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AI時代でも英語を学ぶ人が増える理由とは(全1記事)

AI時代に「英語学習」は不要なのか? AI翻訳では得られない「英語力」の本当の価値

【3行要約】
・AI翻訳の精度向上により「英語学習は不要」という声が増える一方、英語学習者は減らないという矛盾が生じています。
・外資系投資銀行で20年働いた筆者は、日本のメディアだけでは世界の動きを把握できず、情報のガラパゴス化が起きていると指摘。
・完璧を目指さずとも、人と深く関わりたい人や世界の動きを考えたい人にとって、英語は人生の選択肢を増やす武器になります。

※このログは根岸貴規氏のnote記事を転載したものに、ログミー編集部でタイトルなどを追加して作成しています。

AI時代に英語学習は本当に不要なのか?

根岸貴規氏:「AIがここまで進化したなら、もう英語を勉強しなくてもいいんじゃないか?」

ChatGPTや自動翻訳の精度が上がるにつれて、こんな声をよく耳にするようになりました。たしかに、数年前と比べても翻訳技術は驚くほど進化しています。スマホをかざせば瞬時に意味がわかり、会話すら成立してしまう。そう考えると、「英語学習=コスパが悪い努力」に見えてしまう気持ちも、正直よく分かります。

でも一方で、英語を勉強する人は確実に減るどころか、むしろ増えている。この矛盾、少し不思議だと思いませんか? 

この記事では、「AI時代に英語学習は本当に不要なのか?」という問いに対して、現場で1万人以上を指導してきた立場から、率直にお話ししていきます。

英語を使わない人生を選ぶなら、英語学習の優先度は下がる

まず結論から言うと、「英語を使わない人生を選ぶなら、英語学習の優先度は下がる」これは事実です。日本は島国で、日本語だけで生活が完結します。英語圏の国が隣にあるわけでもなく、日常で英語を使わなくても困りません。翻訳技術がさらに進化すれば、「読む・聞く」だけならAIに任せるほうが速くて正確でしょう。

しかも、不完全な英語で話すことで誤解が生まれ、トラブルになる可能性もある。それなら最初からAI翻訳を使ったほうが安全。こう考えるのも、極めて合理的です。だから、多くの日本人にとって英語学習の“直接的メリット”は確かに小さい。これは否定しません。

それでも英語を学んだほうがいい理由

では、英語は本当に不要なのか。ここで1つ、はっきりさせておきたいことがあります。「直接コミュニケーションを取る人」にとって、英語学習は今後も必要です。理由はシンプルです。機械を介した会話では、どうしても「間」が生まれるからです。

たとえ翻訳精度が完璧になったとしても、
・話す
・翻訳される
・返ってくる

このワンクッションが、心理的な距離を生みます。会話は成立していても、「心が通っている感じ」がしない。これは多くの人が直感的に感じたことがあるはずです。

実際、英語が完璧でなくても、自分の言葉で一生懸命話す人の方が、相手との距離は縮まります。少し間違っていても、そこに感情が乗るからです。外国人と本当の意味で友人になりたいと思うなら、英語は今後も人生の幸福度に直結します。

英語学習の本当の価値

英語学習の価値は、会話だけではありません。むしろ、もっと大きいのは情報の面です。英語を学ぶことで、日本語という枠を超えて情報にアクセスできるようになります。これは「便利」というレベルの話ではありません。情報のガラパゴス化を防ぐ力です。

日本の新聞やテレビ、雑誌。これらで得られる情報は、どうしても国内向けに最適化されています。世界で何が起きているかを知るには、量も視点も足りない。

私は外資系投資銀行で約20年間働いていました。当時の情報源は、ほぼ海外メディアでした。その状態で日本のメディアを見ると、正直、時間の流れが違って見えたんです。

国内でしか活躍していない芸能人の話題や、ローカルな出来事が大きく扱われる一方で、
世界を動かす出来事にはほとんど触れられない。極端に言えば、「村の中のニュース」を見ている感覚でした。

一方、海外メディアでは、アメリカの話題だけでなく、中国、ヨーロッパ、中東、アフリカまで幅広く扱われます。自分に直接関係ないように見えるニュースも含めて、「世界がどこに向かっているのか」を多角的に知ることができる。

AI翻訳では得られないもの

「それも翻訳すればいいのでは?」そう思うかもしれません。確かに、要約や概要を知るだけならAIで十分です。

ただ、
・どこが重要か
・どの情報を深掘りするか
・行間にあるニュアンス

こうした判断は、結局「読む側」に委ねられます。英語が少しでも読めると、AIを使う側の解像度が一段上がる。これは実感として、非常に大きい差です。

英語学習の本質は、「英語ができること」ではなく、世界を直接覗きにいける視点を持つことなのだと思います。

AI時代は「必要なぶんだけ」英語を身につけるので十分

AI時代の英語学習は、「全員が必死にやるもの」ではありません。
でも、
・人と深く関わりたい人
・世界の動きを自分の頭で考えたい人
・情報を受け取る側で終わりたくない人

こういう人にとって、英語は今後も強力な武器です。

完璧を目指す必要はありません。全部理解しようとしなくていい。必要なぶんだけ、使える形で身につける。それで十分です。

人生の選択肢を増やすために

AIの進化で、英語学習は「必須スキル」ではなくなりました。でも同時に、人生の選択肢を増やすスキルになったとも言えます。やる・やらないを、自分で選べる時代。だからこそ、「なぜ学ぶのか」を考えた人の英語は、確実に価値を持ちます。

もしあなたが、「英語をやったほうがいい気はするけど、何から始めればいいかわからない」そう感じているなら、まずは一歩だけで構いません。明日、5分だけ英語に触れてみてください。それだけで、見える世界は少しずつ変わっていきます。

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