2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
Watch the final 2016 presidential debate between Hillary Clinton and Donald Trump(全6記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ワレス:それでは次の話題に移りましょう。「経済」に関して、です。移民に関するのと同様にこのことに関しても上手に対処していきたいと思います。お2人の経済を早く伸ばすためのアイディアは大きく異なります。
クリントン氏、あなたの計画では、政府が大きな役目を果たします。政府のさらなる消費、給付金の増額、税額の更なる控除と違約金増額ということですが、トランプ氏、あなたは政府の税金減額と規則の緩和を提唱していらっしゃいますね。
トランプ:そうです。
ワレス:この点に関して少し掘り下げていきたいと思います。しかしこの要約のなかで、あなたの計画により更なる雇用が見いだされ、国が成長すると言えるのかを説明してください。そして相手の計画ではどうしていけないのか。今回はクリントン氏、先にお願いします。
クリントン:私は中流階級が繁栄すれば、アメリカが栄えることになると思うのです。ですから、私の計画は経済の成長に基づき、中流階級の家族に多くの機会を提供するというものです。
第二次世界大戦以降最大の雇用を提供したいと考えています。インフラとなる仕事、進んだ製造業です。私は我々が高賃金の国と争える、そうであるべきだと思います。新しい雇用、クリーンエネルギー、温暖化という深刻な問題と戦うだけでなく、新たな雇用機会と新たなビジネスを作り出すのです。
私は我々がもっと小企業を助けるべきだと思います。それにより新たな雇用の3分の2を生み出せるでしょう。私は国の最低賃金を値上げしたいと思います。なぜなら人々は貧困にあえぐべきではないから、全時間労働者が貧困にあえぐべきではないのです。
それに、我々の仕事のなかで女性が平等な賃金を受けるように保証したいと思います。私が強く願うのは、幼稚園から大学までの一貫した教育システムです。それゆえ、私は高校とコミュニティカレッジで更なる技術教育がなされてほしいと願います。本当の見習い期間を通して若者たちを将来の仕事に備えさせるのです。
私は大学を負債のない、年収125,000ドル以下の家族に対しては公立大学や総合大学からの授業料免除になるようにしたいと考えています。もし私がバーニー・サンダースと共に考えた計画が成立されれば、そうなるのです。
私たちは懸命に働いてそれを成し遂げたいと考えています。なぜなら我々の行方はお金のあるところだからです。昨年度の収入のほとんどは大不況以来最高になっています。ですから私たちは彼らに高給を平等にシェアできるのです。現在よりこの国に対してさらに多くの寄付をしてくれる企業が出てくるのです。
この計画は独立の専門家により分析され、彼らはこの計画により1,000万の新しい雇用を生み出せるであろうと述べています。反対に、ドナルドの計画はと言いますと、350万もの失業を生み出す結果になると分析されています。なぜでしょうか?
なぜなら、彼の全計画は、税金をカットし、富裕層と企業に対して最大の税金上の優遇を提供し、私たちにさらに20兆ドルもの負債を追加するというものだからです。それにより前代未聞の混乱が生じるでしょう。トリクルダウン経済ステロイド効果を生じさせるからです。ですから私の計画は実際に多くの機会を生み出します。彼の計画は私たちの仕事を失わせ、再び大不況を引き起こしかねないのです。
ワレス:長官、ありがとうございました。トランプ氏、なぜあなたはクリントン氏の計画より多くの雇用と成長を生み出すことができるのでしょうか?
トランプ:まず初めに、私が自分の計画をお話しする前に言っておきますが、彼女の計画では、税金が引き上げられ、2倍になるかもしれないのです。彼女の税制は破壊的です。彼女は大学授業料についてなんでも好き勝手に言えばいいのです。私は大賛成です。
我々は大学授業料に関してはさまざまな対策をするつもりです。しかしそのほかの一般の人がその費用を負担しなければならないのです。ヒラリー・クリントンの計画下では、我々は非常に大きな増税をしなければならなくなるのです。
私は先ほど私たちがお話ししたところから始めたいと思います。なぜなら日本とドイツ、そして仲間外れにするわけではないですが、韓国も、それらはとても裕福な力のある国々です。サウジアラビアはなにもないですがお金はあります。我々はサウジアラビアを守ります。ではなぜ彼らはそれに対して支払いをしないのでしょうか?
