PR2025.11.27
数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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遠井大輔氏(以下、遠井):では、残り15分ぐらいありますので質疑応答なんですが、事前にお申し込みいただいた方から質問をいくつもいただいています。
みおりん氏(以下、みおりん):スライドに全部入れているので、ピックアップしてお話ししようかなと。
遠井:そうですね。じゃあ、そのかたちでお願いします。
みおりん:事前にご質問をいただいた方、ありがとうございました。この会場でもまたいただくかたちですね?
遠井:はい。あとはZoomに1個いただいているので、そちらも時間が許せば。
みおりん:本当ですか。ありがとうございます。時間の許す限りお話ししたいと思いますので、質問がある方は考えておいていただければいいかなと思います。
事前にいただいていた質問で、「勉強を続けている時、何かの拍子に休んでしまうとかなりしょんぼりしてしまいます(寝坊して朝の勉強ができなかったなど)。気持ちの切り替え方を知りたいです!」という、とてもかわいいご質問をいただきました。
まず、何かの拍子に休んでしまうのは当たり前のことなので、それこそあんまり理想を高く持たないでほしいところがあるんですが、私も「寝坊して朝の勉強ができなかった」というのがめっちゃあるあるなんです。ただ、失った時間の長さではなくて、残っている時間の長さを数えたほうが建設的だと思います。
例えば「11時まで寝ちゃいました。7時からやろうと思ってたのに4時間ムダにしたじゃん」って考えるのか、「いや、まだ寝るまでにあと13時間はあるぞ」って考えるのかでけっこう変わってくると思うので、そういうふうに切り替えてほしいなと思います。
休んだことって、やはり自分の心と体にはある程度必要だったと思うんですよね。逆にそれなしで進んでしまったら集中できなかったかもしれないので、もう終わったこととして、「自分への投資、ご褒美だな」って思ってもらうのがいいのかなと思っています。
遠井:「寝坊した」というより、「休む必要があったのだ」ということですね。
みおりん:うんうん、そう思います。
みおりん:あとは、「1冊の本を出版するのにどれぐらいの準備期間で取り組まれていましたか?」というご質問もいただいていました。これは本によるんですが、企画から最後の出版まではだいたい半年ぐらいかなと思います。
本を書いている期間で言うと、ギュッとすると本当に2週間とか3週間ぐらいで、ゲラの確認をさせていただいて、プラス何日かっていう感じかなと思います。
遠井:実際に執筆しているのは2、3週間ということですね?
みおりん:2、3週間ですね。もちろん、一応もうちょっと期限を多く取っていただいているんですが。例えばこの本は全部で8章で、1章当たり1週間とか2週間で取っていただいたりするんですが、書いているのは1章当たりだいたい1日とか2日なので、ギュッとするとそれぐらいになっちゃいますね。
遠井:でも、それまでに準備や構想に多く時間をかけているということですね。
みおりん:そうですね。一番ガッツリメラメラとやるのは構成案を作るところなんですよね。なのでさっきの「箱」みたいな話で、「1章はこれを書く、2章はこれを書く。それは大見出し、中見出し、小見出しのレベルでこういうことを書く」という階層立てた見出しというか、あらすじみたいなものを書くところにすごく時間を割いていて。
例えば「時間術についてみんなも一番知りたいはずだよな」「時間術って分けていくと何が必要な項目なんだろう?」とか、こういうところに一番時間をかけているかなと思います。
遠井:ありがとうございます。
みおりん:続いて、「人生で大切にしている考えや価値観があれば教えていただきたいです」という大きなご質問をいただきました。私が最近特に思うのは、人や物に対してリスペクトを忘れないことがすごく大事だなって思うことが増えています。
例えば本を書くとか動画を出すとかでも、「どうせこういうのがいいんでしょう?」みたいな気持ちで作るんじゃなくて、本当に大事なことを伝えるとか、本当にこういうことがこういう方のお役に立つだろうなっていうのを考えるのもそうだし。
身近な人に対しても好きでいることだけじゃなくて、ちゃんと尊重したり尊敬するのはすごく大事だなと思うことがあるので、最近はそれが一番だなと思いました。
みおりん:(次の質問が)「子どもの頃、自分の部屋はありましたか? どこで勉強していましたか?」ということで、私は中学1年生の時に自分の部屋ができました。
小学校6年生までは弟と2人の子ども部屋があったんですが、当時は家族全員が同じ部屋で寝ていて、私が中1になるタイミングで子ども部屋が2つに分かれて、1つは私の勉強机とベッドがある状態になった感じですね。
勉強していた場所はずっとリビングでした。大学受験の時にようやく勉強机で勉強するようになって、それまではせっかくいい机を買ってもらったのにまったく使わなくて(笑)、物置にしちゃっていて申し訳なかったなと思うんですが。
結果的に大学受験に一度落ちているので、大学受験生だったその2年間だけは勉強机を使いました。今はその勉強机は実家で、父のテリトリーになっちゃいました(笑)。
(次の質問が)「勉強計画と記録のつけ方のおすすめを知りたいです(手帳やアプリなど)」ということなんですが、計画術に関してはほかの本でもかなり詳しく書いていて、ここで口頭で説明するにはちょっとボリューミー過ぎるんですが、資格試験で考えるとこんな感じです。
先に謝っておくと、これは私が世界遺産検定の勉強スケジュールを組んだ時なんですけど、ちょっと時間が取れなくて結局まだ合格できていないんですね。なので、ちょっと説得力がなくて申し訳ございませんなんですが、考え方の参考にしていただきたくて。
世界遺産検定を勉強する時に作っていたものですが、やることに対してかかる時間を調べたんです。世界遺産検定には学習アシスト動画と言って、「日本のなんとか遺産」「世界のなんとか遺産」みたいな、公式が出している説明動画が当時は4本ぐらいあって。
リニューアルされてもうちょっと増えたかもしれないんですが、1本当たりの動画が何分あるのかを調べて、どの期間に見るか計画を立てました。
テキストもけっこう厚いというかいろいろ書いてあるんですが、それを自分で4つぐらいのパートに分けて、期間を4日ずつとかに分けたりしていました。ということを言いたかっただけなんですよ(笑)。
記録に関しては、これは受験生の時のものなんですが、科目別とか資格試験だったら分野別に勉強時間を計って記録して、それの合計時間を入れていました。なんか「じいじのところに行ったよん」とか書いていますが(笑)。
(会場笑)
みおりん:こういうものを入れていたりするといいかなと思いました。時間は大丈夫ですかね?
