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【社内トレーナー研修実施ガイド】はじめての社内トレーナーが意識するポイント解説!(全5記事)

“研修をやったけど効果がない”を防ぐ社員教育 エース層を講師役にする「社内トレーナー」が求められる背景 [2/2]

社内トレーナーが活躍する2つの領域

では、社内トレーナーの方々は、どういった研修を実施するのか? 主に、2つの領域で研修を実施していただいております。

まず1つ目は、社内独自の固有の業務やスキルの学習です。社内の独自ルールとか、専門的な知識やスキル。先ほどの例で言うと、そういったものを熟知したエースのような方々が研修を担当することによって、業務の重要なポイントや間違いやすい箇所をわかりやすく教えていただくことができます。

うちの会社で仕事をする上で必要なそういったスキルや経験の学習だけではなく、一般的なビジネススキルの学習も、社内トレーナーの方々にやっていただいています。一般的なビジネススキルをただ教えるだけではなくて、そこに自社の文化を合わせた内容の研修ができます。「一般的には、こうですよね。それをうちの会社に置き換えた場合は、こうですよ」。これができるのは、やはり社内トレーナーの方々だけなんですね。

外注した講師では、一般論みたいなことをお話しすることはできますが、それを、その会社のものに落とし込むところが、なかなか難しい部分があります。主に、この2つの領域において社内トレーナーの方々には研修実習をしていただいております。

では、この社内トレーナーが注目されている理由。いろいろ理由はあるんですが、大きく3つに区切らせていただきました。まず1つ目は「社員教育のトレンドが変わってきている」。2つ目は「効果的なオンボーディングの実施が求められている」。そして3つ目は「結果につながる教育が求められている」というところです。

社員教育は「必要な時に」提供する時代へ

一つひとつ深掘りをしてご紹介していきましょう。まずは「社員教育のトレンドが変化している」というところ。やはり少し前までは新卒一括採用、そして終身雇用が当たり前でした。ただ昨今、転職をされる方もけっこう増えてきたり、新卒だけではなくて、キャリア採用社員や第二新卒を積極的に採っていかれる企業が増えてきたりしています。

となってくると、能力開発のやり方も変化をしているということです。なので、対象としては、経営目標達成に必要な能力を職種や個人ごとにアプローチしながら、それを多様化していく。さまざまな教育機会を用いながら教えていく必要が増えている、ということです。なので、自らプランし、施策を実行できる社内トレーナーが組織にいれば、都度必要な教育を、必要なタイミングで提供し続けることができます。

これを毎回外注していると、お金もコストもかかっていきます。あとは細かく細かく研修を企画していくところでは、実務を知っているかどうかが非常に重要なポイントです。こういった教育は必要なタイミングで、そして時代に合わせてアップデートしていく(必要がある)ことが、社内トレーナーが注目されている理由の1つ目です。

入社初期のチュートリアルこそ重要

そして2つ目は「効果的なオンボーディングの実施」です。先ほど、キャリア採用社員・中途採用社員が増えてきているというお話をさせていただきましたが、最近私も、いろんな企業をまわってお話を聞いていると「中途採用の社員の方が、どうしても早期離職してしまう」なんていう現状をうかがっています。

即戦力を期待して入っていただいたにもかかわらず「ちょっと合わなかった」と、アンマッチな部分があったりとか。あとは「キャリア採用の方の育成に手がかけられなかった」という話も聞いています。やはり、キャリア採用の方々は即戦力として入社していただいていますが、入社直後のサポートをしっかりしていただかない限り、定着していくことは難しいです。

なので、ここで社内トレーナーによる研修を行っていただきながら、組織の文化や価値観に早く馴染んでいただく。これが「オンボーディング」という考え方です。昨今では当たり前のように使われていますが、あらためてご説明させていただくと、入社初期教育というかたちでイメージしていただければと思います。要は、ゲームで言うチュートリアルの部分ですね。

最初、キャラクターを操作していて「このボタンを押すと、こういうコマンドが開く」といったように、ゲームを進めていくにあたって必要な操作方法やルールを学習していただく。これの組織バージョンです。組織に入った方に、スムーズに操作方法を覚えていただくために、このオンボーディング教育も求められています。

研修の目的は受講者の行動を変えること

そして3つ目の理由としては、「結果につながる教育が求められている」というところです。これも、いろんな企業に「研修が終わったあとに、そこで学んだことが現場でなかなか活かされないんだ」「研修がイベント化してしまっている」なんていうお話もうかがっています。これは、先日のウェビナーでもお話しさせていただきました。

簡単にご紹介すると、研修の目的は「受講者の行動を変えて、結果を出す」ということです。具体的な例でお話しすると、営業研修。営業研修をやるのは、もちろん営業の売上を上げたいからです。ただ、当然ではありますが、研修を行ったからといって売上が上がるわけではありません。研修の目的は行動を変えることなので、売上を上げるためにどういう行動を取る必要があるのか? その行動を取ってもらうための教育を研修で行うというロジックです。

こういったものを考えていった時に、社内トレーナーの方々はそこで学ぶだけではなくて、研修終了後に実際に現場に出て、活動をしていく上でのフォローアップみたいなものが必要になります。だからこそ、社内トレーナーが研修を行うことで、受講者の行動が定着するまでしっかりサポートできます。

研修をやりっぱなしで終わらせない。研修会で学んだことをちゃんと実務に活かせるような仕組みを作っていく。ここも、社内トレーナーが注目されている理由でした。なので、先ほど挙げさせていただいた3つ。入社をしてくる方々のスタイルやトレンドが変わってきているんだ。特に、キャリア採用社員の人たちが増えてきていて、入社の初期教育をしっかりやっていかないと早期に退職してしまう、離職してしまうなんていうことがある。

そこをしっかりサポートしながら、研修の目的や、ちゃんと結果につながるような教育が必要なんだ。それらを実現するためには、やはり外注をするだけではなくて社内で研修を行う。そのためにトレーナーが注目されているんだ、といったようなロジックでした。

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