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タイパ最強の超ロジカルな成功法則|一見ムダに見える精神論が最短で成功を生む理由(全4記事)

“仕事の苦労を避ける”ことの本当のリスク 上場企業社長が語る、長期目線で差が付くキャリア戦略 [2/2]

「急がば回れ」は本当に効率的なのか

——「急がば回れ」って、効率悪くないですか? ネットで調べたら、効率的なやり方ってすぐに出てきそうなんですけど。

木下:別にネットで調べて、効率的なやり方を全部調べたらいいと思うんですけども。けっこうあるのが、自分だけの近道を探そうとすること。ネットであるような近道は、言ったらデフォルトなんですよ。当たり前なんですね。もちろんそれは全部調べましょうということなんですけど、ネットで出ているものって、例えば成功する話をネットでしていますよね? これはこれで学びましょう。

でも「もっと近道があるんじゃないかな?」を探していくところはあると思うんですけども、自分だけができる近道を探すこと自体が、実はすごく時間の無駄で。その間に、すでに確実に成功している人のやり方を真似していくのが、たぶん一番の近道。だからネットで流れている話も、成功している人からみたら、それはちゃんとした話なので。

それは真似をしたらいいと思うんですけども。結局、自分自身だけが得ができるようなやり方を探すのは、実は探している時間がすごく無駄だなという感じです。僕自身は、結局「成功したいな」と思っている時に、若い頃はありとあらゆる成功哲学の本を読みまくっていましたね。もう背中を押されたら成功哲学が口から出るぐらい、読みまくってました。

結局、成功哲学というのは、最初に出た時は「成功への近道」って言われていたんですね。それがどんどん広がっていくことによって、「いわゆるこれが成功への真っ当な道だ」と言われていった。結局は、この真っ当な道。成功哲学というものも昔から引き継がれている格言だったりします。この格言的なものを真っ当にやっていくことが、実は一番の近道だったということですね。


——そう思うと、今日の動画のテーマもそれに通ずるものがありますね。

木下:そうそう。結局は自分でゼロから考えていくよりも、成功のセオリーと言われているものを学んだほうが絶対に得だよねっていう話なんですね。それが格言になっていて、それが理解できない・納得できないからやらないじゃなくて、それはそのままわからなくてもやったほうがいいよねという。例えば「他人に不義理しない」とか「約束を必ず守る」とか。

「守れない約束はしない」「他人の10倍努力する」とか。「相手に得をさせてから自分の得を得る」とか。わからなくても、たぶんこれをやっていたほうが成功するし。やって成功したあとに「あれはやらないでよかったな」っていうのは、それは別にそれでいいと思いますけども。それで成功すると「あぁ、やっていてよかったな」って、たぶん思うと思います。

成功している人の話を聞く

——木下社長は「ショートカットして早くたどり着こう」みたいなので、逆に失敗したことはありますか?

木下:ないかな(笑)。ショートカットをずっと調べ尽くした時にわかってきたのが「自分がショートカットと思っているものって、成功者の普通の道だった」という感じ。だから結局「自分でショートカットを見つけて、バーッとやりました」って、本当にそれがいけるものだったとすると、実は成功者の人はそれを普通にやっていた。

ある段階から自分でショートカットを見つけるのではなくて、成功している人の話を聞くのが一番早いと思って。ここが全部ショートカットの宝庫になっているわけですね。

——じゃあ、もう「自分だけ得しよう」とか「もっといい方法があるんじゃないか?」って調べるのはいいですけれども。変にショートカットせずに、しっかり調べて「急がば回れ」なんですね。

木下:成功している人のやっていることを否定することは絶対になくて。合う・合わないがあるんですけども。彼らは、そのショートカットを見つけたからうまくいっているわけですね。一見、人間経験が少ないとわかりにくかったりするのですが、そのショートカットが「情けは人のためならず」だったりするわけですね(笑)。

——そういうことだったんですね! これが理解できないのも、私の理解力の問題なんだということがすごくわかりました。

出社する意味はどこにあるのか

——次ですね、格言じゃないんですけど、最近の風潮のお話を聞いてみたいなと思っています。出社する意味って、ありますか? デスクワーク系の仕事であれば、ネットさえあればどこでも仕事ができますよね?

