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出版記念ウェビナー「新 問いかけの作法〜冒険するチームをつくる質問の技術〜」(全6記事)

1on1から婚活まで使える“良い質問”の技術 『新 問いかけの作法』著者が語る読者の反響 [1/2]

【3行要約】
・2025年11月21日の『新 問いかけの作法』出版を記念して、著者の安斎勇樹氏によるウェビナーが開催されました。
・問いかけのスキルは営業や部下とのコミュニケーション、顧客対応など、幅広い場面で活用することができます。
・安斎氏は意見の出ないオンラインミーティングなどを例に、ファシリテーションの重要性を指摘します。

安斎勇樹氏が語る新装改訂版の背景

安斎勇樹氏:今日は、この『新 問いかけの作法』にまつわるお話をいろいろとできればと思っています。初めましての方も多くいらっしゃると思いますので、あらためて自己紹介をさせていただきます。

私、安斎勇樹と申します。MIMIGURIという会社で共同代表をしております。MIMIGURIは主に、組織づくりを専門としているコンサルティングファームです。

例えばエンゲージメントや制度設計、理念浸透など、(組織の課題には)いろいろなものがあるんですけれども、どれかに特化したというよりかは、組織づくりを多面的に、そして部門をまたいで変わっていくことを支援しています。ファシリテーターとして一緒に伴走して、じっくりと組織変革にご一緒させていただくようなコンサルティングファームです。

私はずっと大学院で研究をしていまして、まさか自分が起業して会社経営をして、かつ組織論の研究をすることになるとは思っていませんでした。もともとは、人間の想像性や学びをテーマに研究していました。代表作としては2020年に出した『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』という本が、一番のロングセラーかつベストセラーになっています。

4年で改訂版を出す理由

2020年に出した『問いのデザイン』はご存じですかね? 「すでに読んだよ」という方もいらっしゃるかもしれません。「知らなかったです」という方もまだまだいらっしゃるので、5年経ったとはいえ、忘れずに宣伝していこうと思っています。

チャットで「持ってます」と(反応が来ています)。ありがとうございます。「持っているんだけど最後まで読んでません」という方もけっこういらっしゃいます。それぐらい骨太な本になっております。「読破した」という方もいらっしゃいますね。そんな『問いのデザイン』(の出版)から、5年が経ったんですね。

出版した翌年の2021年、コロナ禍真っただ中に出版したのが、今回の題材になる『問いかけの作法』です。私はその後も『パラドックス思考 ─ 矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる』『チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方』、そして2025年には『冒険する組織のつくりかた 「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法』などを毎年のように書いてきました。

今回はけっこう珍しいパターンなのですが、2021年に出した『問いかけの作法』の新装改訂版ということで(出版しました)。新装版が4年で出るのは出版業界ではけっこう早いほうだと思います。

改訂版って補足を追加したり、ちょっと直したりして出すんですけれども、今回は(内容を)大きく変えているわけではありません。一部の文脈を変更したり、コラムを全部差し替えたりだとか。あと、2021年はコロナ禍真っただ中だったので、「アフターコロナ」とか「リモートワーク」とか、コロナの文脈が色濃く出ています。

今はどちらかというと生成AIの文脈で味わいたいなとか。あとは何より、私が最新版で出した『冒険する組織のつくりかた』の文脈を引き継ぐかたちで整えて、別の作品としてリニューアルしました。

ちょっと数えていないのでわからないんですけど、変えた文字数で言えば2割いかないぐらいですかね。なのでガラッと変えているわけじゃないんですけれども、ゲラ刷りを読んでいただいた身内の評価からすると「けっこう印象変わったね」とか「腹落ち感が高まった」とか。

『冒険する組織のつくりかた』のあとに読んでいただくと、ちょっと違った本に見えるのかなと思います。旧版を読んでいなかった方はもちろん、読んでいる方も、ぜひ新版を読んでいただけるとうれしいなと思っております。

問いかけがうまくできない日常のシーン

というわけで、さっそく始めていきたいと思います。こんなにチャットをたくさん(もらって)盛り上げていただけるとは思っていませんでした。「まったく書き込みがない中でしゃべっていたら寂しいな」と思って、チェックインを用意していたんですが、必要ないぐらいですね。

みなさんに聞いてみたいと思います。質問とか問いかけって、しない人はいないと思うんですよ。「あれ、やっておいてくれた?」とか「最近どう?」とか「今日のご飯、どうする?」とか。職場でも家庭でもそうです。これらは全部質問じゃないですか。こういう質問って、無自覚にいろいろとやっていると思います。

最近のご自身の問いかけで「うまくできないな」「工夫が足りていないな」とお悩みの場面はどこですか? 職場のミーティングや1on1、あるいはプライベートでのご家族とのコミュニケーションなど、いろいろあると思います。

「子どもへの問いかけで手を焼いています」とか、「親への問いかけで、質問がうまくできなくて手を焼いています」とか(笑)。「友だちと本音を話してもらえないんです」みたいな人もいるかもしれません。

あと、5年前になかった文脈としては、生成AIの活用の場面で相談を受けることがけっこう増えていますね。頭を悩ませる場面って、どれですか? 悩みとか、モヤモヤがあったらぜひ教えていただきたいなと思います。

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