【3行要約】
・英語学習で「毎日勉強しているのに上達しない」という悩みは多くの学習者が経験しますが、その原因は才能ではなく学習方法にあることがほとんどです。
・根岸貴規氏は12,000人以上の受講者を見てきた経験から、英語が伸び悩む5つの共通パターンを特定。
・学習者は文法の細部より「意味のかたまり」を掴む練習や、日本語訳へのこだわりを手放し、学習量と集中力を見直すことで必ずブレイクスルーを迎えられます。
英語学習の「伸び悩み」から脱却するコツ
根岸貴規氏:「毎日それなりに勉強しているのに、英語ができるようになった実感がない」「今の勉強法で本当に合っているのか、不安になる」。こんなふうに感じたこと、ありませんか? 実はこれ、英語学習者なら誰もが一度は通る道なんです。
オンラインで英語スクールを運営し、これまで12,000人以上の受講者を見てきましたが、
英語が伸び悩む原因には、いくつか共通するパターンがあります。しかもその多くは、才能やセンスの問題ではありません。少し視点を変えるだけで、状況が大きく動くケースがほとんどなんです。
今回は、「英語が上達しない5つの原因」と、その具体的な解決策をお伝えします。
英語が上達しない原因①
英語について学んでいるが、英語そのものを練習していない
これはとても多いケースです。長文を読むたびに、「このto不定詞は名詞用法?」「なぜここはforじゃなくてto?」と細かい点が気になりすぎて、前に進めなくなっていませんか?
文法理解は大切ですが、英語学者になるわけではありませんよね。英語が使えるようになる人は、細部よりも「意味のかたまり」をつかむ練習をしています。
おすすめなのは、精読より多読。細かく分析するより、「内容をつかむ」ことに意識を向ける。この切り替えだけで、英語への抵抗感が一気に下がります。
英語が上達しない原因②
日本語訳にこだわりすぎている
英文を読むとき、英語→日本語→英語と、常に頭の中で翻訳していませんか? もちろん日本語訳は理解の助けになります。でも、訳に厳密になりすぎると、英語処理が止まります。正直に言うと、「翻訳家を目指しているのかな?」と思ってしまうほど、訳にこだわる方もいます。
英語を学んでいるのなら、日本語ではなく、英語に触れている時間を増やすこと。これが上達への近道です。
英語が上達しない原因③
勉強したことだけを身につけようとしている
英語は、「学んだこと=すぐ使える力」とは限りません。たとえば冠詞。中学で習う内容ですが、英検1級レベルでも間違える人が続出します。一方で、TOEICの問題を解く際の「難問を後回しにする判断」。これは明示的に教わらなくても、経験を積む中で自然に身につく力です。
ここで大切なのが、「学習」と「習得」は違うという視点。忘れるのは失敗ではありません。脳が「今は不要」と判断しているだけのことも多いんです。
英語が上達しない原因④
圧倒的に学習量が足りていない
耳が痛い話かもしれませんが、多くの学習者は、単純に量が足りません。
たとえば、TOEIC450点 → 650点を目指す場合、必要な学習時間は約450時間と言われています。「スキマ時間だけで伸ばしたい」という願望が、「スキマ時間だけで十分なはずだ」という錯覚に変わると、必ず伸び悩みます。
英語は、誰でもできないからこそ価値があるスキルです。上達しないと感じたら、学習計画を一度見直してみてください。
英語が上達しない原因⑤
勉強に集中できていない
・机に向かうと眠くなる
・すぐスマホを触ってしまう
・2時間カフェにいて、実質20分しか勉強していない
こうした状態では、どれだけ時間をかけても成果は出ません。実は私自身も、英語学習に本気で集中できるようになるまで、かなり時間がかかりました。ただ、ある瞬間を境に変わります。「少しできるようになった」という感覚をつかんだ瞬間です。
そこからは、
→楽しい
→もっとやりたい
→さらに伸びる
という好循環が回り始めます。
毎日3分でいいから「完全に止めない」ことが大事
英語が上達するかどうかを分ける最大の要因は、才能ではなく、続け方です。完璧じゃなくていい。毎日3分でもいい。やったりやらなかったり、ではなく、「完全に止めない」こと。学習を続けている限り、どんな人にも、必ずブレイクスルーの瞬間は訪れます。
もし今、伸び悩んでいるなら、「自分はダメだ」と思う前に、やり方と量を少しだけ見直してみてください。明日から、また一歩。それで十分です。