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“急に伸びる瞬間”の共通点|飛躍する人が絶対にやっている3つのこと(全1記事)

成長する人が裏でこっそり行う習慣 慣れたやり方から脱する・知識の掛け合わせ・遊び心でスキルを伸ばす [2/2]

2つの分野を掛け合わせて学ぶ

では2つ目。インターリーブ法で掛け合わせる。これはもう、超おすすめでございます。

インターリーブとは交差学習。Aという勉強とBという勉強を掛け合わせたら一気に成長します。そんな考え方ですね。

例えば算数の勉強をしているだけではなく、算数の勉強しながら今度は理科の勉強もする。掛け合わせて、「あ、そっか。計算式は理科でも当てはまるな」そんな感じですね。そう考えた場合に一気に理解力が上がり、できることが増えるということがインターリーブ法になります。

これね、仕事でも一緒という話をさせていただきます。複数のスキルを交互に使うようにする。これ、インターリーブなんですよね。先ほど私、算数だけをやっているより、理科の勉強を組み込んだら一気に新しい理解ができるって話をしましたよね。これなんですよ。だとすれば、スキルとスキル、スキルと知識、知識と知識など掛け合わせていくんです。

営業×マーケティングの成功体験

例えば営業とマーケティングの知識を加えていく。私、まさに20代の時はこれでしたね。営業活動をやって、営業リーダーというものにもならせていただきました。その時にマネジメントを教わります。でもマーケティングは教わりません。でも、営業というのは営業戦略を立てるわけですよね。

ほとんどの営業リーダーは戦略を立てないんですよね。どのお客さまにという、点で目がけて営業したりします。これはこれでやるんですけども、マーケティングという観点で捉えると、「ここに行けば、もっと儲かるやんか」っていうのがわかるんですよね。

あと、「サービスのここをとんがらしたら、差別化できるやんか」なんてことがわかるんですよね。あと、上司が言ってることも「それは戦略じゃなくて戦術やないかい」なんてこともわかったりするわけですよね。ま、そんなことは言いませんけどね。わかるんですよ。私の場合、これが20代ぐらいでできたんですよね。

そこからですね、私は一気に飛躍したと思っております。売上が一気に上がりました。自分のポジションも一気に変わりました。マーケティングを勉強して良かったなと思います。いや、マーケティングだけじゃないんですよ。他の勉強を20代の時にもしましてね。掛け合わせってすごいなと思いました。

営業リーダーとしては他の人とそんなに変わらなかったと思いますが、見ているところが変わったような気はします。しゃべっていても「あ、ちょっと違うな」なんてことを感じました。でも営業リーダーとしては他の人と変わらないと思いますよ。いや、劣ってたかもしれません。わかりません。でも何かがぴょんと抜けたんでしょうね。

月1冊はビジネス書を読んでいるか

つまり勉強をするという話をしております。これは何歳でも一緒です。あなたは今、何か自分なりのテーマを絞って勉強していますか? テーマを絞るのが難しければビジネス書を月1冊は読んでください。

私、企業研修の講師をやっていまして、管理職(の方に)よく聞くんですよ。「月1冊ビジネス書を読んでます」という人は、大手企業さんの場合は20人のうち1人ぐらい。ベンチャー企業さんの場合は半数以上が読んでいます。これ、どういうことだと思います? 気をつけてくださいね。

大手企業ほど、分業が明確になっています。ベンチャー企業は境界線が曖昧です。分業が明確な会社の方が組織としては非常に強いです。それを目指してベンチャー企業はがんばっているんです。

分業化で組織は強くなるが、個人には悪影響も

ところが副作用があるんです。会社は分業化をすると、それ以外のことは考えなくてもできるようにします。さらに会社はこう考えます。私はマネージメント側、事業側だったのでわかるんですけどもね。怖いことを言いますね。

事業側は「Aさんでも、Bさんでも、Cさんでも対応できる組織を作りなさい」と言われます。いや、「作りなさい」と言われずともそれをやります。いわゆる属人的にはしないということですよね。組織を強くするためにとなった場合、別に勉強しなくても、AさんでもBさんでもCさんでも回せるようになるので、分業体制では(個人が)飛躍的に伸びないということを言っています。嫌な言い方ですけどね。

ですから大手企業に勤めていらっしゃって、「うちは分業体制だわ。ひょっとしたら自分も当てはまる」ならなおのこと、月1冊は本を読まれることをおすすめします。これは絶対です。大手企業さんの管理職も読まれていない方が多いんですよね。ベンチャー企業の管理職さんは半分以上が読んでいらっしゃいますよ。やっぱり会社としては当然、ベンチャーは脆弱です。でも人としては強いところがあるんですよね。

じゃあ、こう考えてください。それを大手でできたら、めちゃくちゃすごくありません? 希有な存在になり、組織も盤石なんですよね。もし大手企業の方(がいれば)、月1冊は本を読んでみてください。それでオッケーかと思います。それを仕事に組み込んでください。それがインターリーブの第1歩でございます。そして興味があれば自分のテーマを絞って勉強してもいいし、資格を取ってもいいかと思います。

戦略的に遊びを組み込む「デリバレイト・プレイ」

さあ、では3つ目にいきましょう。3つ目、急激に成長するための習慣。デリバレイト・プレイ、戦略的な遊びを入れる。

デリバレイト・プレイという言葉をアダム・グラントさんはおっしゃっています。これとよく似た言葉がデリバレイト・プラクティスというものです。このデリバレイト・プラクティスのほうは、「限界まで練習するぞ」「素振りを500回やるぞ」みたいなものですよね。「手に豆ができるまでやるぞ。仕事も、もう限界までやるぞ」。これはデリバレイト・プラクティスというもの。

