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【要注意】頑張っているのに「評価されない人」「報われない人」の共通点(全1記事)

がんばっているのに報われない人の3つの共通点 「従順にがんばるだけ」は損になるわけ

【3行要約】
・ビジネスにおいて「実績を出せば信頼される」と考えられがちですが、実はそれだけでは不十分だといいます。
・伊庭正康氏は「信頼とは信じて頼ること。1人で孤軍奮闘して結果を出すのはいかにまずいことか」と語ります。
・周囲を味方につけ「報われる人」になるために、上司や同僚との関係構築において何が求められるのかを提示します。 

「がんばっているのに報われない」を予防するには

伊庭正康氏:「がんばっているのに報われない」を予防する鍵を、今日は3つ紹介します。もしこれに当てはまれば、あなたも要注意です。



1つ目が、信頼を得るための条件を知らない。2つ目が、従順にがんばろうとする。3つ目は、上司に不満を感じている。ということがあれば、あなたは報われない道を走っている可能性があります。

じゃあ、どうすればいいのか? 3つのことだけやってください。それだけで「報われない」を予防できます。

「成果を出せば信頼される」は本当か?

では、1つ目。信頼を得るための条件というのは何なんでしょうか? 信頼を得る条件を間違えていませんか?

よくある勘違いは、「実績を出せば信頼される」「結果を出せば信頼される」。これは実は△なんです。白状します。私自身、30歳過ぎぐらいまではこのように考えていました。「営業マネージャーとして結果を出せば、成果を出せば信頼される」。これは1つの条件にしかならないんです。



じゃあ、何が必要だったのか? 「信頼」という漢字をよく見てください。「信じて頼る」。これができるかできないかなんです。

信頼されるには、先に「信じて頼る」

じゃあ、信じて頼らずに1人でがんばって実績を出すことは、いかにまずいことなのか? 信じて頼るから、周囲は「返報性の法則」で、あなたも信じて頼られるわけですよ。「信じて頼る」が先になります。

意外と、20代の延長で30代をがんばっている方に、孤軍奮闘でがんばっている人もいます。「自分ががんばって結果を出すぞ」「全部自分がやるぞ」「まだまだ周囲に任せることができない」。この場合、信じていないわけですよね。

であれば、周囲もあなたのことを信じるわけにはいきません。その法則を知っておくといいでしょうね。仕事ができても人望がない人は、ここができていないんです。

ですから、上司や同僚、取引先を味方につけることを早いうちにしておきましょう。頼ることが大事です。もちろん多少のミスはあるでしょう。でも、信じて頼るんです。

ただ、押さえるべきは、何でもかんでも任せればいいというものじゃありません。任せた後、きちんと進めているのかどうかをチェックしてください。相手に求めるのは100点ではなく70点なんです。そこを押さえておきましょう。「残り30点はフォローをしながら100点に近づける」です。

「従順にがんばるだけ」は損

では2つ目。従順に従うだけでは、影響力を持てず、結果、割を食ってしまうことがあります。これは思考の違いなんです。「従順にがんばるだけ」がいかに損なのか、今からお話をします。

ブリヂストン元CEOの荒川詔四さんの言葉に、こんな言葉があります。「ただの部下になるか、参謀になるか、それは本人次第だ」。つまり自分で選べという話なんです。従順が悪いわけではないけども、本当に必要な部下は参謀だと、元ブリヂストンのCEOはおっしゃっているわけですよね。

じゃあ、あなたはどちらでしょうか? 「いやぁ、自分は普通の部下でいいですよ。ただの部下でいいですよ」という方に、私はある話をします。

私の前職のある幹部が、こんな話をしていました。「いい部下になろうとするやつは、どうでもいいやつになる可能性がある」。うまく言うなと思ったものです。もう1度言います。いい部下になろうとすればするほど、どうでもいい部下になる可能性がある。

だからと言って、「おかしいですよ、それは!」と主張するだけでは、「うるさい部下だよな」といって、さらに敬遠されちゃいます。

話の持ちかけ方を変える「参謀スタイル」のススメ

じゃあ、どうすればいいんでしょうか? 「信じて頼る」、信頼ですよね。これはこうなります。「相談型」になります。「相談、よろしいでしょうか?」「どうしたの?」「はい、今こういう状況が気になっていますが、上司はどのように思っていらっしゃいますか?」。これ、主張型と言っていることは一緒なんです。話の持ち掛け方が違うだけですよね。



まずは、参謀スタイルを覚えておくといいですね。参謀スタイルは、「おかしいですよ」じゃなく、「これについて、ちょっと相談よろしいですか? 今こういうリスクがあるかと私は感じているんですけども、それについて上司はどう感じていらっしゃいます?」と、気づきを与える役割ですよね。