彼女がこれを聞いたとき、私は尋ねました、そしてNATOにも尋ねました。なぜNATOは問われなかったのでしょう、「なぜ彼らは支払わないのか?」と。彼らは支払っていないのです。
私が1年前にそう尋ねると、突然彼らは借金を支払いました。ですから私はそれに対して多くの称賛をいたします。突然、彼らは借金の支払をし始めたのです。彼らは支払わなければならないのです。我々が人々を守っているのですから、彼らはそれに対して支払わなければならないのです。
私はNATOの大ファンです。しかし、彼らは支払いをしなければなりません。すると彼女は出てきて言いました。私たちは同盟が大好きだと、我々の同盟はすばらしいと思う、と。誰かが横で彼らをすばらしいと言っているときにその人に借金を支払わせるのはとても難しいことなのです。
我々は上手に、日本やドイツに、そしてほかの国々に、韓国に、言わなければなりません。あなた方は我々を助けてくれなければならない、と。我々はオバマ大統領政権時代に、我々の国家負債は2倍になってしまったのです。20兆ドルにまで達してしまったのです。
ですから私の計画は、貿易取引を再交渉するというものです。我々は多くの自由貿易をするようになります。今よりもっと多くの自由貿易をするようになるのです。
しかし我々はひどい取引条件下にあります。我々の仕事は彼女の夫によって署名されたNAFTAにより取り去られてしまったのです。あれは過去最悪の取引のうちの1つです。我々の仕事は我々の経済により吸い取られてしまっているのです。
私が最近訪れた多くの都市を見てみてください。ペンシルベニア、オハイオ、フロリダ、それらのどこに行っても、ニューヨーク北部に行っても、我々の職はメキシコやほかの場所へ行ってしまったのです。
我々は雇用を取り戻します。私はNAFTAと交渉します。そしてもし私がいい取引ができないなら、我々はNAFTAをなくし、新しい取引を作り出します。我々は貿易をします。しかし我々はあれを消滅させます。そしてよりよい貿易交渉を作り出すのです。
そしてもしそれができなければ、我々は違った道を行きます。今までがひどすぎたからです。我々は大幅に減税します。我々はビジネス税を大幅に減税します。彼らは人々を雇いだすでしょう。我々は2.5兆もの……。
ワレス:時間です、トランプ氏。
トランプ:それは海外に流れたものが返ってくるのです。我々はエンジンを再びかけていくのです。なぜなら……。
ワレス:トランプ氏?
トランプ:今は、我が国はGDP1パーセントで死んでいっています。
クリントン:私がそれを通訳して差し上げましょう。もし私ができるなら、クリス、なぜなら……。
トランプ:あなたにはできません。
クリントン:事実、彼は前代未聞の減税を提唱しています、ブッシュ政権時の3倍の減税です。私はこのキャンペーンの中で繰り返し述べてまいりました。私は25万ドル以下の収入の人に対して増税はいたしません。しかも負債には1ペニーも加えることもしません。すでに計算してあります。
彼の場合は彼の大幅減税により、20兆が負債に上乗せされるのです。彼は国債について触れられました。私たちは国債をどのようにコントロールするかわかっています。私の夫が大統領だった時、30億の赤字から20億の黒字に変え、国債を無くす途上にいたのです。
オバマ大統領がオフィスに来られた時、彼は大恐慌以来の最悪な経済状況を引き継ぐことになっていたのです。彼は赤字を3分の2までに減らしました。
おっしゃるように、負債の後の道を行き、雇用を提供するには人々に投資をするべきです。私には投資物があります。新たな雇用のための投資、教育のための投資、技術訓練、人々が前に出、それを維持するための機会への投資です。そのようなやり方は有効です。
富裕層への減税、私たちは試したことがあります。確約のようにはいかなかったのです。
ワレス:クリントン氏、あなたの計画について詳しくお聞きしたいとと思います。なぜならそれは2009年のオバマの刺激的計画にやり方が似ているからです。それは1949年以来一番遅いGDP成長という結果になりました。
トランプ:その通りです。
ワレス:あなたは7月に、問題は、オバマ大統領は刺激策に関して述べたことを十分にできなかったからだとおっしゃられていました。ということは、あなたの計画は基本的にもっと、オバマの刺激策の上を行くということでしょうか?
