていますか? 今回取り上げるのは、トクホにも認定されていた「エコナ クッキングオイル」と、うがい薬の「イソジン」です。さて、特定のシャンプーやポテトチップスなどのお菓子にも含まれていることで話題になった、発がん性物質。2009年に消費者庁が審査し、認定しているトクホ(特定保健用食品)として認可されていた花王の「エコナ クッキングオイル」に体内で発ガン性物質に変わる可能性がある成分が含まれている問題で、認可取り消しになりました。つまり「トクホ」認定されていれば安心で、体に良い食べ物や飲み物であるという認識は間違っているのです。そして、うがい薬として馴染みの深い「イソジン」にも発癌性物質が含まれている可能性があると議論が続いています。ダイオキシンやDDTなどの発ガン性のある物質の化学構造に、イソジンに含まれるサッカリンナトリウムの化学構造が似ているのです。くわえて。京都大学での研究では「イソジン」に含まれているヨードのうがい薬より、普通の水のほうが、風邪に効果があることがわかっています。身近な食品や薬の恐ろしさを、『コンビニの買ってはいけない食品 買ってもいい食品』の著者・渡辺雄二氏、元2ちゃんねる管理人・ひろゆき氏、『週刊金曜日』代表の北村肇氏が暴きます。

トクホのはずが発ガン促進、エコナ騒動

ひろゆき:じゃ、次いってみましょうか。

渡辺:トクホは、もうこんな感じでいいですかね。

ひろゆき:トクホというのがジャンルとしてありますよと。管轄が消費者庁に移るんですよね、トクホって。

渡辺:そうです。

ひろゆき:それは消費者庁……。

渡辺:今はもう消費者庁に全部移ってます。許可も全部、消費者庁が。

ひろゆき:じゃあ(許可を)取り直す?

渡辺:いや、取り直すっていうか、今まで許可された物はそのまま受け継ぐんですけども、新たに許可される物は消費者庁が許可すると。今、見直そうかどうかっていうのをちょっと考えているようなとこです。この前、エコナの実験結果がありましたよね。

ひろゆき:体にいいと思って使っていたらガンになるっていう、ものすごい罠ですね。

渡辺:なるとまでは言えないですけど。

ひろゆき:なる可能性がある。

渡辺:発がん性の物質ができる可能性があるっていうことですけども。だから、みんなショックを受けたわけですよね。あれがトクホっていうことでばんばん売れてたわけですけども、本当に、じゃあ、そのままでいいのかということで、見直す必要があるんじゃないかということで、今検討してるっていうことです。

一般のマスクではインフルエンザ予防にならない

ひろゆき:じゃ、次いってみましょう。インフルエンザ。インフルエンザもあるんですか?

渡辺:インフルエンザですね。

ひろゆき:じゃ、マスクとか、そこら辺ですね。

渡辺:そうですね。

ひろゆき:三次元マスク。いろいろありますね。

渡辺:それは……。

ひろゆき:抗菌消臭マスクとか。

渡辺:これが別にいけないっていうわけでは、どっちかっていうとないんです。別にこれをつけていただいても結構なんですけども。

ひろゆき:つけたからといって、別にがんになるとかっていうわけではない。

渡辺:そういうわけではないんです(笑)。ただ問題なのは、これ国民生活センターで、こういうマスクを調べたんです。このプリーツ型っていうのがあるんですけど、多くの人が使ってますよね。

ひろゆき:はい。

渡辺:それは立体型なんですけど。

ひろゆき:普通の。

渡辺:それだと、わりと少しピタリってするんですけど、このプリーツ型っていうのは、ここがどうしても隙間が空いちゃうんですよね。そうすると、結構空気が漏れちゃうんです。

ひろゆき:ちっちぇ! これちっちゃくないすか(笑)。

渡辺:うん。

北村:それ女性、女性用。

ひろゆき:これ女性用なの? 何かキン肉マンのスグル君が本気になった時みたいになってましたけど。

渡辺:この立体型にしても、どうしても、国民生活センターの試験では、こういうとこ(頬のあたり)が漏れちゃうので、これをつけてればウイルスの侵入を防げるわけではないっていうことです。これも……どうしても漏れるでしょう、かなり。