木下:仕事というのは、いわゆるアウトプットというのがだいたい仕事なんですけども。アウトプットするためにはインプットというのが必要ですよね。リモートワークは、アウトプットはそんなに問題ないと思います。ただ、アウトプットというのは結局インプットから生まれてくるというところからいくと、インプットにはぜんぜん向かないんですね。

リモートワークで活躍できる人って、インプットの必要がないか。もしくは、自分が職場以外からインプットできるような人。つまり、ある程度の経験者じゃないとたぶん無理だと思います。まずインプットとは、逆にいうと職場で働いたことがない人は、ほぼわからないと思うんですけども。職場で働いている人はわかると思うんですけども。

リモートワークには成長が止まるリスクもある

木下:例えば、隣の席の人が別の人とリモートで話している内容とかも聞こえてきますよね。そこに、ぜんぜん自分が考えていなかった情報があったりとか、必要なものがあったりとか。職場というのは、結局はインプットの宝庫なんです。ここでいろんなものがバーッとインプットされてくることによって、自分のインプットが溜まっていって、アウトプットの質が上がっていく感じになってきます。

これがある程度、スキルが高まってくると、自分でインプットを探し出せる。例えばオンライン上で、そういうインプットが得られるようなコミュニティを持っているとか。もしくは、すでにかなりのインプットが溜まっている作家さんみたいな人とか。このあたりの人とかだったら、職場でのインプットはそこまで重要じゃないかもしれません。

だけど、そのレベルじゃない人。まだインプットが必要な状態の人というのは、もうリモートではほぼ成長しないと思ってください。なので、基本的にリモートワークを選ぶかどうかというのは、今のままのスキルで成長が止まる前提でもリモートワークをしたいかどうかということですね。

——それは怖いな。

木下:もちろん、まったくゼロではないので。うちでもリモートワークの人とかいますけれども、基本的にリモートワークをやっている人っていうのは、基礎的なインプットはほぼ終わっているレベルの人たちなんですね。ここで自分たちである程度インプットができていたりとか、もしくは今あるインプットだけである程度できる人は、その中でもちょっとずつ成長はしていきます。

でもやはり、この人たちも絶対に職場に行ったほうが成長スピードは早いです。まだ、ぜんぜん一人前でもないような状態の人がリモートワークをすると、完全に簡単な仕事しかできない人になってくる。リモートワークってパソコンに向かってやる仕事ですよね? パソコンに向かってやる仕事って、今度どうなっていきますか? っていうと、AIにほぼ代わっていきますよねという感じ。

そうなってくると、スキルが低いままリモートワークをしている人って、たぶん完全に失業すると思います。

——怖いですね。今まで出勤時間って、ただの無駄な時間と思っていたんですけど。そう考えると、出勤時間ですらインプットのための投資の時間と捉えられそうですね。

木下:そうそう。

視野を広げるためにはリアル環境が効果的

——効率化だけ考えると「在宅でいいんじゃないか?」って、思いがちでした。

木下:よく僕が言うんですけど。本を探す観点で見るのと一緒なんですけども。例えばAmazonとかで本を探そうとすると「自分の今まで買った経歴からおすすめの本が出てくるから効率的ですよね」と、思うんですよね。例えば最近はAmazonでしか買っていない人は「1回、書店に足を運んでください」という話なんですよ。

Amazonやスマホでおすすめされる本って、一度にだいたい5冊、10冊ぐらいしか出てこないんですよね。しかも、今までの自分の買ってきた本に似たやつしか出てこない。書店に行ったら、自分の視野には1,000冊ぐらい目に入るんですよ。

平積みされていたらバッと(目の前に)出てくるんですけども。自分が今まで読んでいなかったような「これはおもしろそうだな」っていうやつが、山ほどあるわけですよね。となってくると、本を探す時に視野を広げたいなら、絶対に本屋に行ったほうがいいわけですよ。視野を広げるためには、リアルなんです。そう考えると、仕事で視野を広げたかったらリモートワークと出勤のどっちがいいですか? もうわかりますよね? という感じですね。

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