2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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伊藤ようすけ氏(以下、伊藤):職業選択するうえでも、例えばLGB。この3つのカテゴリーの人はまだいいかもしれないけど、特にTですよね。Tに属してる方々が職業選択する際には……。
のぶゑ氏(以下、のぶゑ):まだ狭い。
伊藤:ですよねー。
のぶゑ:実際にお勤めしてらっしゃっても、途中で(性別を)変えることを勇気を持って会社に言って、申請をして受け入れてくれなくて、辞めざるを得なくなったって話はすごく聞きますし。
伊藤:その手術をして、体的に男性が女性になってから戸籍的に認められるまでって、どのぐらいかかるんでしたっけ? それぞれなんですが……。
のぶゑ:正規というか、きちんとしたルートというか。そういうやり方だと、だいたい3年ぐらいかかる。
伊藤:3年もかかるんだ。
のぶゑ:ですね。最後の手術を海外でやったらそんな感じじゃないかな。
伊藤:国内でやったほうが、わりと早い?
のぶゑ:いや。国内でやったらもっとかかります。
伊藤:もっとかかる?
のぶゑ:指定病院が決まってるので、病院自体の手術が3年待ちとか、2年待ちとかなので。最初にトランスジェンダーの方たちは性同一性障害の認定をもらうために、1年ほど心療内科とか、精神科とかに通わないといけないんですね。
伊藤:その手術を受ける前に?
のぶゑ:そうです。それでカウンセリングを受けて……2つの印を受けてないといけないんですよ。セカンドオピニオンじゃないですけど。2つから認定をもらって、あなたはそうですねって印鑑を押してもらって。
伊藤:要は、男性に生まれてきた場合、女性に生まれてきた場合、「本当にあなたは性を変えるんですね?」っていうのにそのぐらい日数がかかるわけですか。
のぶゑ:そうです。まず「あなたの心は女性ですね。だから性同一障害ですね」っていう認定をしてもらって、そこからホルモン注射が始まるんですよ。1年くらいホルモン注射をやって体を慣らして、それから手術なんですね。
国内の指定病院だけでやろうとすると2〜3年待ちなので。だからプラス3〜5年ぐらいかかっちゃうわけですよね。待てないから、みんな海外に飛ぶんですよ。
伊藤:そうなんだ。それで、(やっと)体が変わって。
のぶゑ:そこから家庭裁判所とかに行って、名前の変更とか、戸籍の変更の申し立てをするんです。
伊藤:そこから何年かかっちゃうんです?
のぶゑ:たぶんそれはすぐいけるんじゃないかな。申請して、数ヵ月でいけると思います。性同一性障害で戸籍を変えるときの条件として、生殖機能があってはならないので、摘出しとかないといけないんです。なので、手術まで終えないと戸籍変更ができないんですよね。
伊藤:でも、考えてみたらそういう手術も含めて、それを決意するのって中学生とか高校生とかでできるわけなくて。当然20歳を超えて、ある程度自分でお金を貯めて、それからやるわけですよね?
のぶゑ:そうだと思います。
伊藤:例えば、普通の会社なら普通の会社に社員として入って、男性から女性の場合だったら男性として入って、そこからそういうことになって、5年とか6年の月日が経って。
それで「実は僕、これから女性社員になりたいんですけど」って言っても、企業はなかなか認めてくれないですよね? そういうのって働きながらはできないんですかね?
のぶゑ:私の知っている福岡の方たちは、ありがたいことに会社が受け入れてくれて。それを全部見届けてくれてる会社で働いてる友人は2〜3人おりますね。本人たちに確認すると「なかなかこういう会社はないよね」っていう言い方はしていますね。
伊藤:そうなんだ。そういう職業の部分は大きいな。もちろん、おっしゃっている結婚の問題もそうだけど、なかなかそういうことに偏見のない世の中って、道のり的には長いですね。
のぶゑ:「もうちょっとかかるかな?」と個人的に思ってますけど。でも、少しずつ世間的にも変わってきてくれてると思うので。もっと動きが加速してったらいいなと思います。
伊藤:今日、本当はこの番組にふくださんがいるはずだったんで。ふくださんにその思いをぶつけてくれればいいやと。
のぶゑ:(笑)。
伊藤:「何とかしてよ!」っていうね(笑)。
のぶゑ:本当ですよね。
伊藤:行政の方々に、「もっとこうしてほしいんだ」ってことってありますかね? ふくださんみたいな政治家の方々に。
のぶゑ:希望としては、婚姻っていうのもあるんですけど。その前段階として、1つはやっぱりLGBTでの当事者として、悩んでる方たちっていっぱいいるんですよね。苦しんでる人って。
伊藤:もっと言っちゃうと、地方とかに本当にいるんですよね。
のぶゑ:そうなんですよ。なので、そういう相談窓口とか……行政しかできないことだと思うので、そういうのをたくさん設置してほしいなと思うし。
LGBTの支援ということで、電話もそうですけど、啓蒙活動とかでそういう人たちが存在するということをアピールできる環境をたくさんつくってもらえたらいいなってすごく思いますね。
伊藤:なるほど。そういう人たちが気軽に相談できるような所? そうですよね。現実問題、のぶゑさんはずっとそういう所もなくて、悩んでらっしゃったんですもんね? 子供の頃。
のぶゑ:行政もちょっと前まではLGBTの相談窓口とか、寄り添いホットラインでしたっけ? そういう電話相談の中にあったりしたんですけど、予算カットでなくなったりしてるんですね。
何か残念だなと思うのは、なくなってるのもそうなんですけど、結局、告知をされていないので。そこに電話ができる、相談ができるっていうことを知らないんですよ、私たちが!