ひろゆき:横、空いていますからね。

渡辺:自分がくしゃみしたのが飛び散らないっていう効果はあるんですけども、空気がどうしても入ってきますから。

ひろゆき:当たり前じゃないですか、だって……。

渡辺:そう。じゃあ果たして、予防の効果はどのぐらいあるのかなっていう疑問があるってことなんですね。

ひろゆき:横から入りますよ。そういう意味で100パーセント保護したいんだったら、本当に手術用みたいな、3Mが出してるような病院用のとかしか、選択肢あんまりないですよね。

渡辺:そうですね、非常に値段高いですけども。

ひろゆき:じゃあ、別に体にいいとか悪いとかではなくて、単に書いてある効能として、インフルエンザを防ぐことは、これではできませんよっていう話。

渡辺:ちょっと無理だろうという話です。

ひろゆき:はい。

うがい薬は風邪を"ひきやすく"させる

ひろゆき:イソジン。

渡辺:イソジンは使っている人が非常に多いと思うんですが、京都大学が、イソジンとは名前挙げてないんですけど、「ヨードのうがい薬と、普通の水でうがいするのでは、どっちが風邪を予防できるか」っていうのを調べたんです。そしたら、普通の水でうがいするほうがずっと予防できるんですよ。

ひろゆき:え! これ使わないほうがいいってことですか?

渡辺:使わないほうがかえっていいんですよ。

ひろゆき:そうなんですか?

渡辺:そういう調査データが。

ひろゆき:京都の大学?

渡辺:京都大学。

ひろゆき:京都大学で?

渡辺:調べたデータがあるんです。

ひろゆき:何なんですか、じゃあ、これ。

小林:しょうがないです。

渡辺:そこら辺は、よくわからないですね。

ひろゆき:むしろ風邪をひくためのものなんですか?

渡辺:データ的にはそういう結果になっちゃってるんです。

ひろゆき:じゃあ、なんで出してるんですか、これ。

渡辺:よくわからないですね、だから取り上げたんです、意味がないですよって。

ひろゆき:意味がないっていうより、だって、悪化するわけですよね。

渡辺:悪化っていうか、全くうがいしないよりはいいんですよ。

ひろゆき:うがいするんだったら、これ入れないほうがいいよっていう話なんですね。

渡辺:そういうことなんですよ。それはもうはっきりデータに出ているんです。

ひろゆき:そうしたら、これを使うと得するときってどんなときなんですか?

渡辺:ないんじゃないですかね(笑)。あるいはのどが細菌によってすごく荒れてしまって、その細菌を殺す力はあるんですよ。

ひろゆき:殺菌力はある。

渡辺:殺菌。ウイルスを殺す物質っていうのは非常に少ないんです。だけれども、このヨードはエイズウイルスですとか、そういうウイルスを殺す力はあるようなんですが、風邪のウイルスを防ぐ力はどうもない。

ひろゆき:風邪には効かないんだ。じゃ、口からエイズの菌が入った人はこれ使うといいと。

渡辺:そうでしょうね(笑)。インフルエンザと風邪はちょっと違うとはいえ基本的にはウイルスですから、インフルエンザにも多分効果はないだろうということ。

"怖そう"な化学構造の甘味料

渡辺:それから、これ(イソジン)はサッカリンナトリウムっていう人工甘味料を使ってるんです。サッカリンナトリウムっていうのは、紆余曲折あるんですけども、発がん性があるって言われたり、ないって言われたり、ずっと延々と論争が続いてるんです。化学構造を見ると、ちょっと怖そうな化学構造をしてるんです。

ひろゆき:怖そうな化学構造。化学構造に「怖そう」とかあるんですか?

