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【ひたむきに頑張る人を救う!努力を見える化する方法】努力の地図/構造化思考/セルフマネジメント/報酬/キャリア/アントレプレナー/マインドセット(全2記事)

がんばっても成果が出ない時の切り替え方 「努力は報われる」と執着しすぎないことの重要性 [1/2]

【3行要約】
・努力すれば報われるという神話を信じてがんばり続けても、成果が出ずに行き詰まる人が多くいます。
・荒木博行氏は、年齢とともに認知が固定化し、同じ努力の仕方に固執することで疲労感や停滞感が生まれると指摘。
・努力の定義や報酬への執着を見直し、144通りの努力神話から柔軟に選択することで、新たな可能性が開けると提案します。

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努力や報酬に固執しすぎる危うさ

荒木博行氏(以下、荒木):この本にけっこう書いてあるんですけれども、僕らはいろんなストーリーを教育的なコンテンツとして、ある種、学習しているわけですよね。例えば、子どもの頃に見た『ドラゴンボール』とか『SLAM DUNK』とか。ドラマでいう『半沢直樹』とか。『ドラえもん』とか。この本にもそういう、いろんな漫画やアニメ、ドラマ、映画のことを引用しているんですけれども。

そういうものを吸収して、「努力というのは、こうやって報われていくんだ!」みたいな神話を無自覚のうちに持っているんですよね。ただ、実はその神話にはいろんなパターンの神話があって、「あなたの見方も、こういうほうに切り替えてみると、ちょっと違う世界になるかもね」とか。そんな話をしているので、まぁ、認知の柔軟運動ですよね。

入江美寿々氏(以下、入江):そうですね。

歳を取ると認知が固定化されていく

荒木:若いうちは認知を柔軟に切り替えることができるんですけど。歳を取ってくると、もう「こういうものだ」みたいに、すべて固定化していくじゃないですか。歳を取る、老けるってそういうことだと思うんですよ。切り替えができない。だから例えば30代を経て、自分の人生がなんとなく決まっちゃって、もう「自分の可能性は、限定的になっちゃっているんじゃないか」と。

そういう人にとって、この本はたぶん、ちょっと新しい世界を開くような可能性があるんじゃないかなと、個人的には思っているんですよね。

入江:確かになぁ。自分の今までの経験を捉え直すこともできそうですし。

荒木:そうなんですよ。本当に捉え直しですよね。

入江:現状とか、将来に対しても変わりそうですね。

荒木:いや、本当にそうだよ。だから僕、腰が痛いんですよ(笑)。

入江:はい。え? 今ですか(笑)?

荒木:もうこの1年ぐらいずっと痛かったんですけど、なんとなくわかって。要するに、いろいろ痛いところを揉みほぐしたり針を打ったりするわけですけど、一時的なんですよね。
それでもぜんぜん治らないから、もう根本的にいろんなことを調べてやると、結局行き着いたのが姿勢の問題。

ここを変えないと世界が変わらないんですよ。それで姿勢がどうなったらどういう筋肉が痛み、「だからこそこういうところを伸ばさなきゃいけない」って、そのメカニズムが理解できると、世の中がぜんぜん変わって見えてくる。これはなぜ腰痛の話をしたのか、僕もちょっとよくわからないですけど(笑)。

入江:(笑)。

ものを見るフレームが多様なほど、解決の可能性は広がる

荒木:ただ、この努力の世界というのも、僕らはずっと同じ姿勢で生きてきている部分がある。同じ努力、同じ報酬、同じ神話を使い続けちゃって、そこで疲労感を起こしちゃっているんですよね。そうすると「腰が痛い!」「何かがうまくいかない!」みたいな。もうずっと同じところがうまくいっていないみたいな状態。

入江:行き詰まりますよね。

荒木:そうそう。あるんじゃないかなと思うんですけれども。その仕組みを理解して、もうちょっと大元の部分を変えていく。今回の場合でいけば、努力そのものの定義を変えてみる、神話そのものの使い方を変えてみるみたいなことをすると、たぶん違ったストーリーができてくるんじゃないかなという気はします。腰痛の話は大丈夫ですか? 「何を話し出すんだコイツは」みたいな(笑)。

入江:(笑)。最初は「腰痛?」と思ったんですけれども。今、大丈夫ですか?

荒木:大丈夫です。(最寄り)駅からここまで、7分ぐらい歩くんですよ。

入江:そうですね。

荒木:その間の歩き方もめちゃくちゃ大事なんです。世界を変えるって、そういうところなんですよね。だから、痛くなったら揉みほぐせばいいということじゃなくて、日常のこの毎分、毎分の姿勢そのものをちゃんと正していくことで、ようやく腰痛は治るんだなと今実感しておりまして、それを語りたくて仕方ない(笑)。

入江:いろんな視点があったり、あればあるほど生きやすくなりますよね。

荒木:そうなんですよ。だから、ものを見るフレームが多様であればあるほど、解決の可能性は広がるわけじゃないですか。

入江:はい。

荒木:「努力が報われないのは、気合いのせいだ!」みたいな。1択しかないと、気合いを入れても報われませんみたいな話で、もうどん詰まりになるわけですよ。

入江:超体育会系な(笑)。

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