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プレゼンの専門家が教える“話し方8つのスキル”(全6記事)

意識せずとも張りのある声を維持するための心がけ プレゼンのプロが教える、声の大きさの鍛え方

プレゼンの専門家が教える「話し方8つのスキル」。今回は「声の大きさ」についてレクチャーします。声のボリュームが大きい人と小さい人では、スピーチを聞いている人に与える印象に大きな差がでてきてしまいます。声が小さいというだけで、元気がなさげ、自信なさげ、熱意・覇気がないという印象を与えてしまいがちですが、大きな声で話すことによって、元気や自信、熱意があると受け止められるはず。プレゼンテーション・アドバイザーの野村尚義氏は、ここ一番で急に張りのある声を出そうとするのではなく、日頃からの心がけが重要だと言います。大事な場面でより良いプレゼンを行うために、野村氏のアドバイスを参考に、毎日を過ごしてみてください。

声のボリュームで印象が変わる

野村尚義氏:デリバリー、話し方に関する8つの要素。1つ目は、声の大きさについてです。

もしあなたが、元気なさそうとか、自信なさそうとか、熱意・覇気が感じられないとか、人からそんな風に言われた事があったり、そんな風に感じられてるんじゃないかなと、自分で思うところがあったとしたら、声のボリューム・ハリということに関して少し注目を寄せてみるといいかもしれません。

声が大きい人と小さい人、この大きな差は印象です。声が小さいというだけで、先程言った3つですね。元気がなさげ、自信なさげ、熱意・覇気がない。こういった印象を与えてしまいがちです。

それを避けるためにはどうしたらいいか。答えはすごくシンプルなんですね。声を大きくすることです。

これは単純に声のボリュームが大きい小さいというよりも、大きい声を出そうとする中で、声に張りが出る。そしてその張りが聞き手に対する元気、熱意、自信として受け止められがちだということです。

少しだけやってみましょうか。今、話しているのが張りを持って話している感じですね。(やや大きい声で)「野村尚義です。プレゼンテーションアドバイザーという仕事をやっています」こんな感じ。

一方で声を小さく張らずに話すと(やや小さい声で)「野村尚義です。プレゼンアドバイザーという仕事をやっています」こんな感じでしょうか。ちょっと違いますよね。だいぶ印象違うんじゃないでしょうか。

やるべきことは簡単です。「声を張る」それだけです。私は元々この仕事をスタートした時、声が小さいと自信なさげに見られるということが、1つ大きな課題だったわけですね。

だから、特に心がけたのはこの声の張りをしっかりと持たせるということです。

それはここ一番の時だけやろうとしても、なかなかうまくいかない。だからこそ日頃から、日常からしっかりとやり続けるというふうに意識を向けました。

それから1ヶ月後2ヶ月後、日常から張りのある声を維持できる、それは意識せずともです、という状況を作りました。

ぜひあなたもここ一番のプレゼンテーションする時だけでなくて、日常から普段今やっていることの1割増し、2割増しの声の張りで話す。こんなところをぜひ心がけてください。

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