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数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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みおりん氏(以下、みおりん):追加のヒントとして、ムダにしている時間にこんなことはないですか? 例えば「通勤電車でついドラマだけを見ているな」「昼休憩中は同僚の方とおしゃべりしているだけで終わっている」「残業は大事だけど、なんとなく習慣で残業しちゃっている日もあるな」「お風呂ではボーッとしているだけで何もしていないぞ」とか。
あと……これは私のことなんですが(笑)。「寝る前の時間に必要以上にだらだらしているな。気づいたら2時間経っていた」みたいなことがないかを振り返ってほしいです。
ちなみに、こんなタイミングで勉強できますということで本の内容から引用です。出勤前や通勤時間、移動時間、仕事のお昼休憩、ちょっとお行儀は悪いですが食事中、入浴中、就寝前、お休みの前日の夜。実はこういった時に勉強ができるよということも、覚えておいていただくといいかと思います。
具体的な内容については本に書かせていただいているんですが、(勉強できない)原因の考え方のヒントとしてこの3つを押さえた上で、原因をみなさんで書いてほしいと思います。
(スライドを指しながら)これは例です。
遠井大輔氏(以下、遠井):「帰ってくると疲れて寝てしまう」は、すごくリアルですね。
みおりん:本当にそうですね。疲れていなくても寝てしまうんですが(笑)。
(会場笑)
みおりん:理想の時間と現実の時間にギャップが生じている原因として考えられることは、このヒントをもとにしてもいいし、それ以外のこともあると思います。
例えば「やる気がないわけじゃないけど、帰ってくると疲れて寝てしまう」とかは、このヒントを度外視しても出てくるものなんです。ただ、改善しようと思ってもできないものもあるので、いったん改善できるかどうかは別として原因を書いてみます。
みおりん:特にこの「邪魔している思い込み」は自分で気づけないパターンもあると思うので、なるべく客観的になる。もし自分の友だちが「今はこういう状況で、勉強したいけど勉強できていないんだよね」と相談してきたら、「でも、これってこうしてあげてもいいんじゃない?」と言ってあげられるようなことを考えてみると、見つかるかもしれないですね。
ちなみに先日帰省したんですが、私の母ってすごく思い込みの激しい人で「洗濯はこうしないといけない」「何時までにこれをやらないといけない」「これは私の務め」みたいなものがけっこう強くて。そこは尊敬できるところでもあるし、尊敬できないところでもあるというか(笑)。
でも、それって自分では気づけないと思って。そういう思い込みは私自身もあるんですが、それが自分をかなり窮屈にしているパターンはあるなと反面教師で思います。
遠井:ご本人としてはポリシー的にそれで過ごしているにしても、それが不自由さを生んじゃう部分もあるということですね。
みおりん:大なり小なりあるとは思うんです。「原因が書けたぞ」という方はどれぐらいいらっしゃいますか? もう少ししたら、次の対策委員会にいきたいと思います(笑)。原因はなるべくたくさん書いておいたほうが、いろいろと対策を考えられると思うので、ぜひ思いつく限り書いてください。
ギャップが生まれている原因なので、勉強時間が少ない原因だけではなくて(スライドの)一番上に書いたものみたいに、「理想が高過ぎるからギャップが大きくなっている」というパターンも含めて検討してもらえるといいのかなと思います。
みおりん:では、次にいってみたいと思います。最後が「対策を考えよう」ということで、今日はせっかく参加していただいたので、何かしら次のアクションを見つけていただきたいなと思うんですが、最後のところを書きたいと思います。
対策も考え方のヒントを私なりにお伝えしようかなと思っていて、まず1つ目は「忙しくてもできていることを応用する」。もう1つは「自分に合った時短術を取り入れる」です。
1つ目の「忙しくてもできていることの応用」なんですが、みなさんが日々生活をしていて、「なんかわからないけど、毎日『時間がない』って言いつつもこれはできているぞ」ということが、絶対に何かしらあるはずだと思うんですよね。その中でも必要に迫られてできていることじゃなくて、やらなくても一応成立するはずなのにできていることを探していただきたいです。
必要に迫られていることで言うと、「仕事へ行く」「学校へ行く」とか、先ほどの話じゃないですが「歯磨きする」「授乳する」とか。もう本当にやむを得ないというか、「それをやらないといけない。あなたしかできないですよね」みたいなことですね。
やらなくても成立するのは例えばこんなことです。勉強とかじゃなくて娯楽で、寝る前にYouTubeで動画をだらだら見ちゃう。できているというか、やっちゃっていることなんですが(笑)。
遠井:習慣化してしまっていることですね。
みおりん:そうですね。習慣になっちゃっていたり、がんばらなくてもできちゃっていること。あとは「通勤電車内で本を読む」とか。それも別に勉強の本じゃなくて、好きで読んでいる本や漫画でもいいです。
みおりん:あとは「休日に友だちとのランチの約束をすっぽかさずにちゃんと行く」とか、忙しくてもこれは継続できているということがきっとあるはずだと思うんです。それを応用してみるというのが、考え方として1つあって。
それの理由を考えてみると、例えばYouTubeで娯楽動画を見ちゃうのは「動画って受動的に情報をキャッチできるから、積極的に何もしていないけど見ちゃうんだよね」「寝そべっていてもできるから疲れていてもできちゃうよ」「YouTubeのアプリがスマホに入っていてボタン1つで開けちゃうから」とか。
「通勤電車で本を読む」というのも似ていますが、「『(Amazon) Kindleや(楽天)Koboとか、アプリがスマホに入っているからすぐ開けるよ」とか。
「休日に友だちとランチに忘れずに行く」というのに関しては、スケジュール帳に約束を書き入れているから忘れないと思いますし、お店を予約していたり、友だちとの約束として押さえているからといった理由があると思うんです。
こういったことを応用できないか? というものをここに書いてみてほしいんです。書ける欄としては3つあるんですが、3つじゃなくて1つでも2つでも4つでも5つでもいいので、書いてみてください。
応用の仕方までメモしていただくと一番いいと思うんですが、例えば「休日に友だちとランチに行けるのって、お店を予約しているからだよね」と思った場合、「コワーキングスペースをこの時間に予約する」というふうに応用できるかもしれない。
あと、「手帳に書いているから、友だちとの約束だからちゃんとできているんだよ」という場合は、私もこれをやっているんですが、Googleカレンダーやスケジュールアプリに「これは他人との約束と同じぐらい重要な自分との約束だよ」というふうに自分との約束として時間を押さえておく。
アプリを入れておけばすぐ開けるんだったら、学習アプリや教材アプリを入れておくとか、「受動的にできるものがいいんだったら、動画教材が向いているのかもな」と動画教材をインストールしてみるとか、そういった方法もあるのかなと思います。
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