渡辺:あるんです。例えばダイオキシンってありますよね。ダイオキシンっていうのは、すごく怖い物質ですよね。

ひろゆき:発ガン性のある物質。

渡辺:非常に毒性が強いですよね。それから、DDTっていう物質がありますね。

ひろゆき:殺虫剤で使われてるやつですよね。

渡辺:昔ね。あれなんかも毒性強いですよね。あれはベンゼン核っていって、亀の甲ってありますよね。あれが2つ結合してるんです。2つ付いてて、そこの周りに塩素がくっついてるんです。大体そういう化学構造してるものっていうのは、今までの経験からいうと毒性が強い。農薬なんかでも、そういう化学構造のものがすごく多いんです。

ひろゆき:実は同じ化学構造が似たものに対しては、毒性の強いものが多いと。

渡辺:そうなんです。

ひろゆき:構造がかっこ悪いとか、かっこいいとかじゃなくて、単にその構造のものが毒性の多いものがあるっていうだけですよね。

渡辺:そう。このサッカリンナトリウムっていうのはベンゼン核を1つ持ってるんですけれど、ベンゼンそのものが実は白血病を起こすことがわかっているんです、人間に。

ひろゆき:ベンゼンってリムーバーとかで使うやつですよね。

渡辺:いわゆるベンゼンっていうやつです。そんなに珍しくない物質なんですけども、自動車の排気ガスの中にも入ってるんですけど。亀の甲がそれ1個なんですけど、そこにちょっと変な物がちょこちょこつくと結構毒性が出たりするんですけど、サッカリンナトリウムっていうのはそういう化学構造をしてまして、見るからに怖そうだなっていう。

ひろゆき:怖そう(笑)。突然、化学的な話から感覚的な話に変わりましたね。

渡辺:感覚的な話になりましたけど、そういう感じなんです。

ひろゆき:そうか、じゃ、あんまりそのものは意味がない。

渡辺:はい。だから、やめたほうがいいだろうと。もっと安全な甘味料がいっぱいあるんですから。

ひろゆき:別にそこでサッカリン使わなくてもいいじゃねえかと。でも、そもそも、それ役に立たないんだったら、それいらねえじゃんっていう話で、別にサッカリンを何かに変えたからどうこうって話じゃないですよね。

渡辺:そうです。

「ペプシしそ」にはシソが入っていない

ひろゆき:じゃあ、次のジャンルいってみましょうか。

渡辺:次は育毛剤ですか? あ、違いますね。「ペプシしそ」です。

ひろゆき:「ペプシしそ」、最近ですね。

渡辺:これはご存じですか?

ひろゆき:はい、飲みました。

渡辺:飲んだんですか?

ひろゆき:ええ、「あ、シソの味がするー」と思って。

渡辺:匂いはどうでしたか?

ひろゆき:覚えてない。炭酸の匂いしかしなかった気がするんですけど。

渡辺:ちょっと匂いを嗅いでみます?

ひろゆき:いいんですか? 開けて。

渡辺:ええ。

ひろゆき:でも、この後で何か言われるんじゃないか(笑)。やな瞬間だなあ、これ。

渡辺:その匂いはどうですか?

ひろゆき:ごっつい薬品臭しますけど。

渡辺:薬品臭しますよね。すごい人工的な匂いがするでしょう。

ひろゆき:ええ。でも、僕、結構嫌いじゃないんすよね、こういう安っぽい、ジャンクな(笑)。

渡辺:そこら辺は好みの問題ですけども、これはシソといいつつシソは、原料全く入ってないんですよね。

ひろゆき:シソは入っていないんですか?

渡辺:入っていないです。見てください。ここに書いてあるんですけど、果糖、ブドウ糖液糖、酸味料、香料。この香料でこの匂いを出してる、人工的な匂い。だから、保存料の安息香酸ナトリウムっていう、これベンゼン核を1つ持ってる危ないやつなんです。あとカフェイン、着色料、カラメル、黄色の1号、青の1号という。

ひろゆき:じゃあ、基本的には果糖、ブドウ糖、液糖と酸味料で味と甘みをつくってて。

渡辺:そういうことです。

ひろゆき:香料で匂いをつけて。

渡辺:匂いをつける。

ひろゆき:保存料で腐らないようにしていると。

渡辺:ということです。

ひろゆき:シソないんだ。

渡辺:ないです。

ひろゆき:これ入っていないものを書くのはオッケーなんだ。

渡辺:シソの香りを出してるっていうことで、ペプシしそっていう名前をつけたんでしょうね。

「安息香酸ナトリウム」に要注意

渡辺:まず、私なんかこれの匂いは、どっちかというと気持ち悪いっていうふうに感じるわけですよ、その人工的な匂い。これは……。

ひろゆき:ケミカルな感じの。

渡辺:そう。個人的な感想ですけども。だから、恐らく分かれると思うんです、これ。ひろゆきさんのように嫌いじゃないっていう人と、とてもこういう匂いのものは飲めないっていう人と大きく分かれると思うんですけども、そこら辺は好みなんですけども、それ以外に保存料の安息香酸ナトリウムっていうのが使われてるんですが。

