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後回しを断ち切り“すぐやる人”になる最速メソッド|東証上場社長実践の後回し撲滅法(全2記事)

“できる仕事のキャパが10倍になった” 東証上場社長を変えた習慣「ピッパの法則」の効果 [1/2]

【3行要約】
・「やるべきことを後回しにする」問題は多くのビジネスパーソンの悩みの種となっており、精神的負担となって業務パフォーマンスを低下させています。
・木下勝寿氏はリクルート時代の経験から「ピッパの法則」を提唱。「ピッと思ったらパッとやる」習慣でキャパシティが倍増すると語ります。
・そのほかにもメールチェックやタスク管理など、独自のやり方を紹介しています。

“すぐやる人”になる最速メソッドとは?

――木下社長、質問が来ています。「やらなきゃいけないのはわかっているのに、ついつい仕事を後回しにしてしまいます。結局いつもギリギリになって慌ててしまうのですが、そんな自分を変える方法を教えてください」とのことです。

木下勝寿氏(以下、木下):こういう人って多いですよね。この悩みを抱えている人の多くは「今忙しいから」とか「まとまった時間ができたらやろう」とか言っている間に、まとまった時間ってなかなかできないということで、タスクをどんどん先延ばしにしていると思います。

それってタスクが片付いていないので、頭の中で抱え続けている状態になっていきます。知らないうちに脳にずっと負荷がかかっている状態なんですね。なのでタスクも片付かないし、タスクが残っていることで、今やっていることの精度もすごく下がっていくという問題があります。

今日はこの悩みを一発で解決できる、「すぐやる人」になるための具体的な方法を紹介したいと思っています。私は上場企業の社長として、経営に関する仕事から、現役のマーケターとして地道な現場の業務もしています。日々膨大な仕事量をこなしていますけども、この簡単な方法を知っていることで、1日の密度も行動量も10倍になっています。

なのでついついタスクを後回しにしてしまう人は、これを知るだけで行動量が劇的にアップして、必然的に人生も変わっていきます。5秒でできるような具体的な方法も紹介しますので、ぜひ最後まで見てください。

このチャンネルでは、ほかにも仕事が捗るような動画をたくさん出していますので、あなたの学びになったらうれしいと思っています。今日の動画が良かったら、ほかの動画もぜひ見てください。

また、この動画を出していく中で、みなさんのコメントはすごく励みになっています。なので「おもしろかったよ」とかの一言でもけっこうなので、ぜひコメントを残していただければうれしいです。

キャパシティを倍増させる「ピッパの法則」

木下:まず1つ目、「ピッパの法則」というのをご存知でしょうか。私の本を読んでくださっている方は知っているかと思いますけども。

これは「ピッと思ったらパッとやる」ってことなんですね。もうちょっと具体的に言うと、何かやるべきことが発生したら、今すぐにやるか、今すぐに「いつやるか」を決めるってことですね。

本当にすぐできることは今すぐやってしまいましょう、ということですね。今すぐできない時はできる時間を取って、今すぐスケジュール帳に書き込む。この2つをやるということです。

これを習慣付けするだけで、最低でもキャパシティが3倍ぐらいになると思います。この話を僕はいろんなところでお話ししますけども、本当にいろんな人から「ピッパの法則でキャパシティがめちゃくちゃ上がりました」って報告がめちゃくちゃ来るんですね。なのでこれは本当に、騙されたと思ってやってみてください。

人間は2週間やり続けると習慣になるというふうにも言われていますので、最初はたぶんちょっと違和感があると思います。

社長たちと交流して気づいた違和感

木下:後回しにする癖がついている人は、しっかりと時間を取って物事に取り組まないといけないという思い込みがけっこうあると思いますので、ちょっと違和感があると思います。だけれども、まずピッと思ったらパッとやる。もしくはいつやるかすぐ決めるってことを、2週間だけ続けてください。

2週間続けて、それでも合わないと思ったらやめてください。でもたぶん、だいたいの人は2週間続けるとこれが習慣になっていて、それ以降は普通にできるようになってきます。

だいたい本当に3倍から5倍とか、僕の場合だと10倍ぐらいのキャパシティになったので、これはぜひ取り組んでください。

なぜこのピッパの法則を知ったかというのをちょっと紹介したいんですけども、もともと僕自身は起業したいと思っていたんですよ。

昔、新卒でリクルートという会社に入って、新卒採用の求人誌の営業の仕事をしていました。だいたい新卒採用って社長マターになることが多いので、商談相手は社長さんが多かったんですね。

なのでいろんな社長さんに会いながら経営のことを学んだり、人脈を作ったりしたいなと思って、リクルートの仕事に就いたんです。

営業しながらいろんな社長さんにお会いしたんですけど、だんだん「社長ってみんなすごいと思っていたけど、なんか俺と考えてることそんな変わらへんな」って思ってきた(笑)。失礼ながら、24、25歳の時に思ったんですよ。

同じようなことを考えているのに、なぜ差が出るのか

木下:すっごく頭が良くて、すっごく賢くて、自分が知らないことを考えているんじゃないかと思ったんだけど、自分もそれなりに勉強しているので、会話しているレベルでいくと「あんま変われへんのちゃうかな」と思ったんだけど。

ただ一方で、この社長さんと僕では結果に対してまったく大きな差が出ているわけですね。人によっては何の実績もないまま親(から事業)を継がれた方もいらっしゃったとは思うんですけども、私がお取引している社長さんって、けっこうすごい実績を出された社長さんが多かったんです。

この方は社長としてすごい実績を出している。僕は一介の会社員で、しかも末端の営業社員やと。「考えていることは同じなのに、この差はどこから出てきたんだろう」と思うんですね。

その観点でずっと見ているとだんだんわかってきたことが、仲のいい社長さんとの雑談とかで「こんなビジネスやったらおもろいですよね」とか「こんな施策やったらおもろいですね」って話をしていたんです。

だいたい成果を出している社長さんって、次にお会いした時には「この間話してたあれ、こうやってみてこうだったよ」っていう結果とか結論を教えてくれるんですよね。

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