じゃあデリバレイト・プレイは何かというと、同じく限界までやるんですよ。限界まで練習するぞ。ただ、「遊び心を入れてやるぞ」でございます。これが大事なんですよね。そんなにガンガン、ストイックに練習できません。楽しみながらやりましょうというものですね。

なぜかというと、人は楽しんでいる時に一番深く集中し、最も創造的になるんですよね。なので意図的な遊びとか、戦略的な遊びを取り入れましょうなんてことを言われたりします。遊びながら限界に挑戦する。

制限時間を厳しめに設定する

どうでしょう? 今まであなたも限界に挑戦したこと、きっとあるんですよ。一つは受験ですよ。受験はしんどかったですよね。でもね、しんどいと言いながらも楽しくありませんでした? なんだか楽しかった側面もありますよね。模試があって、ランキングがあって、「うわあ、自分は低いな。でも友だちはここだ。今度はがんばろう」。実は、あれはゲームなんですよ。遊びなんですよね。

ランキングが低くても人格を否定されるわけじゃありませんから。「今度はここに行こう。そのためには国語をがんばって」。家で国語をがんばって上がった点数、あれはゲームなんですよ。うまく仕組まれております。

じゃあこのような遊びを自分で設けるためにはどうすればいいのかということを見ていきましょう。

仕事をタイムトライアルにする。 「この一週間でこの作業量をやるぞ。でも、やるためにはAIを使わないといけないな」そんなやつですよね。「新しいやり方をやらんといかんな」。タイムトライアルでちょっと厳しい目に設定をする。ゲームにしてしまう。

私もよくやっております。今週中にこれを片付けるぞってなった場合、普通にやったら無理なことがあるんですよね。その時にAIを使ったり、別のやり方をやったりしてます。

「自分株式会社」という考え方

「自分株式会社」の視点で考えるといいでしょうね。 例えば会社員をやっている、株式会社伊庭正康。前株、後ろ株のどちらでもけっこうでございますが。

例えば収入一つをとっても会社員事業部というのがあるんですよね。自分が労働を提供することによって収入を得る事業部。他、ノウハウ吸収事業部もあるかもしれませんね。インカムを増やすためにノウハウを勉強しますという事業部。会社でもありますよね。ノウハウをちゃんと蓄積するリサーチ部門ですよね。あったりします。

そして3つ目があるとすれば、収入の中でも投資事業部なんてあるかもしれません。金融商品に投資したり、不動産に投資したりとかね。お好きな方であればですよ。

あと仕事以外でもね、地域のコミュニティ事業部があるかもしれませんよね。自分の活動を株式会社のように見立てて、「今はこれ、今はこれ、今はこれ」なんてことをやると遊び心を持ってできますね。

会社一辺倒であれば、それが頭の中の100パーセントになってしまいます。ではなく、全体の中のポートフォリオで、自分の人生を設計できれば、ちょっとおもしろくありませんか。それでも仕事に限界までチャレンジするんですけどね。チャレンジするんですけども、今は投資領域だと思ったらおもしろいですよね。

自分の学びに周囲を巻き込む

自分で勉強会を企画する。自分がしゃべってもいいし、誰かにしゃべってもらって自分がその横で吸収するのもいいですよ。私もよくやってました。会社員の時、自分がしゃべることもありましたけども、誰か専門の人を部署に呼んできて、そこで私も横で勉強させてもらったりね。

自分が企画してるんですけどね。おもしろいですよ。職場のみんなに感謝されて、上司からも「いいね」って言われて、招かれた人も自分のノウハウを提供できる。これは全員がありがたいなっていう話です。というおもしろいこともできました。これもね、自分なりには限界なんですよ(笑)。忙しい中でやりますのでね。限界でございました。

その延長線上で、パネルディスカッションなんかを企画したりとかね。私がしゃべるというよりも誰かと誰かにしゃべってもらう。責任者と、世の中の頭の良い人……頭の良い人って(笑)。教授とかね、専門家とかを呼んで対談してもらって、それを職場の人に見てもらったりとか。そんなこともしてました。お客さまにも来ていただいて、それをセールス活動にしたりということなんかを、営業リーダーの時にやっていました。

没頭する時に生産性が上がる

まとめますね。デリバレイト・プレイというのは戦略的な遊びを取り入れる。ぬるくやってるんじゃなくって、限界までやるんですけれども、そこにはおもしろさを加えて集中できることをやっていきましょうということです。

こんな考え方をご存知でしょうか? フロー。カタカナでフローって言うんですけども、没頭っていう意味なんです。人は没頭する時に生産性がギュッと上がるなんてことを言われたりします。時間を忘れるぐらい没頭する。その時に大事な2つの要件があります。

(その)1。高いハードルを設定する。ギリギリまでがんばることですね。

2つ目。自分なりの強みを活かすこと。そうすると没頭できると言われています。強みを活かすことが、私の考えている遊びを取り入れるっていうところになるかなと思っています。自分の強みを活かせるような工夫を加えるといいと思います。ぜひやってみてください。

今日は3つの一気に伸びる話をさせていただきました。非連続な成長に向けてぜひチェックしてみてください。このチャンネルは研修トレーナーの伊庭からこそお伝えする本物のTipsを紹介しています。では、次の動画でまたお会いしましょう。

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