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「明日やめてもいい」だけで、習慣は変わる(3週間)(全3記事)

40歳までに年収1,000万円を超えるためにすべきこと 20代で選ぶべき「環境」と「行動」

【3行要約】
・1人で必死に強みを探す人と、優れた上司のもとで強みを開花させる人。両者の決定的な違いはどこにあるのでしょうか。
・北の達人の木下社長は、強みとは「特徴×市場ニーズ」であり「1人で強み探しをしているのはめちゃくちゃ無駄」と指摘します。
・若くして成果を出すための「10回に1回の法則」や、市場から求められる強みを磨くための具体的な環境選びをひもときます。

前回の記事はこちら

強みとは「自分の特徴×市場ニーズ」である

——「自分の強みがわからないです。強みってどうやって見つければいいですか?」。

木下勝寿氏(以下、木下):これも今の話につながるんですけど、自分の強みは自分の特徴×市場ニーズなんですね。市場というか会社が求めていることだったり。だから自分の特徴×ニーズなんですけど、これって自分だけを見つめていても絶対わからないですよねっていう話なんですよ。

自分の中を深掘りしたところで、世の中のニーズとか何を求められているかがわからないと、絶対わからないですよねっていう話ですね。学生が自分の強み探しをしているのってめちゃくちゃ無駄なんですよ(笑)。

僕はいつもよく言うんですけど、僕の特徴は『しりとりが強いこと』なんですよね。

——知らなかったです(笑)。

木下:しりとりでパッと言葉が出てきた時に、例えば「お」と来るじゃないですか。そうしたら瞬時に僕は「お・あ」「お・い」「お・う」「お・え」「お・か」「お・き」「お・く」っていって「お」の次のすべての平仮名を全部充てていきながら、何か言葉がないかをダダッと考えているんですね。

学生の時は、僕は友だちとみんなでしりとりをいつもやっていて、めっちゃ優勝していたんですよ。「じゃあ、これで俺の強みはしりとりだ!」って言って、どうなりますかっていう話ですね(笑)。

まず、市場ニーズっていうのがすごく大事なんです。でも「市場ニーズって本人でわかるんですか?」っていう話になってくるとなかなか難しいですよねっていう話で。

具体的な例でいきますと、うちにいた社員で能力はあるんだけど、なんかうまくはまらない人がいたんですよ。何の仕事をやっても、うまくはまらないと。でも、何か能力がありそうなんですね。

当社の場合は最初に配属した時に、合わないなと思ったら頻繁に本人とも相談しながら職種をバーッと変えていくんですけど「なんかうまくはまらへんな」みたいな。「あいつの能力って、どこでどう活きるんやろな?」ってずっと思っていた時に、彼はすごくグルメだったんですよ。

晩に一人で繁華街に行って、いろんなお店を開拓して、食べていたんですね。そこでいろんな友だちを作るんですよ。なので友だち作りがめちゃくちゃうまいんですよ。

その時にうちは広報部っていうのは特になかったんですよね。「こいつ、広報とかをやらせたらいけるかもな」っていう話になって「広報をやってみるか?」と。広報っていうのは具体的にはうちの商品とかを各雑誌社とかに話を持っていって、うちの商品をアピールして「掲載してください」って頼むんですけど。

1人では見つからない強みと「自分探し」の無意味さ

木下:彼がやり出してから、ボコボコと掲載されるようになって、めちゃくちゃ編集者に好かれるんですよ。行くとこ行くとこで、ものすごく好かれて、結局めっちゃ誘われて、編集者とずっと飲み歩いていたんですね。

最初は友だち作りがうまい、人脈作りがうまいみたいな感じですごく活躍したんですね。これって本人だけでそれがわかったかっていうと、そもそも広報の仕事って、うちはなかったのでわからないんですよね。

なので大事なことって、その人のことを真剣に考えてくれる上司の下に付くことが大事なんですよ。その上司とやっていきながら、自分の特徴とかを理解してもらうことによって、上司だったり上の人たちが、その人の特徴と市場ニーズを合わせることで強みとしていくので、1人で強みは作れないですっていう話です。

——先ほどのお風呂のお話にも通じますけど、やはり自分が当たり前って思っていることって、他の人に見つけてもらわないと、それが他の人と違うってわからないんですね。

木下:あんまり自分探しをしても意味がないっていうところで、僕もぜんぜんしないです。昔はけっこうしましたけど、自分で起業するようになってきた時に、結局自分がどうこうとかじゃなくて。マーケットが何を求めているかを探していった時に、自分がどんな人であるとかはあんまり関係ないなって思っている感じですね。

——ぜひ視聴者さんも、木下社長に強みを見つけてもらうために……(笑)。

木下:入社していただければ強みを見つけます。

——「チャンスをつかむために、逆にやめたほうがいいことはありますか?」。

木下:これは完全に、選り好みですね。チャンスをつかんだことがない人って、チャンスってどんな形をしているかわかっていないんですよ。なので、チャンスだけをつかもうと思っても無理なんです。たくさん(チャンスが)来る中で「これはチャンスじゃない・チャンスだ」とかってわからないんですよね。10個ぐらいつかんだら1個ぐらいはチャンスってあるんですよ。

なので、最初のうちはまず10個全部つかみましょう。10個つかんだら1個ぐらいチャンスがあって、だいたいチャンスってこういう傾向があるなってわかってから、選り好みしましょうっていう感じですね。

——じゃあ、10回に1回の法則?

