2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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片山勇志氏(以下、片山):片山です。よろしくお願いいたします。まず最初に「Hatch」ってご存知の方っていますか? そんなにいないですね。こういうところでちゃんと話さないといけないですよね。もうちょっと。
「Hatch」を簡単に説明すると、コワーキングスペースなんですけど、子連れで来れるコワーキングスペースです。これから、お話しするんですけど、まず最初、僕も言い訳から入りたいなと思っています。
実は、僕は本業は「新東洋企業」という、けっこう古臭い会社の社長をやってます。何をやってるかといったら、車のディーラーです。なので、自分の本業と、コワーキングというところに、すごいギャップがあるところなんですけど。
そこら辺、みなさんが聞きたくない話に寄ってきたらいつでも言ってください。今日はちょっとHatch寄りに話すので。一応、それだけ、まず最初に言わせていただいて。
で、Hatchなんですけど、これがうちのスペースとなっておりまして。右側のオレンジの部分がキッズルームとなっていて、緑の部分がコワーキングスペース、左の2つの青とピンクは会議室みたいなところなんですけど、だいたい40人ぐらいコワーキングスペースのところに入って、キッズルームにはだいたい10人ぐらいの子供が入る、そんな感じの場所です。
なので、だいたい40人はいないんですけど、30ちょっといるんですけど。半分ぐらい男性で、半分ぐらい女性で。子連れで来てる人はほとんど女性なんですけど、いま子連れで来てるのが8人います。
中には子連れで来るお父さんとかもいるので、子供を産んでも、仕事を続けられるというのがHatchの特徴です。
片山:なぜHatchを立ち上げたかという話にいくんですけど、実は自分、2011年の7月に子供が生まれて。妻がモーショングラフィックデザイナーでけっこう優秀だったんですけど、子供が生まれてからやっぱり仕事ができなくなってしまって。
それで、もったいないなと思ったんですね。もったいない以上に、このままでいいのかなと。日本ってこのままでいいのかなと。女性が働いていないと、やっぱりいろんな意味で国の力が落ちてくるので。
だから、何かしないといけないなと思い、「じゃあ、自分の妻がどうやったら働けるか」と考えて、答えがこれだったんですね。子供が1歳ぐらいの時、2012年の7月にHatchを立ち上げて、最初の頃は本当に会員0。マーケティングをまったくしてなかったので、最初の数ヶ月は会員0で、どうしようかなとか思ってたんですけど、そこからイベントとかをやり始めて、ちょっとずつモメンタムがついて来たんで、「じゃあ、続けてみよう」ということで。
ただ、1年2年やってても、なかなか子連れで来る人たちが出てこなかったんですね。(堀江)大輔も1回Hatchを使ってくれてたんです。大輔のような優秀な人が来てたので、おもしろい人たちはなんとなく集まってきてたんですけれども、子連れでとなると、単発でちょっとずつしか来ない。
「なんでやってんだろうな」って、またここで自分に問いかけたんですね。「なんでこれやってんだっけ?」と。それからいろいろ試してたんですけど、やっぱりなかなかうまくいかない。
それで、去年の6月ぐらいに、3年経ったから何かやらないといけないなと思って。それで「保育プログラム」というのを始めたんですね。
キッズルームにちゃんと保育スタッフを入れて、子供たちの面倒を見る。それを10時から16時。まあ、有料にしたんですけど。今までは無料でキッズルームを使っていいよとしていたのを有料にして、ちゃんと保育スタッフをつけて、そういうプランを組み立てて。
それでいま1年ぐらい回してるんですけど、さっき言ったように今8人ぐらいの人に利用してもらっています。8人というのもけっこう保育園に入れるか・入れないかによって、継続したり、保育園に入ったらすぐやめちゃったりとか。けっこう、ローテーションはあるんで。
川原崎晋裕氏(以下、川原崎):キッズルームはいくらぐらいするんですか?
片山:月3万円です。
川原崎:月3万円で何時間いてもいいんですか?
片山:何時間でもいていいですけど、保育スタッフがいるのは10時から16時です。
川原崎:10時〜16時の間は預け放題?
片山:預け放題です。
川原崎:保育スタッフの方はお一人ですか?
片山:保育スタッフは混んでる日かどうかで違うんですけど、だいたい2人です。だいたい2人で8人ぐらい。
川原崎:でも3万円は安いですね。
片山:そうですね。「保育」ではないので、コワーキングスペースから出てはいけないんですね。
川原崎:お母さんが?
片山:お母さんが。なので、キッズルームと働く場所は二重ガラスで仕切られていて、音は聞こえないけど見える。それであれば、そういう仕組みが使えるということでやっております。
川原崎:今日は女性も多いので、使いたいという人がいらっしゃるんじゃないかな。
片山:そうですよね。会員さんからは、「本当は仕事を辞めないといけなかったのに、Hatchがあったから仕事を辞めなくてすんだ」とか、そういう話をしてもらっています。まあ、やっと3年以上かけて、やっている意味が出てきたかなと、最近感じ始めました。
川原崎:これからめちゃくちゃ重要になりそうですね。
片山:そうですね。いまのモデルになってまだ1年なので、これからどうやって、2店舗目、3店舗目を開くのかどうかを考えないといけなくて。経営自体はそんな簡単ではなくて、家賃を考えるとそこまでいい商売ではないという感じはするので。そこまでいう必要はないと思いますけれども(笑)。
川原崎:ぜひ頑張っていただきたいです。
片山:でも、僕がやりたかった、女性や、女性だけじゃなくて男性でも、子供を産んで辞めないといけないという人たちが仕事を続けられるという仕組みがやっと見えてきたので、そこら辺はよかったかなと思っております。
どういう話を聞きたいのかわからないので、自分のプレゼンはここまでにして、フリートークの時にいろいろ聞いてください。ありがとうございました。
(会場拍手)
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