クリントン:それを両方合わせたものです、クリス。もしあなたがオバマ大統領が受け継いだレベルの経済的大惨事を引き継いだなら、すぐに行動しなければならないのです。
私は以前は上院におりました。ブッシュ政権下で私はあれほどまでに身体的に取り乱した人々を見たことがありませんでした。経済のせいでそうなったのです。
私は個人的に、オバマ大統領が取った手順のおかげで経済は救われたと考えています。彼はあのような難しい地位にあって受けるに値する称賛を受けていません。しかしあれはひどい不況でした。今私たちはそれから抜け出してきて、立っています。しかし、まだ走り出しているわけではありません。
ですから私が提案するのは、中心から徹底的に立ち上げるのです。トップダウンであってはなりません。それではうまくいかないのです。それゆえに私のやろうとしていることにより、負債に1ペニーも加えられることはないのです。
しかしこのようなやり方により、さらに多くの人が職に就けるようになり、それは高給でしょう。私たちは収入にいくらかの上昇を見ることができてきています。それに確実に雇用を増加させてきています。私たちは経済全体を動かしていくためにさらに多くのことをしなければなりません。そして私は私自身がそれをできると信じております。
ワレス:トランプ氏、保守的な経済学者でさえ、あなたの計画を見て、数字が合わないと言っています。あなたの計画、そしてあなたは2,500万もの職を増加させるとおっしゃいました、4パーセントの成長は現実味がありません。
あなたはエネルギー産業の成長をよく話しておられます。彼らは現状のような低いオイル価格であると言いますが、それは現実味がありません。あなたの言い分はなんでしょうか、お願いします。
トランプ:私はインドの代議士とお会いしたところですが、彼らは8パーセント増加しています。中国は7パーセント増加しています。しかもそれは彼らにとってはひどく低い数値です。我々は成長しています。最近のレポートが発表されましたが、約1パーセントのレベルです。それに私はそれが減少すると考えています。
先週、ご存知の通り、先週末、それは気力のない仕事のレポートと共に提出されました。それはひどい雇用レポートでした。実際私は「これが選挙前の最後のレポートなのか?」と言ってしまいました。もしそうなら私は楽勝だからです。それはひどいものでした。本当に。
我々の国は停滞しています。我々は職を失いました。我々はビジネスを失いました。我々はほとんど製造していません。我々の物は中国から流れてきており、ベトナムからも、世界中から流れ込んできているのです。
私はたくさんの国々を訪れました。そのことは私にとってすばらしい教育となりました。去年を通して、私は多くの人と知り合い、たくさんの友人ができました。彼らはなにが起きたかを見て泣くのです。
私は25年前に使われていた工場を通りました。ビル、彼女の夫が署名をし、彼女は100パーセント賛成をしたせいです。それらのコミュニティでそのような人たちの身に起きたことはただただひどいです。
彼女は自分の夫がいい仕事をしたというかもしれません。しかし、人々はNAFTAが始動し始めると苦しみました。彼女たちが去った後NAFTAは動き出しました。それにより彼らは苦しみました。わが国で署名された物の中で最悪な契約でした。
そして今彼女はTPPに署名をしようとしています。彼女は願っているのです。彼女は討論のなかでそれを黄金基準だと言ったのを否定しますがそれは嘘です。彼女は嘘つきです。彼女はそれを黄金基準であると言いました。彼らは事実を確認しましたが、私が正しかったのです。私は誇りに思いました。
ワレス:私はあなたにそれについて手短にお話ししてほしいと思います。そしてそれを旋回させて6分の1の経済を……。
トランプ:それはNAFTA同様に最悪になるでしょう。
ワレス:それはオバマケアですが、手短にどうぞ。
クリントン:はじめにこれを言わせてください。私がTPPの最終案を拝見した際、私は反対だと言いました。それは私のテストに合っていなかったからです。私のテストは同じものでした。それは雇用を増加させるか、収入を増加させるか、国家安全を更に保障するか、という点です。
私は今は反対です。選挙に反対します。私が大統領として反対します。このステージ上にいる人で、メキシコに仕事を送り出したのは1人しかいません。それはドナルドです。彼は職を12の国々へ送り出したのです。それにはメキシコも含まれます。彼は中国についても触れました。
私たちが中国との間に持つ大きな問題のうちの1つは、彼らが違法に鋼とアルミを落としていっていることです。私は議員としてそれに対して戦いました。合衆国の秘書としてもそれに向かって立ち上がりました。ドナルドは中国の鋼とアルミを購入したことがあるのです。
実際、ここラスベガスにあるトランプホテルも中国の鋼でできているのです。ですから彼がいくら涙を流してそれがいかにひどい話かを説いたところで、結局彼は中国の労働者に仕事を与えたのです。アメリカの鋼の労働者ではなく。
ワレス:トランプ氏?