木下:あれと一緒。

——10回に1回の法則を簡単にご説明していただいてもいいですか?

木下:何かチャレンジをした時には、最初の9回は必ず失敗して、最後の1回は必ず成功するっていうふうに世の中の仕組みって絶対できているんですね。

チャンスを引き寄せる「10回に1回の法則」

木下:なので、多くの人が1回、2回失敗して諦めてしまうんですけど、10回に1回の法則を知っている人って、9回失敗するところはけっこう淡々とやっているんですよ。

これは単純にやっていればいいっていう話じゃないですけど、1個目をやります。失敗しました。失敗した原因を探ると「ここはこういうことで失敗したんだな」っていうことで、次にこの要因を避けて別のやり方をします。そうすると、また失敗します。この時も、この要因は避けたんだけど別の要因で失敗しました。こんな感じで、失敗した要因を9個避けると、最後は成功する方法しか残っていないんですね。

まず9個の失敗パターンを学んで、それを避けると最後の1個は成功するっていうかたちになっています。物事ってだいたい10回やったら1個絶対成功するようになっているので、まず10回やりましょうというところですね。これがチャンスをつかむ方法っていう感じになります。

——木下社長でも1割打者なんですね。

木下:今はもうちょっと高いと思いますし、やる前にある程度シミュレーションして、「これは無理やろうな」っていうのがわかったりはしています。社員が「これ、ちょっとやってみたいです」っていう話をした時に「それって、10回やるつもりで言っている?」って聞くんですね。

例えば「こういう施策がすごく当たっているのでこれをやりたいです」って言って「たぶんそれは10回に1回の法則で最初の9回は失敗するけど、そこまでやるつもりで言っているの?」って言うと。

「やったらすぐうまくいくのかなと思っていて」と。「絶対いかないから、やるんだったら10回全部やるつもりでやったらいいし、10回やるつもりがないんだったら今のことをもうちょっと集中してやりなさい」っていう言い方をしますね。

20代で年収1,000万円を超えるための「環境」と「行動」

——9回の失敗も9回のチャレンジを逃した経験も、最後の1回につながると思うとがんばれそうですね。

「40歳までに年収1,000万円を超えたいです。どんな人材になれば現実的に到達できると思いますか?」。

木下:このへんはやはり現実的に考える必要があります。がんばっていれば(年収1,000万円に)なるっていう話ではなくて、まず40歳以下で年収1,000万円以上の人がいる、もしくはいなくても制度上そういう給与制度になっている会社にいるかどうかが大前提になってきます。そうじゃない状態でなるって、めちゃくちゃ難しいですよねっていう話ですね。

「いずれそういうところに行こう」としていたとしても、転職とかって年齢が上がれば上がるほど不利になっていく。これはぜひ知っておいてください。

新しいものを吸収する能力って人は落ちていきます。転職すればまったく別の仕事になるので、1回ここで元に戻っちゃうところでいくと、早ければ早いほうがいいです。

本当に40歳までになりたいんだったら、40歳以下で1,000万円になれるような制度がある会社に20代のうちに入っておく。これは基本的なルールになると思います。30歳を超えて、行くってけっこう難易度が上がります。

なので努力する方向は、まずそこに入るためにどうするかっていうことですね。それは20代のうちに行っておくほうがいいでしょう。40代手前になって行ってもなかなか難しいと思います。入った後は年収1,000万円以上の人にぴったり付いて、どうなったらなれるのかを盗むってすごく大事かなと思います。

今日は、成長に関する質問にお答えしてきました。少しでも、気づきやヒントがあったという方は、ぜひコメント欄で教えてもらえればなと思います。みなさんからのコメントが私たちの大きな励みになっていきます。

——ちなみに、北の達人さんはどうなんですか?

木下:うちでは20代でも(年収)1,000万円以上がゴロゴロいますね。

——すごいですね。ちなみに木下社長が年収1,000万円を超えたのは何歳ぐらいの時だったんですか?

木下:僕の場合は起業してからなので、三十いくつぐらいかな。ただ経営者の年収1,000万円と勤めている人の年収1,000万円はちょっと意味合いが違います。

特に当時はオーナーだったので、会社に貸し付けをしたり、もしくは会社の利益を増やすために給与を削ったりしていたので、会社の利益を一緒にするともうちょっと早かったかもしれないですね。

——まずはどんな環境にいるのかが大事ということですね。

木下:うちで最初に20代で1,000万円を超えた人がいた後に、やはり他のメンバーがずっとその人にくっつくんですよ。

くっつくっていうのは、何をどうやればそうなるのかとかをずっとレクチャーを受けたりしていて「僕もあなたみたいになりたいです」って言います。「自分のおかしいところを言ってください」とか、月に1回面談してもらってとかをしながらやっていくみたいな感じでしたね。

——目標となる存在が身近にいるって、すごく良い環境ですね。

木下:そうですね。大事だと思います。

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