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乱立する業務改善ツール、社内プラットフォームは“生きた化石”… 創業50年企業を変えたkintone全社導入の舞台裏
(2025年再掲版)頭のいい人が話す前に考えていること(全1記事)
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井上:「周囲を味方につけて巻き込むために、具体的にどんな行動や働きかけをしたらよいでしょうか」。冒頭で対立の議論もしたんですが、味方につけて巻き込んでいくことを考えた時に、どんなアプローチが必要かというところですね。
安達:味方という言葉はけっこう難しいなと思ってます。私が思う味方の話だけをさせていただくと、同じ利害関係を持つのが味方なので、まず味方につけたい人とは利害関係が一致してないといけないわけです。そうなると、さっきのマーケティングの話じゃないですが、その人がいったい何を「利」だと思っているのかを正確に把握する必要があるんですね。
これはインタビューする時も必ずやってます。例えばある会社のコンサルティングに入る時に、必ず部門長とかにインタビューをして回るんですが、部門長同士でもけっこう利が違うんですよね。
井上:そうですね。
安達:「自分の成績がどう評価されてるのか」という話は違ったりします。例えば代表的なのが在庫の話で、「在庫は営業が持つのか、製造は工場が持つのか、どっちだ」みたいな話では、利がぜんぜん違うわけですよ(笑)。
そうなると、「いかに利害を一致させるか」に時間を使うことが、ちょっと遠回りに見えるんですが、一番の近道だというのはよくありますね。
井上:なるほど。利害があることをちゃんと把握をして、どういう構造が裏側にあるのかをとらえにいくってことですよね。
安達:そうですね。なので、傾聴しないといけないという話が出てきちゃうんです。
井上:加えて、いろんな人間関係の感情的な対立があるということも把握できたりすると、次はどこに手をかけていいかがわかってくるということですね。
安達:そうですね。よく聞いていくと、「社長は営業本部長に弱みを握られてる」みたいな話とか、ろくでもない話がたくさんあるわけですよ(笑)。
井上:(笑)。ありがとうございます。
井上:「いいね」がけっこう集まっている質問で、私もぜひ聞いてみたかったんですが、「語彙力を高めるには、本はどのように選べばいいでしょうか。安達さん個人として語彙力が高まった本があれば教えてほしいです」。
安達:なるほど。これ、実はすごく難しい質問でして(笑)。本って読むべき時期があるんですよね。私はドラッカーの話をすることがけっこうあるんですが、学生の時に知人にすすめられて読んだ時は、まったくわからなかったんですね。「なんだ。このわけのわからない本は」と思って(笑)。
社会人になって、マネージャーになって読んで初めて、「ああ、こういうことだったんだ」とわかったんです。本は、自分の仲間の方々というか、職場の利害が一致している仲間にすすめていただくのが本当は一番いいと思ってます。
井上:なるほど。
安達:「読んでおくべきビジネス書30選」みたいなものがあるかもしれないですが、そういうのはちょっと期待はずれになることが多いかもしれないなと思っています。なんかすみません(笑)。
井上:いえいえ。読むべきステージがあるということですかね。私は、1冊おすすめするとしたら、この本(『頭のいい人が話す前に考えていること』)です。
安達:(笑)。
井上:ぜひ読んでいただきたいなと思います(笑)。
安達:(質問に)そぐわなくてすみません……(笑)。
井上:(笑)。ありがとうございます。今日は安達さんの本をきっかけにしながら、どういうかたちで成果につなげられるのか、適切なコミュニケーションをビジネスの現場で実現するためのヒントをたくさんいただけたなと感じています。
安達:ありがとうございます。
井上:気がつくと時間が残りわずかになっておりますので、最後にぜひみなさまにメッセージをいただければなと思います。
安達:みなさまのお時間を1時間以上もいただいて、本当にありがとうございます。私は本を書きましたが、読書は本当におもしろい活動の1つだと思います。しかも、頭までよくなってしまう。みなさんに合う本をぜひ見つけていただいて、ビジネスでもいいんですが、プライベートを豊かにしていただければうれしいなと思っています。
井上:ありがとうございました。この本を読むと、まさに誰もが頭がよくなれるということなので、ぜひみなさんに読んでいただきつつ。
安達:(笑)。
井上:今日、お話をおうかがいしてみて、本は手に取るだけではなくて、日々の中でいかに実践をするかが大切なんだなと思いました。グロービスのクラスでも、「学んだことを実践することによって初めて血肉になっていく」とよく申し上げるんですが、そういうことも非常に感じるお時間だったなと思っています。
本当に今日は多くの方々にお集まりいただきまして、ありがとうございました。あらためまして安達さん、ありがとうございました。
安達:ありがとうございました。
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