そして、「できればこういったこともしたらいいんじゃないですか?」。

これを何と言うんでしょうか? そうです、このキーワードを覚えておいてください。「フォロワーシップ」と言います。

フォロワーシップ=参謀力

私が各企業でやっている研修の1つに、フォロワーシップというものがあります。5月も私、フォロワーシップ研修を何回やったでしょう……ぐらいにフォロワーシップ研修というのはあります。

これはどういった力かといいますと、上司の不足や盲点が……盲点は、見えていない点ですね。それがあればサポートをするスキルのことを言います。

誰に必要? そうなんですよ、一般的には中堅社員研修としてやっています。このあたり、押さえておくといいでしょうね。「フォロワーシップ=参謀力」です。

従順に従うだけではなく、問題があれば参謀スタイルで「ご相談よろしいでしょうか?」という流れで対話をする。これが抜擢され、そして影響力を持てる人がやっていることなんです。従順さは、どうでもいい人になる。

上司の悪口をいう人はチャンスを失っている

3つ目、いきましょう。上司の無能さを嘆く人。これ、ダメなんですよ。自分の役割を認識していないと映るからです。

もしあなたが上司に対して悪口を言ったり、上司が無能だと感じているようであれば、それはチャンスを失っています。抜擢される人の共通点は、「あの人は場を読む力があるな」「あの人はどの職場でも頼りにされるな」。

じゃあ、この場合、どうすれば頼りにされるんでしょうね? 「信じて頼る」、これが条件と言いましたよね。ドン! セルフモニタリング力を知っておくといいでしょう。



このセルフモニタリング力、以前のYouTubeでも解説しましたし、今度出す本でもセルフモニタリング力について語ります。これから私、しばらくの間、セルフモニタリング力を何度かお伝えしていくことになるかと思います。それくらい重要だからですね。

抜擢される人の共通点は「セルフモニタリング力」

社会心理学者のマーク・スナイダーさんが提唱した、「状況を見る力」、その上で「何が必要なのかを判断する力」、その上で「自分の発言や行動を変えていく力」。これがセルフモニタリング力の要素と言われています。

ということは、「あの上司、無能」……上司は完璧ではありません。そう考えた場合に、「あっ、この部分が抜け落ちているな」と観察をします。次に、何が必要かを判断します。「だとすれば、こういった役割が必要だろうな。じゃあ、自分はどうしようかな?」。言動の調整をするわけですよね。

「自分ができるとすれば、今この役割がこのチームにはないから、上司はそれはできないだろうから、じゃあ、私ができる範囲でやろうかな?」とか、「これ、できる人が誰かいないかな?」とか、というのを考えていきます。

これが、もう1度言います、抜擢される人のやっているセルフモニタリング力。どの職場でも頼りにされる人。

つまりは、孤軍奮闘で、「あの上司はダメだから、自分が結果を自分で出すしかない」という人は、抜擢されないんですよ。それは30代の前半ぐらいまではあるかもしれませんが、それ以上はちょっときつくなってくるんですよね。これは早めに覚えておいたほうがいいと思います。能力だけではなく、セルフモニタリング力。このあたりがキーワードになってきます。

報われない人にならないために

では、まとめましょう。「報われない人にならないために」、3つのことを整理します。

1つ目は、信頼の条件を正しく把握しておいてください。実績だけではありません。プラス、「上司や周囲の方々を信じて頼る」です。信頼して、頼る。この姿勢を忘れないでください。そうすることによって相手からも頼られます。

2つ目。従順になるんじゃなく、参謀型で影響力を持つ。つまりは「相談に乗っていただいてよろしいですか?」と言いながら提言をしていく。

3つ目。上司の無能さを嘆くことは絶対にやめてください。


気をつけたい、お酒の場での失敗エピソード

私、反省があるんですよ。同期同士で上司の悪口とは言いませんが、「いやぁ、もっとこうしてくれたらいいと思っているんだよね」と酒の場でしゃべったことが、上司の耳に入っちゃいました。

上司から「いや、伊庭さん、別にいいんだよ。そう思っていたのなら言ってくれよ」って言われて、泣きそうになりました。もう「同期のやつ、しばいたろか」と思いましたが、しばくわけにもいかず、上司にも「違うんですよ!」と言ってはみたものの、もう関係は良くなるはずがないですよね。

そう考えた場合に、上司が私に求めていたこと、周囲が私に期待する行動というのは、そういうことではなく。セルフモニタリング力を発揮して、「上司にこうしてほしいんだよな」じゃなく、「上司がこうなので、自分はこうしていこうかなと思っているんだよね。そうしたら、いいチームができるんじゃないかなと思っているんだよね」と耳に入ったらどうでしょう?

同期もね、気を利かせてそう言ってくれたら、私も前の会社で大社長になったかもしれませんが、残念ながらなっておりません。ということでございます(笑)。

それがあったとしても同期のせいではありませんが、でもそれぐらい気をつけておきたいものでございます。


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