【3行要約】・TOEICで高得点を取るための情報は溢れていますが、実際に900点を突破できる人は限られているのが現実です。
・多くの学習者に共通する問題は「反復の量が圧倒的に足りていない」ことで、テクニックよりも英語力そのものの向上が重要。
・毎日の単語100個学習、文法問題の5周反復、1.5倍速リスニングなど、量をこなして自信をつけることが成功への鍵となります。
※このログは根岸貴規氏の
note記事を転載したものに、ログミー編集部でタイトルなどを追加して作成しています。
半年でTOEIC900をとるコツ
根岸貴規氏:この記事では、なんとか半年でTOEIC900を突破したい人に読んでいただきたいと思います。半年という短い期間なので、1日の勉強時間もそれなりに確保する必要があります。今のスコアが低ければ低いほど、勉強時間はより必要です。最低でも「1日2〜3時間」は時間を確保できる方には、ぜひ見てほしい内容になります。スキマ時間を活用すればこのくらいは可能だと思います。
時間もさることながら、順序と効率を重視するようにしてくださいね。さっそく、まいりましょう! まず、毎月各パートにわけて集中的にエネルギーを注ぎます。スキマ時間には平行して単語を繰り返し復習してください。勉強する月別の各パートは以下の順序で行います。
1月目:文法を理解する(中学・高校英文法)
2月目:パート5
3月目:パート3, 4
4月目:パート7
5月目:苦手克服
6月目:1日1模試
1.単語→『金のフレーズ』の単語を見て1秒で意味が思い浮かぶまで反復する(レベルに合わせて「銀のフレーズ」から始める)
2.文法→『中学英文法をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』『ネクストステージ』『でる1000問』を瞬時に解けるように反復する
3.リスニング→特に「公式問題集」のパート3・4のスクリプトの精読&多聴
4.リーディング→「公式問題集」パート7の長文の精読&音読の反復
5.TOEIC力→解き方や背景知識を知る
「1日100単語」を一週間繰り返す
使う教材は「金フレ」が最適でしょう。金フレが難しく感じる場合は「銀フレ」からスタートしましょう。
「金フレ」を覚える時は<英語→日本語>で覚えます。単語帳は<日本語→英語>になっていますが、その順序でやろうとすると、挫折してしまいます。まずは見出しの単語だけでいいので、日本語で意味がわかるかをチェックして下さい。
それができたら英語を見て日本語を思い出せるかをやりましょう。覚え方は、1日100単語をノルマにして、一週間繰り返します(可能なら200単語)。じっくりと少しずつ覚えるというよりは、瞬間的に見て確認するイメージです。それを最低でも「朝、昼、夜」の3回やりましょう。
見る頻度が多ければ多いほど、単語は覚えます。脳の機能はそのようなメカニズムになっているようです。1日3回×1週間=21回転すればかなり記憶は定着します。スキマ時間を利用すれば1日に10回以上は出来るのではないかと多います。1日10回×1週間=70回転すれば、おそらく余裕です!
文法は「ネクストステージ」がだいたい理解できれば十分
文法は大学受験の文法問題集「ネクストステージ」の文法の部分、問題数で言うとパート1の514問までをざっと理解します。TOEICで問われる文法の範囲は、大学受験ほど広くないので、ネクストステージがだいたい理解できれば十分です。
もしこのレベルが難しいようだったら、『中学英文法をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』で中学英文法の基礎を確認してみてください。あまり時間をかけず復習のつもりでおさらいしましょう。
その後でTOEIC に出題されるところだけに絞って『でる1000問』を解けば効率良く文法を勉強できます。『でる1000問』のできなかった問題をまずは5周くらい回せば、文法に対しては問題ないと思います。
大事なのは、Part5の文法問題と語彙問題はほぼ100%正解できるようにすること。質よりも量をこなせば可能です。問題演習は「でる1000問」だけで十分です。ここまでを最初の2ヶ月間でやりこんでください。
リスニングは「精読&多聴」が最も効果的
リスニングの問題をする前に、英語力そのものを上げることを強く意識しましょう。そうすることによって、解き方などテクニックなど細かなことは気にならなくなります。トレーニング方法としては「精読&多聴」が最も効果的です。スクリプトの意味をしっかりと理解し、まずはそれを見ながら聞きましょう。
何度か繰り返し聞いてしっかりと意味を思い浮かべながら聞けるようになったら1.2倍速、1.5倍速と速度を上げて繰り返し聞くようにしてください。あとは、耳が暇している時に徹底的に聞き続けるだけです。パート1からパート4まで、このトレーニング法ですべてやれば完璧です。
パート1とパート2はある程度やればすぐにできるようになるので、パート3とパート4により多くの時間を注ぐようにしましょう。僕はこのやり方で、何度もリスニングパートで満点をとりました。
ふだんから日常的に1.5倍速で聞くことで、本番はとてもスローに感じます。自信を持って、落ち着いて問題を解くことに集中できます。ちなみに、スクリプトは「公式問題集」がベストです。ナレーターが本番とほぼ同じなので、この教材を使わない手はないです。なるべく最新のものを用意して、使い倒せばOKです。
長文読解は「量」をこなす
パート7はTOEIC の最難関パートです。最難関だと感じさせる主な理由は「量」です。そこを突破するには、ふだんから「量」をこなすことです。とはいえ、ここまでに書いたことを実行できていれば、パート7の長文に対して、それほど抵抗感を抱かないはずです。
単語も文法もマスターしているし、リスニングでまとまった分量の英文を理解する力も付いているので、あとは慣れるだけです。解き方やテクニックに意識を向けるのではなく、英文をたくさん読んで、英語力そのものを高めるようにしてください。
これもまた最新の「公式問題集」から徐々に古いものをやったり、片手に収まる「読解特急」などを片っ端からやることをオススメします。まずは問題を解いて、解いた問題の文章だけを60分読む。これを繰り返していく感じです。
最初はかなり大変と思うかも知れないですが、ある程度読めるようになってくると、「こんなにスムーズに英語が読めるのか」と快感に変わっていきます。ここまでのことを丁寧に完璧にやり込めば、十分かなと思います。
TOEICで「高得点をとれない人」の共通点
TOEICについての情報や解くためのテクニック的なことは、ネットで調べればいくらでも出てくるので、ここで書くまでもありません。ただ、僕が毎週行っているオンライン授業の受講生にはそれ以上に有料級の内容をお伝えしています。いつでも受講可能な講義なので、興味があったらぜひ受けてみてくださいね。以上、900点の壁を越える勉強法として、ご紹介させていただきました。
やるべきことは決まっています。後は量をこなして自信をつけることです。高得点に届いていない方達の特徴は、圧倒的に反復の量が足りていないことです。頭の良し悪しや記憶力、才能の有無ではありません。
やるかやらないかです。必ず達成できます。優先順位を上げて、目標達成まではTOEIC中心の生活をするように心がけましょう!