伊藤:あー! それで、悩んでらっしゃる方々っていうのは、どこに相談していいかわからない。
のぶゑ:わからない状態で……そしたら電話がかかってくるわけないので、「電話問い合わせないから設置外しましょう」ってなるじゃないですか。
伊藤:そうだよね。確かにそうだわ。
のぶゑ:なので「設けていただけてるんだったら、ちゃんと告知してください!」って思います(笑)。
伊藤:行政ってそういうPR活動下手そうだね。
のぶゑ:そういうのって、すごい大事だなと思ったりするので。
伊藤:さて、いろいろとお話をお伺いしてる中……何すか? (スタッフからボードを渡され)あ、これね! スタッフにつくってもらいました。
これ「九州レインボープライドパレード」っていうのが11月22日の10時から17時まで。福岡県博多区の……。
のぶゑ:冷泉公園ですね。
伊藤:冷泉公園っていう所でパレード。これは何回目になるんですか?
のぶゑ:去年、福岡大学の男の子が第1回目をやったんですね。なので、実質2回目になります。
伊藤:実質2回目。去年はどのぐらいの人が?
のぶゑ:去年は学生がやって、だいたい1000人ぐらいだったんですけど、今年は目標5000人にしております。
伊藤:のぶゑさんは今、このスポンサーを探されてるんですね?
のぶゑ:そうです。もうご協賛いただける会社を……。
伊藤:ここからがすごい大事ですよ。
のぶゑ:はい(笑)。探しております!
伊藤:探してるんですよね。具体的に、スポンサーっていうのはどういう形で? スポンサーメリットってなると、どういうことになるんですか?
のぶゑ:1つはロゴをいただければ、ロゴの露出ができるってことだったりとか。当日は福岡の地場ではあるんですが、テレビ局も入っていただけたりもするので、露出はかなり大きくなるんじゃないかなと。
伊藤:どういうところでロゴの露出がされるんですか?
のぶゑ:例えば、当日配布のリーフレットですとか、ステージ上の枠にロゴを載せたりですね、そういうこともできるので。
伊藤:もしご覧になってらっしゃる方で、「ちょっとスポンサー出してもいいよ」って思われた方はどういうことをやればいいんですか? 誰にアクセスすれば?
のぶゑ:ホームページがありますので。Facebookページもあります。そこから問い合わせをいただけたら、すごくうれしいですし。
伊藤:のぶゑさんのホームページでいいんですか?
のぶゑ:はい。「九州レインボープライド」のホームページがありますので、そこからアクセスいただけたら。問い合わせフォーマットがありますので、ぜひご連絡いただければと思います。
伊藤:ぜひ。1口1万円からでしたっけ?
のぶゑ:そうです。
伊藤:いろんなスポンサードの形があるみたいですので。さっきのぶゑさんがおっしゃっていたように、LGBTっていうカテゴリーに属してらっしゃる方々ってのは、とにかく普通に、特別なことなく普通に暮らしていける世の中を、何とかのぶゑさんは実現されたいと思われて、こうやって活動されてますんで。
そういう思いに賛同された方々、もしいらっしゃったら、ぜひFacebookでもホームページでも。
のぶゑ:よろしくお願いします。当日はたくさんの人に来ていただいて、LGBTのことを知っていただけるイベントにしておりますので。東京からでも、いろんなところから福岡に集まっていただければなと思います。
伊藤:パレードだけじゃなくて、他にも何かあるんですか?
のぶゑ:冷泉公園自体がフェスタにもなっているので、ブースが出ていたりとか。飲食ブースもありますし、一般企業さんのブースもありますし、LGBTの団体さんがブースを出してたりもします。
ステージもあって、音楽とか歌とか踊りもやってますので、楽しい1日イベントになってます。その間にパレードをして、冷泉公園、博多のほうから天神まで練り歩くイベントをやりますので、ぜひ。楽しい1日になると思います。
伊藤:「スポンサードはちょっと難しいな」と思われる方でも、そのイベントに参加されるだけでもね。
のぶゑ:もう、ぜひとも!
伊藤:はい! というわけでございますので、ぜひこの11月22日。本当に全国各地からね、もしお時間あって福岡行ってもいいよっていう方は、足を運んでいただければ。
のぶゑ:この日はちょうど3連休の中日なので。
伊藤:お時間ある方はぜひ、行ってみてはいかがでしょうか。
さて、今日はふくだ議員欠席でお送りしてまいりましたこの「イケてる女子と地方を売り込め!」でございますが、何とふくださん2週連続欠席のまま……一応このシーズンは今日で終わりでございます。
まだ来月以降どうなるかわかりませんけれども、もし、こういう機会に恵まれましたら、また好きなこと言わせていただきたいなと思うわけでございます。
みなさん、お付き合いのほどありがとうございました。そしてのぶゑさん、ありがとうございました。
のぶゑ:こちらこそ、ありがとうございました。
伊藤:このあたりでお別れでございます。さようならー。
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