【3行要約】・手帳を使っているのに目標が達成できない、日々のモヤモヤが解消されないという悩みを抱えるビジネスパーソンが増えています。
・手帳活用の専門家は、デジタルツールでは代替できない「書く」行為による感情整理と未来設計の効果を強調しています。
・青ラインで残業時間を可視化し、年間振り返りページで成長を記録するなど、具体的な手法で理想の働き方を実現できます。
前回の記事はこちら 1日の終わりに手帳に書くこと
さとうめぐみ氏:そして5番目、「プチ内観」で1日を振り返りましょう。ウィークリーの一番下のページに書くところで、ここも後書きです。プチ内観は後書きで1日の終わりに、その日を振り返って以下のような構成でまとめてみましょう。

1行目、出来事。2行目、結果・感情。3行目、学び・宣言。絶対に3行にならなくていいんですが、構成がこの3段階ですっていうことです。
見本なんですが、これは黒ペンで書くといいですよ。「忘れ物をしてしまったせいで時間をロスしてしまった! 前の日の準備は大事だなぁ……」ということで、学びになっています。前の日に準備する。これ「次から気をつける」って書く人はまた繰り返します(笑)。ですから学びを書くというのが大事ですね。
あと私はよく、1週間の疲れがドッと出て、家事があまりできない日があるんです。もうこういう時は「明日、明後日はゆっくり過ごそう」というふうに宣言をする。リカバリーするのに2日かかると思っていれば、次の日、その次の日も「できなかった」と思わずに済むので。
できる限りゆっくりする、体を休めるっていうのを先にしたほうが私の場合はいいので、このような書き方をしています。
このようにプチ内観でイライラ・モヤモヤを吐き出しましょう。なぜならその日のイライラ・モヤモヤは、予定と関係しているはずなんです。ここが手帳とつながるポイントなんですね。

だけどもスマートフォンでの予定管理だと、予定と気持ちが関連付けにくいんです。ですので、手帳に書くのがとても大事。気持ちを言語化・文字化して解決策を書き、ペンと共に手放そう。書いたらそのことはいったん頭から消す。手帳で気持ちに折り合いをつけましょう。
目標はあらかじめ「~できた」と完了系で書いておく
「今日も書いた予定が全部こなせなかった。手帳タイムをとって来週はできる分だけにしよう」っていうふうに折り合いをつけることで、1冊の手帳が幸せで埋まっていきます。折り合いがつかないままだと、1年積み重ならないんです。
行動、結果、学びの順でまとめていきましょうっていうのは、さっき読んだ例文のとおりですね。
そして「1週間未来宣言」で思いどおりの1週間を過ごしましょう。ここが難しいっていう人は、泣き笑いマークを送ってください。1週間未来宣言ね、難しいっていう人もいると思います。あ、一気にたくさん来ました。

最初に言うとここです。イベントがある日からトライしてみてください。仕事に行って、うちに帰ってきてのルーティンだけの日って書きづらいんです。
説明すると「この日はこんなふうに過ごしたい」という現実に即した希望を、緑色のペンを使って「~できた」と完了系で書きましょう。完了系で「叶った気持ち」になることで、不安を和らげ、そのとおりの未来を引き寄せることができますよ。
で、宣言どおりにできたら緑のマーカーで塗りつぶすと「書いたことが現実になったな。幸せがおとりよせできたな」っていうことが目で見えるので、自分が願ったことはちゃんと叶っている、「行動ができたな」っていうのが目で見えます。
例えば書くのが難しくて泣き笑いマークを送ってくれた人、こんなのどうですか? マッサージに行く日なんですが、「上手な整体師さんにやってもらえる」。こんなふうに自分の中で手帳に書いていく人っていますかね。ほとんどいないと思うんですよ。
もちろん指名制ならいいんだけど、やっとマッサージに行く時間とお小遣いができたのに、すごく下手だったらがっかりですよね。ですので「こんなふうになったらいいな」って思うことを予定に則して書くんです。
あとは日曜日だったら「ゆっくりできて、エネルギーチャージ」。「ゆっくりしたいな」ぐらいはみんな思うと思うんですが、それでエネルギーがチャージされているっていう現実を先に受け取っているような書き方、宣言をするのがポイントです。ぜひお試しください。
予定を変更する時は「理由」がわかるようにする
最後、7番目。「夢への行動」で日々、夢に近づこう。「叶えたい夢」「実現したい目標」に関する行動を、オレンジ色のペンで書き込みます。1日5分程度の小さな行動でも、日々の積み重ねが夢・理想に近づく一歩になります。
例えば私だったら「個人レッスンの準備をする」とか「ワークシートを1枚プリントアウトする」ぐらいの5分でできることでも、こんなふうに書いてチェックをやると、その人の個人レッスンをするために事前に準備をして向き合えたということで「手帳セラピーを広げる、みんなに知ってもらう」という夢に近づいていっている実感を得ています。
予定の変更は見え消しでやっていきます。他者都合はバツ、自分都合は二重線です。ここも前回お話ししたところなので、後でぜひ見てください。

具体的にはこういうことです。バツ印は相手の都合、不可抗力。「会議がなくなった」は相手の都合なので不可抗力です。一方で「○○さんと食事」っていうのは自分都合です。このように消し分けをすると、法則性が見えて対策が浮かびます。