ひろゆき:よく見ますよね、安息香酸ナトリウムって。

渡辺:見ますね。これはよく清涼飲料に使われてるんですが、これはビタミンCと反応して、さっき言いましたベンゼンになるっていうことがわかっているんです。

ひろゆき:ビタミンCと安息香酸が重なるとベンゼンに変化する。

渡辺:ベンゼンに変化するんです。

ひろゆき:でも、ビタミンCも保存料として使われてますよね。

渡辺:いや、保存料じゃなくて、あれは酸化防止剤として使われています。イギリスで実際に清涼飲料水に安息香酸っていう物質とビタミンCが入ってて、白血病を起こすベンゼンができていて回収するっていう騒ぎがあったんです。だから、これの中にも、これ酸味料が入ってますから、ビタミンCかどうかはわかんないですけども、ベンゼンができている可能性がないとはいえない、ごく微量ですけど。

ひろゆき:じゃ、何でつくるんですか? 安息香酸なんて。

渡辺:これはやっぱり保存のためなんです。

ひろゆき:何かほかのもの使えばいいじゃないすか。

渡辺:そこら辺が……。ただ、最近は、この安息香酸ナトリウムの問題が出てきたので、よく表示見てほしいんですけど、コカ・コーラのゼロっていうのがありますね。あれは、前は安息香酸ナトリウムを使ってたんです。私も『買ってはいけない』で取り上げて、よくないんじゃないのという記事を書いて、コカ・コーラに送りつけたんですけども、その後、安息香酸ナトリウムの使用をやめたんです。

それはやっぱりコカ・コーラもベンゼンができる可能性があるので、やばいと思ったと思うんです。それから、ペプシのネックスゼロってありますね。あれもちょっと以前は安息香酸ナトリウムが使われてたんですけど……。

ひろゆき:あそこでスタッフ飲んでますね(笑)。

渡辺:使われてたんですけど、今はやはりコカ・コーラゼロと同じように安息香酸ナトリウムを使うのをやめたんです。それはやっぱり……。

ひろゆき:じゃ、コカ・コーラ社はわりとちゃんと意識していて、ペプシはまだ遅れてるということなんですかね。

渡辺:いやいや、ペプシも、だから、やめたんです。

ひろゆき:じゃ、シソだけ。

渡辺:後追いで。

ひろゆき:はい。

渡辺:これは今年(2010年)は発売されてません。去年(2009年)だけです。

ひろゆき:もう売ってない。これレアなんですか?

渡辺:レアです。

ひろゆき:どう? 200円で売るよ。

渡辺:売れなかったんでしょうね、恐らく。

ひろゆき:そうでしょうね。でも、レアものだったら200円ぐらいで売ればよかった。

「すすぎが1回で済む洗濯洗剤」は本当にエコなのか

渡辺:あと、次は何だろう。

ひろゆき:じゃあ、次いきましょうか。

渡辺:アタックNeoです。これです。最近宣伝やっていますよね。これ「エコ」っていうことで結構売れているらしいですけども。すすぎが1回で出来て、節電が出来て環境負荷を減らすっていうことで、エコ、エコっていうことで、何がエコなんだかよくわからないですけども。

ひろゆき:量が少ないからエコっていうことですか?

渡辺:どうなんですかね、すすぎの水が少ないからっていうことかな。あと、排水してからもあんまり影響が少ないっていうこともイメージとしてある。

ひろゆき:何の影響が少ないんですか?

渡辺:川への。だけれども、じゃあ、新しく開発された、いい合成界面活性剤が使われてるのかっていうふうに、ちょっと思うじゃないですか、普通は。すぐ分解するような。ところが、これよく見ると成分が、2つ主な成分があるんですけど、1つはLASと言いまして、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムっていう長い名前なんですけども。

ひろゆき:これ覚えられませんでした。どうぞ(笑)。

渡辺:代表的な合成界面活性剤なんです。それから、もう1つはポリオキシエチレンアルキルエーテルっていうこの2つなんですけど。

ひろゆき:ポリオキシルエチレンラウリルエーテル硫酸塩。

渡辺:これは以前のアタックと全く同じ成分なんです。

ひろゆき:成分一緒なんですか?

