PR2025.11.27
数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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遠井大輔氏(以下、遠井):今回、おそらく当店に初めてお越しの方もいらっしゃると思うので、この本(『自分のペースで楽しく続く! 大人のごきげん独学術』)のイベントを開催するに至った経緯も含めて、当店についての話を手短にだけさせてください。
みおりん氏(以下、みおりん):お願いします。
遠井:透明書店は、会計や人事労務のクラウドバックオフィスサービスを提供しているfreeeという会社のグループ会社として運営しております。freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションで、さまざまな個人事業主の方や小さな会社を経営されている方の、特にバックオフィス周りを助けるようなプロダクトを提供しています。
個性的な事業を営むことの助けになればということで、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションでやっております。スモールビジネスが増えたほうが、世界は楽しくなるよねということですね。
それが高じて、さまざまなスモールビジネスの方に楽しんでもらったり、インスピレーションを与えるようなイベントを開催したり、『起業時代』といった本を出したりもしていたんです。
「スモールビジネスを経営されている方の感情面も含めて、いろいろなことをもっとちゃんとわかりたいよね」というところもあって、その究極系として自分たちで店をやろうとなりました。当時の立ち上げメンバーに本が好きな人も多かったのもあって、書店というかたちで始めたのが2年前の2023年4月になります。おかげさまでオープンから2年経ちました。
経営状況についての発信をnoteでしていたり、売上や売れた本を各種SNSで今でも毎日発信しております。基本的にはスモールビジネスに関わる人や、スモールビジネスを自分でも始めたい方が刺激をもらえるような本を中心にそろえています。かつ、先ほども申し上げたとおり日々の活動をオープンに、透明に発信しています。
スモールビジネスのドキュメントみたいな各種業種ごとの本や、いわゆるビジネス書的なものもあるんですが、最近は小さな出版社から出ている本やリトルプレス、ZINEの数も増えてきました。ビジネス書にとどまらず、さまざまな楽しい本や刺激的な本をそろえるようにしております。
マスコットキャラかつ副店長であるくらげのAIもあったりします。
遠井:今回のこちらの本(『大人のごきげん独学術』)ですが、新刊を仕入れている中でも、自分で何かを始めようという方(が多いなと感じていました)。資格を取ることもありますし、そうでなくても何か新しいことを始める際に「学びたい」といった取っ掛かりを持つことで、「どうすれば自分なりに新しいことを充実してできるか」を考えている方が多いなと。
お店に本を買いに来る方や、(書店の)奥にシェア型書店、貸し棚があったりするんですが、その棚主さんの方と話していてもすごく感じるものがあって。自分で学ぶことが、特に透明書店に出入りする方にはすごく求められているんだろうな、という感触がそもそもありました。
学びや仕事術的な本があるんですが、その中でもみおりんさんの新しい本はすごくわかりやすくて、キャッチーでもあってリラックスして読めるので、当店に来るお客さまにすごく訴えかけるものがあるだろうなと思いました。なので、この本をより深く紹介していただければなという感じで、今回の開催に至っております。
みおりん:光栄でございます(笑)、ありがとうございます。
遠井:という感じで、あらためて本日はよろしくお願いいたします。
みおりん:お願いします。
遠井:ここから本編に入るんですが、本日の後半は学習本に関するワークショップをご用意しています。この本および、みおりんさんについてのお話をうかがった後にワークショップへいくかたちで進めてまいります。先ほどの段階でちょっと触れてはいるんですが、みおりんさんの過去・現在ということで、就職されて2年目に独立されて今のかたちになったんですよね。
みおりん:そうですね。
遠井:でも、大学生の時から勉強法についての発信は始められていて、その時点で「これを自分のメインの仕事でやっていきたいな」みたいに考えられてはいたんですか?
みおりん:そうではなくて、大学4年生になる時にブログを始めて「1年間で終えます」って初めから宣言していたんですね。というのも、就職してゴリゴリビジネスみたいなところでしっかり力をつけたい、結果を出したいと思っていたので、「就職したら全部止めます」って先に宣言をしていたという経緯があります。
遠井:そうなんですね。でも、やはりこっちをやるんだというふうになったのは、コロナが起きた影響があった感じですか?
みおりん:最初の経緯で言うと、就職して1年目の秋ぐらいにちょっと心身の体調を崩してしまいまして。別に病気ではないんですが、「調子が悪いな」となってしまったのをきっかけに、「もう1度ブログをきれいに作り直したい」というところから始まって、ブログのリニューアルをして。
そういうことをだらだらとやっていて、ブログだとノートの中身を紹介するにもちょっと限界があるといいますか、「これをもし動画でやったらどうなるんだろう?」と思って。
当時は動画を作ったことがなかったので、「ちょっと作ってみたい」ということで作って出した動画が、コロナの時にちょうどみなさんに見ていただけるようになって。そこからあれよあれよ、みたいな順番ですね(笑)。
遠井:じゃあ、いったん(情報発信を)やめたけど、「また、もっとちゃんとやってみよう」となったタイミングでコロナが起きて、それがステイホーム状態になっていた多くの方に求められたタイミングだったということですね。
みおりん:そうですね。
遠井:それを機に「自分はこれをやりたいんだ」と、あらためてお考えになったということでしょうか。
みおりん:そうですね。私はWeb系の仕事をしていて、会社の仕事はすごく充実していたんですが、例えば私がいなくなっても回るのが会社ですよね。
そうなった時に、すごくおこがましいですが自分だからこそ発揮できる価値みたいなものが1ミリでもあるなら、そちらを先にやりたいなって思う気持ちが強くなって。「もしかしたら、こっちのほうが私がやるべきことなんじゃないか?」と思ってコミットしたっていう感じですね。
遠井:でも、それを(新卒)2年目の時点でっていうのがすごい……すごいなって言うのもあれですが(笑)。
みおりん:(笑)。勢いで。
遠井:勢い。自分の勉強法を紹介していくことはライフワークだとも思えたし、それで人に何かをもたらすことができるんだという実感があったんですか?
みおりん:そうですね。すごく自分に自信があるとかではないんですが、「勉強を楽しくやる方法があるよ」「勉強って本来は楽しくできるものだよ」という価値観や考え方を伝えるのは、世の中にとってすごく意義があることだと思っているので。それをまだみんながそんなにやっていないんだったら、今のところ私がやらせてもらおうかなという感じですね。
遠井:特にYouTubeの個人チャンネルが普及して以降、確かにそういった(勉強法のチャンネルで)すごく大きなものはなかったかもしれないですね。
みおりん:そうですね。勉強系だと受験に特化していたり、「まずは勉強しろ」みたいな(笑)、カリスマ的な感じの方はけっこういらっしゃると思っていて。それもすごくかっこいいんですが、もうちょっとゆるくやりたい方もいるかなというか、私はそちら側なのでそっちでいこうかなという感じですかね。
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