2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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司会:皆さま、大変お待たせいたしました。「次世代のコンテンツ発信メディアが語る『メディアの未来』」です。モデレーターとしてQREATORの佐藤様を迎えて、進めさせていただきます。それでは、佐藤様よろしくお願いいたします。
佐藤詳悟氏(以下、佐藤):こんにちは。今日は、メディアをやられている方々に集まっていただいて、Webとかテレビに限らず、未来のメディアがどうなっていくかをお話しできたらなと思ってます。
それぞれ自己紹介したいと思います。僕は、今年の1月にQREATOR AGENTという会社を立ち上げました、代表の佐藤と申します。よろしくお願いいたします。
今日登壇していただいている3名の方も、うちの会社に登録していただいているクリエーターの方々で。会社員、経営者の方も、今後の時代ってTwitterとかFacebook経由でいろんな仕事が来るとは思うんですけれども、個人以外の部分で営業やPRのお手伝いをできる時代が来るんじゃないかなと。
僕はもともと吉本にいて、ナインティナインさんロンドンブーツ1号2号さんと仕事をやらせてもらっていました。その経験を生かして、少し変わった個人の方々の営業のお手伝いをして、いろんな活躍をしていただきたい、という会社です。
今、120人ほど登録していただいているクリエーターの方々がおります。こういった方々も含め、いろんな方々に登録していただいて、営業のお手伝いをさせていただいています。
角田さん、自己紹介をお願いします。
角田陽一郎氏(以下、角田):TBSテレビのプロデューサーの角田といいます。よろしくお願いします。自己紹介どれぐらい、3分?
佐藤:2分です。
角田:2分、はい。『さんまのスーパーからくりTV』というのを作っていまして、ご長寿早押しクイズとか、酔っぱらいのサラリーマン早押しクイズ、ビデオレターとかを作ったりとか。ほかに『金スマ』などの番組を中居君と一緒にやったり、EXILEさんと『EXILE魂』など結構1人で人気番組をやってたんですけど。
その番組が何で人気かっていうと、「視聴率をとれないと」というビジネスモデルがテレビなんです。視聴率がなぜとれなきゃいけないかという話をすると2分で終わらないので、それはまた、もし機会があればお話します。
今、僕は『オトナの!』という番組を、いとうせいこうさんとユースケサンタマリアさんと、放送しています。
これは、簡単に言うと、視聴率とリンクしているお金を、TBSから頂いていません。自分がプロデューサーとして、スポンサーさんとかクライアントのところに行って、「こういうものをつくりましょう」といってお金を頂いているので、視聴率関係なく好きな人が選べます。これを「ゼロ次利用」と呼んでいます。よろしくお願いたします。
佐藤:角田さん、テレビ目線で、いろいろ語っていただけたらと思います。前田さん、よろしくお願いいたします。
前田裕二氏(以下、前田):よろしくお願いします。SHOWROOM株式会社という会社を経営していて、ライブ動画配信サービスを運営しています。
SHOWROOM聞かれたことがない方もいらっしゃるかもしれないんですけど、いわゆるニコ生、Ustream、ツイキャスなどのようにユーザーの方が生配信をして、そこに投げ銭みたいなかたちでユーザー側がバーチャルギフトを送ることができて、そのバーチャルギフトの一部を演者さんに還元するというビジネスモデルになっています。
もともとDeNAのなかの一事業として立ち上げたのですが、8月に分社化しました。現在は、ソニーミュージックとのジョイントベンチャーとして事業を運営しています。
私はもともと新卒でUBSという投資銀行に入社して、ニューヨークの機関投資家向けに株の営業をしてました。
大学時代から南場智子とつながりがあって、そのつながりでDeNAにご縁があり、SHOWROOMを立ち上げるに至ったという経緯です。
角田:じゃあ、このビル(ヒカリエ)に勤めてるんですか?
前田:はい、実はSHOWROOMも、このビルのなかに入っていてベンチャーにしては非常に苦しい高い家賃を払いながら。
一同:(笑)
前田:頑張ってやっております。よろしくお願いします。
米田智彦氏(以下、米田):米田智彦と申します。株式会社メディアジーンという、メディアを7つぐらいやってる会社の執行役員で、「ライフハッカー」日本版の編集長としても1年半くらい活動してます。
もともとは編集とかライターをやってました。右の写真は東京スポーツ1面で、小川直也と橋本真也の乱闘に巻き込まれた、若き日の僕です(笑)。最近はテレビ、雑誌、東京MXの朝の番組に出させていただいてます。
何で出版とかWebの仕事をやりながらこんなことになったかというと、2011年に、僕は自分のマンションを引き払って、Twitterとかソーシャルメディアの縁をたどって東京を放浪する、NOMAD TOKYOというプロジェクトをやってたんです。
ハットとスーツケースのスタイルで、Twitterを通じた、人間バトンのようにいろんな人のおうちやシェアハウス、当時流行り出したシェアオフィス、コワーキングスペースを渡り歩く生活をして、それをプロジェクト化しました。
NOMAD TOKYOというプロジェクトは、「YONEDA MAP」というGoogle Mapの上に僕がいて、例えば渋谷にいたら、三軒茶屋の人が「今日はソファがあいてるから泊まりに来ませんか?」って人間バトンみたいに、出会った人とその場でラジオのUstreamをするみたいな活動をしてました。
このNOMAD TOKYOという活動で、いろんなところに泊まっていろんなお布団があったんですが(笑)、だんだんこう、顔が寅さんに似てきたりしたりとか……。
角田:帽子が一緒ですもんね。
米田:ええ、僕もそうなんですけど、僕よりもおもしろい人たちがたくさんいるなって。インターネットで自分自身がコンテンツになって、自分自身が発信者になっていく。
僕も編集者でいろんなおもしろい人に会ったんですけど、自分自身が中継したり、映像にしたり、コンテンツ化していくのが一番早いということがわかって、『僕らの時代のライフデザイン』という本を書きました。
実は、NOMAD TOKYOというプロジェクトを最初に報道してくれたのがライフハッカーというメディアで、それがご縁で編集長になることができたのですが、数字的には3,890万の月間ページビューで、ユニークユーザー、読者数でいうと月間で340万人ぐらいの読者がいます。
ビジネス系のメディアとしては、日本でベスト10に入るぐらいのメディアになってると思います。
基本的には2、30代のビジネスパーソンを読者をターゲットにしてます。ライフスタイル、仕事のやり方、プライベート、いろんなトピックを扱ってます。
僕らはスマホファーストというのを掲げていて、Webメディアとしてスマートフォンでアクセスされる、しかもライフハッカーというメディアを知らないで僕らの記事を読んでくれる。
その先にantenna、スマートニュース、グノシーなど、キュレーションメディアがあって読んでくれる、もしくはFacebookフィード、Twitterのリツートで読んでくれる。
僕らが、ライフハッカーであるということを知らないで読んでくれる、「ライフハッカーのドメインじゃない読者」もたくさん抱えています。それは先ほど申し上げた3,890万ページビュー以上の価値があると思っていて、リーチ数でいうと3億ぐらいまでいっているだろうなというところです。
最近は新しい働き方ブームとか、ノマドもそうですし、Wi-Fiも発達してどこでも働けるという状況があるので、いろんなムーブメントが起こっている最中だと感じています。
そんなところで、こんなトイレ型の小屋書斎をつくったりいろんなことをやってます。
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