渡辺:同じなんです、実は。

ひろゆき:じゃあ、ボトルが細くなったからエコなんですか?

渡辺:だから、そこら辺がごまかしがあるわけですよ。つまりイメージだけエコなんです。中身は変わらないんですよね。

ひろゆき:そうなんですか。

渡辺:はい。

ひろゆき:実際、すすぎの回数少ないといっても全自動だと一緒ですからね。

渡辺:そこら辺がちょっと……。

ひろゆき:そうすると、安くなったりとかってわけでもなく、量が少ない分だけ安い。節水、節電って、だって、洗剤によって電気の使用量変わらないですよね(笑)。

渡辺:全自動だと特にあんまり変わらないでしょうね。

ひろゆき:へえ、すげぇ!

渡辺:そこら辺にごまかしがあって。

ひろゆき:これありなんですか? 何か法律的に。だって、節電するわけねーじゃんって、節水を。

渡辺:自分たちで調べたっていうことなんでしょうけど。

ひろゆき:だって、全自動の洗濯機使ってる分には、その洗濯機が洗剤がアタックなのか何なのか、チェックして量を変えるとかあり得ないじゃないですか。

渡辺:今あんまり2層式使っている人いないですよね。

ひろゆき:2層式だったら自分でコントロールするから。

渡辺:そう、1回ってできるということでしょうね。

ひろゆき:2層式限定って書けばいいじゃないですか。書かなくてもいいんだ。

渡辺:そこまでは、細かい規定がないんです。

ひろゆき:今どき2層式あんまり……だって売ってないですよね。

渡辺:そう言われればそうですよね。だから、そこら辺がちょっとおかしいでしょということを言ったわけです。

ひろゆき:これはメーカーに言ったりしなかったんですか、どないやねんて。

渡辺:いや、原稿もちろん送りつけましたけど。花王はもうものすごい数を『買ってはいけない』で取り上げてますから、あんまり、送っても反応はないです。

ひろゆき:家電売り場行っても、全自動ばっかりで2層式って端のほうにちょこってあるだけなんですね。

「無添加」をアピールするレトリック

渡辺:それから、この「さらさ」も同じなんです。これも肌にやさしいとか、ちょっと環境にいいイメージで今、売ってるんですけども。

ひろゆき:肌にやさしい。

渡辺:肌にやさしいって書いてあります。だけども、成分はやはりこのアタックNeoと同じです。LASいわゆる直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムとポリオキシエレンアルキルエーテルが主成分なんです。だから、変わらない。それから……。

ひろゆき:じゃあ、それは何が、肌にいいんですか。だって、基本的にすすいで洗剤の成分がなくなるんだったら、どれでも一緒じゃないすか。逆にそのさらさら成分が残留するほうが危なくないですか。

渡辺:いや、クエン酸を何か入れてるからっていうことで、やさしいっていうことを言っているんでしょうね。

ひろゆき:クエン酸……。

渡辺:だから、そこら辺にごまかしがあるっていうふうに言ってるわけです。「肌にやさしい」とか何とか言って。それから、蛍光剤、漂白剤、着色料無添加って言ってます。こんなのもともと入ってないんですから、普通の洗剤には。蛍光剤は入ってるのは結構ありますけども、最近は、蛍光剤を入れない洗剤もふえてますし、漂白剤、着色料なんてのは、もともとこれ入ってないし。

ひろゆき:洗剤に着色料を入れるばかはあんまりいないですからね(笑)。

渡辺:だから、漂白剤もそんな入ってる洗剤はないですから、それはあえて言う必要はないんですよ。

ひろゆき:それじゃ、当たり前のことをあえて言ってみましたみたいな(笑)。

渡辺:そう。それをいかにも無添加っていうことで消費者を幻惑させてるっていうのかな、そういうことなんです。

ひろゆき:無添加でもさらさら成分は言いたいんだ。

※続きはこちら!皇●の「飲むヒアルロン酸」は効果がない? ひろゆき氏らも驚く、ボロ儲け健康食品のウラ側

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