例えば「Aさんと食事」の二重線が何回か続くってことは「本当に私、Aさんと食事したいの?」っていうことに気づいたりするかもしれない。そうすると「今Aさんと食事するよりも、実は資格の勉強をしたいんだ」っていう本当の気持ちに気づくかもしれません。
それで今日のおまけなんですが、「残業を減らす青ライン」という特別な技もお話しします。就業時間を意識できるということで、だいたい(午後)6時には残業も切り上げて上がりたいって思う人は、平日こんなふうに引いてみると……。
今だいぶ残業も厳しくなって早く上がれるようになったようですけれども、「残業して当たり前」って思わずに、このように線を引いてみると「絶対1時間以内で帰る」というふうに思えるかと思います。
実際に講座でこの青ラインを引いていたら、会社側から「残業は1時間以内」という会社の規定ができたというお話も聞きました。
残業を減らすために「青マーカー」でラインを引く
あ、今質問が来ましたね。「青いマーカーと緑のマーカーで囲む内容はどう違いますか?」とありました。1枚スライド戻します、これですね。青いマーカーで囲んであるところは仕事のピークです。仕事が会議とか採点があって忙しいなっていう日を、青いマーカー、仕事の色で囲んでいます。

で、緑のマーカー。かなり戻りましたが、緑のマーカーで囲んでいるここは休日。この日は休みですっていう日。「ゆ」っていうのは「ゆっくりする」という意味でここに書いてあるので、緑は自分のお休みの時間というふうな囲み方の違いです。口頭でお話ししました。
戻りますね。このように残業を減らして、体調や気持ちに波がある時こそ空白になりがちなんですが、手帳でセルフセラピーをしてみましょう。色分けでバランスを保つとか、予定・後書きで現実と同じ手帳にするとか、吹き出しを活用して気持ちを見える化すると楽になります。
こんな感じなんですね、確定申告の下書き。「清書するのが面倒くさいよ」っていうふうに、吹き出しなんかも手書きでぜひ書いてみてください。楽になります。
手帳をつけることによって法則性が見つかれば対策ができるようになります。予定の詰まりすぎは不快の元なので、空いている時は休んだりお茶を飲んだりしていいんです。吹き出しもやってみてください。
「2025年の振り返り」を書き込む
残り時間5分ぐらいなんですが、ちょっとサービスでお付けしたお話をしていきます。2025年の振り返りにトライします。終わり良ければすべて良し。
この2つのワークシートと連動しています。「イヤーリングまる」と「理想実現12か月プラン」の赤い囲みのところ、ここが連動しているお話をしますね。
手帳の最後のページに「○○年の振り返り」、今年の手帳だったら「2025年の振り返り」があるんですが、真ん中に1本線を引いてみてください。そうすると、できたこと・できなかったことが一目瞭然で来年のヒントになってきます。
私の実物をお見せします。こんな感じですね。2025年の振り返り、ざっと書いてみました。左側ができたことで、右側ができなかったことです。
例えば健康。1月に健康診断は受けられました。週4回ウォーキングもしています。でも、できなかったのはダイエットです。維持はできています、とか。こんなふうなことで、これはさとうめぐみの大後悔なので、持ち出し禁止でお願いします(笑)。
こんな感じで書いていくと、来年はどうしようっていうのが見えます。教養のところでできなかったこと、「老眼が進んで本があまり読めなかった」。できたことで言うと、趣味は緑色で書いていますね。「着物を月1着られた」「京都旅行に行けた」とか、これもアーカイブでぜひじっくり見てみてください。
こうやってみると来年はどうしたいっていうのも見えてくるので、来年の手帳の「夢リスト」とか「イヤーリングまる」をゼロから考えなくてよくなります。なので今年と来年が地続きになる。幸せも続いていきます。
「手帳の最終ページが大切! 20○○年の振り返り」ということで、私は過去の手帳に必ずこういうふうに、今年の手帳に一昨年のやつも貼るようにして、1年1年が積み重なっている工夫をしていますので、ぜひ真似してみてください。コピーを取って貼っているんです。そうやって2026年の手帳に繰り越していきます。
で、繰り越す内容を一覧表にまとめました。これもおまけですので、ぜひアーカイブで見てみてください。手帳を買ったら最初に書き込むことですね。この本(『1年で夢を叶える 宇宙とつながる手帳の書き方』)に書いてあったものをそのまま抜粋しました。
そして手帳は開きっぱなしにします。マンスリーページをずっと開けておくと予定が書き込みやすいです。手帳は見開き主義でいきましょう。手帳に書いたことはその日できなくても見開きで完了できれば大丈夫。1年52週間で完了させていきましょう。
手帳を開く時間は自分に出会い直す時間、そして幸せをおとりよせする時間です。ということで、今年最後のオンライン講座も終わりの時間に近づいてきました。
手帳セラピーの個人レッスンは対面でも渋谷でやっていますし、Zoomでのオンライン講座もやっていますので、ぜひお問い合わせください。講演とか出張講座もやります。グループレッスンもやりますので、ぜひお申し込みください。
それでは今日も時間になりましたので、ご清聴ありがとうございました。