クリントン:そのようなアプローチに効果はありません。
トランプ:これだけは言わせてください……。
クリントン:私たちはこの国を1つにします。我々が施行する貿易協定を作ります。それゆえに、私は史上初めて貿易検察官を任命するのです。そして私たちはその協定を厳守させます。そしてアメリカ製品を購入することにより私たちを援助するビジネスを探すのです。
ワレス:トランプ氏、どうぞ。
トランプ:簡単な質問をさせてください。彼女はこれを30年もやっているのです。なぜそれを過去15~20年の間にやってこなかったんですか?
クリントン:私は投票しました。
トランプ:すみません、私の番ですよ。あなたはこの国のすべてのアスペクトに深くかかわりました。とても深く。それにあなたには経験があります。私になくてあなたにある1つのもの、それは経験です。しかし、悪い経験です。あなたのやってきたことは悪くなったからです。
30年にわたり、あなたは助けとなる立場にあり、私が鋼を使ったとか、ほかのなにかを使ったとか言うのであるならば、私にそれができないようにすればよかったのです。私は気に留めませんよ。問題は、あなたは話はするが、なにもなし遂げないということです、ヒラリー。あなたはなにもなし遂げない。
あなたが国務省にいたときには、60億ドルの行方が不明になりました。どうしたら60億ドルが行方不明になるでしょうか? あなたが国務省にいて、60億ドルが盗まれたかもしれないのです。彼らは知りません。なくなったのです。60億ドルが。あなたが大統領になったなら、この国はいずれにしてもひどい状態になるでしょう。信じてください。
クリントン:まず言っておきますが、彼が今言った国務省の話は事実と異なるだけではなく、すでに何度も誤りが指摘されています。しかしこれはとても重大な問題だと思います。
彼は30年の経験について話されました。ですから手短にそれについてお話しさせてください。1970年代、私は子供の防衛基金で働きました。私は学校におけるアフリカン・アメリカンの子供たちに対する偏見について取り組んでいました。そのころ彼は、彼のアパートでの人種差別において司法省に訴えられていたのです。
1980年代、私はアーカンザスの学校のリフォームのために働いていました。そのころ彼は自分の父親から1,400万ドル借りてビジネスを始めようとしていました。1990年代には私は北京に行って、女性の権利は人権だと話しました。そのころ彼は元ミスユニバースのアリシア・マカドを中傷し、彼女を「食べる機械」と呼んでいました。
トランプ:いい加減にしてくださいよ。
クリントン:それに私が最高司令指揮室にいて、オサマ・ビン・ラディンが正義のために突撃される様子をモニタリングしていたときに、彼は「Celebrity Apprentice」のホストをしていたのです。
私は自分の30年の経験を、この国に対して自分がしてきたことを、自分にできる限り助けてきたこと、とくに子供たちと家族が前に進み続けられるようにしてきたことを、あなたの30年間と比べられてうれしく思います。アメリカ国民のみなさまに判断していただきましょう。
トランプ:私はもっとましな仕事をしてきました。私は巨大な企業を立ち上げました、世界のどこにおいても大きな影響を与えるようなすばらしい会社です。価値としたら非常に巨額です。私は100万ドルのローンから始めました。私は認めます、100万ドルのローンです。それからすばらしい会社を築いたのです。
そしてもし我々が、ちょうど私が自身の会社を経営するごとく治めることができるなら、この国は誇れる国家となるでしょう。あなただって誇りに思うでしょう。それに率直に申しまして、彼女の本当の記録を見るなら、例えばシリアの場合、または移民に関して、リビアに関して、イラクに関して、見てみてください。彼女は我々をISISに与えたのです。
彼女とオバマはこの大きな掃除機を作り出し、巨大掃除機から小さなグループが出てきたのです。我々はイラクに行くべきではなかったのです。一度我々がそこに足を踏み入れると、自分の去りたいようには抜け出せないのです。彼女は我々にISISを与えたのです。
現在ISISがどうなっているかと言えば、彼らは32の国々にいるのです。そして今私は彼女がどのようにISISを追いだすかを聞いています。彼女は誰も追い出せません。
ワレス:わかりました。少ししたら海外の紛争地域に関してもお話しいただきます。
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略