2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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野村尚義氏(以下、野村):プレゼンテーション・アドバイザーの野村尚義です。さて、あがりへの対処方法、今回が2つめのセッションになります。あがりに対してどうすればいいのか。準備編としてお伝えするのが、ズバリこれです。
あがりに対しては、とにかくリハーサルをやり切ることをやってください、ということです。リハーサル。リハーサルの量と、あがりは基本的に反比例であると。リハーサルすればするほど、あがりは抑えられる。
リハーサルが少なければ少ないほど、あがりは高くなっていく。そういうふうに思っていただけると、わかりやすいと思います。事実その通りだと。
先ほどお話しましたテレビ番組に出たとき、あとは、例えば、スピーチのコンテストに出たとき。これもね、最近やったりしたんですが。
ここ一番の場面のために、私がズバリやることを1点だけ言うと、とにかく徹底的に、リハーサルを、繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し行なっていく。この1点だけです。
恐らく皆さんにとってもこうじゃないですか? あがってしまう、緊張してしまうほどのここ一番の場面。すごい大事な場所だからこそ、しっかりと入念な準備をしているはずです。
にも関わらず、不安な要素っていうのが残っている。不確定要素があるのかもしれない。上手くできるのかな、自分に対する自信のなさかもしれない。
いろんな要素によって、自分をあがり、緊張に押し込んでしまう。いわゆるがんじがらめの状態、こういうふうになってしまうわけですよね。
そのがんじがらめを解くための方法は、繰り返します。リハーサルです。リハーサルを繰り返せば繰り返すほど、その準備中に語った言葉とまったく同じ言葉は、頭ぽーんと飛んでしまっても、語れるようになります。
私がいままでの人生で一番緊張したのはですね、友人の結婚式のスピーチだったんですよ。何故か友人代表であるにも関わらず主賓の挨拶をさせられるというですね。マジですかと、すごい緊張したことがあるんですが。
そのときにですね、見事なほど頭ぽーんて飛びました。「あれ、ネタが。あれ、何話すんだったっけ?」という状態になって、自分の周りにですね、白いもやというか、霧がかかった状態になったんですよ。
ここまで緊張したの初めてだなと。自分でも緊張してる感覚があって、やばいなと思ったんですが、驚いたのが、そのとき私は準備した5分間のスピーチを、全く一言一句変えることなく話し続けてたんですね。
最後の最後でね、ちょっとだけ噛んでしまうというちっちゃいトラブルはありましたけど、びっくりするくらいやり切れた。そんな経験があります。
それ以降、私は特に本当に大事なときはリハーサルを徹底的にやり尽くします。それをやるようになってから、まあ見事に、緊張しなくなった、というのも半分ですが、残り半分が、緊張していてもガチガチの状態ですら、話し切れるようになってきました。
皆さんにとっても、これを聞いていただいているあなたにとっても、本当に大事なことってこっちじゃないでしょうか。
あがりを抑えるのが目的ではなく、最終的なアウトプットが高い品質でなされること、これこそがゴールですよね。高いアウトプットでやり切れるのであれば、あがっていようがあがっていなかろうが、どっちでもいいと。
だったら、あがりを抑えるために、アウトプットの品質を高めていくために、両方の意味で、とにかく徹底的にリハーサルを繰り返してください、ということです。
あがるという人に限って、スピーチやらないといけないのに原稿ちゃんと書いてないとかね。一言一句落とさずにだいたいこんなこと話そうくらいにしか決めてないのに緊張しますとか言われると、それは準備不足ですよと、いう話です。
まずは徹底的に準備をやりきること。シナリオをきっちり練ることもそうです。何度も何度も口にすることで自分にどんと落としこんでいくこともそうです。
両方共やってみてください。必ずいい結果がでます。あがりに対する対処方法2つめの要素、とにかくリハーサルを繰り返してください、ということでした。
以上、プレゼンテーション・アドバイザーの野村尚義です。
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