遠井:まだ大丈夫です。
みおりん:なるほど。
みおりん:じゃあ、この質問にもいきますか。
遠井:はい。
みおりん:「受験生です。通信の高校に通っていて、専門に行こうと思っているのですが、親からは『大学に行ったほうがいいんじゃないか?』と言われています。どうしたらいいですか?」。これはご状況を聞かないと回答がないところではあるんですが、(大切なのは)何をやりたいかですよね。
やりたいことが完全に決まっていて、専門学校に行けばすぐその職業に就けるんだったら、専門に行くのはすごくいいなと思いますね。
ただ、もしそういうのが決まっていなかったり、大学が専門学校の範囲を包含している場合は大学に行ったほうがいろいろなことが学べる。上位互換とは言わないですが、後から仕事を変えたくなった時や興味が変わった時に選べる幅が広がるというのは、事実としては存在するので。
その可能性も含めるんだったら、親御さんが許してくださるのであれば大学進学も検討していいのかなとは思いますが、ケースバイケースではあるかなとは思いました。
(次の質問が)「本当に忙しい時に少しだけでも何かやろうという時のおすすめはありますか?(私はアプリで過去問を解いたり解説動画を見たりします)」ということで、もう正解の行動をされているような気がしますが(笑)、ぜんぜんこれでいいと思います。
ほかにできることといったら、例えば過去に解いた中でわからなかったこととか、もう1回チェックしておきたいことを箇条書きにしたものや、暗記ノートとか見返しやすいものを自分で作っておくのがいいかなと私は思っています。
遠井:では、せっかくですので会場でさらに質問したいことがある方がいらっしゃれば、手を挙げていただければマイクをお持ちいたします。
みおりん:何かご質問はありますか?
遠井:あと5分ぐらいですので、お一人かお二人か。じゃあ、はい。
質問者1:本日はセミナーをありがとうございます。
みおりん:ありがとうございます。
質問者1:資格勉強をしている時に、どこまで深掘りして勉強するかで疑問に思っているところがあって。私が勉強したのは生成AIの勉強で、一般の事務職の人でも受けられるような検定があって、それを概要的なところをテストするようなものだったんです。
ただ、調べにいくとエンジニアの方が専門でブログを書いていらっしゃったりして、「その知識はこうなんだ」というところはあったんですが、そこまで知らなくてもテストには受かりそうなので、どこまでを打ち止めとするか。もし、みおりんさんがそういう基準をお持ちだったら教えていただきたいなと思います。
みおりん:なるほど。ありがとうございます。資格試験で、全部を深掘りせずに受ける範囲で勉強するかどうかということですね。
質問者1:はい、そうですね。
みおりん:資格試験を受ける目的としては、ご自身としては何が一番になるんですかね?
質問者1:一番は汎用的な知識を得ることと、やはりアウトプットがないと覚えていてもなかなか定着しないなと思ったので、そういった意味で受けていました。
みおりん:なるほど。じゃあ、例えば「資格がないとこういう職ができない」とかではなくて、ご自身の記憶や定着のために資格試験を受けたいということですね。
質問者1:はい。
みおりん:そうであれば、まずは合格を目指すかどうかっていうところがあると思っていて。合格することが必ずしも必須じゃなかったり、資格を取ることが必ずしもではないのであれば、ご自身の仕事にとって必要な範囲とか、ご自身の興味の中で勉強したい範囲を優先するのがいいのかなと思っていて。
とはいえ、1回資格を取得したほうが自分のモチベーションや自信になる部分があると思うので、まずは過不足のない範囲で資格のための勉強をいったんする。試験を受け終わった後にどこまでやるのかは、ご自身で楽しさをベースに考えていただくのがいいのかなとは思うんですが、そういうふうに思えるものに出会っているのがすごく羨ましいです(笑)。
質問者1:ありがとうございます。
みおりん:ありがとうございます。
遠井:では、時間になりますので、よろしければこちらで終了になりますね。今日はありがとうございました。『自分のペースで楽しく続く! 大人のごきげん独学術』刊行記念イベントということで、みおりんさんにご登壇いただきました。最後にもう一度、拍手をお願いいたします。
(会場拍手)
みおりん:ありがとうございました。
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